リーダーシップを発揮する方法は十人十色です。 自分の「リーダーシップの型」は、自分の前任者のリーダーを模倣したり、現在の、上役が用いているスタイルにしたがったりして、決めるケースが多くあります。 しかし、中にはリーダーシップの標準型を、組織において、組織内に普及させているところもありますが、管理者、その部下、そのときの状況に適したスタイル、つまり、関係当事者全員が、気持ちよく働けるように、スタイルを役立てている例が沢山あります。 しかし、肝心なことは、リーダーシップに様々なスタイルがあることや、それぞれの長所と短所、ここの状況に対する適応性などに、管理者自身が気がついていなければ、どのリーダーシップを取ったらよいかわからないことです。 |
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上図リーダーシップ行動図は、ロバート・タンネンバウムとウォーレン・H・シュミットによって『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌に掲載された各種リーダーシップ・パターンを一つの表にまとめたもので、一連のリーダー・シップ行動を示しています。
方形図を2等分する連続の斜線は、それぞれの管理スタイルにより、管理者が行使する権限の程度と、意志決定に関して、部下に許されている自由度の範囲とが、関係あります。
それでは、各点について詳しく検討してみたいとおもいます。
全員参加の方法を多用する管理者は、意志決定権を、部下に委譲する場合、これに伴う如何なる危険をも、受け入れる覚悟をもたなければならないでしょう。 部下達の能力に、管理者の寄せる信頼に狂いがなければ、その危険は最初限度 に抑えられます。少しでも、よい意志決定を下して、これを実行し、労働環境を更に、ダイナミックで働きやすいものに、出来る可能性がましてくると言えます。つづく PS この稿においては、組織構成員の目標に対する質について触れません 。
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