ムササビむー太 放野後の様子



そ の 2


 平成11年05月10日(月)にムササビむー太は自然に戻りましたが、その後も皆様の協力でむー太の情報が入っています。ご報告します。




11月24日(水)
 とっても嬉しいお知らせです。

 昨日、久し振りにムササビむー太の消息が分かりました!
むー太(今年の 5月10日放野)はテレメをつけていましたが、その電池は数ヶ月で切れてしまい、もう追えなくなっていたのです。ところが、昨日大学の研究チームが調査のためにその近くでムササビを3頭ほど捕獲したところ、その中の1頭がむー太だったのです。ちゃんと“野生のムササビ”に戻って、元気で暮らしていることが分かったわけです。
 もう、感動!
 また新しいテレメを付け直て再度自然に戻したそうですから、しばらくは追えるでしょう。

それにしても、つかまるなんてドジなヤツ……とちょっぴり思ったりも……。


11月23日(火)観察記録
体重   1,030  g
全長      67.5cm
頭胴長      31.0cm
尾長      36.5cm
前足長  ツメアリ 5.0cm  ツメナシ 4.2cm
前足幅       1.5cm
後足長  ツメアリ 4.7cm  ツメナシ 4.0cm
耳長(内)       3.5cm

今のむー太

 5月10日に取り付けた夜光テープが剥がれ
ていたので前の部分(お腹側)に取り付け
る。
 全体的に毛の色が黒くなっている?

 一回り体が大きくなってたくましく感じら
れるものの、表情は昔のむー太と同じ。

捕獲された時の状態

 5月10日に取り付けた発信機は接着剤がと
れて、首輪で前にブラ下がっていた。
 ヒモもボロボロのボサボサになり、
発信機のアンテナと夜光テープはなくなって
いた。
  
  むー太が入っていた巣箱
  
   夏には他のメスが子育てしたり、冬には他の
  オスが捕まったりしている。
   いろんなムササビがちょこちょこ利用してい
  る巣箱である。
   中に敷き詰めてある杉の皮などの巣材は全て
  がむー太が運び入れたものではないと思われる。

今のむー太のシッポ

 シッポにハゲがありましたが、治ってい
ます。
 若干毛は短め?
 
       今のむー太の生殖器
 
       立派な♂になっています。



2000年(平成12年)01月21日(金)、Tさんより
 ムー太は、01月09日(日)は出巣が日の入りよりだいぶ遅れていました。
帰巣は日の出前のいつもの時刻でした。12月から同じ巣箱を使っています。冬至を過ぎたとはいえ、夜が十分長いから、慌てて出勤する事もないのかなーと思っています。



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