3月26日(火)
例によって「AERA」をぱらぱらとめくっていたら、小さな写真に目が止まる。なんだか気になる女性の顔写真。
よく見たらなんとあの高井麻巳子だった。
いや、「あの」とか言っても何が「あの」なんだか読んでる人には分からないわけですが。
何と言うのか、記事を読んでるとあれですね、昔あこがれてた子の結婚後の消息をいきなり知らされたような感じで、こう切ないと言うか、ほろ苦いと言うか、独特の感情が湧いてきますね。
高井麻巳子が秋元康と電撃的に結婚したのは1988年(おニャン子クラブ解散の翌年)ということですから、ぼくは17歳だったわけです。17歳か・・・。あの頃ぼくは同級生の女の子に真剣に片想いをしていたわけですが、それでもなおかつ高井麻巳子の結婚はショックだったなあ。一種の喪失体験ですよ。
でも幸いにというか、当時のぼくは言うまでもなく童貞でしたから、あまり具体的な妄想は抱かずに済んでいた。ピュアだったんです。
"『二人暮しのお取り寄せ』の著者秋元麻巳子さん"
彼女、去年初めて出産したんだそうですね。なんか今回は本を出したということでAERAへの登場となったようです。本の内容とかインタヴューの内容はどうも勘違いっぽい感じであまり好感を持てなかったけど・・・。
彼女はおニャン子の中でも、ちゃんと才能があって、かつ自分の頭で考えて行動できる子だった(という気がする)し、これからメディアにも顔を出すつもりなんだろうか。渡辺満里奈の向こうを張って。
それにしても秋元康は許せん。いまだに。
3月24日(日)
・「鬼武者2」をクリアしました。
・「アンナ・カレーニナ」はちょうど半分読み終わったところ。
・金曜日の夜、3年ぶりくらいに麻雀をやる。メンピン一発ツモドラドラ、3000・6000。
・昨日はお花見に行きましたよ。
ところで、「ハロープロジェクトの秘密兵器」として鳴り物入り(?)でデビューした藤本美貴ですが、どうやらダメっぽいですね。昨年ちょうど同じような形でデビューしたのが松浦亜弥だったわけですが、柳の下にどじょうは二匹いないというか、ちょっと器が違い過ぎるという気がします。初めて歌番組で松浦亜弥を見たときの衝撃は今でも忘れられないもんなあ。やっぱり松浦亜弥ってのは一種の突然変異種みたいなものなんでしょうね。
ふと思ったんですが、ぼくはいちおうアイドルおたくということになっているわけですが、自分の部屋にポスター貼ったりとかそういうことはぜんぜんしていません(パソコンの壁紙は別)。目の前の壁に貼ってあるのは、若い頃のオードリー・ヘップバーンのモノクロのピン・ナップ。特にファンというわけでもないんだけど、5年前くらいに何かの雑誌から切り抜いて貼り付けて、ずっとそのままになっています。
3月17日(日)
激しく日記をさぼってるなあ・・・。
・「鬼武者2」を始めました。
・「アンナ・カレーニナ」を読み始めました。
・花粉症にかかりました。
3月9日(土)
映画強化月間、今回は映画の歴史をたどってみようということで、エイゼンシュタイン「戦艦ポチョムキン」。日経新聞のコラムで最近の食品業界の偽装問題とこの映画の序盤、水兵たちにウジの湧いた肉をつきつけられて「塩水で洗えば問題ない」と言い放つ艦医の姿をダブらせていたのを読んだのもきっかけである。まああれだけ昔の映画なので、見ていて面白いっていうんじゃないんだけど、あの有名な階段のシーン、確かに異様な緊迫感だった。
3月2日(日)
映画強化月間は今月も続く。
今回はちょっとカッコつけて、ゴダールの「気狂いピエロ」など借りてみる。正直、よく分からなかった・・・けど、カッコイイ。アメリカ人のモノマネをするシーンが面白かった。あとアンナ・カリーナがライフルで男を狙撃するところなんて素敵。
エヴァンゲリオンの難解っぽいシーンってこういう映画の真似だったんだなあと初めて認識。
村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」がやっと文庫になったので、買って読む。新境地。これって本当に村上春樹?
と思う箇所もたくさんある。今まで村上春樹の小説に出てくる女の子は性行為のことを「エッチ」なんて呼ばなかったのに(「UFOが釧路に降りる」)。
やはりいちばん印象に残るのは、最後に収められている「蜂蜜パイ」。登場人物の3人は、たぶんノルウェイの森の「僕」「直子」「キズキ」の変形なのだろうと思うけど、結末はこれまでの村上春樹とまったく違う。とても前向きだ。きっとオウムとか震災とかに関わってきた結果がこれなんだろうと思う。
でも「女を護らなくてはならない」というのはマッチョな考え方であって、「マッチョ」と遠いところにいる村上春樹に親近感を抱いていたぼくとしては、微妙な違和感を感じないでもない。
いずれにせよ、次の長編小説がものすごく楽しみである。