藤坂の大カツラ Cercidiphyllum japonicum(カツラ科)

兵庫県多紀郡篠山町 兵庫県天然記念物

H 10.9.12 UPDATE

落葉大高木。日本各地の山地の谷沿い、沢の水がきれいな所を好んで生える。木は一本でなく複数の細い木の寄り集まって形成される。

藤坂の大カツラは兵庫県で2番目に大きく高さ28〜38m、幹周13m、枝13〜15本。


藤坂の大カツラ

撮影日       1998年9月12日

国道173号線から西紀町へ向かう道から徒歩15分ぐらい山に入ったところにある。秋は松茸山なので入られない、徒歩で登山道で沢をさかのぼり汗をかく。足元も悪く登山道は整備中である。兵庫県では村岡町耀山のものについで大きな(実測)カツラである。


カツラを見上げる

写真のように大きな枝が多く(13〜15本)全体の形はよく整っている。カツラは主幹が枯れているものがほとんどであるが、このカツラは立派である。この木が生えている付近は枯沢であるが登り口付近は湧水がでている。

5月10日藤坂の春日神社で行われるお祭りに、この木の枝を切って祭礼用に用いれれ、村の人々に親しまれ大切に保護されている。


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