過去のご相談内容とその経過です。おおまかな流れを簡単に書いています。特定の相談者様のお話は記載できませんので、複数の事例をまとめたり、分解したり、内容や状況を修正したりしています。ご了承ください。
●自分は心臓が悪いらしく、鼓動がすぐドキドキする。 突然死ぬのではないか？気になって眠れない。（４０代 女性）
＝＞不安なお気持ちや眠れない辛さをお伺いして、このような心境はほんとうに気になってしかたがないだろうと感じることをお話しました。これまでに病院へ行ったり、実際に病気になった経験をお聞きしていくと、病院へは行っていないし、具合が悪くなったこともないとのことでした。思い過ごしかもしれないし、次に気になった時は医療機関を訪ねてみるとお話になり、少し安心されたようでした。
●彼から性交渉を求められるが、汚れたことをしている気がしてならない。 妊娠も怖い。（３０代 女性）
＝＞他人に話しにくいことをよく話してくださったという感謝の気持を持ちつつ、あまりそれを強調すると話しにくくなりそうだと感じたので、さり気なくお話を伺い続けた。汚れていると感じる理由を伺っていくと、子供の頃の性的な体験でつらい思いをしたことを思い出してそれを少し話してくださいました。彼と無理に性交渉をしなくてはいけない訳ではないので、恐怖心があることを彼に話すことをおすすめしました。話すタイミングは、いざ、これから、のタイミングではなく、日常の落ち着いた場面が良いことを付け加えました。その後、彼と話し合いをされたようで、怖くならないスキンシップのレベルから徐々に慣れていくようにしているとのことでした。
●お酒は好きではないのに、仕事などで辛いことがあると大量に飲んでしまい、 記憶が無い。朝起きるとスーツが泥々になっていた。自分が怖い。（３０代 男性）
どんなことが起きたのかを伺っていくと、飲み過ぎて記憶をなくすことに強い罪悪感をお持ちで、その原因のストレスは仕事の能力がない自分にコンプレックスを抱いていらっしゃいました。詳しくお伺いすると、仕事がうまくいかない理由は本人の責任ではなく、全くの不可抗力であることがわかりました。無能−＞ストレス−＞飲酒−＞泥酔−＞自己嫌悪−＞無能、という悪循環に陥っているけれど、もともとあなたが悪いわけではないし、泥酔しても誰に迷惑がかかっているわけでもない、なんとかストレスを解消しようという自然なことであることをお話しました。その方は、泥酔しても構わないし、それが普通だと言われたのは初めてで少し安心したとおっしゃいました。その後も無理な仕事は来続けているようでしたが、できないものはできないので、他の方法、他の着地点を探して仕事をするようにしているとのことでした。
●高校を出て都会で一人暮らしで働いている。会社が傾いて辞めることになり、新しい会社を見つけたが自分にできるのか、不安で仕方がない。（２０代 女性）
これまでの経緯などをお話いただいて、転職という環境変化は先が見えなくて、さぞ不安なお気持ちであるだろうと感じました。相談時間中は、ずっと不安だということを話し続けていらっしゃって、こちらはとにかくそいうですね、と受けとめ続けました。最後に、都会へ出た、一人暮らししてきた、高卒ではたらいた、新しい会社も見つけた、と実際にはきちんとした実績があるので、今度も何とかなりませんか？とお尋ねすると、それはわかっているけど、やっぱり不安。でも、不安不安と言い続けて、ずっと聞いてもらえたので良かったとおっしゃって、終了となりました。その方のお話では、不安不安と２、３回いうと親でも友だちでも誰でも、すぐに頑張ったらできるとか言って話を最後まで聞いてもらえないとのことで、相談して最後まで聞いてもらえてよかった、とのことでした。
●パチスロがやめられない。給料をもらうと全部使ってしまう。貯金もなく将来が不安。（４０代 女性）
まずはじめに、パチスロへ行ってしまう状況や行った後のことについてお伺いしました。給料日が近くなると行きたくなってしまい、給料が出るとすぐに下ろして出かけて行き、たいていは負けがこんでしまって、おろした分は全部使ってしまうそうで、負けた後は、行かなければよかったと自己嫌悪になるが、給料日前になるとそういうことを忘れてしまうとのことでした。大勝ちした経験があるので、また勝てるかもしれないし、そうすればこれまでの分も取り返せる気がする、パチスロをやっている間は、仕事での嫌なことも忘れて夢中になれる、とのことでした。生活費はどうしているのかお伺いすると、実家の親や友人に借りてしのいでいるそうで、冷静なときは給料が出た後にお金を返して、その残りで遊んでいるが、そこに気が回らない時もあり、返せていなお借金があるとのこと。パチスロをやめるつもりはないが、ほどほどに遊びたいということなので、どういう風にしたいのか、ご自身で考えてもらったところ、給料が出たら１．まず借金を返す、２．強使ってもいい分だけ財布に入れて遊びに行くようにする、３．金額を決めてお金を残す、貯金する、ということになりました。その後も貯金分まで使ってしまうこともありましたが、少しづつお金を残すようにできるようになったとのことでした。
ご自身の一連の様子をお話になったことで、冷静に自分を見つめることができるようになりつつあることが上手くやっていくコツのように思いました。
●結婚１０年になる夫が仕事以外で夜に時々出かけていく。浮気ではないかと疑っている。（３０代 女性）
●妻は昔から家の事はしないだけでなく時々家出して帰ってこない。 自分自身は仕事をしているがきっと癌なので妻には家にいて支えて欲しい。（４０代 男性）
●小学生の子どもが学校に行きたがらない。夫は普段はそのことに無関心なくせに、 三者面談は行きたがる。担任が若いきれいな先生だからと思うと腹が立つ。（３０代 女性）
●子どもが大きくなり教育費がかかるため、フルタイムで働きに出るようになった。 家事がおろそかになり、夫が文句ばかり言うようになった。イライラする。（４０代 女性）
●大企業で経理をしている。それなりの地位にいるが仕事は片付かなく、 人も増やせないのでどうしようもなくない。辞めようと思う。（４０代 男性）
●社長がパワハラ、セクハラをしてくる。長年この会社にいて社長にものが言える女性に相談したところ、あなたが悪いと言われた。裏切られた気分。（３０代 女性）