何年か前の春、バイクで走っていたら、警官に呼び止められた。
スピードも違反していない筈だし、検問かな?と思っていたら、一方通行違反だという。
そこは工事中の道で、ある時は西から東への一方通行、ある時はその逆、ある時は通行止めというように、通行方法が通るたびに変わっているような状態だった。
その道に入る前、私はもちろん道路標識を確認したけど、工事中の看板があるだけで一方通行の標識は見あたらなかった。
「一方通行の標識はどこにありましたか?」と聞くと、警官は「あそこにある」と指さした。
なるほど、確かにそこには一方通行の標識があった。
但し、工事中の看板で隠されていて、その道に入る前に確認することが困難な場所に。
その証拠に、頻繁に車が私と同じ方向から入って来ていた。
K察はその車をみんな次々と違反で止めていた。
明らかな罠だった。
もちろん抗議したけど、「標識を見落とし、一方通行を逆走したことは事実だ」と主張して一切聞き入れてはくれなかった。
言葉の上だけから状況を説明すると、確かにその通りだ。
もとより大量の点数稼ぎのつもりで罠を張っていたのだから、私の抗議も折り込み済みで、最初から用意されていた回答なのだろう。
それ以来、私は名古屋の某守山K察署を信用していない。
今度同じ様なことがあれば、私は裁判に持ち込むつもりでいる。
・・・もちろん、そんな状況には遭遇したくないけどね。
それ以外にも、名古屋の某北K察署には無実の子供に罪をかぶせようとする警官がいたし、最近では関東のある県で不祥事が次々と明るみに出るなど、どう考えても市民をないがしろにしているとしか思えない。
そもそも、市民から反発を買うような事をして、自分たちに益があるとでも思っているのだろうか?
反発のあまり、市民からのいろんな協力(私の協力例)が得られなくなったらどうするつもりなのだろう?
このように組織全体としては良くないイメージがあるものの、一個人の警官に目を向けると、そのイメージはガラッと変わる事がある。
名古屋の北警察署には子供の心を大切にする警官がいた事も私は知っているし、先の協力例で紹介したようなさわやかな警官が名古屋の東警察署にもいる。
そういう真面目な警官にとっては、組織の不祥事などのニュースが流れるたび、さぞやつらい思いをした事だろうと思う。
私は何もK察バッシングをしようとしているのではない。
そのつもりだったら、良い例と悪い例を均等に掲載したりはしないってば(^^;
トラウマシリーズでも、悪い例を出したら、その後にちゃんと良い例も出すよう配慮しているし、今回だって悪い例で始まったから、良い例をリンクではなくわざわざ抜粋の形で紹介しているのだからね。
ただ、取り締まりなどはちゃんとフェアな方法でやって欲しいと思うし、市民のため、そして組織内で働く真面目な警官のためにも、不祥事など起こさずちゃんとまともに組織を運営していって欲しいと言うことが結論かな。
「つれづれなる雑記」の古いネタから、私自身が警察に協力した例を抜粋
会社からの帰宅途中にちょっとした捕り物に遭遇した。
警官が信号待ちのスクーターに乗っている若い男を職務質問しようとしたところ、男は激しく抵抗して逃走しようとしたのだ。
ともかく加勢に駆けつけたんだけど、私が到着する寸前、男は警官を振りきってスクーターで逃走してしまった。
間に合わなかったのは残念だったと思う。
警官はあきらめたのか、あるいは組織力での対応が必要と判断したのか、その場を離れようとした。
加勢に駆けつける時、男が逃走する際に携帯電話などを落としていった事を、私は見逃さなかった。
警官は制止に必死だったようで、落とし物に全く気づいていなかった。
落とし物の指摘に対して、「ありがとう、本当にありがとう」と、ついさっきまで取っ組み合いをしていた表情とは思えない程さわやかな笑顔でお礼を言ってくれたのが印象的だった。
雨の中、加勢した結果取っ組み合いに巻き込まれたら、背広も汚れるかもしれないし、あるいは怪我をするかもしれない。
でも、一生懸命働いている警官を見ると、やはり無意識に協力をしたくなるのが人情ってもの。
ちなみに私は、横からスッと手を出してスクーターのキーを抜いてしまう事を念頭に置いていた。
まともに取っ組み合うより、その方が効率的でしょ?
正直言って警察にはあまりお近づきになりたくないと「世間一般並に」思っているけど、自転車でスクーター相手に果敢に阻止しようと頑張っている警官を目の当たりにすると、「こういう警官なら安心して治安を任せられるな」と素直に思う。
その逆に、とてもイヤな警官に出くわした事もあるけど(^^;
98年7月28日19時25分頃、名古屋の高岳交差点で惜しくもスクーターの若い男を逃がしてしまったお巡りさん、携帯電話を押収すれば身元判明の手がかりにはなるはずですので、あとはよろしくね。