Re: 何をしたいの?

1999.2.15

○今日、ある女性の読者の方から一通のメールをいただきました。この方からは以前にもメールをいただいたことがあり、1月17日の件でも、最も厳しい意見をお寄せ下さっていました。以下がその概略です。本来、私信を公開するのは非常に礼儀に反することなのですが、返事は(あれば)ウェッブ上でということでしたので、メールの一部をここで公開した上で、ぼくの考えたことを述べてみたいと思います。(メールを下さったPさん、問題がありましたらご連絡下さい。すぐに引用部分は削除いたします。)

(前略)
17日の25歳の彼女とのいきさつと、新しいテレ特の彼女とのなりゆきをみて、この人は何をしたいのだろう、と思ってしまいました。皮肉でもいやみでもなく言葉どおりの意味です。テレクラ通いを続けていることを17日の彼女は知っていますか?彼女と電話でつきあいながら、以前に私がいったように徐々に親しくなっていくつもりなのですか?そういうふうにもみえないですよね。彼女とはどちらかが思いきるまで今 のまま続いていくような気がします。とんがれさんは、テレクラで彼女をさがしてるわけじゃないんですね?いろんな人と会うのは確かに面白いし、はまるのもわかります。でも、なんだか、すれていってしまいそうだと思いませんか?
テレ特の彼女は堅そうな人ですね。彼女には彼がいるわけだけど、とんがれさんが彼の立場だったらと考えるとどうですか?今度は上手にゲットするつもり?
とんがれさんが、もし寂しさからテレコミを続けているなら、やめたほうがいいと思います。貴重な時間をそんなことに使わないほうがいい。「やりたい」だけならやめろとは言いません。
(後略)

○ぼくが感じたのは、非常に痛いところをつかれた、ということです。今まで読者の方からいただいた反響は、比較的好意的なものが多かったのですが、ぼくには自分の行動におかしなところ、胸を張れないところがいくつもあるのは分かっていました。やっと受けた指摘、という気もしています。

○まず、1月17日の「面接」と2月13日のそれとの違いについてです。1月17日に、ぼくは電話を通じて知り合った女性をホテルに「連れ込もうと」しました。一方、2月13日には、ぼくは最後まで「紳士的に」振る舞いました。これは、2月13日の彼女の方が容姿が良かったからでしょうか。1月17日の彼女は「決して美人ではな」かったから、軽く見てしまったのでしょうか。自分では、そんなことはないつもりなのですが…。

○次に、1月17日の彼女とのその後についてです。彼女とは、その後もときどき電話で話をしています。あくまでも、友達のスタンスです。ぼくはそのつもりです。ただ、どういう形で彼女と接していけばよいのか、分かりかねています。前回会った時、ぼくは彼女にひどいことをしてしまいました。ぼくの観念の中では、彼女にとってぼくは「ツーショットダイヤルで知り合った(ひどい)男」でしかない筈なのです。もちろんそんなものは、まさにただの「観念」でしかなく、あるいはぼくがその後も「テレコミ活動」をしていることを彼女が知ったら、ショックを受けるのかもしれません。ただ、こういう出会いでない、普通の友達同士でも、隠し事のない関係などあるでしょうか? ぼくは、彼女がぼくと話すことで少しでも癒されるのなら、これからも時々は話相手になりたいと思っているのです。

○そして、一番大きな問題は、「ぼくは何をしたいのか?」ということです。ぼくは今まで、あえてその問題に答えないような形でこのサイトを更新し続けてきました。もちろん、最初の動機として、本当に愛していた彼女との別れがあるのは既に書いている通りです。何か今までやったことのないような、全く新しいことを始めてみたかった。その点、「寂しいから」というのも間違いではないと思います。しかし、この「活動」を通して最終的にぼくが何を得ようとしているのか、それは自分でも分からないのです。「ゲット」したいから、ということであれば、それは非常に分かり易いし、また逆にその方が「純粋」だろうと思うのですが…。

○「友達が欲しい」「女性心理を研究したい」「コミュニケーション技術を向上させたい」…。「ゲット」以外の目標も、挙げようと思えば挙げられます。しかし、そうやって割り切れない何かが、ぼくにはあります。ただ少なくともぼくの目標は「自分を変える」とか、「(本当の)自分を探す」ということではない。それだけは確かです。本当の自分などというものはどこにもないし、どんなことをやろうと、ぼくはぼくでしかないのです。だから、自分が「すれて」いっているとは思っていません。

○ご指摘はぼくの心に響きました。しかし、今のところやめるつもりはありません。ただ、いつまでもやり続けることもないでしょう。ある日ふと、やめる時が来ると思います。その時に何かが得られているかどうか、それは問題ではないと思っています。果たしてこれで、お答えになったでしょうか。自分でも分からないことがまだまだ多く、辻褄の合っていない部分もあります。それは分かっています。いただいたメールを読み、心に浮かんだことを書いてみました。


戻る