P-3C オライオン哨戒機
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フレアを発射する海上自衛隊のP-3C哨戒機
Photo:JMSDF |
P-3C 哨戒機 (愛称:オライオン)は、アメリカ合衆国のロッキード社(現・ロッキード・マーティン社)が開発したターボプロップ哨戒機。愛称はギリシア神話に登場する狩人の名「オリオン」の英語読みに由来する。西側諸国を代表する哨戒機で、アメリカ海軍や海上自衛隊をはじめ、多くの国で運用されている。
一見、おとなしめの外観に反してその戦闘能力は極めて高く、MAD(磁気探知機)およびソノブイなどの潜水艦探知システムを有しているのはもちろん、探知した潜水艦や水上艦船に対して攻撃を行うための魚雷をはじめ、対潜爆弾や空対艦ミサイルなどの強力な武装を搭載している。また、パワフルな4発のターボプロップエンジンは、厳しい海象状況下における長時間にわたる低空哨戒任務を可能にしている。
海上自衛隊では1978年(昭和53年)より調達を開始、1997年(平成9年)9月までに通算101機が海上自衛隊へ配備された。本家のアメリカ海軍では約200機を世界の主要海域に展開しているが、四方を海に囲まれた海運国とはいえ、海上自衛隊が日本周辺海域だけを対象に約100機も配備している事は、冷戦時の対潜水艦作戦の最前線として機能していた事を示している。
現在、海上自衛隊ではP-3Cの機種呼称を「対潜哨戒機」から「哨戒機」へと変更しており、対潜水艦一辺倒だった体制を改善し、不審船対策をはじめ、東シナ海ガス田や尖閣諸島周辺海域に対する監視強化、ソマリア沖海賊対処など、その任務は多岐にわたる。平成12年からはそれまでの白と灰色の二色塗り分けの塗装を改め、明灰色単色の低視認性塗装に変更、垂直尾翼に描かれていた部隊マーク等も消去された。現場での哨戒任務に、より現実的な対応が求められている昨今の情勢を反映した措置といえるだろう。
また、海上自衛隊の装備する P-3C には数種類のバージョンがあり、衛星通信装置、合成開口レーダー、画像伝送装置、ミサイル警報装置などの追加装備によって、年々能力向上を図っている。
EP-3 <電子戦データ収集機>
海上自衛隊の電子情報偵察機。数次の改造を経て増設されたバルジが外見上の特徴で、胴体上面に3箇所、下面に2箇所備える。日本の周辺海域を航行する軍艦・軍用機のレーダーや無線周波数を傍受し解析、有事の際の電子戦に有効なデータを収集する。乗員15名。海上自衛隊岩国基地 第31航空群第81航空隊に配備。
OP-3C <画像データ収集機>
海上自衛隊の画像情報偵察機。4機改造。MADブームを非搭載とし、胴体前部下面にバルジが増設されている。センサーとして、SLAR・側方画像監視レーダーまたはLOROP・長距離監視センサーを装備。乗員10名。海上自衛隊岩国基地 第31航空群第81航空隊に配備。
UP-3D <訓練支援機>
海上自衛隊の電子戦訓練支援機。MAD ブームを非搭載とし、胴体上面に2ヶ所、胴体下面に2ヶ所のバルジを増設。乗員8名。艦艇に対する電子戦訓練や、標的の曳航、チャフの散布等を行う。海上自衛隊岩国基地 第31航空群第91航空隊に配備。
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第51航空隊(厚木)所属機。脚の開閉選択だけでなく、フラップ、機首下面FLIR、APU排気口、搭乗口扉等の開閉が選択可能。P-3Cの特徴である機首下部のボムベイやMADブームなども今までにない精度で再現している。〔記事全文〕
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