【PART 7】

 記録ですので多数の写真を使用しています。開くのに時間がかかってしまい、お待たせすることになってしまいますが、主旨のご理解をお願いいたします。


2頭の新居。巣箱を入れると同時にもぐりこむ

この後、大きな変化はなく、2頭は順調に成長。排泄も自分でできるようになり、食べ物の種類も増える。眠も童も好き嫌いが少なくなり、童は絶対に食べなかったヒマワリの種も食べるようになった。しかし、クルミだけは最後まで食べなかった。これはむー太と同じ。げっ歯類はみなクルミが好きなのだろうと思い込んでいたが、案外難しい食べ物なのかもしれない。



アメリカン・チェリーを食べて口を真っ赤にするむー眠



双子ムササビの放野


順調に育った双子はいよいよ10月31日(日)に放野と決まった。放野場所は保護場所にほど近いお寺の裏山。墓地をずっと登っていき、そこから少し山の中に分け入ったところである。良い場所だ。

放野当日の2頭の体重。むー太に比べると少々小ぶりだが、元気がよいのでよしとしよう。

       
む−眠  735g   むー童  620g
あそこの奥が僕たちが帰る山か……



巣箱とりつけ作業をこわごわ見つめるむー童


こうして、む−眠、むー童の双子ムササビも無事山に帰ることができました。放野の翌日は風雨ともに強くなってしまい、かなり心配いたしましたが、恐らく元気でいてくれるものと思います。今回はむー太のように発信機をつけてはいませんので、様子を追うことはできません。しかし、放した直後に杉の木のてっぺんまで駆け登り、む−眠にいたっては、そこでムシャムシャと葉っぱを食べ始めたほどですので、きっとたくましく野生になじんでいくことと期待しています。む−眠とむー童に暖かい応援をたくさんいただきました。有難うございました。




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