レースはスタートしたばかりである。
見ている方も少し緊張していた。2時間と言う長丁場、なんとか2台とも無事に完走して欲しいものである。

1コーナーでの争い。手前が落合選手

初レースながら健闘する阿部選手
さてスタートでポジションを落とした阿部選手ではあったが、その後は各コーナーで後続のマシンをうまくブロックしながら果敢にドライビングしていたのである。初めてのレースとは思えない。これは期待ができそうと盛り上がるピットであった。
2時間のレースとなると200周近い周回をするのである。コース上は26台のマシンが入り乱れ、すぐに順位とかは分からなくなる。中盤くらいになると、各マシンがピットインをし始めますます混沌とした状態になるのである。見ている方は、とにかくトラブルに巻き込まれることが無いようにとマシンを見守るしかない。1周でも多く走って欲しいと。
クラッシュに巻き込まれたり、チェーンが外れたりして、走行が不能になっても、致命的なダメージが無い限り、ドライバーが自力でピットまでマシンを運び、修理すれば再度コースに戻ることができる。
右の写真は他のチームのマシンであるが、チェーンが外れたのか、ドライバーがマシンを押しながらピットに向かっているのである。とはいえ、60キロ以上はあるマシンを一人で運ぶのであるから、これは結構大変なのである。しかもコースには猛スピードでレースをしているマシンが次から次へと横を走りすぎていくのだし。
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