あけましておめでとうございます。
昨年の暮れも押し迫った12月23日にデジタル田園国家構想の総合戦略が閣議決定されました。内容は6月に閣議決定された基本方針と大差ない様に思いますが、都市OSという言葉はすっかり姿を消し、データ連携基盤という言葉に置き換わりました。まあ、それは政権が二度も変わったので構わないのですが、都市OSと言っていた時と異なるのは、アチコチに色々な種類のデータ連携基盤が雨後の筍の様に発生しているところが笑えます。
- 公共サービスメッシュ: これは、データ連携基盤ではなく、情報連携基盤なんだそうです
- エリア・データ連携基盤: 一か所しか出てきていませんが、地方公共団体と準公共、企業間のデータ連携を行うのだそうです。そのためのデータ仲介機能は国が提供するのだそうです
- 産業活動に係るデータ連携基盤: これは、インフラなのだそうで、DATA-EXなどを指しているのかなと思います
- 農業データ連携基盤: 農水省が構築するんだそうです
- 防災分野のデータ連携基盤: 文字通り、防災用に住民情報などを登録するみたいです
- G空間情報の全国的なデータ連携基盤: G空間情報センターをハブとするデータ連携基盤なんだそうです
- MaaS におけるデータ連携基盤: 交通事業者等の連携高度化を後押しする仕組みとなるデータ連携基盤だそうです
どうやら、サイロな仕組みを打破するデータ連携基盤を個別にサイロに組み上げるという、シュールな国家構想の様です。 |