は心理的要因であるとしています。
(マーケティング・マネジメント、コトラー著、プレジデント社刊)
コトラーの消費者行動に与える購買特性
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文 化 的
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文化、サブ、カルチャー、社会階層
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社 会 的
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準拠集団、家族、役割と地位
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個 人 的
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年齢・ライフサイクル・職業・経済状態・ライフスタイル
・性格
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心 理 的
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動機、知覚、学習、信念と態度
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第一の文化的要因は、買い手にもっとも広範囲に影響を与えるもので、買い手の文化、下位文化(サブカルチャー)、社会層への所属意識が強い影響力をもつといいます。
サブ・カルチャーとは、カリフォルニヤ文化といったものでお馴染みのライフ・スタイルです。社会階層とは、比較的同質的で、上下の順序づけがされております。類似の価値観や関心・行動といったものをもちます。
アメリカは、主要社会層が六つあります。上流の上、下、中流の上、下、下流の上、下と分類されていますが、中流の下位は全体の30%で、この階層に属する人は、社会的尊敬を得ることに関心があり、協会に行き、法律を守ります。
ホワイトカラー、グレーカラー、ブルーカラーが混在する日本では、一億総中流意識といわれますが、これはどのように分類したらよいでしょうか。
第二の社会的要因とは、買い手の生活に関わっている人や、購買行動にインパクトを与えるもので、これには、準拠集団と家族、役割と地位の三つの要因があります。準拠集団には、家族や親しい友人、職場の同僚、職業組合とか、あるいはスポーツ選手とか、映画スターのような願望集団といったものがあります。
こうした集団は、自分を願望に適合させたいと思う集団になります。
家族は、個人が独立したあとでも無意識に影響力を及ぼすことがあります。また、役割と地位が購買要因となることは、ステータスシンボルという言葉からも容易に判断できると思います。
第三の個人的要因には、年齢、ライフサイクル、職業、経営状態、ライフ・スタイル、性格などがあります。こういったことが要因になって、個々人はお互いにかなり違った購買行動に出ます。
同じ職業階層、サブ・カルチャーに属していても、ライフ・スタイルが違うと購買行動は違ってまいります。最近のマーケティングでは、このライフ・スタイル論がかなり注目されていますが、豊かな生活の出現によって個々人が、自分の個性にあったライフ・スタイルを享受し得るようになったからだと思います。
最後は第四の心理的要因についてです。
コトラーは、動機、知覚、学習、信念と態度の四つがあるとしています。動機に関するものは、一花(2).かを買うとき、その本当の動機は何かということを追求するもので、先に説明したマズローの欲求五段階説でこれを説明することが出来ます。
人間は機能的な面からだけでなく、心理的な面からも、製品を見て、購買行動に出ることになりますが、その場合、自分の置かれた状況を、どのように知覚(五感を通じて情報を選択、組織化、解釈すること)するかによっても、行動は異なったものになります。
学習とは、経験から生ずる個人行動の変容で、いろいろな経験を基にして、次の行動に移ることになります。
信念と態度とコトラーがいっているのは、イメージといわれる製品、いわゆるサービスに対して抱くイメージが、購買行動を決定させるものです。
企業経営に当たって、イメージの重要性はマスメディアや情報機器の発達普及によって、益々高く認識されるようになってきています。