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《企業教育 ――経営幹部》

【経営幹部の教育】


◆概要
 経営幹部とは、一般的に上級管理者といわれる職位で、全社的な視野に立ってのリーダーシップ、経営管 理者の示す方針に従って、人、もの、金を、どう動かしていくかという戦略を立てること、そのために組織 をどう変えていくか、といった現状の変革力が求められます。

 そのため、

@ ビジョナリー・リーダーシップ
A 戦略思考と意思決定
B 組織変革力、システム構築力
C 経営幹部のサポート
などのような能力を求められます。

 従って、以上のような職位上の技術力や判断力を鍛えるためには、帰属する組織の風土と戦略を良く理解 しておかなければなりません。しかも、強化すべきカルチャーバリューや、将来のビジョンとリーダーシッ プ、リスクの予測、組織風土の変革とその活動計画についての立案などの作業も容易に消化できなければな らないでしょう。



◆研修教育内容
1) 目的
  1.  環境変化に対応するミドルマネジメントの挑戦的姿勢を確立し、部門の維持発展の推進力を強化 します。
  2.  今年度、部門に設定された目標のうち、最重点と考える目標の実現をサポートします。
  3.  戦略目標を効率的に実現する方法を、スキルとして習得させます。

2) 内容
  1. 戦略策定の考え方
  2. 市場変化の捉え方
  3. 顧客の動向
  4. 変化にたいする自部門の弱みと強み
  5. 主な競争相手の弱みと強み
  6. 戦略目標の設定
  7. 目標達成のための機会創出
  8. 目標達成のためのリスク回避
  9. 戦術目標・行動目標の作成



◆具体的な進め方
 戦略策定に当たっては、企業組織の方針あるいは、部門方針などの徹底のが不可欠です。トップやマネジメン トの方針・目標重点事項などを明確化します。参加者が確認した上で、戦略策定をすることになります。

 戦略目標の設定は、この教育の最も重要な箇所です。当面の問題点や状況に対して戦略目標を決める手順 は、
@ 戦略目標設定ワークシート(参考図)を使い、ニーズとファクトを分析します。
戦略策定のプロセス



A 達成すべき成果を決めます。(戦略目標)
B 達成すべき成果を実現する手段を考えます。いくつかの手段の中から最適のものを選ぶ方法をとりま す。(下_例示参照)
例示−1  戦略目標が設定してから、個人で戦術・行動目標のアイデアを案出します。企業内教育では、ア イデアの選択決定の結果を見てから、インストラクターが評価することになります。

@ 個人のアイデアが少ない場合は、グループを作り、メンバーからアイデアを貰うとか、ア ドバイスを受けるなどをします。

A 個人のアイデアが多い場合は、

  1.  目標と日常的な業務とを区別して、目標だけを残します。
  2.  HOW・TO・DOを、WHAT・TO・DOに、替えます。
     例えば、「ダイレクトメールを送る」「パンフレットを配る」「新聞に宣伝する」「ビ デオを見て貰う」等の行動目標があるとすれば、これを纏めて「特定顧客に○○商品を周 知徹底する」というように行動目標をステップアップします。
  3.  目標のレベル、(ミッション、ターゲット、ゴール)を自分の立場(トップ・ミド ル・ロア)に一致させます。
 個人で考え出された行動目標に対して、行動を起こした際に発生する予防策をメンバー全員で検 討します。その場合、検討する視点は二つあります。
  1. 避けられるリスクに対して、どのような最適行動をとるべきか。
  2. 避けられないリスクに対して、どのような最適措置が良いのか。



◆動機づけと効果
 日常の現場トップは、「やるしかない」といった発想の行動主義になれています。師のため、戦略的な発想に はあまり慣れていないのが普通です。
 ですから「戦略とは何か」「変化をどの様に捉えるか」等のコンセプトをしっかりイメージ化した上で研修や 教育を進めるようしないと、人的資源開発は、スムーズに展開しないおそれがあります。

 戦略策定研修などを、学習の場として受け身で参加する人がいるとすれば、プロセスを理解するだけにと どまります。  効果を明らかなものにさせるには、事前に参加者に受講の意味を理解させます。(下図_戦略目標設定 ワークシート参照)
目標設定ワークシート 



 戦略策定に必要な情報や知識を吸収して、戦略ミーティングに参加する気持ちで研修に参加するように促しま す。
 つぎに、教育研修の進め方の方法として、
1) インストラクターが説明する部分が少ないため、参加者が考え、作業する部分が多くなりますので緊張感 を持続します。体調をととのえるためにも、作業時間をハッキリ決めるようにします。

2)戦略策定のプロセスを参加者に意識づけ、つぎのステップはどんな作業が予定されているか知らせる と、効率的に研修が展開できます。

3)戦略の策定は、やる気を持った前向きの発想が要求されます。ネガティブな後ろ向きの発想では前へ進 めなくなります。守りの姿勢や、他人依存の姿勢があるようなときには、前向きの、挑戦的発想に転換する ようにアドバイスを行うようにします。




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