ところで、成功する管理者は、その目標を達成するためにどんな技法を用いているでしょうか。先に述べた5Mをどの様に利用すれば、成功のチャンスを最大に活かすことが出来るでしょうか。
これを詳述したつぎの記述があります。
PL − Planning (計画化)
★PL−Planning(計画化) マネジメントを考える場合においては、『組織の最終目標』を計画の立案と実施の段階ではっきりと認識出来るようにします。営利事業では必ず利益が目標になります。また、利益以外にも狙いとなる目標があります。計画を成功させたければ、それら目標についても明確な見通しをたてなければなりません。
計画化に要する期間にはは「短期と長期の両方」があります。長い年月にわたり計画を立てる会社は多数あります。これは資金、設備、管理者を長期間必要とする場合に特に重要になります。
また、計画の中には一回だけの目的を持った計画もあります。これは、将来起こりうる特定の状況に対処するためのものです。 計画化の過程におけるもう一つの重要部分には管理者の意志決定を下す場面があります。すぐれた意思決定を下す能力を持っている人だけが、より上層の管理者へと昇進していきます。また、その上層管理者にふさわしい権限が与えられます。しかも、その権限は適切な意思決定能力を前提としているものです。 また、今日の企業においては、何人かの管理者の共同作業によって、意思決定を下す機会が多くあります。管理者は、意志決定を下す段階や過程で、部下の協力をどの様に得られるか、さらに、下した意志決定を、実行に移す段階で、スタッフの助力をどの様にして獲得するかということを知る必要があります。(この問題は特に重要なので、本テーマとは別に稿を新たにし、計画化の問題全般にわたり見渡し検討したい) つづく
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