元気の黒板9(鉄製)
場所取りは、体力勝負の巻・その弐!
前回までのあらすじ
って言ったって、前のページから来てるんだってば!という天の声に突っ込みを
入れられたので、さっそく本編です。
お腹がすき始める午後5時から遡る事1時間。すなわち午後4時ごろ。
僕の携帯電話がオリジナル着信音「ワになって踊ろう!」を鳴らした。
やっとかみさんからの連絡。「今、永田町の駅だから、有楽町で降りて、食べ物買ってから
行くねぇ・・・」とうのんびりした声が聞こえた。「買い物を10分で済ませて、バスに乗れば
5時過ぎには到着して、腹ごしらえも出来るし、オッケーだな!」と考えた僕は、
大甘でした。
後で話を聞いたら、晴海埠頭(花火大会会場)行きのバス乗り場は、
長蛇のレズ、いや、
列だったそうで、乗るだけで30分待ちだったそうですわ、これが。
しかも、携帯電話はその後ほとんど繋がらなくなり(人が大集合する場所では、みんなが
待ち合わせに携帯を使うので、最寄の無線局の回線がパンク寸前でかかりにくくなると
いう話をどこかで聞いたような気がする・・・本当?!)、無事に合流できるかどうかも
分からなくってきてしまったのです。
そうとも知らず、ただただミネラルウォーターだけを飲み続け、空腹をこらえていた僕に
異変が起きたのです。
賢明な読者のあなたなら、もうお気づきですね!(^○^)
僕の下半身の水道タンクが、だんだんと満水に近づいていたのです。
待てど暮らせどかみさんは来ないし、かと言って、一人の場所取りは席を離れられない!
何度も打ち寄せる波に耐えながら、森高千里の番組で気を紛らわせながら、
只管、かみさんの到着を待ちました。
予想を越えること1時間30分。かみさんは午後6時30分ごろにやっと到着。まともな
会話を交わす間もなく、僕はあたかも、パニック映画の主人公が恋人を救うために
燃え盛る火の中に飛び込むぐらいの勢いで、仮設トイレを目指しました。
但し、我慢をしながら走ったので、若干内股気味だったのは否めませんが・・・・
走りつづけた僕の目に、やっと仮設トイレが見えてきました。しかしッ!
ヨレヨレになりながらたどり着いた僕の視界に飛び込んできたのは
長蛇のレズッ!ではなく、
長蛇の列!しかもトグロ巻いてる・・・(T_T)
「そりゃあ・・・あんまりで・・・ございますぅ・・・お代官様ぁ・・・」という絶望感。
で、結論から言うとトイレの前で更に30分待たされた挙句、
何とか無事に用は足せました。え?がっかり?
そこまでばっちいハナシは書けませんからねぇ・・・は・は・は
でもね、一番最初のド派手な打ち上げ花火は、トイレの順番が僕まであと二人ってとこで
上がっちゃいました。痛むおなかをそっとさすりながら振り向くと、並んだ人々の頭・頭・
頭・・・をシルエットにして、美しく夜空を焦がす、一群の花火の乱舞があったのでした。
しかし、数万人の観客に対して、仮設トイレが10台というのは
あまりにも少な過ぎですよねぇ?10台の内、純然たる男子用はわずか2台・・・
だったんです。
ちなみに、帰りも大パニック。よく将棋倒しにならなかったなって思いましたよ。
来年はチケットを申し込もうッと・・・
そして教訓:場所取りは最低二人でやりましょう。
by元気(^_^)/~~
閑話休題
今回は2ページに及ぶ一大すぺくたくるでしたね。(どこが?)
貴重なお時間をこんなお話に付き合わせてしまってごめんなさい。
お詫びの印といってはなんですが、絵日記7に花火の写真をUPしておきました。
よかったらご覧下さい。次回はもっと感動的なお話が伝えられたら・・・と思っています。