日本帝国，東京スプロール，渋谷，センター街入口／
オーナー，ローランド・フォーチュナティ／
種族偏見なし／
LTG#468(56-0021)／
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| ラージサイズ・レストラン＆バー・アーキタイプ／ 日本帝国，東京スプロール，渋谷，センター街入口／ オーナー，ローランド・フォーチュナティ／ 種族偏見なし／ LTG#468(56-0021)／ |
RI-Foundation > BBS Nexus. > Logs > Shadowrun Crystal Vision Log.6
指定の時刻までに、ＥＤの書きこみが無かったので、事件の幕を落とす エピソードを書かせていただきます。 〜終幕〜 私は、テーブルの奥の方の席から立ち上がると、一人の男の元へ向かった。 その男の名前は、「飛鷹」と言うらしい。 まあ、私には関係の無い話である。 今回のゲームに参加していた１参加者に過ぎないと言うわけだ。 向こうからしてみても、こんな老いぼれの事など気にしていないだろう。 と言うわけで、私は、席を立ち、飛鷹の元へ向かった。 飛鷹の側には、依頼を受けたときにいた女エルフが一緒にいる。 まあ、私が近寄っても問題は無いかと一瞬考えたうちに、私は、 行動に移っていた。 本当にさりげなく、彼の入るテーブルの前で、よろめく、 人々の注目が集まっているうちに私は、テーブルに、 ローランド・フォーチュナティ氏からの預かり物をそっと置いておく。 そして、立ち去り際に飛鷹に耳打ちをした。 「これが、あんたの探していた『竜の涙』さ、まあ、こいつをあんたに 預けるのでどうするかはあんた次第だ。 でもまあ、格好良かったぜ、さっきの行動、並の度胸の男に 出来ることじゃないな！！ そんなジャケットだけじゃ、人の命は守りきれんからな。しかし、まあ、 ありがとう。いくらこの商売に足を突っ込んでいても、知っている奴の 死に様を見せ付けられるのは、嫌なものなのでね。 まあ、こいつは、俺の謝礼と言うことで、あんたに預けるぜ。じゃあ。」 と言うことを、いかにも年寄りが一人で転んでなにかをぶつくさ言って いるかの如く振る舞い、去っていく。 彼が店を出ると同時にＪも彼を追って、店を慌ただしく飛び出す。 一方、ブルー・アイの元には、何時の間にか、何人かのランナー風の連中が 集まり、飛鷹達と２，３こと会話を交わした後に彼女を奥の個室へと 運んでいってしまった。 以後、この話の落ちは、それぞれの参加者毎に決めていただいて、 結構です。 通常ならば、ローランド・フォーチュナティ氏に飛鷹達が依頼を 果たしたと言うことで、報酬をもらったで、終りそうですが、 それ以外の落ちもあってもしかりと思います。 と言うわけで、今回は、ここで、終幕とさせていただきます。 では。 皆様、またの機会がありましたら、よろしくお願いします。[2000/12/11 00:27:42]
>>>[ お久しぶりです。もうここには書かないといって書くのは反則 かもしれませんね^^; 止めた後も何度か覗かせていただいていました。終わるという のは悲しいようであり、また今の状況からは必然なのかなと思っ ております。私のせいだとお怒りの方もございましょう、もしそ うであれば謝罪はしませんが、否定もしません。 「SHADOWRUN知ってて当たり前なのはあなただけ」。 ここは公共の場、私が何を発言しようと道徳さえ守っていれば 構わないのではないかと思います。むしろ意見を交わし合う場で はないかと思います。私はキャラクターを通して皆さんの悪口を 言いにここに来ていたわけではございませんし、そんなに暇では ありません。プレイスタイルが違う人がくるのが困るというので したら、パスを設けて決められたメンバー間でやるのが妥当では ないかと思います。 人間なのですから主義主張が違うのは当たり前。私は自分の考 えを強要したつもりはございません。ただ、自分のスタイルを崩 してまで・・という思いがあったというところですか。（この辺 B型やなぁ〜） では失礼します。 ＞管理人様 もしあれでしたら、このログ消してくれて構いません。 ]<<< ashは一人最悪の夜の悪寒を断ち切り自分のバイクへと歩いてきた。改めて 自分の姿を見ると酷く小汚い。空を見上げると今年一番の雪が彼の頬に落ち てきた。キックでエンジンをかけようとするが中々かからない。ashは舌打ち を一つすると、バイクを足で反対側へ押してこかした。少し酒が回ったかよ ろよろとした足取りで表通りへ出る。もう一度空を見上げると先ほどまでは パラパラとだった雪が空を小さな斑点模様にするように降ってきていた。 「気に入らなきゃ、てめぇが殺しゃぁ良いんだよ」 一人意味不明な事をつぶやき、また彼は街灯の中に姿を消していった。[2000/12/08 19:24:11]
どうも、いわしまん@WebMaster＆石頭さん こんばんは、皆様。 ＞＞＞＞＞＞[さてみなさんこんにちは。管理者です。確かにこの辺で終了したほうがよさそ ＞うですね。石頭さんの言うようにしましょう。 では、一応、こんな状況ですが、終章くらいは、書いた方が、良いかと思いますので、 皆様の異存が無ければ、週末に私が結末を書くことで、終幕とさせていただいてよろしいでしょうか？ 良くない場合には、先に書かれてしまうのも一つの答えかと思います。 理由としては、個人的に現在忙しいので、それでも、まだ、時間の取れる、週末に、すべての幕を引かせていただきます。 さて、今回のこの結末ですが、私は、参加して、少し立った頃に、この結末を想定していました。 普段のセッションでもそうですが、ＧＭ（主催側）が、ＰＬ（参加者側）にこうしてくれるよね。 と期待した瞬間から、顔見知り同士のセッションでもない限り、大抵、この手の企画は、ある日、 いきなり煮詰まって、吹っ飛んでしまう（主催側主観）、やっぱり吹っ飛んだよね（参加者側主観）になる落ちが多いものです。 （私も、良くやってしまうので、様々な回避策も覚えましたが、あくまで、主催側の仕切り直しにすべてがかかってしまうのは致し方ない事でしょう。） つまり、本当は、もっと、管理サイドからのアプローチと、茶々が必要だったのでは、と思います。 様は、膠着状況の打破から始まった様々な人達の行動と一連の仕切り直しになった発砲事件まで、考えてみると、失敗するときには必ず見るような光景です。 ですから、もっと、みんなが注目できるメイン・サブ関係のイベントや、ＮＰＣの謎の行動なんかがあると、話に弾みがついて、別の結末もありえたかと思います。 （みんなが本筋から外れて、別のイベントに突入することもあったでしょう。） 後は、指定の時間が2時間だったので、あえて、短い期間で、行うイベントにするべきであったのかもしれません。 ともかく、ＰＣは落ちがどこにあるのか見えなくなると、急に黙ったり、暴走を始めることは、良くある話なので、第2段を考える際には、その点を考慮するべきかもしれません。 最後に一言 「SHADOWRUN知ってて当たり前なのはあなただけ」。 実は、この言葉、SHADOWRUNと言う部分を他のシステムに変えるだけで、どのシステムでも通用する言葉かと思います。 つまり、世界を知っている人と知らない人のプレイスタイルの差は激しいものですし、色々な部分でありうるでしょう。 その点を考慮すると言うことが、顔の見えないセッションでは勧進だったかもしれないと言うことです。 では、本日はこれにて。 私も、もっと控えめにして、勝手に他の事件でも起こしていれば良かったかな？[2000/12/07 02:29:52]
＞＞＞＞＞[さてみなさんこんにちは。管理者です。 確かにこの辺で終了したほうがよさそうですね。石頭さんの言うようにしましょう。 僕自身はこうしたWebでのストーリー展開には経験があり、幾らかの蓄積があります。 今回は舞台を提供しただったのですが、 舞台裏用BBSの設置/慣れない人のために開始時点での大まかなルール提示/ 手本の提示/参加者への直接接触や確認 などなど、もっと直接的に介入すればもっとよい結果になったかもな、とも反省 しています。きっとうまくいくだろうと思っていても初めての人には分からない ことがありますからね。（許される暗黙の了解の限度的なところなど） もしうまく行ったら別途ログをコンテンツにまとめようかとも思っていましたが、 その計画は撤回します。 いろいろこちらをお気遣いいただいた方々ありがとうございました。]＜＜＜＜＜[2000/12/06 23:30:58]
>>>[何か大変なことになってもーたですね(^^;。 で、どうされますか、皆さん。お続けになられますでしょか。 どなたも続行される気がないんでしたらですね、ここらで 一端しめまして、なんでこーなってもーたかを皆で感想を 言いあう、てなどうでっしゃろ。 個人的には、なんでまーこーなってもーたかに大変興味 がありますんで。まぁ、外野の一意見ですが。ご意見頂けれ ば幸いです。 ]<<<[2000/12/05 18:29:24]
＞＞＞＞＞[お久しぶりです。飛鷹です。 ストップしたまま半月もの時間が流れておりますが、皆様、如何お過ごしで しょうか。 月日の経つのは早いもので、物語が始まってまもなく半年になります。その 間にプレイヤー（及びキャラクター）がどれだけ成長したのかは、……恥ず かしくてご報告も出来ません。 さて、このメッセージも果たしてどのくらいの方がご覧になっているかは定 かではありませんが、物語の一参加者として、今月中の終結を提案します。 取り敢えず、今月中に他の方々の書き込みが無いようでしたら（物語が進展 しないようなら）、飛鷹が最終書き込みをさせて頂き、それを以って、この 掲示板をあるべき姿へ戻そうと思うのですが。如何なものでしょう？ ＞ＡＬＬ このままさようなら、では、この場を貸してくださったウェブマスター様に 失礼が過ぎますので。 願わくば、物語の参加者の皆様が、このメッセージに気付いて下さいますよ うに。そして、何らかの意思表示をしてくださいますようにと祈りつつ。 ]＜＜＜＜＜[2000/11/19 01:27:18]
「Hi」 私は彼と彼女に近付く。 「ここ御一緒していいかしら？」 というと私は飛鷹に微笑み、 「楽しい時間を過ごした？Mr．飛鷹」 と言った。[2000/11/02 15:55:20]
手持ち無沙汰に辺りを見回す。 （……アシュレイ、怒ってないと良いけどな） 好きにしろ、とは彼女からのメッセージだが、パートナーをほったらかし てナンパしてるように……我ながら見えなくもない……。……似合わない事 この上もない……。 アルコールが切れてきたのか、少し寒い。ゆっくりと息を吐きつつ、次に 頼むグラスの事を考える。……最初の目的が酒だったのか、仕事だったの か。何となく、それすらもどうでもよくなっている自分に気付いてた。[2000/10/31 01:12:57]
＞＞＞＞＞[皆さんこんにちは。出張等あったのでログなどの修正が遅れてしまいました。 むー、ashさんは抜けてしまうのですか。確かにWeb上でのこうした形態が TRPGとはずいぶん違うのは確かです。でも、じゃあ普段のTRPGだったら 「紳士的なプレイ」をしないんですか？（そこだけはちょっと疑問ですね） 最後は本人の意志ですので任せますが、別にそこまでしなくても‥‥という のが正直な気持ちです。(^-^;) さて気を取りなおして。解説ページもできたことですし、話はまだ続きます。 終幕目指してがんばってください！＞石頭さん始め参加の方々]＜＜＜＜＜[2000/10/27 00:52:50]
「そうだ。この程度で終ってもらっちゃぁ、期待外れもいいとこだぜ、 なぁ、彼女？」 俺はそう言うと、女の隣に座った。 >>>[ 二人目のキャラ、オークメイジ”フッカー・ジョー”です。 野卑で下品な身長１９０ｃｍ、体重１２０ｋｇ、薄汚れた コートとこれまた汚いよれよれのスーツを着こんでいます。 今はコートは脇に持っています。汗臭く、油っぽい男です。 どうぞよろしく＞ALL ]<<<[2000/10/26 11:12:55]
……何やら動きのあった隣のテーブルを横目で見やり、あたしは苦笑気味 に独りごちた。 「……混乱してるのは、あたしだけじゃなかったって事だね」 自分で頼んだ白ワインのデカンタを持ち上げ、空になったグラスに勢いよ く注ぐ。酒の味も、今はよくわからない。……もったいないよなぁ。 「……取り敢えず、あたしはまだ引き下がらないからね」 誰にともなく、宣告するわけでもなく、あたしは低く呟く。[2000/10/25 22:11:53]
>>>[ どうも、ashPLです。少し前から分かっていた事ではあるのですが、 TRPGとしてのSHADOWRUNを求めてやってきた僕と、ネット上での紳士 的なプレイを求めてやってきた皆さんとでは行く先が違うようですね。 この前のゴタゴタの時も抜けようかと思ったのですが、途中でいきな り去るのも失礼な事だと思うし、ネット上とはいえ自分の発言には責 任を持っていたかったので止めました。しかし、どうやら僕の過剰な 期待（それを自分勝手という方もおられると思いますが）が皆さんに ご迷惑をかけているように感じられるので、この発言を持ちましてこ のBARから去らせていただきます。もし、異論反論御座います方はここ で書くとまたストーリー進行の邪魔になると思いますので（僕のこの 発言もそうなのですが・・）メールでお願いします。では.. ]<<<[2000/10/24 12:07:45]
私は少し目眩がした。この子供は一体何をしにここにいるのだろうか。 自分がひとかどの者だと自慢しにわざわざ来たのだろうか。 先程の飛鷹に対しての行為を見、今この言質を聞き、今までの行動を 分析すると、私には自分の力を自慢したいだけの子供なのだとしか見 えなかった。 「失礼、Mr.street。少し気分が悪くなったようなの。失礼させて頂く わ。御一人で楽しんで下さいね。あと、飛鷹に対しての関係なのだけ れども。”連れない遊び相手”との答え。意味がよくわかったわ。 貴方と遊んでくれる相手は少ないでしょうね。」 私は席を立った。[2000/10/23 20:11:19]
「惚れてんの？」 ashの質問に女は釈然としない表情を一瞬浮かべ、口の端がひきつった微 笑みでこう答えた。 「彼。・・・とても興味深いとは思うわね、ボーヤ」 女がそう答えると、ashは無言でグラスを掲げボーイを呼んだ。 「知り合い。そうね、知り合いね。戦友、というところなの かしらね。」 ボーイにグラスを渡すと人差し指を立てて同じ物をもう一杯頼む。 「で、ボーヤ。貴方は飛鷹の何なの？」 女に逆にそう問われると、ashは運ばれてきたグラスに人差し指を入れグ ルグルとかき回した。 「それは奴に聞かなきゃわかんねぇだろう？奴は”こんな奴はしらねぇ”って いうだろうけどな。聞くんだったら”飛鷹は俺の何？”って方がまだ答えよ うがある」 そこまで言うと、ashはグラスの中にあった指を出し舐った。 「ちなみにその質問の答えは・・・、つれない遊び相手ってとこかな？」 グラスを煽る。グラスを置いた瞬間、ashはテーブルに手をついて身を乗 り出し女に顔を近づけるとこういった。 「それと、俺は”ボーヤ”じゃねぇ別にどう呼んでもかまわねえが、その呼 び方はブッチギリで気にいらねぇからやめろ」 再びソファにもたれかかり、こう続けた。 「一応、ashって呼ばれてる。本名じゃねぇけどな。もっとも、ストリート チルドレンで本名を持ってるってのもあんまいねぇけど」 （少し酔ったか？口の回りが軽いな・・） 俯き加減に言った言葉の後でashはそう思った。[2000/10/23 13:01:33]
「惚れてるの？」 不遠慮な一言に、頭に血が昇るのを感じた。惚れている？ 私が？飛鷹に？私が？この私が？本国において貴族の称号 を持つこの私が？このような感情もまた久方振りであった が、それを楽しむ余裕はなかった。 何か侮蔑の言葉を脊髄反射的に即答しようとしたのだが、 私はここでは淑女を演じているのだ、そのような振るまい は許されない。口の端がひきつっているのを感じながら、 微笑みつつ答えた。 「彼。・・・とても興味深いとは思うわね、ボーヤ」 ついでに言うと貴方もよ。と言おうとしたが、それは止めて おいた。 「知り合い。そうね、知り合いね。戦友、というところなの かしらね。」 今日知り合っただけとしても、私にとってはビズメイトは誰 であろうと戦友なのだ。そう思いつつ、私は自分の中にある 感情を分析し始めた。そしてその感情がわかった途端に私は おかしくなった。私がこんなに多情な女だったとは、自分で 驚いた。 どうやら私は飛鷹に惚れ始めたらしい。 冷静さを取り戻しつつ、目の前の少年、ashに尋ねた。 「で、ボーヤ。貴方は飛鷹の何なの？」[2000/10/20 17:32:31]
ashはフと視線を感じ振り向いた。そこには彼をここまで導き、連れてきた 女クリスがいた。しかし、彼女はashの方は向いておらず目の前の男に向かい 溜め息を漏らしていた。 「楽しいところに来たんじゃなかったのかよ」 一人つぶやくash。前に向き直るとそこには先ほどからこのテーブルに座 っているエルフの女がいる。 「あんたあいつの知り合い？」 エルフの女の視線の先、飛鷹とブルーアイのいるソファーの方を顎でし ゃくってそう聞く。彼女の返答を待たずashはこう続けた。 「惚れてんの？」 グラスの中身を飲み干す。彼女の返答を待ちつつ、ashは彼女が答えたら 次の一杯を頼もうと思った。 >>>[ ＞赤の他人さん 赤の他人さん＝アシュレイPLさんだったんですね。俺本当に”全く の他人”という意味なんだと思ってました。(笑) ＞NOBUさん 挨拶遅れました。ども、よろしくっす。 ＞クリス＆ユウキPLさん 一瞬「へっ！？」と思ったっす。(笑)＜名前 ]<<<[2000/10/20 12:38:34]
「よかった、無事で・・・・・・・。」 何の脈絡も無く、ブルー・アイはそう呟き、……崩れるように倒れ込んで きた。その姿が、ほんの一瞬、彼女ではなく、別の人物に……似ても似つか ぬ黒髪のエルフに見え……。 「……かっ、……」 違う。違う。叫び声をあげるのを辛うじて堪え、俺は彼女を抱き止めた。 俺は瞬きを繰り返した。ここにいるのは……小柄な金髪の女性。 「……ブルー・アイ……？」 意識があるのかどうか、窺い知る事も出来ない。 対峙していた少年と、黒炎と名乗ったサムライに、先に行くよう目で促 し、そっと彼女を抱き上げる。……慣れない事はするものじゃない……。 逡巡の後に少年は俺たちのいたテーブル席へと移動し、黒炎はカウンター 席に腰を下ろした。……少年は手持ち無沙汰そうにカクテルをすすっている が……、彼女が正気づくまでは、こちらは動けない。というか、戻りたくな い。 軽く首を振り、俺は手近なソファーへと向かった。頭を下げて場所を譲っ てもらい、ブルー・アイを横たえる。膝まづき、小さくため息を吐く。まと もに聞こえているとは思わないから、俺は少々自嘲気味に呟いた。 「……慣れない事させるなよ、まったく……」[2000/10/20 02:00:58]
すみません↓の書き込みハンドル名、ユウキとなっていますが、クリスの 間違いです〜（＞＜； ※WebMasterより：訂正しました[2000/10/17 17:58:52]
私がリカーと話し込んでいるうちに、周囲が賑やかになった。何かあったの だろうか？？見ると、私と一緒に来たバンダナの青年が、他の青年に絡んで、 一悶着を起こしたらしい。しかし、騒ぎは既に治まったようだ。 私はその方向をちらりと一瞥してから、再び目の前の青年を見やる。彼は疲 れているのか、顔を両手で覆っている。 「どうかしたの？？」 彼の顔を思わず覗き込む。両手で顔を覆っている為、彼の表情まではわから ない。私は一つ、ため息を漏らした。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ お久しぶりに書き込みます。なんだかしばらくの間、ごたごたしていらっし ゃったようですね〜・・・。そのあいだ全く書き込むことが出来なくて申し 訳ありませんでした。私も色々と書き込むことができれば良かったのです が…。 それでは。また書き込みができるようになったので、書き込みをまたした いと思います。[2000/10/16 17:26:31]
ブルーアイが飛鷹の胸に倒れ込むのを見るのは、あまりいい気持ち ではなかった。あのヒューマンの女は行動が支離滅裂だ、条件反射 的に行動している、と思った。それが久方振りに生じた嫉妬の為せ る思いなのかはわからなかった。 飛鷹に連絡をしようとも思ったが、止めておくことにした。 思わず何を口に滑らせるかわからなかったので。 >>>[ 赤の他人ともうします。どうぞよろしく。私も今度二人目の キャラクターを出そうかとも思っております。 ]<<<[2000/10/15 04:43:01]
私の視界は瞬時に入れ替わる、始めは、バーであったはずの場所が、 次の瞬間には、何処か別の世界へ、そして、銃声が響き、私の目の前で、 姉が倒れこむ。 私が、駆け寄ろうとすると、姉の姿をしたそれは瞬時に変わり、飛鷹になる。 更に近寄ろうとすると、場面は変わり、バーに戻ってくる。 全ては、夢だったらしい・・・・・・まさか、あれの力・・・・・・・。 飛鷹がこちらを向いて、何かを話している。 しかし、状況を把握しきれていない私には、何を言っているのか 聞き取れなかった。 「よかった、無事で・・・・・・・。」 それだけ言うと、私は、既に焦点の合っていないような感じで、 ふらふらと前に進むと、そのまま、飛鷹に倒れこんだ。 ********************************************************** どうも、ブルー・アイです。 書きこみが遅れてすいません。 以後よろしくお願いします。 ＞NOBUさん おおこんなところにも、お久しぶりです。 よろしくお願いしますね。 **********************************************************[2000/10/15 01:58:30]
＞＞＞＞＞［こんばんわ、飛鷹（私）です。 ……続けてますが、よろしかったのでしょうか……？＞いわしまん様 他の方々にも、納得して頂けたのでしょうか、今更ながら不安になってしま う……（苦笑）＞皆々様 遅れ馳せながら、よろしくお願い致します。ＰＬ的にもＰＣ的にも、まだま だ未熟者ですけれど、ご鞭撻ください＞ＮｏＢｕさん ……まぁ、（ウェブマスターさんのお許しが出たとして、ですけど）気長に やらせて頂きましょう。果たして決着するのかどうかはおいといて（笑） ］＜＜＜＜＜[2000/10/14 01:06:36]
>>>[ashさん、飛鷹さん、アシュレイさん、はじめまして。ＮｏＢｕと申します。 こういうのは始めてなんで、ポカやらかすかもしれませんが、どうかお願い いたします。]<<< 「…どうやら落ち着いたみたいだな。」 そう言うと男は、ライターを腰のホルスターに仕舞った。その脇には表面の 光沢を消す、スモーク加工が施されたアレス・ヴァイパーが。 まるで獲物に狙いを定める毒蛇のように、その鉛色は男の腰元で無言の威圧を 放っている。 「…ふう、内心冷や冷やしたぜ。このままいけば、最初に撃ち殺されるのは、 下手をしたら俺だったかもしれないからな。」 そう言うと男は、あご髭を摩りながら軽くおどけてみせる。 「……そっちの少年とバウンサーの兄さんも、俺達の邪魔をしない程度になら、 最初の一杯は奢らせてもらうが？」 「黒炎だ。今夜一晩、ここの用心棒をやらせてもらう。あんた等がここに何を 目的として集まってるか、その辺の事情はすでに聞いてる。 俺はその事に関して、一切介入する気はない。俺の仕事は、今夜一晩ここで トラブルが起きる事を防ぐ事、そしてトラブルが起きたら、それを解決する 事だ。 今夜はここのマスターのご意向で、俺はここでいくら飲んでもタダって事に なってるんだが…。まあそう言う事なら、いっぱい奢ってもらおうかな。」 男はカウンタの一番端のスツールに陣取り、カウンターのバーテンに向かって こう言った。 「あちらのお兄さんの奢りだ。バドワイザー、もちろん本物をな。」[2000/10/11 20:47:53]
「Don't move! そこまでだ、Brother」 銃を抜き放とうとしたashの背中に、不意に銃口の様な物を圧し付ける 感触があった。 （ばかな！？俺より早いだと？） 瞬間ashはそう思い、瞬時にその考えを打ち消した。 （いや、単に後ろで待ち構えていただけか・・それにしても少々頭に血 が上っていたとはいえ、全く気配を感じなかったぞ？） 「銃をホルスターに戻しな。ここで得物を振り回すんなら、それなりの リスクは覚悟してるんだろうな。…これはそっちのお双方にも言ってる んだぜ。」 ashもさすがにこの状況では従わざるをえなかった。まさに四面楚歌と はこの事である。後ろからの声に言われるままにゆっくりと銃をホルス ターに戻す。すると男は、ashの背中から手を放した。ashが振り向くと 男の手には拳銃型のライターが。男は引き金を引き、ライターにオレンジ 色の灯が点る。ashは「おいおい」といった表情で天を見やる。 「ここは憩いの場だ。撃ち合いも魔法も御法度だ。やるんだったら、紳士 的にやってくれ。・・・。」 男は懐から煙草を出し、手にした炎で咥え煙草に灯を点した。 「ま、そう言う事だから、ここに集まりのお歴々。しがない用心棒の手を 煩わせる事だけはやめてくれ。…よろしく頼むぜ。」 男がそこまで言うと飛鷹は自分が危害を加える意志がない事を示しなが らこういった。 「やるんなら紳士的にって、ロシアン・ルーレットでもやれって事？」 ashは「はは！面白そうだな」と小馬鹿にしたように言ったが、今度も 飛鷹の耳には届いていないようである。 「……取り敢えず礼を言っておく、ミスター。俺もこの場でやり合うつも りはない。だから好きなだけ、酒でも何でもかっくらっておいてくれ」 飛鷹が男に向かってそう言うと、ashは壁に背を向けてよりかかり飛鷹の 方を相変わらずのひねた表情で見やった。 「おい、俺の事は無視かよ、オカマ野郎」 ashの必至のラブコールも彼の氷山のような心を燃やす事はないらしい、 飛鷹はブルーアイの方を向き直りこういった。 「戻ろう、ブルー・アイ。もう少し、あんたと話したい」 そして今度はバウンサーの男とashを見やり、 「……そっちの少年とバウンサーの兄さんも、俺達の邪魔をしない程度にな ら、最初の一杯は奢らせてもらうが？」 その言葉を聞いて少しashは迷ったが彼が戻ったテーブルに向かい、ドカ リと腰を下ろすと、足をテーブルの上に上げマスターにこう言い放った。 「ソルティー！」 そして飛鷹の表情を伺いマスターにもう一言。 「塩、大目に付けてね」[2000/10/10 13:07:42]
飛鷹。 やはり、貴方が一番興味深い。 と私はその情景を見ながら思った。フォーチュナリティが一夜限り のバウンサーを雇うとは意外だったが、確かにその方が不都合の時 切り捨て易いのかもしれない、と思った。 私もそろそろここから出て、またバーに戻る必要があるのかもしれ ない。[2000/10/10 12:30:15]
速い。辛うじて確認出来る程度の速さで、少年が銃を抜いた。馬鹿な。こ の至近距離で撃つ気か？！ おそらくは間に合わない事を知りつつ、俺は身体を捻った。逃げる気はな かった（逃げ切れるものじゃない事はわかっていた。相手の速度は、俺を遥 かに超えている）。ブルー・アイを、庇うつもりでいたのだ。……間に合わ ないからといって、何もせずにはいられなかった。 「Don't move! そこまでだ、Brother」 左手が彼女に触れるか触れないか。……中途半端な姿勢のまま、俺はゆっ くりと声の主に視線を移した。割って入ったのは、黒い肌のサムライ。計っ ていたのか、と思えるほどに絶妙のタイミングだ。俺は軽く笑った。 「やるんなら紳士的にって、ロシアン・ルーレットでもやれって事？」 ……持っているのはスーパー・ウォーホークだから、出来なくはないが。 態勢を立て直し、左手でミラーシェードを外す。右手は害意の無い事を示 す為に、広げて相手に向けておく。 「……取り敢えず礼を言っておく、ミスター。俺もこの場でやり合うつもり はない。だから好きなだけ、酒でも何でもかっくらっておいてくれ」 右腕が震える。もう、隠そうという気にもならない。死にかけた事は一度 や二度じゃきかない筈なのに、いまだに恐怖なんてものを感じるのか、俺 は。……アシュレイ、笑ってるのかな。 右胸のポケットに左手を当て、そこに収まっている“蒼龍の涙”の無事を 確認し、ブルー・アイに向き直る。 「戻ろう、ブルー・アイ。もう少し、あんたと話したい。……そっちの少年 とバウンサーの兄さんも、俺達の邪魔をしない程度になら、最初の一杯は奢 らせてもらうが？」 返事は期待していない。だから俺は振り返らなかった。[2000/10/09 21:53:15]
>>>[こういう事はやった事無いんで、いまいち要領がわかんないんですけど、 分からないなりにやってみますか。]<<< 「Don't move! そこまでだ、Brother」 銃を抜き放とうとしたashの背中に、不意に銃口の様な物を圧し付ける感触が あった。 そこにはいつのまにか、黒の光沢のあるアーマージャケットを着込んだ、肌の 黒いドレッドヘアの男が。 「銃をホルスターに戻しな。ここで得物を振り回すんなら、それなりの リスクは覚悟してるんだろうな。…これはそっちのお双方にも言ってる んだぜ。」 そう言うと男は、ashの背中から手を放した。男の手には拳銃型のライターが。 男は引き金を引き、ライターにオレンジ色の灯が点る。 「ここは憩いの場だ。撃ち合いも魔法も御法度だ。やるんだったら、紳士的に やってくれ。 …今夜一晩、ここの用心棒を頼まれちまって、何かあったら俺はアンタ等に 引き金を引かにゃあならない。それが俺の今夜の仕事でね。同業者を撃って 恨みを買うのもごめんだし、第一上手い酒も不味くなる。 何にもトラブる事がなけりゃ、俺はここでのんびり酒を飲んでる事が出来る って訳だ。」 そこまで言うと、男は懐から煙草を出し、手にした炎で咥え煙草に灯を点した。 「ま、そう言う事だから、ここに集まりのお歴々。しがない用心棒の手を煩わせる 事だけはやめてくれ。…よろしく頼むぜ。」 そう言うと男はフォーチュナティの方を振りかえりこういった。 「…こんな感じでいいのかな？ マスター。」 ----- >>>[今夜一晩、用心棒役を頼まれたサムライ”黒炎”です。隠密を得意とし アレスヴァイパーを愛用する忍者サムライ、という事で。 …ちょっとお邪魔キャラになってしまいましたかね。]<<<[2000/10/08 16:17:17]
>>>[いらはい。＞NOBU いや、途中参加はいつでもでんでんおっけーで おま。詳しくはURLをば見てくらさい。一応いいだしっぺの建前上、 一応きたかたの受付を勝手にやっております、石頭っす。 途中参加よろしゅう＞NOBU （その場合は下のシーンとは別展開になって、新PC登場になるの だろう。だからとっいって、下のシーンを続けてはいかん、と いうわけではないですよ〜＞ALL ]<<<[2000/10/08 04:46:14]
ども、おひさしぶりです。 しばらく顔を出してなかったら、なんかとんでもない事になってますね。 ちなみに、これから参加可能ですか？ それとも、今進行中のストーリーが一段落するまで、待った方が良いのかな？[2000/10/08 04:10:24]
>>>[ おありがとうござい(__。これでもー、いわしまん殿の お住まいには足を向けて寝れないですぅ(^^;。かっちょえー デザインでわ。＞指針 ]<<< --- Stonehead ---[2000/10/06 09:14:50]
「自力で動けそうだぜ、彼。俺の出番はなさそうだな。戻らせてもらう」 「待てよ」という言葉が口まででかかったが、彼はashの要望には一向に 応じるつもりはないらしい。 「俺はあんたに用は無い、坊や。あんたが誰に頼まれて、誰を捜してるのか は知らないけどな。それと一つ忠告しといてやる。ここはストリートじゃ ない。同じ感覚で突っ張ってると、払い切れない授業料を取られるぞ」 瞬間頭の中が急速に冷凍されていくような感を覚えた。それは怒りから来 たものかもしれない、事実ashはストリートにおいて相手に決して抱かせて はいけない感覚”なめている”を飛鷹が抱いていると思った。 ターゲットの背中は無防備に空いているがよどみなくこちらを見詰める目 には「お前が動けばその瞬間がお前の死だ」とでも物語っているようにash には感じられた。 「良い演技だったけど、後もう一歩だったわ。目的は、確実に掴むまで、隠 すことが肝心よ。チャンスがもうあるとは思わないけど、次のチャンスは確 実に掴めるといいわね」 ブルーアイは射線上にはそれとなく水の精霊を配置し、他の客の間に紛れ 込むまでは、警戒を解く事は無かった。もちろん魔法の能力がないashにそん な事が分かろうはずがない。 「いや、関係ねぇよ。俺がストリートにいるんじゃねぇ。俺がストリートだ」 やや遅れて飛鷹に反論を述べる。その言葉が終わると同時に常人には目に も止まらぬ速度でashが銃を抜いた！[2000/10/05 12:57:02]
はーい。実は当サイトのトーキョーN◎VAの方には、『黄昏の約定』という 注意書きのページがあるのですが、シャドウランにはありませんでした。 （こんなに大規模に展開したことがなかったため、必要がなかったのです） ではWebMasterの名において指針を説明したページを作る方向で検討しましょう ‥‥と思ったところに早速石頭さんがテキストを送ってくれました。これを コンテンツにするのでしばし、しばしお待ちください。 さて、皆さんの良心と心遣いのお陰でもあるのですが、現在このBBSでは トラブルが起こったわけではなく、もっともっと前の段階で止まっています。 仕切り直しのタイミングは決定通りとして、そろそろ物語再開にしませんか？(^_^) ＃前に書き忘れたのですが(爆)自分の経験からも１つ。登場人物を無闇に 増やすと回りが混乱するだけになる傾向があります。自分が操るPCは1〜2人 程度に押さえておくのが妥当です。（言った者勝ちになってしまいますしね。）[2000/10/04 23:51:20]
なるほど、おっしゃりたい事はよく分かりました。僕も皆さんの言ってら っしゃる事に概ね賛成です。確かにWEBのBBS上でスムーズに話を展開させ、 全てのPLを楽しませる場としてはそれが一番でしょう。その上で提案とい うかお願いがあるのですが、”戦闘をしてはいけない”（例えしても..な どの事も含めて）などここのルールというか”みんなのお約束”を分かるよ うに明確に示していただきたいと思うのです（お店の設定や、PLの発言を 通してでなく）できればWEB-Masterの名の元で。 みんなが共通の価値観を持っているなどありえません。これについては理 解していただけると思います。つまり、お店の設定を聞いて「これがここ のルールなのか」と思う人もいれば、単なるお店の設定で流す人もいます。 (事実僕は後者でした）始めてきた人に共通の価値観を求めるようなもので はないでしょうか？ご検討お願いします。 物語の進行に関してはブルーアイPLさんの提案どおりで構いません。[2000/10/03 15:42:52]
・・・メールアドです。うう〜・・・自分が嫌になってくるわ。[2000/10/03 12:38:13]
ああ、よかった！とりあえず大事にはなりそうに無い！・・いままでので十分 大事ですが（笑）＜シンプルな判定方法＝皆の良心＞一番しっくりきますし、 わたしもそれで大納得です。 ところで、わたしは銃声が聞こえたあたりでローランド氏が飛んでくると思う のですよ。「これ以上店を壊すなぁ！！」とか。（笑）・・・サイレンサー付 けてるに決まってますねぇ。でも彼のお店ですから、やっぱり彼が出てきても おかしくないと思います。 今更ですがアドレス記入しました、ども。 では、また〜。。。[2000/10/03 12:32:08]
>>>[ すみません、私はＧＭではありません(^^;。ここの 最初の企画発案者、初期のシナリオ傾向の提示、その他雑多 な決まり事を提示しただけで、あとは基本的に傍観者として 存在しております(^^;;。そんなわけでよろしゅう＞ALL ]<<<[2000/10/03 09:15:12]
＞敵になりそうなブルーアイ商会関係の方は財団からも前前から ＞信用できるのが分かっているので、今回問題は起こらないと ＞思いますけどね。 どうも、今回の騒動の火種を作ったブルーアイ商会関係の者ですが、 （信用して頂いてありがとうございます＞いわしまん様） 今回、参加した段階では竜の涙でももらうのも良いかなと思って いましたが、Ｊを使おうかなと思った段階で、他の人との掛け合い、 （挑発、騙し合い、実は、その場で決めたＰＣの設定の話とかが、 出来れば、良いかなと思っていた次第なので、出来るだけ、多くのＰＣと、 絡もうとしたところに無理があったようですね。） 実際、クリスタルビジョンで、このような事件が、発生した場合が、 セッション中であれば、私の知る範囲のＳＲのＧＭ達は、 問答無用で、発砲者を、撃ち殺してしまうと、結論が出ました。 丁度、この問題が起こった時に話し合いの機会が合ったので、 それと無しに、振ってみての解答です。 （理由は、ランナーの溜り場である以上、みんな、自分の危機と思った 段階で、発砲、魔法の行使で、あるいは、他の得意技で切りぬける為。） 今回の場合、特に、時期、年代も不明、ただ、ＢＢＳの書いてあることを 見ていると2057年の例の事件が書いてあるので、それ以降なんだなあ、 としか思えないし、使用できる範囲も書いて無いけど、 基本ルールだけでは、無いだろうと、みていたのは、 店主のローランド・フォーチュナティ氏が、 イニシエトであると読んだくだりからなんですけどね。 この段階で、2版でもグリモアに書いてある事項までは、使っても良いのか と思った次第です。 但し、それで威圧をするのではなく、最悪の事態を回避する方法を 考えたりする為に、欲しかったんですけどね。 ですから、飛鷹さんのＰＬさんから、メールが届いた段階で、 何個かの解答を送ったのもそういう次第です。 状況的に、2版のみ、未訳投入時、ＳＲ３使って良い場合、 色々ありました。 ただ、生き残って欲しかったので、メールで、こっちの行動を書きつつも、 第３のＰＣの投入も計画したんですけどね。 シャーマンか、自由自然精霊を無理矢理登場させ、銃を＜事故＞で、 暴発させ、事件を未然に防ぐ、または、マンチキンと言われても言いから、 ブルー・アイに＜反射増強ＬＶ３＞＋＜魔法の指＞か＜疲労＞のコンボで、 ashＰＣに銃を撃たさせないことにする。 までも、考えましたが、どれもが現実場慣れしているので、 書くのも嫌だなあと思った次第です。 飛鷹ＰＬさんに、実際にお奨めしたのは、「蒼龍の涙」に仕込んだ魔法を 強制起動させ（イニシエイトの技である、アンカリングの使用です。） ＜障壁＞系の魔法を使って防ぐか、＜鎧＞として起動させ、死亡だけは、 避けてはどうでしょうと言う話はしています。 最悪、「蒼龍の涙」を弾除けに使ってくださいというのもいれたと 思うのですが、（これはＳＲ３のカルマプールの使用方法の一つを 使っています。） このように、いくらでも解答を用意しつつも、ＧＭの解答次第で、 （この場合のＧＭは石頭さんであると見ていたのですが・・・・・。） どの解答を使うのか大幅に、ずれてしまう可能性もありましたが、 しかし、意見の相違から、いきなり死傷事件にまで進んでしまうと、 ちょっと、待ってくれとしか、言えないかと思うわけですよ。 特に、戦闘描写までされてしまうと、止め様がほぼ、とんでもない方法 でしか、止められないのでここで、１アクションをいれた方が良いでしょう。 （魔法使いが常時、敵探知を、行使していた場合のみ、不意打ちを 阻止できないでしょう。） その後で、本当に撃つのか、打つのかわかりませんが・・・・・・。 とりあえず、私としては、発砲直前の状態で、誰かが叫ぶなり、 飛鷹に危険を知らせた（気付いた。） バン！！ あたりで、進めると、次の展開が見えるかと思います。 その後で、みんなで、戦闘をするのか、一時的均衡状態を 作るのかは、皆様の行動次第かと思います。 一応、私のＰＣ達の行動は、ブルー・アイは、飛鷹のガードに入るでしょう。 （事件に巻き込んだという点での行動です。） Ｊの行動は、後があれば書きますが、ブルー・アイを守る為に、 移動するでしょう。 （明らかに周囲からは、自分のターゲットを奪わせない為の行動と 写るはずです。） どのみち、続けるにも、中止するにも、私は、WebMasterのいわしまんさんの 書きこみを指示します。 穏やかに済ますのがCOOLだと思いますので。 まあ、スリルの定義も人それぞれなので、あんまり、言えないのですが ・・・・・。 あくまで、個人意見なので、それでお願いします。 と言うわけで、では[2000/10/03 00:58:21]
from Web Master: さて皆さんこんにちは。RI財団管理者です。(^-^) 若干Resが遅れてすいません。気遣ってくれた方々感謝です。 『竜の涙』の物語に関しては雰囲気を崩さないために、ログ整理の他は干渉して いなかったのですがやや混乱してきたので整理します。敵になりそうなブルーアイ 商会関係の方は財団からも前前から信用できるのが分かっているので、今回 問題は起こらないと思いますけどね。 『クリスタル・ヴィジョン』はいちおうはバーを舞台にしたなりきりBBS+PLの 雑談も一緒（こっちの方が多かった）ですが、石頭さんの発案と僕の了解の元で こうしたストーリー展開になっています。今まで戦闘が起こったことはありません し、管理者としても殺伐としたものになるのは大いに避けたいです。 そして、（大した設定はありませんが）一般客もランナーも集まる割と大きな 店ということになっているので、ゲーム内世界の常識からしても、騒ぎが起これば それなりの結果が発生します。（りかりかPLさんの言う通りです。） また、これはストーリー展開、BBS内セッションとでもいうべきもので、通常の シャドウランのセッションではありません。ほぼ赤の他人さんと飛鷹さんの言って いる通りですが、ルールに関するGM担当がいないし、データが意味を成さないからです。 たとえPLさんがどんなに公明正大で高潔な人物で正しいデータと正確なダイス ロールをしていてたとしても、我々にはその証明を確認する手段がないのです。 というわけで、ルールに関する厳密な書き込みその他は一切意味をなしません。 普段の書き込みは今まで通り、自分の良心や常識に従って。そしてこうした 対立が起こってもし本当に戦いそうな際には手もあります――ここへのPLからの 書き込みを併記する/相手のPLさんへの直接メール等で、「僕のキャラはだいたい これぐらいの能力を持っている。彼の能力だともし戦ったらこうなる。 今の一触即発の戦闘前状態からこれこれこういう感じで進めていきたいのだが どうですか？」という感じで調整して進めていくのです。 （でも、今回この場合、やはり派手な直接の戦闘は避けてほしいです。石頭さんの 提案通り、銃が火を吹いた辺りで止めて別の展開を目指して‥‥ほしいです。 サイト管理者として強く望みます） そして、常に頭に置いてほしいことがあります――N◎VAのなりきりBBSでも 常々言っているのですが――『自分を省み、互いを尊重しあうこと』です。 互いに見せ場を譲りあい、相手の成したことを称え合う心を大切にしてください。 『オレのキャラはこれだけのハードなランをくぐり抜けてきて、こんなに強いんだ。 奴ならこの場面で絶対にこれだけのことをやってのける！』 そういう思い入れはあるでしょう。当然です。でも、相手もまったく同じことを 考えているんです。相手を立てて、自分から引き立て役を選ぶくらいの大人の 度量の広さを持ってください。 （注：なにも、この場面でランナーのashに「死ね」と言っている訳ではないので 間違えないように/笑 そして、PLのashさんが今回悪い訳ではありません) そうしたものが嫌でルールに即した厳密なセッションがやりたいのであれば、 何も手の掛かるBBSでプレイする理由はありません。実際に会ってオフラインで遊ぶ なり、IRCチャット等(これも時間掛かるけど)でやった方が遥かに効率がいいです。 でも、BBSのストーリー展開でしかできないこともあります。 皆さんのキャラクターは単なる数字から構成されているわけではないでしょう。 キャラクターの外見も特徴的な台詞も表現できます。チバ製の低光量の サイバーアイから見た店内も、懐の奥に隠されたスマートリンク付きの銃の重み だって表現できます。冷たいミラーシェードの一番奥に隠された人間の想いだって 表現できるでしょう。素晴らしいことではないですか？ 通常のセッションとは大いに異なるBBSの特性を理解した上で、どうぞ物語を 続けてください。(^_^) ＃それから皆さん、RI財団の方針として、書き込みの時はなるべくメール アドレスの併記をお願いします。 （管理側としては、身元を明らかにしておきたいのでしゅ。）[2000/10/02 22:41:10]
＃ここでちょっと付け加えておきますが、発砲されたことに対しては、何ら ＃悪感情を抱いてはおりません（笑）。この直前にブルー・アイさんにちょ ＃っとしたアイテムを頂いていたおかげではありますが。ですから、石頭さ ＃んの仰るとおり、仕切り直すなら、あの場面からだと思っております。赤 ＃の他人さんにもお話はしてありますので。 続けます。 リアルな戦闘、スリルを感じたい、それは理解出来なくはありません。ＴＲ ＰＧの醍醐味ですから。ですが、それは、同じ土俵にいる場合です。自分と 違う法則の持ち主が相手では、最初っからやる気も起こりません。 先に述べたとおり、使用ルールが明確にされていない以上（明確にしようも ないのですが）、本来、戦闘は行なわれるべきではないのです。 ご理解頂けますか？ 納得して頂けますか？ ここまでの分でご理解を頂ければ、この物語の続きを書き込み致します。 理解も納得も出来ない、或いはもっと話したい、と仰る方は、どうぞ、その 旨を書き込んで下さい。じっくりとお話し致しましょう。 ただし、お忘れなく。 このページは、この場にいる誰の物でもありません。 ウェブマスターさんは、この場には現在居られないのです。ご迷惑をお掛け しない程度に、話し合いたいと思いますので。[2000/10/02 19:45:28]
こんばんわ、飛鷹です。……なんかちょっと、面倒な事になっちゃいました ね（ぽりぽり）。とりあえず、この数日間、考えた事を書いてみます。 １．本来、ここでの戦闘及び魔法の行使はご法度であるという事 過去ログ５を参照してください。ローランド氏がアシュレイさんと飛鷹に対 して、その旨を述べています。これは、二人への指示であると同時に、この 物語に参加する総ての人へのメッセージです。同様の書き込みが、随所に見 られます。お疑いの向きは、捜してみるのも一興かと（笑）。 ＃まあ、ちらちらと魔法は使われているようですけどね（笑）。 これは、以下に述べる理由による（と思われる）ものです。 ２．使用ルールの相違 赤の他人さんがご指摘のとおり、未訳ルールを導入しているかどうか（嫌な 言い方になりますが、日本語版ユーザか英語版ユーザかという区別も出来ま す）で、キャラクターの強さは全く違ってきます。 ＃因みに、飛鷹（及び涼海）は第二版、日本語版基本ルールのみで作成され ＃てます。ですから、ここに集うメンバーの中でも最弱な人物である事は、 ＃疑いありません（笑）。アーキタイプのフォーマー・カンパニー・マンを ＃ちょっといじった感じです。弱いですね（笑）。能力値的には、もう少し ＃マシですけど。 長々と書いてきましたが、結局何を言いたいのかと言いますと。 厳密なルール適用を行うと、「飛鷹は即死」って事になってしまうのです。 フェイズ２８で９Ｍ１０個成功、アシュレイさんの援護が間に合わないと仮 定しましょう。 飛鷹の強靭力は４、皮膚装甲無し（笑）、防具はレザー・ジャケット（対弾 効果０／笑）、コンバット・プールは７です。 全部つぎ込んで、ダイス１１個、実際に振ってみましょう。目標値は９で す。カルマも使って振り直します。何個出ましたか？ ……恐らくは、Ｄ喰 らって倒れているはずです。いいとこＳでしょう。そこへ二射目が来ます。 ９Ｍ４個です。抵抗してみましょう。カルマはもうありません。何個出まし たか？ やっぱりＤ来ますよね。仮に一射目をＳで止めても、二射目のＤで 結局死んでます（強靭力４ですから）。 いかがなもんでしょう。飛鷹を、貴方のキャラに置き換えてみてください。 何も出来ずに殺されてしまっては、浮かばれないと思います。それが不満 か、と訊かれれば……不満は残りません（笑）。残るのは、不満ではなく怒 りです。続く[2000/10/02 19:34:05]
>>>[ 仕切り直し、という事で如何でやんしょ(^^;＞ALL。 具体的には ash 氏の銃口が火を吹いた、という場所から。]<<<[2000/10/02 11:02:33]
以下個人の一意見です。 「自分は別にルールをまさかここまで厳密に適用して行うとは 思わなかった。気に障って大変申し訳ない。 もし、今後もそうであるなら、今後は厳密にルール適用する が、それは大変つまらないものになるだろう、何故なら、 ここ（BBS)にマスターはいないし、全員の能力、データも 開示されていないからだ。 更にルールの知識量がそのまま選択肢を制限することにな る。どこまで利用するのか？未訳ルールを知らない者は不 利ではないのか？ であるならば、結局のところNOVAのように行うしか無いの ではないだろうか？だから、今後はどうするか今考えてい るが、結局皆の合意で決めるか、誰か判定者を付けるしか ないのだろう。自分としては、皆がカッコ付ければいいの であって、ルールを使って無理矢理自分の行動を成功させ るようなＢＢＳになるとすれば大変興ざめだが、最終的に 皆の決定に従う。 自分個人としては、”ルールは採用せず、ＮＯＶＡ ＢＢＳ のようになんでも行動あり、しかし、その行動の限界はＰＬ の良心に従う”を望む。」 以上です。[2000/09/30 23:54:32]
戦闘判定についてはＲＰＧには必要なものなので、きちんと決めた方が良いと は思います。皆さん自分が勝ちたいと思うわけですし・・・このまま戦闘を続け る、または今後も起こる可能性があるのなら。 ・・えと、今この場で傍観していることになってるリカーですが、(これはＰＬ のここでの考え方でもあるのだけれど・・・)この場での派手な戦闘は望みませ ん。＜クリスタルヴィジョン＞には一般の人々もいる、名の知れた有名人だ っている、ランナーたちにはそれぞれの目的がある。ここでの人目をひく戦 闘にメリットはあるのでしょうか。 もしも避けられない戦闘があるのなら、できるだけシンプルな判定方法が必 要では。それに彼らの能力もはっきりさせなくてはいけないと思います。死 人が出た場合、殺した側はその死体の処理についても考えるべきです。 こういう場所での戦闘はそれ自体よりも、その波紋の処理が大変だと思うん ですよ。・・考えすぎかなあ。。。[2000/09/30 15:40:43]
「下の発言はここのやり方に合わない」と思われる方も多数おいでだと思い ます。しかし、SHADOWRUN（もしくはシャドウラン）を実際にやった事のあ る方であれば分かると思うのですが、ルールのシビアさ（つまりそれぞれの 分野の出来る事と出来ない事など）があるからこそ普段のクールさにより深 みが増すのだと思うのです。 もちろん自分の意見が正しいのかどうかは分かりません。あくまで一意見 ですので念のため・・。 追記：最近俺プレイヤー発言多いですね(笑）[2000/09/29 12:49:43]
ashPL:どもです。先に聞いておきたいのですが、これはSHADOWRUNですか？ シャドウランですか？それともNOVAの世界観が違うだけのものですか？ 本題に移ります。先ほどの発言は自分に対する反省でもあります。そんな事 を言うのなら最初から普段のプレイングとは別な観点から発言を行えばよか ったと。多分ここではプレイヤー同士が戦闘をするのは始めて（でないのな ら依然はどのようだったか出来ればアドバイスお願いします）だと思います。 そこで、もう一度、自分の行動を書き直そうと思います。起こってしまった 事はプレイバックするのも何なんでこのままでもいいですし、最初からとい うのならその方が僕はありがたいです。 １ターン目 フェイズ：２８ - ashの行動 簡易動作 ：サイバーアイ起動（低光量） 通常動作１：抜撃ち（判定成功）、視界=部分光、距離=近距離、その他修正；スマートリンク コンバットプールから３個ダイスを足します。 通常弾(9M)１０個成功（彼の小火器：１２[専門：アレス]、銃の修正＋２ダイス） （「なぜか、蛇口が吹き飛び弾丸に当たりはずれる？」） 通常動作２：視界=雨（洗面台の水）、距離=近距離、その他修正；反動、スマートリンク コンバットプールからダイスを足しません。 通常弾(9M)４個成功 っていうか俺が厳密に判定をしているという証明は出来ないんですけどね＾＾； もし、このやり方がお気に召さないようでしたら、どなたか代案をお願いします。 ちゃんと決めておかないとこれから先にきっと混乱を生む事になるのではないで しょうか？あくまでヒロイックにこだわるというのなら・・多分ash君が死ぬので しょうね＾＾；[2000/09/29 10:15:41]
とここまでが、Ｊの行動です。 あと、追加で、ブルー・アイが、呪文維持具を、１つ起動、 水の精霊を飛鷹の前に実体化させます。 （ちなみにフォースは４です。） あと、彼女の帽子が、もぞもぞと動くと言ったところで、終了です。 そして、先ほどのサムライの少年に声をかける。 「貴方のストリート、楽しませてもらったわ、ならば、今度は、私の フィールド＜戦場＞でも、見たい？」 といいつつ、飛鷹の方に向かう。 相変わらず、Ｊが、私と彼の間に壁を作っている。 「御免なさい。私の不注意から、危険に巻きこんでしまって、 とりあえず、あちらで、話でもいかが？」 と、何事も無かったのかのように、相手の返事を待った。 但し、それは、物理空間の話であり、アストラルでは、 いずことも無く現れた精霊が、配置についていた。 ///////////////////////////////////////////////////// ashPLさん、＞確か、召喚した精霊は、自分のイニシアティブで、 動いたはずですよ。（この場合は、アストラルにいるから、 アストラルかな？） 実体化後に、しばらく動けないけど。[2000/09/29 01:46:37]
ユウキ、海堂涼子か、なるほど、今夜のイベントに生き残れたら、 データに加えておくべきだろうな・・・・。 と思いつつ、秋霜が、グラスを断ったことに、更に警戒を深めた。 いつでも、臨戦体制ですか・・・・。！！この感覚は！！ その瞬間、トイレの方から、飛鷹と、ブルー・アイが出てきた事に 気付き、そして、彼らがなにかをいい、こちらに向かった瞬間、 発砲音があり、トイレで、けたたましいまでの水の音がしていた。 そう、ここは、戦場で・・・。バカンスに来たんじゃない。 と考えた瞬間、俺は、動き出していた。 この場にいる全員に悪いが、テーブルをひっくり返し、盾代わりとし、 秋霜を半ば、突き飛ばす感じで、加速する。 そして、俺は、ブルー・アイを死角にするような感じで、相手を見定める。 ・・・・・ん？さっきの威勢のいい兄ちゃんじゃないか？ だが、こっちにその銃口を向けるならば、その瞬間が、ラストであることを、 教えてやろう。 そして、俺も銃を構えるいつものライフルではなく、今日は、 別タイプの銃である。 それは、まだ、袖の中で眠っている。 そして、背後のブルー・アイに語り始める。 「お待たせしました。ボス。危ういところでしたね。まあ、ここは、私に お任せ下さい。あの日の約束、今、果たしますよ。」[2000/09/29 01:26:57]
失礼。トイレ＞洗面台と置き換えてください。[2000/09/29 00:11:25]
飛鷹の状況を私は把握していた。彼を守らなくてはならない。 お節介になるかもしれないが。彼は私のパートナーなのだから。 私は飛鷹へ警告する。 >>>[そこの坊や、ash boy が貴方に銃口を向け、発砲したわ。 それは私が防護するけど、どうするの？ ]<<< 同時に、トイレの蛇口から、一時的に飽和水量を噴出させ、 蛇口の部品を吹き飛ばす。その蛇口部品はashの弾丸と接触した。 完全にその運動エネルギーを停止させる事は不可能だが、その 方向を逸らすには充分だ、これで彼には当たらない。 そしてその後一瞬で水流を停止させる。少し濡れるかもしれない が、これはご愛敬ということで。 私はトイレを監視し、この興味深い光景を眺めていた。[2000/09/29 00:08:25]
ぎゃあ！二重書き込み！！ごめんなさぃ！・・・＜りかりか＞っていいです ね（笑）気に入ってしまいました。 from Web Master: 重複分削除しました[2000/09/28 23:19:24]
背後の動きが激しい． テーブル席の方で何か火花のようなものが散っている気がするけれど・・・ ＜あまり関わりたくないな。＞と思わず笑みがこぼれてしまう。 それよりも気が引かれるのは奥のトイレだ。 先の衝撃音で外の物騒な人々がぴくりともしないって事は、あれのマスター がレディ・ブルーアイだっていうのか・・・ 次は派手な音こそしなかったけれど、何かが弾かれる音である。 いったいどうなってるんだ。 大体、こんなビックネームがここに一同にそろうことを高代は知っていた のか、ここで僕を暴れさせるって事がどれだけリスクの高いことか判って たのか、やっとのことで食繋いでいる＜争いに敗れた者＞がお礼返しだけ のために彼らを敵にまわすのか。 頭が痛くなりそう。・・・いや、痛いのか？ 嫌になる。考えれば考えるほど不信感が募ってくる。 僕が＜不信＞って言えた立場だっけ？ ・・・・・思考は苦手だ。 策略、陰謀、損得勘定、利用とか打算とか・・・そういうのがいい。 そういう方がいい。 彼女は、・・クリスはどうなんだろう。 僕は頭がキシキシしていて、少し疲れて顔を両手で覆った。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 例によって（笑）リカー内心。 でもちょっと顔色悪いかもしれません（笑）お好きなようにどうぞ〜。[2000/09/28 23:16:00]
お名前： 秋霜ashPL:う〜ん、どうやらcoolな状況をぶち破る馬鹿者は僕のキャラらしい。 しかし、どう演出したものだろうか？できるだけ雑魚っぽくならないように。 暗黙の了解のみのルールというものは難しいな・・。 ////////////////////////////////////////////////////// 「自力で動けそうだぜ、彼。俺の出番はなさそうだな。戻らせてもらう」 「待てよ」という言葉が口まででかかったが、彼はashの要望には一向に 応じるつもりはないらしい。 「俺はあんたに用は無い、坊や。あんたが誰に頼まれて、誰を捜してるのか は知らないけどな。それと一つ忠告しといてやる。ここはストリートじゃ ない。同じ感覚で突っ張ってると、払い切れない授業料を取られるぞ」 ashの脳裏に一瞬、乙の顔が浮かんだ。彼はその瞬間頭の中が急速に冷凍 されていくような感を覚えた。ターゲットの背中は無防備に空いているが よどみなくこちらを見詰める目には「お前が動けばその瞬間がお前の死だ」 とでも物語っているようにashには感じられた。 「良い演技だったけど、後もう一歩だったわ。目的は、確実に掴むまで、隠 すことが肝心よ。チャンスがもうあるとは思わないけど、次のチャンスは確 実に掴めるといいわね」 ブルーアイは射線上にはそれとなく水の精霊を配置し、他の客の間に紛れ 込むまでは、警戒を解く事は無かった。もちろん魔法の能力がないashにそん な事が分かろうはずがない。 「いや、関係ねぇよ。俺がストリートにいるんじゃねぇ。俺がストリートだ」 やや遅れて飛鷹に反論を述べる。その言葉が終わると同時に常人には目に も止まらぬ速度でashのアレスプラチナムドラゴン（アレスプレデター判 定ダイス+2D6）が火を噴く！ そしてその銃口は飛鷹へと向けられていた・・。 ///////////////////////////////////////////////////// ashPL：う〜ん、ブルーアイが放った精霊って、実体化してませんよね？ （さすがにそれだと気づいてるだろうし・・）精霊が受けてる命令が「 飛鷹を守れ」だとしても彼が動くのは、彼のイニシアティブ・・でもアス トラルのイニシアティブで動くんでしたっけ？（あれ？召喚者のイニシア ティブだっけ？ちがいましたよね？） あとフォースはいくつなんでしょう？＞ブルーアイPLさん[2000/09/28 13:22:58]
声をかけられたことに余程驚いたのだろう。ユウキは悲鳴を上げてグラスを落としてしまう。 しかし床に落下する前に拾えたのは大したものだ。 「あ・・・あれ？あっちの方に居たんじゃなかったの？？」 そこまで驚かすつもりはなかったんだが・・・。いや、多少は狙ったか・・・。 「で・・・。あっちでのお話、終わったの？？」 「ま、取りあえずね」 どもりながらも真剣な眼差しで私の目を見据えるユウキに、しかし私は曖昧に応えた。 終わってはいない。 ただ、一時的に休戦になっただけのこと。 「安いったって、万単位でしょ、Ｊさん。あたしゃそんな金ないよ。そもそ も仕事中じゃないの、貴方？ ……そちらは秋霜さんね。初めましてって挨 拶するべきなのかしらね。ユウキちゃんからちょっとだけ伺ってるよ」 「はじめまして・・・え〜っと、海堂涼子さんでよろしかったですか？」 緩い笑みで応える。 動きからして、彼女は飛鷹に＜用事＞がある人物だろう。こちらの邪魔をしなければ、 如何こうするつもりは無い。もっとも、彼にご執心の小姐がどう動くか・・・。 むしろ注意すべきは・・・ 「・・・おっと、そっちのあんたについては、ボスに聞いておくよ。 陰陽師は、いかがですかボスってな。」 「私を紹介するほど人材に困っているようには見えないが？ それと、私はアルコールを飲まないんでね」 差し出されたグラスをさえぎり、ウェイターにウーロン茶を頼む。 彼自身もさることながら、外のスナイパー達は危険だ。できれば外の人たちには 帰ってもらいたいんだが・・・。 どうしようかねぇ・・・。[2000/09/28 11:02:49]
>「自力で動けそうだぜ、彼。俺の出番はなさそうだな。戻らせてもらう」 飛鷹は、そう言うと、立ち去っていった。 私は、その前に、感じた気配に関して、少々考えてみたが、ここで、 それ以上考えても、意味は無いと考え、思考を中断した。 その時、飛鷹が、振りかえり、少年に言った。 ＞「俺はあんたに用は無い、坊や。あんたが誰に頼まれて、誰を捜してるの ＞かは知らないけどな。それと一つ忠告しといてやる。ここはストリート ＞じゃない。同じ感覚で突っ張ってると、払い切れない授業料を取られるぞ」 まあ、確かに現状では、そうでしょうね。 別のバックアップが待機しているならいいんだけど、そうもいかない だろうし、ここは、また、仕切りなおしね。 そして、去りぎわに一言。 「良い演技だったけど、後もう一歩だったわ。 目的は、確実に掴むまで、隠すことが肝心よ。 チャンスがもうあるとは思わないけど、次のチャンスは確実に 掴めるといいわね」。 それだけ言うと、私は、飛鷹の後を追った。 しかし、彼の目には、私が、歪んで見えたに違いない、 万が一に備え、射線上にはそれとなく水の精霊を配置し、 他の客の間に紛れ込むまでは、警戒を解く事は無かった。 さて、どう、切り崩そうか・・・まあ、飛鷹が話があるようなので、 まずは、それ次第・・・・・。[2000/09/28 01:23:05]
＞「未成年が飲酒とは感心しないな」 誰だ、俺が、注いだワインにケチをつける奴は・・・・・・・。 俺が、顔を上げると、隣のテーブルから、別の男が、こちらの テーブルに来ていた。 ミラーシェイドの情報欄には、秋霜と表示されている。 なに、陰陽師・・・・・・・こいつは厄介な相手だ。 ＞「安いったって、万単位でしょ、Ｊさん。あたしゃそんな金ないよ。そも ＞そも仕事中じゃないの、貴方？ ……そちらは秋霜さんね。初めましてっ ＞て挨拶するべきなのかしらね。ユウキちゃんからちょっとだけ伺ってるよ」 おっと、そう言えば、相手の名前も聞いていなかったな。 まあ、今回の仕事に関しては、名前を知らない方が良いのかもしれない。 ここは、そしらぬふりで、話を進めておこう。 「なに、あんたから、金を頂こうなんて思ってはないぜ、レディ。 金は、他所で稼げばいいが、あなたみたいな度胸のある人に会う事は、 希だ。気に入った。今の仕事に差し障りの無い範囲で、仕事を 引きうけてやるぜ。さっき、ボスから連絡があって、しばらく、 自由にしていても良いと言うお達しがきてるからな。 そうだ、ところで、あんた、名前はなんて言うんだい。 良かったら、教えてくれよ。機会があったら、仕事を回すぜ。 勿論、そっちのバランス感覚のやたらよいお嬢ちゃんにもな。 おっと、そっちのあんたについては、ボスに聞いておくよ。 陰陽師は、いかがですかボスってな。」 そうして、俺は、新たなグラスに注ぐと、秋霜にグラスを差し出した。[2000/09/28 01:22:58]
少年は、かなり興奮した様子だった。一種、異様とも思える雰囲気に、俺 は言葉を失っていた。ブルー・アイに視線を走らせる。ただ、彼女が嘘をつ いたとは思わない。もっとずっと、もっともらしく飾るはずだ。 少年はブルー・アイからグラスを受け取り、相変わらず何かに心を奪われ た表情のまま、それを干す。俺は無言で彼を観察した。……目に見える改造 は行なっていない。ならば、速さ重視の戦闘屋か。Ｊのように自らの力を見 せつけるでもなく、俺のように隠そうともしないあたりが、彼の若さであり 自信なのだろうか。 グラスを空にした少年は、奇妙に、熱に浮かされたような表情で俺を見 た。 「あんたに会わせたい人がいる・・」 自分の耳を疑う。一瞬取り乱しかけたが、隣のブルー・アイの冷静な瞳 が、俺をして理性の領域に留めさせていた。 ……だが、企業の連中だって、俺が怯えているほどには、俺になどかまう 余裕はない。そして、それ以上に会いたくない人物は、ストリートの人間を 駒になど使わない。だったら、誰が。 俺は、少年からブルー・アイに視線を移した。 「自力で動けそうだぜ、彼。俺の出番はなさそうだな。戻らせてもらう」 故意にそのまま、無防備な背中を向ける。肩越しに振り返り、俺は少年を 見やる。その表情、動きの一つも見逃すまいと。 「俺はあんたに用は無い、坊や。あんたが誰に頼まれて、誰を捜してるのか は知らないけどな。それと一つ忠告しといてやる。ここはストリートじゃな い。同じ感覚で突っ張ってると、払い切れない授業料を取られるぞ」[2000/09/27 23:24:15]
「ところで、先ほど、仕事がどうとかと話されていましたが、私を 雇ってみませんか？今なら、お安くしておきますよ。」 ……似合わなっ。それ、自分でもわかっててやってんだよね、Ｊ？ あた しは、不自然に見えないように注意しながら、ハンドバッグからハンカチを 取り出し、口元を軽く抑えた。吹き出さないように気をつけなくちゃ。 「未成年が飲酒とは感心しないな」 よほど驚いたんだろう、ユウキちゃん、悲鳴をあげて、グラスをお手玉し てる。一滴もこぼしてない……。すごいっ。偉いぞ、ユウキちゃん。ご褒美 に、それはおねーさんが責任持って全部飲み干してあげやう。 いや、そーじゃない。そーじゃなくて。 声の主は、想像出来た。それを確認する為に、あたしは敢えてゆっくりと 振り仰ぐ。数秒の後、自分の想像が当たっている事を知った。はぐれ陰陽 師、秋霜。確か、そう呼ばれていたはずだ。 ……やっぱ、ばれてんのかなあ。ばれてそーだよなあ。あたしが鷹山を追 ってる事（いや、正確にはあたしじゃないんだけど）。身の危険を感じて、 少女を盾（文字どおり）に逃亡を図ろうとしてる事も。 ばれてもいいのか。幸いってえのか、鷹山、この場に居ないし。ブルー・ アイ姐さんと一緒にトイレ行ってるもんな。半ば自棄になってるかな、あた し。 「安いったって、万単位でしょ、Ｊさん。あたしゃそんな金ないよ。そもそ も仕事中じゃないの、貴方？ ……そちらは秋霜さんね。初めましてって挨 拶するべきなのかしらね。ユウキちゃんからちょっとだけ伺ってるよ」 小さくため息を吐きながら、あたしは姿勢を正した。はてさて、どうなる 事やら、あたしの給料。……（泣）。[2000/09/27 23:04:20]
突然かかった秋霜の言葉に、あたしは「ぎゃっ」とも「きゃっ」ともつかな い声を上げて思わずグラスを落としそうになってしまう。ナイスキャッチで何 とかグラスは落とさずにすむ。はぁ、良かった〜・・・・。 「あ・・・あれ？あっちの方に居たんじゃなかったの？？」 内心冷や汗をかきつつ、告げる。秋霜が声をかけたせいで、グラスのワイン にはまだ一口も口をつけていない。ワインが口につく寸前で秋霜の声がかかっ たのだ。秋霜が声をかけるのが、後少し遅かったら…なんて思ってしまう。 「で・・・。あっちでのお話、終わったの？？」 とりあえず何を話していたかは聞く気もないし、知らない。でもまあ興味が ないといえば嘘になる。聞いてみたのは気まぐれ。あたしには関係ないし、答 えが返ってくるとは思わないけど・・・。あたしはじっと秋霜の目を見つめる。 彼の口から語られる言葉を見落とすまいとするように。[2000/09/25 18:22:01]
誰かがこちらにやってくるのが戸の破片を踏む音で分かった。 「・・・龍の涙”だけど」 （竜の涙！？） かすかに聞こえたその声には真のターゲットである勾玉の別名が語られて いた。出入り口に来たのは先ほどの女と・・ 「あれって、……？ 重傷者って、あのサムライか？」 幸運なのか不運なのかもう一つのターゲット。ashは再び頭の後ろに言い ようのない熱さを感じた。ブルーアイの持っている水を半ば奪うように受け 取り、喉を潤す。”まさか毒が？”などという事は彼は考えなかった。いや、 正確に言えば考える余裕はなかった。普段であれば知らぬものに針鼠にも等 しい警戒心を持つ彼であったが、彼の頭に先ほどから起こっている興奮はそ れを忘れさせるに十分であった。 ashはグラスをブルーアイに預けると、熱病者のような眼で飛鷹を見つ めた。 「あんたに会わせたい人がいる・・」 //////////////////////////////////////////////////// ！！ 雑誌でａｓｈを発見？ ！！ ＞リカーPLさん どもども。 にゃ、にゃに〜〜！？でもブロンドでは駄目なのだな（笑） ちなみに何の雑誌の何号っすか？俺も見てみたいかも。 あとashのイメージ画はHPにUPしているので、もしよければ 下記参照ということで（かなり長い事更新してへんけど（爆）） http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/6450/illust.html ↑ここの下の方にあります。基本的に白黒が多いのでそんなに 重くないと思うのですが・・。 ではでは[2000/09/25 13:05:21]
グラスを片手に、ブルー・アイが俺を振り返る。俺が口を開くより早く。 「あちらの方に、重傷のサムライがいるんだけど、手伝って頂けません。 私、力仕事はダメなの」 ……また、先を越された。俺は一つため息を吐くと、無言で席を立った。 秋霜はＪとユウキのテーブルに移動してしまい、ここにはＪＯＫＥＲだけが 残る形になる。独りにするのも悪いかとは思うが、彼は彼の考えで行動を起 こすだろう、と思い直し、軽く目礼だけしてブルー・アイの後を追う。いい さ。子供じゃないんだから。 「ブルー・アイ。さっきの、“蒼龍の涙”だけど」 見事に破壊された扉の残骸を前に、俺は話をどう繋げたものかを考える。 重傷のサムライとやらに、会話を聞かれる事は、さほど気にしてはいなかっ た。どうせわかりゃしない。わかったところで、俺がそれを持っていると思 う理由はない。むしろ、顔を見られる事を、俺は恐れた。ミラーシェードを 外さずに、扉があったはずの出入り口をくぐる。 「あれって、……？ 重傷者って、あのサムライか？」 怪我をしている様子はない。水が飛び散っている所を見ると、ブルー・ア イがこちらに来ている間に、顔を洗いでもしたんだろう。鏡の前からこちら を見ているのは、先刻Ｊの隣に居たはずの少年だった。[2000/09/24 17:32:40]
「・・・・・埋蔵金でも探すの？」 クリスはなんとなく気だるく彼に問う。 「ふぅん・・・・」 彼は少し考え込むように指の腹を唇に押し当て呟いた。 クリスをまじまじと見つめ、こう答える。 「それって面白そうだけれど・・・・・」 「君の服はあまり穴掘りには向いてないしね、それから、僕も長靴履い てくれば良かった。」 彼は自分の踵をストゥールの端に引っ掛ける。 彼はヒールの高いブーツを見て肩をすくめた。 「それに、穴なんか掘るべき奴に掘らせればいい。」 彼は新しい煙草を取り出して咥えると、ライターに手を伸ばす。 手の中で火のともる擦れた音がして、彼の顔に陰影が作られる。 小さな炎が彼の瞳の中でちらちらとゆれる。 彼の瞳よりもその炎の方が、生き物らしい輝きを放っている。 「だから、埋蔵金はまたいつかにしよう。」 彼は顔を上げておどけるように笑った。 「それとも・・・魔法使いが埋蔵金探す時はこういう場所からあたるの？」 彼はそう言って、視線を滑らせる。 その視界の端にブルー・アイと秋霜を留めると、彼はクリスに目をくべた。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ この前、雑誌でａｓｈさんを発見しました。重たげなライダーズ・ジャケッ トに、結び目の長いバンダナ、革靴！！残念ながら、髪の色はブロンドだった けど、それ以来私の中でａｓｈさんイメージは決まってしまいました(笑) むちゃくちゃかっこいかったんですけど、ＨＰもスキャナーも持ってない私は 一人で楽しむだけ〜・・・・・(泣・笑)[2000/09/23 17:45:26]
・・・心の中でため息をつくのは、今日だけで何度目だろうか？ しれっとした顔で飛鷹を誘うブルーアイを見ながらそんなことを考えてしまう。 何を考えているのかいまいち判らん。 感情や理屈で動く連中ならまだ行動が読めるが、利益で動く連中になると理解の外だ。 利益になるなら平気で矛盾した行動を取るから始末に終えない。 まあ、彼女は利益だけで行動しているとも思えないが・・・。 先ほどブルーアイが使った呪文の音で店内はちょっとした騒ぎになっている。 それに乗じ、私はほんの少しだけ移動する。 つまり、隣のテーブル。 「未成年が飲酒とは感心しないな」 ユウキがワインを飲んだ、ちょうどその直後に私は彼女らのテーブルについた。[2000/09/22 11:50:22]
ふとかけられた声にそちらを見ると、にこやかな笑みを浮かべたＪがいる 事に今更ながら気づく。また自分の世界に没頭してしまったいたらしい。 ＜＜「おっと、そちらのお嬢さんもいかがですか？」 差し出されたボトルを見つつ、少し考える。・・・ヘンなものは入っ てないと思うけど・・・。 「あ。もらってもいいかな・・・？？」 言うのもなんだが、皆あたしが未成年だってことを忘れてないだろうか。 まあ、未成年のクセにこんなとこに来ているあたしもあたしだけれど・・・。結局、 飲めないわけじゃないんだし、イイかという結論にたどり着く。 <<「あたしがベテラン雇えるような御大尽に見える？」 「そうなの？まあ、もしも雇いたいならお金は要らない。だって、りょーこ に奢ってもらってるし・・・」 嘘や偽りのない自分の言葉。「恩は必ず返す」これも兄の言葉だったっけ。 お金に困っている、というわけじゃないし、数日後には仕事の予定がある。 りょーこからお金を貰うのもなんだか気が引けたので出た言葉だった。 ふとカウンターへと目をやる。さっき入ってきた男とクリスが話している。 （ずいぶん仲が良さそうね・・・） 何を二人が話しているのかは知らない。でも、二人の親密そうな関係が遠目 からでもわかる。 （あたしには関係ない…） 心の中でそう呟き、辺りを見る。トイレの辺りが騒がしい。何かあったのだろ うか？？視線が自然とトイレの方へくぎ付けになっている。視線を戻し、グラ スの中のワインをあおる。[2000/09/21 13:46:13]
「＜クリス＞でいいかな？？」 リカーの言葉に私は了承の意味をこめて、にこりと微笑む。 「ええ、いいわ。他に呼びようがないし・・・ね」 そう呟き、過去に一人だけ私の事を「ファー」と呼んでいた人がいた事を思 い出す。まあ、今更言っても別に何かあるわけではないので黙っておく。 「まるで口説いてるみたいだ！」 「そうね。口説かれてるみたいな感じね。 くすくすと悪戯っぽい微笑が浮かぶ。どこか変な感じがする・・・私自身が 口説かれる事があまりないからだろうか？ 「ほんとに口説いてもいい？」 彼…リカーの口から飛び出した意外な言葉に、私はしばらくぽかんとしてし まう。・・・私を、口説くですって？ 「・・・・ごめんなさい、突然だったから・・・」 本当に私を口説くつもりなのだろうか。思わずじっと彼の目を見つめる。私 の顔の間近の彼の目は真剣ではなく、子供が何か面白いものを見つけたときの 目のように輝いている。面白い人だと思う。 「ボクと一山当てないか？」 小声で呟いた彼の言葉に私は興味を引かれていた。リカーが言っている一山 とは…「竜の涙」のことだろうか？それならばぜひ、当ててみたいものだけ れど・・・。 「あら・・・。埋蔵金でも探すの？」 私は平静に興味なさげを装ってみる。少し話して考えてから答えればいい。 私はそう思った。 ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ ＜リカーＰＬ様 遅くなってすみません〜。（＾＾；[2000/09/21 13:21:22]
ブルーアイがashのために水を取りに行っていた頃、ashは軽い白昼夢に襲 われていた。 真っ白な個室に彼はいる。目の前には医者ではなく、着物を着た女がいた。 「時折、"溝鼠のような"という粗野な表現の言葉を聞きます。あれはあな たのような方のためにあるのですね」 女は嘲るでなく、汚らしい者を見るというようでもなく、ただ物珍しそう にそう言った。ashは何でもない少女の姿に大いなる畏怖を感じた。小姐と 対峙した時でさえこんな恐怖は芽生えなかったであろう。 女は彼の頭を掴み、額を寄せこう言った。 「お前に力をやろう。しかしその力は主のものではない。努々忘れるでな いぞ」 その声は明らかに少女のものではなかった。まるで百はとうに超している、 老父のような声だった。いつまでも頭の中で響くその声にashは知らず知ら ずのうちに叫んでいた。 そこで夢は終わった。彼は自らの感情の激しさに夢から起きたのだ。それは 乙（キノト）と始めてあった日の事であった。つまり彼が小姐に足を撃たれて 気絶した数日後という事になる。しかし、彼はその時の事は全く覚えていな い、先ほどの夢の事も何の夢だったか忘れてしまっていた。 「・・何だったんだ？」 不思議と自分にそう問い掛ける。ただ何かの恐怖に自分のアドレナリンが いつもより多く生産されている事は分かった。そして何故か体のだるさや、 先ほどまでの苦しさといったものは、不思議とすべて消え去っていた。 ashは起き上がってもう一度手洗い台に手をつき顔を洗った。[2000/09/21 13:11:58]
扉の向こうで、倒れていた男は、大丈夫であると言っている。 ＞「いや、大丈夫だ」 ＞「ちょっと酔っ払っただけだ、すまないが水をもらってきちゃくれないか？」 ならば、ここは、従うとしますか。 「では、水をもらってみてあげますから、安心してくださいね。」 と言うと、私は、カウンターに向かい、オーナーに、それなりの金額の グレッドスティックと若干の質問、応答、状況確認、 そして、彼の注文であった水を頼む。 一方、その頃、トイレでは、妙な水の精霊が倒れた男を見守るように、 待機している。 水なら、いくらでもあるぞと言う感じと、あくまで、マスターの背後を 守る気配は濃厚であった。 私は、水をもらうと、カウンターから、先ほどいたテーブルに立ちより、 飛鷹に声をかけた。 「あちらの方に、重傷のサムライがいるんだけど、手伝って頂けません。 私、力仕事はダメなの」 と、誘って見る。 一体、あそこで、倒れていたサムライは、誰かに攻撃を受けたのであろうか？ それとも、持病なのか。 返答次第で、まだまだ楽しめるかもと思いつつ、 私は、彼の解答を待つ事にした。[2000/09/21 01:50:59]
しばらく、周囲の動きを気にしつつ、今後の計画を練っていると、 唐突に思考を中断させる一言が入った。 >「おにーさん、ワイン」 ふと気付くと、目の前の女性がグラスをこちらに差し出している。 確か、こういう時は、ワインを注ぐのがマナーだったなと、 かつて、そう今の雇い主の元にはじめて今の面子が集まった時に、 今と似たような事があった事を思い出しつつも、なれない右手で、 ワインを注ぐ。 この時、昔の光景が思い浮かぶ、 「赤ワインって人の血みたいなのが、いいのよね」 と目の前の二人は、言い出さない事をわかりつつも、今は、別の場所で、 仕事をしている仲間の事を考えた。 いつまでも黙っていても仕方ないので、少々代わった話題を振る事にした。 「ところで、先ほど、仕事がどうとかと話されていましたが、私を 雇ってみませんか？今なら、お安くしておきますよ。」 これでは、まるで、シアワセの社員じゃないかと思いつつも、ここで、 何が起ころうとしているのか、探る事にした。 「おっと、そちらのお嬢さんもいかがですか？この手の物は、なかなか、 飲めないものですよ。」 と、もう1人の少女？の方にボトルを向ける。 （さて、最近のストリートはどうなったのか、見せていただこうかな） 丁度、その時、奥の方から、衝撃音が発生し、何人かの客が、 現場の方を不安げに見上げていた。[2000/09/21 01:36:21]
黙っているクリスを意識の端に留めながらも、僕は動きの激しいボックス席の 方が気になった。 話している飛鷹とブルーアイ、それから一人・・・エルフの女性。 ・・・さて、僕はクリスを連れてカマかけに行くべきか？ どちらにしろ、彼は女の子の人気者ということみたいだが。 その隣、ソファー一つ分だけの隔たりにはＪがいる。 殺した方と殺された方の二つの存在が同居しているっていうのは、どういうも のなんだ？ 僕は理解に苦しむが、ここではお互い（やりたくとも）何もできないだろう。 だけど、隣同士っていうのが妙に引っかかる。 ブルーアイが席を離れ・・・ その先で何かの音。。。。壁かドアかが壊れた音だ。 八つ当たり？・・冗談。 彼女が金を払うのならば、それには価値がつくのだから。 それというのは、人の命であり、ガラクタであり、株であり、もちろん何かの 修理費でもある。 僕はクリスを見る。・・・シャーマンのエルフ。 シャーマンが自然の守護にしたがって生きているのなら、彼女は僕が何も話し てないことにそのうち気づくのだろう。 利用するには鋭すぎる。本能というのは、裏切りや嘘にすごく敏感だ。 それなら・・・・・ 「クリス・・・。。＜クリス＞でいいか、な。。？」 腹を探り合いながらの即席タッグも悪くないし、この空気の中、僕がビビって る訳でもないのだ。 面倒なことはあとで考えよう。 とりあえず、今は彼女を口説くことで頭がいっぱいだった。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ リカー内心です。リカーが勝手に思っていることなので、無視されて結構です （笑）心の中のことは表情にも出してないのですが、なんだか結構おしゃべり だなぁ（笑）ではでは・・・・・[2000/09/20 12:01:16]
運ばれてきたポテトを、指でつまんで口に放り込む。ちょいとお行儀悪い かな。ま、いいや。 何やら似合わない（ほんと、こういうのは彼の本意じゃないんだろうね。 雇い主さんも結構イイ趣味してる）口調と態度のＪ。座ってもいいかと訊い た割に、上の空だ。やっぱり気になるんだろうな、ブルー・アイ姐さんが。 口説こうと思うんなら（普通の女性なら、自分達のテーブルに割り込んで来 るような男は、大概その気があると見なすと思うな。相手が指名手配中の犯 罪者で、自分を人質に取ろうとしてるってんなら別だけど）、別のテーブル に意識を向けてちゃマズイと思うけどねえ。ま、余計なお世話かな。 「おにーさん、ワイン」 ……いい加減、何も知らないふりってのも疲れるわ。いや、知らないんだ けどね。……ユウキちゃんを落として、さっさと逃げるつもりだったんだけ どなあ。あたしの理性は、今からでも遅くはない、逃げるなら今のうちだと 言ってる。言ってるけど、素直に理性に従って動くような人間なら、こんな とこにはいないんだわね。 と。鷹山が怪訝そうな顔で、ブルー・アイ姐さんが向かった手洗い所の方 を見る。あたしは彼の視線を追わなかった。カウンターで、何やら動きがあ りそうだったからだ。 ユウキちゃんと見詰め合ってたエルフさんと、この場にはそぐわない程に 軽い（あたしもかなり軽いけどさ）男性。何を話してるのかは聞こえないけ ど。なんだか、ちょっと面倒そうな感じがする。あああ。ため息。[2000/09/19 21:56:25]
「クリス・・・。。＜クリス＞でいいか、な。。？ 僕のことは・・ジンって呼んでくれりゃいいから。」 彼は硬い指を組んで額に当てたまま、少し遠慮しがちにそう問う。 「まるで口説いてるみたいだ！」 神経質だった彼の表情が一瞬にして崩れた。 そして彼はクリスから目を離すとウィスキーのグラスを煽る。 まったく無防備な笑みとまったく無防備な身体がそこにある。 戦場の真中で生身をさらすような感覚。 彼がストゥールから急に身を乗り出す。 「ほんとに、口説いてもいい？」 クリスの目の前に彼の顔がある。 彼は彼女の瞳を見据えるとそう言った。 だが彼の表情は男が女を口説く時の物ではなく、むしろ、子供が悪戯や騒ぎを 起こす時のそれである。 「僕と一山当てないか？」 彼は小さな声でそう言った。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ お久しぶりです〜！クリスさん、長いことご無沙汰してすみません。。[2000/09/17 12:32:14]
本当によかったんだろうか。返事をした後も、俺は暫く考え込んでいた。 物の価値は人それぞれだが、“蒼龍の涙”と口にした時のブルー・アイの表 情は、それはただのお飾りアイテムじゃないのだ、と、言外に語っていたよ うに思う。俺が悩んでいる隙に、ブルー・アイは「ありがとう」と言い残し て、席を立った。 「（ありがとうって……それは俺の台詞だろ？）ちょっと、ミズ」 声が聞こえなかったのか、そのふりをしてるだけなのか、彼女は振り返り もせずにまっすぐに洗面所へ向かう。さすがに追いかけるわけにはいかない か。言葉を飲み込み、俺は再び自席に腰を下ろした。 傷がつかないように、（奇跡的に持っていた）ハンカチで“蒼龍の涙”を 包み、レザージャケットの右胸のポケットに落とす。いきなり正面から殴り かかられでもしない限り、傷つく事は無いはずだ。 それから少し考えて、俺は左手の指輪を外した。親指で軽くこすってみ る。よし、錆びてない（銀製品は手入れを怠ると、てきめんに錆びる。いつ ぞや、指先が真っ黒になって非常に驚いた。それはともかくも）。 彼女が礼代わりの粗品を受け取るかどうかは謎だし、力の強い魔法使いに 念のこもった品を渡す事が危険であるのを承知で、俺は彼女を待った。 （一方的なのは、嫌だからな） 自分に言い聞かせるように、俺はもう一度、指輪の表面をこすった。隣に 移動してきたＪと、先に座っていたユウキ、海堂涼子と名乗った女性の会話 に、興味を引かれながら。 そして、ブルー・アイが姿を消したドアの向こうから、くぐもった衝撃音 が聞こえてきたのは、それからまもなくの事だった。[2000/09/12 21:42:26]
「あのーすいません。大丈夫ですか？もしだめなようでしたら、近くの腕のよいストリートドクを紹介しますが・・・・・・・」 トイレの戸をラムでぶち壊して入ってきた女が言った。ashは壁によたれ ながら座ると、朦朧とした頭で俯きかげんにこういった。 「いや、大丈夫だ」 （この女さっきターゲットと一緒のテーブルにいた・・もしやこいつが？） 「ちょっと酔っ払っただけだ、すまないが水をもらってきちゃくれないか？」[2000/09/11 15:51:28]
＞「……秘密を知って楽しんでいられるかどうかは相手次第、 ＞なんて怖い物、ありがたく頂戴するよ、ミズ・ブルー・アイ」 飛鷹は、私のプレゼントを受け取ることに決めたらしい。 私は、「ありがとう」と一言いってから、立ち上がる。 飛鷹には、諦めて逃げ出す算段を考えてくるわねと言い残して・・・・・。 席を立ったのは、現在の状況の確認と、今後の展開に備えての 予備動作である。 いつのまにか、隣のテーブルにはＪがやってきていた。 まだ、ここは何もしてはいけない時である。 お互いに、視線も交わさずに、すれ違う。 そう、ここはストリートではなく、酒場なのである。 今、ここで、荒事を起こす必要もなく、起こさせる必要もお互いには ない。 私は、とりあえず、トイレに向かうことにした。 トイレにつくと、現在使用中の感じであるが、何か、様子が おかしい。 咳の音？私は、精霊とアストラル視界にて、中の様子を確認することにした。 どうやら、誰か、酔っぱらっている？のかと思いつつ、エッセンスと、 オーラの波長を確認すると、意外なことに気づく。 中には、どうやら、重病人が、倒れている気配である。 このまま、ほっておけば、そのまま、急性アルコール中毒で、 片づけられそうな死体が一つ増えるだけである。 私は、仕方ないので、ドアを、魔法＜ラム＞と精霊の力にて、 壊すと、中の人に、声をかけた。 格好からするとギャングメンバーか、その手の系列のものであろう 雰囲気であった。 （しかし、このサイバー化費用は誰が出したのであろうか？ という疑問は、後にして、とりあえず、この人を助けることにした。） 「あのーすいません。大丈夫ですか？もしだめなようでしたら、 近くの腕のよいストリートドクを紹介しますが・・・・・・・」。 といいつつ、返事が無いようであれば、このまま、連れ出して、 奥の部屋にでも連れ込めばいいだろう。 何があったのかは、記憶というメモリーにきっと覚えているのだから。 後は、それを手に入れるだけである。 しかし、今は、あくまで、親切な人を装わなくてはならない。 目標が動いているならば、なおさらの判断である・・・・・。 後は、ドアの修理代の言い訳をフォーチュナティーにどのように 済ますかが、当面の課題のようであった。[2000/09/09 08:35:12]
言った後で、ちょっと自己嫌悪。 そんな表情を浮かべ、ユウキちゃんはことさらに明るい声で、自分以外の 人間を雇え、と言う。 あら、随分と弱気だこと。駄目よ、ユウキちゃん。ここを先途と、自分か ら売り込まなきゃ。駆け出しならなおのこと、きっちりとアピールせにゃ。 あ、まあ、そんな説教臭い事を口にするほど、あたしは偉くもないし、老 けてもいないので、代わりにこう応じる。 「うん、でもね。こー言っちゃ何だけど、あたしがベテラン雇えるよーな、 御大尽に見える？」 実際、護衛料に２０００新円も払ったら、あたしの懐はかなり軽くなる。 今日の仕事をこなさないと、あと半月先の給料日まで、かなり厳しい生活を 強いられる事になってしまう。……うっ、考えるとコワイ。やめやめ！ 「あのー、すいませんが、ここのテーブルにかけてもよろしいかな？ レディー。」 ほへ？ コワイ考えを振り払い、気を取り直して、ユウキちゃんを口説き直すべく 態勢を整えたあたしの耳に、知らない男の声。振り仰いだら。 酔っ払いのふりをするのもすっかり忘れ、あたしは危うく本気で噴くとこ だった。 じぇじぇじぇじぇじぇじぇいー？！ ……うひー。 パニックしたのは一瞬の事だったけど（そのはず）、あたしはいっぺんに ３年くらい寿命が縮んだよーな気がした。でもすぐに、元ののほほんとした 表情を取り戻し、あたしはぼんやりと（したふりしながら）Ｊを見分する。 取りあえず、今ここで騒ぎを起こすつもりじゃないらしい。こちらの目的 に勘付いてるわけでもないみたいだ。話相手に逃げられて、暇を持て余して る、のかな。そのついでに、やっぱり気になる隣のテーブルの様子見ってと こか。 むーん。断る理由が無いぞ。 理屈もへったくれも無い、『あたしはただの酔っ払いなの、邪魔しないで よねー』攻撃も出来なくはないけど。けど。……やりたくない。 「どおぞ、お兄さん。そのワインに免じて、美女二人と同席する事をお許し しましょ」 ブルー・アイから何かを受け取った鷹山を気にしつつ、あたしはにっこり 微笑んだ。……我ながら、狸だこと。[2000/09/06 00:01:42]
フラッシュバックは違うか（笑）っていうか貧血の時 の視界が覆われるやつです。（ホワイトアウトだったっけ？）[2000/09/05 13:10:18]
店内でさまざまな駆け引きが行われていた頃、ashはトイレを出た所で蹲 っていた。 「ぐふっ・・こほっ、こほっ・・」 口を押さえていた手を見るとタンの中に血が混じっていた、いつもより多く ・・。 「はぁ、はぁ・・まだだ。まだ死ねない」 胸を鷲づかみにするような激痛を誤魔化すため自然と自分の手で胸を強く つかむ。そんな激痛の中、手を洗うため再びトイレに戻る途中考える。 （さっき、俺にアストラルから干渉しようとしたやつは誰だ？この店内の連 中のうちの誰かか？いや、まだそれは決め付ける事はできない。しかし、も しかしたらばれちまったかもな・・） 彼はフルに頭を回転し必死に、保身とこの夜の遊び方と言う二つの事につ いて考えた。そして、考えながらトイレを出ようとし、戸に手をかけた。し かしその行為は途中までしか行われる事はなかった。彼は戸を開けつつ静か に崩れ落ちてしまったのだ。 「はぁはぁ・・フラッシュバック・・ってやつか？はは・・くふ」 乾いた笑いが空しく響く。[2000/09/05 13:00:52]
先ほどから、トイレに行ったきり帰ってこないａｓｈを待ち飽きたというのも あるが、ボスの命令であった為、仕方なく来てきたミツハマの社章入りの スーツの効果に我ながら、驚いていた。 ＞コーポの力って奴も、使い方次第だよな。まあ、人外とか、 超常の連中には、今のボスにもらった力が役にたつんだけどな。 今夜は、そういう連中に会えるかもな・・・・・・。 俺のサイバー・アイに、ブルー・アイとどこかのフォーマーカンパニーマンの 交渉シーンが展開されている。 ブルー・アイとどこかのフォーマーカンパニーマンに何かを渡そうとしている。 視界モードをズームにしてターゲットを確認した瞬間、俺は、絶句した。 おや、まさか、あれは、・・・・・・あんなものをどこぞの知らない奴に、 渡すのかあいつは・・・・・・・。 サイバー化された俺に表情と言うものがあれば、それは、驚きと言う 表情が浮かんだのであろうか。 まさか、姉の唯一の形見を渡すとは・・・・・・。 とりあえず、興味を引かれた私は、席を移動することにした。 何処に移動するのが自然であろうか？？ もはや、会社を辞めた以上、今更、さらりまんのいるテーブルなんかに つく気はしない。 そこで、俺は、マスターに高級ワインのボトルを注文し、見よう見真似で、 覚えた、上流の店のでの対応法を試して見ることにした、 目的は、あのランナーっぽいと思われる、女性２人のテーブルが場所的に よさそうなので、そちらへと向かい、口を開いた。 「あのー、すいませんが、ここのテーブルにかけてもよろしいかな？ レディー。」 きっと、この光景を、アストラルで、サポートしているあいつは、 笑いを堪えつつ、聞いているに違いない、しかし、今ごろ、新宿か、 この側にいる仲間も笑っているんだろな。 後で、仲間に、いかに冷やかされようとも、ボスに受けた指令は、 絶対である。 あの日以来、俺は、命ですらあの方に差し出したのである。 この位のことはこなさなくては・・・・・・。 と思いつつもこの時だけは、シアワセの社員のようなシアワセ・スマイルの できない自分に焦りを感じた・・・・・・。 まさか、いきなり、気を失われると言う事はないよな・・・・・。 まあ、その時は、その時考えるか・・・・・・。 さて、本当の今日のターゲットは誰なのか、隣のテーブルの会話を聞きつつ、 調べて見るか、まずは、ここを、どう乗り切るかが俺の課題らしい、 良い席を確保すると言う事は、本当に厄介だぜ・・・・・。[2000/09/05 01:54:28]
「ねえ、ユウキちゃん。貴女を雇うとしたら、あたしは幾ら払えばいい？」 りょーこの口から出てきた言葉に、あたしは目をぱちくりとさせる。あたし はランナーとしてはまだ駆け出しの部類に入る（と思う）。だからりょーこの 言葉に、あたしは思いっきり戸惑っている。 「あたしを雇うの？？あたしはまだ初心者ランナーなんだよ？」 少し笑いながらりょーこに告げる。 「あそこのおにーさんたちのほうが、よっぽどイイと思うけど？？」 そう言って、秋霜達のいるテーブルを指す。自分の能力を考えても、 あたしよりもあそこにいる人たちの方がイイと思う。卑下や謙遜ではなく、心からそ う思ってる自分に気づく。 ・・・嫌だなぁ、いつからこんな自信なしになっちゃったんだ ろ。あたしはため息を一つつき、自分の前に置かれたグラスをあおる。 「だからやめておいた方がいいよ♪」 とりあえず明るくりょーこに告げる。 ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ ＜涼海ＰＬさま すいません、遅くなってしまいました・・・。[2000/09/04 13:50:31]
……いや、プレゼントと云われても。 差し出された小さな物体と、差し出した本人とを交互に見ながら、俺は、 正直言って困惑を隠せずにいた。 迂闊に受け取って、後で後悔するのは嫌だし（相手が魔法使いとわかって いるからなおさらだ）、かといって無下に突き返すのもどうかと思う。それ が好意から来ているものだとすれば、だが。 アシュレイは俺の好きにやればいいと言った。 だけど。 恐怖。 それの意味するところは、俺も、漠然とだが、知っている。 だからって。 自分が混乱している事に、俺は気付いていた。 得体の知れない（それはもう、ここに集うランナーたちとは比較にならな いほどに）連中を相手にしようなどとは、正気の沙汰じゃない。それはわか る。その反面、総てを見てみたいとも思う。黙って見ていられる訳は無い、 生き延びられる可能性は更に無いと知りつつも。 ……こうまで支離滅裂なのは、初めてじゃないだろうか。 俺は、もう一度ブルー・アイを見た。 そして、口をついて出たのは、自分でも考えてもいなかった台詞だった。 「……秘密を知って楽しんでいられるかどうかは相手次第、なんて怖い物、 ありがたく頂戴するよ、ミズ・ブルー・アイ」[2000/08/30 20:13:44]
>「ところでミズ。そんな提案をしてくるって事は、ブツの在り処がわかった >って事？ それとも諦めて逃げ出す算段？」 > 軽く唇だけで笑ってみせたりして。 と言いながら、飛鷹は軽く唇だけで笑ってみせていた。 そう、私の思い違いであれば、相手は、ただの道化師であり、 はい、私が、依頼されて持っていただけです。 と本物かどうか、判らないが、「竜の涙」をくれるのであろう。 しかし、本当に、本物であるならば、見たくも無ければ、触る事をも 遠慮したい。 あんな、訳の判らない事件に巻き込まれるのは御免である。 きっと、JOKERが入る為に、非常に気にかかったのであろう。 思い過ごしなら、良いのだけど、まさかを考えると、それも言えなかった。 「１％でも可能性があるなら、それは、おこりうること」 最悪の予想が当たれば、いかにランナーが集っているとは言え、 この店も持つだろうか？ それを考えると、恐怖を感じ始めた。 とりあえず、相手が、奴らで、無い事だけを祈りたい、そして、 なにも起こらない事を・・・・・・・。 とりあえず、飛鷹にはこう切り返す。 「そうね、とりあえず、諦めて逃げ出す算段を用意しておくって、 ところかしらね。 今回得られる報酬よりも、大切なものはいくらでもあるといったところ かしら、ただ、それだけのことよ。 そうそう、確か、人づてに聞いた話だけど、あなた、今日、 誕生日なんでしょ。 はい、プレゼント、これは、蒼龍の涙という代物だけど、みんなの 探している物とは、別物だから。 はやく、探し物が見つかると、いいわね。 ちなみに、これにも、秘密があるから、暇な時にでも、見てみると、 楽しいかもしれないわね。 もっとも、秘密を知っても、楽しんでいられるかどうかは、 貴方次第だけど・・・・・・」。 と言いながら、ある人物にメッセージを送った。 「準備は、どう？」 送られたほうは、きっと、あの時と同じメッセージである事に 気付くだろう。 まずは、それからにしよう。 ここは、無事に、切り抜けるだけを優先した方がいいだろう。[2000/08/26 09:37:26]
「秋霜の事？あの人とは今日会ったばかりだから、あんまり知らないよ。で も彼、占いを生業にしてるんだって。あたしが知ってるのは、これぐらいか なぁ」 女の子、あたしの視線を誤解したふうでもなくあっさりとこう答える。む うん、もうちょっと……いや、まあ、いいや。誤解するかなって、期待して たんだけど。 秋霜、秋霜ね。……頭の中のファイルをめくる。でも、駄目だ。今のあた しの頭の中は、殆どが鷹山関連の情報で占められてる。聞き覚えのあるよう な名前なんだけど。『灰色君』の名前が思い出せないのと同じ感じかな。 気を取り直してっと、ブルー・アイ姐さんの台詞から行くと、あっちのダ ークエルフがＪＯＫＥＲさんだね。職業が何だかわからんけど。サムライで はなさそーだし、デッカーってわけでもなさそだし。魔法使いなのかな。こ の店に今いるランナーの数と比率から見たら、もう一人くらいデッカーがい ても、おかしくはなさそうだけど……。見た目じゃわかんないもんなあ。 「そういえばまだ名前言ってなかったね。あたしはユウキ。名乗るのが遅く なってごめんね」 あたしの沈黙をどう受け止めたものか、少女は何だか躊躇いがちに名前を 教えてくれた。あたしは小さく一つ頷く。 「ユウキちゃん。可愛い名前だね。よく似合ってる」 カウンターを振り返り、バーテンダーに手を振って。白ワインをデカンタ で頼み、それにチーズの盛り合わせとフライドポテトとミックスナッツをつ けてもらう。……仕事中なんだってば。忘れるな、あたし。 「ユウキちゃん、よかった？ 白が嫌だったら、別の頼むよ。おつまみも、 気にしないで頼んで。今日の商談がまとまったら、ボーナス出る事になって るから」 人生相談事務所の人間が、どんな商談をまとめるものだか。自分で言って て笑っちゃうよ、全く。……事務所からは連絡来ないし。得体の知れないラ ンナーは増えこそすれ、減る気配は一向にないし。あたしはいい加減、苛立 ちと落ち込みを覚えていた。だって。 空気が淀んでる。心地よい緊張感なんてモノじゃない。炭塵爆発が起こる 一歩手前みたいに、目に見えない何かが漂ってる。 お師匠。言っとくけど（絶対聞こえないんだけどさ）、あたしはあたしの 身の安全を第一に考えるよ？ あたしは死んだあいつとは違うんだから。仕 事を最優先させるなんて、そんな考え方は出来ないんだから。そうさ、たと え死んだって、そんな考え方、あたしは出来ない。 「ねえ、ユウキちゃん。貴女を雇うとしたら、あたしは幾ら払えばいい？」 だからあたしはこう訊く。最優先は自分の命。その次に仕事。ランナーの 命は、……ごめんね、ユウキちゃん。二の次だ。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ユウキさん、涼海と飛鷹（彼）は同じ人間が動かしてます〜。混乱させちゃ ったみたいで、すみませんです。 アシュレイさん、飛『鷹』ですよ〜、久方ぶりの逢瀬で忘れてしまったので すか〜？ わああん、ｃｈｕｍｍｅｒ〜（笑）。あ、ちなみに彼の耳は生身 です（もうエッセンス無いの〜）ので、以前と同じく『眼』の方に情報を頂 いたって事で続けさせて下さい。[2000/08/24 23:25:38]
”あまり熱くなることはないわよ、パートナー。恐らくその女はそこまで 深く考えてはいないのでしょう。何にせよ、その女の誘いにのるも自由、 のらぬも自由。好きにしなさい。私は貴方に付いて来ます。” 私はそう飛竜に囁く。彼の耳に。 私がしばらくいない間に色々と起こったようだ。私はカウンターに腰掛け ると、情報を吟味した。外にカンパニーチームの一団。・・・大した問題 ではない。私と飛竜がいれば、充分対処できるレベルの脅威。 第一、既に多くのランナーがいるこの中を、あの程度の人数で制圧できる と考えているのだろうか？”Ｊ”は。だとすれば、その考えはとても甘い、 彼の最初で最後のミスになるだろうという事を、彼は知る事になるだろう。 私はそう思案すると、微笑みつつ、バーテンダーにオーダーした。 「スレッジ・ハンマーを一つ。」[2000/08/23 16:14:21]
「ねえ、飛鷹とJOKERもこの話を聞いたでしょ。私の掴んでいる噂では、 相手も４人のはずだから、みんなで手を組まない。 後は、そうね、あっちのシャーマンさんとＪにも参加していただこうかし ら。 一般客と、個人的な怨恨のある面々はこの際、はずさないと、 相手の思う壺と思うんだけど、いかが？？ えっ、Ｊのこと、今日、何でこの場に来ているか正しく聞いていれば、 私に従うはずよ。」 手を組む？ これ以上の何が起こるって？ あんた、一体何を掴んでるん だ？ 訊きたい事はある。だが、俺は表情を変えず、ミラーシェードの奥からブ ルー・アイを凝視した。 「面倒事を切り抜ける為になら、協力はするさ。或いはその前の段階で、事 を阻止する為にもな。だが、問題がある。俺のクライアントが、この店の中 ではどんぱちやるな、魔法も使うなって言うんだ。だから、実質的に俺が手 を貸せるのは、“竜の涙”を手に入れて、ここを出てからになる」 実際には俺の依頼人はこの店のオーナーだから、ここを出る時には、俺の 手元には“竜の涙”は無い。だから本当は、協力体制も何もあったものじゃ ないんだが、……正直に話す必要はないだろう。どうせ殆ど全部、筒抜けな んだろうし。 「ああ、もっとも、あんたが彼以上に俺を高く買ってくれるのなら、それと この店のマスターと話をつけてくれるのなら、話は変わって来るよ。契約料 は安くないけどね。納得できる内容なら、今からでも依頼人に連絡して、契 約取り消させてもらうさ」 オーナーが提示したのは二万新円。俺みたいな駆け出しを、よくそこまで 買ってくれたものだとは思う。知らなかったのだろうけど。 でも、俺は本当は、ここでは騒ぎたくない。一般人を巻き込んで、犠牲者 を出さずに済むわけがないからだ。他の連中がどう思うかはわかるような気 がするが、俺は、……『香月』は一人でいい。 「ところでミズ。そんな提案をしてくるって事は、ブツの在り処がわかった って事？ それとも諦めて逃げ出す算段？」 軽く唇だけで笑ってみせたりして。眼が笑っていない事は、当然わかって るだろうから。[2000/08/20 09:05:58]
今日からがっこです。 今後レス遅れたらごめんなさい。。。[2000/08/20 06:30:45]
涼海さん、「ちょっと腐ったぶどうジュース」・・・・・ サイコーっす！！！(思わず書き込んでしまいました・・・) えっと。。。。それだけです。でわっ！！(阿呆)[2000/08/16 15:59:36]
「うん、乗ってくれてありがとね。あたしの事は『りょーこ』でいいから ね。皆そう呼ぶし。『お涼』って呼んだのもいたけど」 りょーこは一旦そこで言葉を止める。それから、 「りょーこって方がスキだからね」 あたしたちはテーブルまで移動しながら、そんなことを喋っていた。テーブ ルまで来ると、りょーこが不意にこんな事を言った。 「さっきはジュース飲んでたみたいだけど、ワインは駄目かな？『ちょっと 腐ったぶどうジュースなんだけど」 一瞬、返答に困る。飲みたい、とは思う。幼い頃からお酒は飲んでいたか ら。しかし・・・・・。 「うん、まあいいけど・・・・」 せっかく言ってくれているのに、断る事はないだろう。あたしはそう思うこ とにした。 「ねえねえ、あの人知り合い？彼、どんな感じ？」 テーブルで飲み始めたあたしに、突然りょーこが視線で秋霜を指しながらき いてくる。あたしも秋霜の方へと目をやる。 「秋霜の事？あの人とは今日会ったばかりだから、あんまり知らないよ。で も彼、占いを生業にしてるんだって。あたしが知ってるのは、これぐらいかな ぁ」 そういえば、まだりょーこにあたしの名前を名乗っていなかった事を今更な がら思い出す。失礼なヤツだと思われてるんだろうな、と思いつつ、りょーこ に名前を名乗る。 「そういえばまだ名前言ってなかったね。あたしはユウキ。名乗るのが遅く なってごめんね」 謝りながら、あたしはりょーこに告げた。 ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ ＜涼海ＰＬ様 かなり遅いですが、自己紹介をしておきます〜。 名前：ユウキ 年齢：１６才 性別：女性 アーキタイプ：フィジカル・アデプト（主に空手を使っています） ・過去ログにもありますが、兄を捜しています（兄の事を知っている人 も）。 ・クリスとは一応、知り合いです（お互い知らん顔してますが）。 ・実は１６歳なのに、お酒は結構飲むほうですが、こういうところではあま り飲みません。 以上です。まぁ、無視してください（笑）。[2000/08/15 11:31:56]
はうあ。これは一体、何事？ あくまでもにこやかな笑顔を絶やさず、こっそりと、あたしは腹の中でた め息をついた。自分でも器用な真似が出来るようになったなあとは思う。 簡単な仕事だと、最初は思った。でも、ターゲットのプロファイルを見る うちに、額面通りのものではない事がわかってきて。実際ここに来て、その 周囲にいるのがとんでもない連中だってのを思い知り。あまつさえ爆弾みた いのが少なくとも３人はいて。で、今の謎の声。そもそも“竜の涙”って、 ナニ？ 「テーブルに移動しようか。でも、おしゃべりするような事、ないと思う よ〜？？」 そうだね。でもいいのよ。あっちに行くってのが肝要なんだから。 「うん。乗ってくれて、ありがとね。あたしの事は『りょーこ』でいいから ね。皆そう呼ぶし。『お涼』って呼んだのもいたけど」 いたけど。もういない。 「りょーこって方が、スキだからね」 喋りながら、他からは見えないように苦心しながら携帯電話を操作する。 事務所宛てに、『連絡請う』とだけ。もおっ、一言（以上になるんだろうな あ、絶対)文句云わなきゃ、気が済まん。給料２５０％ボーナスアップだ！ いやその、それ以外にも気になる事は多いのよ。ここがあたしのシマじゃな いせいもあるだろうけど、不確定要素的なランナーが多過ぎる。隣のテーブ ルの式神使いとエルフ。カウンターでたむろってるエルフとなんかよくわか んない男。自ら行動する気配のない(多分)エルフ・デッカー。まあ、知って る（だけの）連中も、行動の予測なんかは難しいんだけどさ。 目の前のこの子も知らないグループの一人だけど、少なくとも敵には回ら ないだろうという、根拠のない自信がある。自分でもよくわからんけど。 「さっきはジュース飲んでたみたいだけど、ワインは駄目かな？ 『ちょっ と腐ったぶどうジュース』なんだけど」 飲んでくれた方が口が軽くなるし、こっちも誘導しやすいし。ま、だけど 無理には薦めないね。あくまでも軽〜く。なんて余裕ぶちかましてたら。 「ねえ、飛鷹とJOKERもこの話を聞いたでしょ。私の掴んでいる噂では、 相手も４人のはずだから、みんなで手を組まない。 後は、そうね、あっちのシャーマンさんとＪにも参加していただこうかし ら。」 えええええ？！ ちょ、ちょっと待ってよぉ。せめてあたしがこのコ懐柔 してからにしてくれ、って、無理だよね。しゃあない。秘技『酔っ払いアタ ック』発動じゃ。 「ねえねえ、あの人知り合い？ 彼、どんな感じ？」 視線で式神使いを指し、本人にも充分聞こえる程度の小声（酔っ払いっ て、どんなに声を潜めても丸聞こえやんか）で、少女に問い掛ける。そして 気付いたんだけど。あたしってば、この子の名前、訊いてない。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ははは、何の気なしに書き込んだ一言が、思わぬ反響を呼んでますな、皆様 有難うございます。＞飛鷹(彼)の誕生日 ユウキさん、涼海が小姐に似てるというのは……、涼海には仰らない方がよ ろしいかと思われます(笑)。きっと腰抜かします、彼女。 リカーさん、もう、お好きに絡んで下さい。つーか、実際小姐と飛鷹は普段 は同じチームです。今回は独りになりたかった飛鷹(笑)が、ふらっと立ち寄 った店で知り合ったエルフ・デッカーのアシュレイさん(今どうしていらっ しゃるのでしょう？)と組んでますが。[2000/08/14 20:21:38]
ashがＪの答えを待っていると彼のリストホンにメールが入った。 ＞administrator：手洗所へいけ ashは無言で立ちあがりバーテンに手洗所の場所の場所を聞くとＪに「ま ぁ、考えといて」と言い残してそこへ向かった。手洗い所に入るとまたメー ルが入る。 ＞administrator：一番奥の個室に入り、タンクの中のものを取れ メールの通りタンクを開けるとそこには少し変わった形のポケットセクレ タリーが入っていた。それを開け、起動すると同時に煌きのようなものが現 れ、画面に「ジャマー作動ＯＫ」の文字がでてくる。煌きのようなものとは 実は精霊のことであった、今迄は隠されていてシステムが起動すると同時に 現れるようになっていたのだ。精霊はアストラルからの監視者がいた場合as hにその事を伝え去っていくように命令されている。消えないところを見ると 今は監視者はいないようだ。 以下はそのポケットセクレタリーのログだと思っていただきたい。 ＞ash：あんたの行った通り行動したら本当にターゲットにあったぜ、しかし ＞「鼠は猫の前で踊る」って予言がまさか小姐に会うとはな。 ＞乙：私の予言は正確ではない、私は何が起きるかは分からないのだ。 ＞ash：分かってるさ、俺はあんたを信用してるよ。だがそろそろ「竜の涙 ＞」ってのが何なのか教えてくれても良いんじゃないか？姫さん ＞乙：それは私もまだ確実には分からない、ただ天皇家に縁の深いものとい ＞うだけ、それがなければ天皇家の完全なる権威の復活は出来ないと聞く。 ＞ash：ほ〜、まぁ俺がそれを知っても仕方ないって訳か。 ＞乙：気を付けろ、そのビルは囲まれているぞ。スナイパーとメイジが混在 ＞している。スナイパーだけでもざっと１２はいる。 ＞ash：Ｊってやつか、じゃぁミツハマだな。手はまわせないか？ ＞乙：ash、私がなぜ日本のエージェントを使わず、あの日ストリートで ＞拾った君を使っているか知っているだろう？ ＞ash：分かってるさ、ただな俺は単なるパペットじゃない。その気になったら ＞いつだって自分の糸を切るぜ？ ＞乙：大丈夫。私は君のその行動を踏まえて指示を与えている。 ＞ash：俺あんたのそういうけったくそ悪いとこ大好きだぜ。 そこで精霊がいなくなったことを告げるメッセージが画面に表示される。 ＞administrator：そのトイレの窓の下にゴミ収集車がある。そこにこれを破棄せよ。 ashが窓を開けると下の路地ではその光景が広がっていた。彼らはきっと本当の日本の 操り人形なのだろう。ashは窓からポケットセクレタリーを捨てると店内へと戻っていった。 （さて、どう暴れてやろうか？） ////////////////////////////////// ＞飛鷹さん 遅れ馳せながらお誕生日おめでとう御座います。 ＜竜の涙の設定 俺の中の設定では竜の涙＝三種の神器の勾玉？という事にしておきます。 別に無視してくれて構いませんが。[2000/08/14 13:28:34]
「・・・」 彼は一度カウンターの方に向き直る。 そして、くるりとこのバー全体を見回した。 素早く視線がシャフトしてゆくのが、クリスにも見て取れる。 「ふう、ん・・・」 彼はまだ長い煙草の火を捩じり消すと天井を見つめ、やはり緊張感のないその 視線を空中に漂わせた。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ テーブル席の方では、何かしらの会話が囁かれている。 ＜ブルーアイ＞＜龍の涙＞ ・・・冗談。死んだはずの有名人も絡んでるって？ 僕は苦笑だか諦めだか解からないような笑みがこぼれるの抑え、テーブル席を 見やる。 小柄の女性、エルフの男、それから・・ああ、ｃｈｉｎａ・ｇｉｒｌ（中国の お嬢さん）とたまに御一緒の、名前は・・・飛鷹。 彼ら、いっしょのチームじゃあないのか？ ん？・・・そういえばお嬢さんも気まぐれ屋だった。 ＜Ｉ feelsolly forit＞おかしくて、そんな言葉が浮かんでしまう。 それから、このカウンター席の反対側の男。 ＜Ｊ＞ 彼の名は、知っている。その腕の内臓銃、彼の強さ、ブルーアイの暗殺・・・ どれもこれも噂だが、彼の目はそれを噂と思わせない鋭さを持っている。 そして、この空間にいるイミテーションゴールドできらきらと輝く人達。 <Ｉ feelsolly foriT> お気の毒に・・・ 僕も含めて、本当にその通り。 高代の小父さん、あんたを怨むよ。 「ふう、ん・・・」 僕は焦りと好奇心を抑えるためにまだ長い煙草の火を捻り消し、これからの 自己保存についてどう対処するべきかを考えようと、天井を煽った。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 連続書き込みです。ごめんなさい。。。 で、二つ目の方はリカーの内心です。情報屋として流れてくる噂や九龍関係 （？）など、リカーがとりあえず持っている情報。 彼は半端な噛み方でここに来たのですが、すごい所に居合わせちゃったようで すね。。(笑) ブルーアイさん、Ｊさん、噂には存じております。 日鷹さん、勝手に設定してしまってごめんなさい。無視してくださっても構い ません。 ｃｈｉｎａ・ｇｉｒｌ・・・名曲ですが(笑)小姐さん、こう呼ばせていただ けますか？ クリスさん、彼に緊張感がないのは生まれつきです(爆！) でわでわ・・・[2000/08/14 12:42:34]
「あら・・・・貴方みたいないい男を振るなんて、見る目が無いわね、その女 の人。わたしだったらほっとかないもの」 彼は、驚いたようにクリスを見る。 二人の間に妙な沈黙が生まれる。 「おん、な・・・？」 しかしそれも一瞬のことで、彼はすぐさまカウンターに額をつけて笑い出し た。 さほどの笑い声ではないが、それでもこの空気の中では品が無い． バーテンダーが一つ大きく咳払いをする． 彼はバーテンダーを見、そしてもう一度クリスを見た． 「ごめん・・・あー。。。いや、ありがとう。そう言ってくれて・・えっと、 ね。。唐突だった、から・・驚いてしまって。。」 困った顔で笑いながら取り繕う。 ウィスキーを煽り、彼は一息ついた。 「そういえば、まだ名乗ってなかったわね。わたしはクリス。シャーマンよ。 貴方は？」 クリスが苦笑したまま問い掛ける。 「・・・シャーマン？」 彼は新しい煙草に火をつけると、空中を見つめた。 「それは・・あぁ！ 魔法使いか。」 どうやら考えていたらしい。 「名前は、ジン。隣の俸給奴隷が飲んでいるのと同じ名前。」 彼は隣に座って飲んでいた〃さらりまん〃のジン・フィズを指差す。 ＜俸給奴隷＞と呼ばれた男が、彼の肩をつかむ。 グラスが倒れ、ウィスキーが大理石のカウンターの上に、琥珀色の流れを作 る。 「・・・悪かった、悪かった！ 今の言葉は取り消すよ。」 彼は男の腕をつかみそう言う。 その言葉には謝罪の色など感じられなかったが、男は大人しくストゥールに おさまった。 彼は何事も無かったように代わりのウィスキーを頼む。 「あいつ等みたいな怖い顔じゃないだろう？」 彼はテーブル席の方を面白そうと見やると、出されたウィスキーの氷をその細 い指でまわした。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ＞＞クリスさん シャーマン・・・リカーはシャーマンが何であるか良く知ってますが、 ここではクリスの腹を探っています。（笑） 自分は職業なんかについて言ってませんが、さらりまんとのやり取りを見れば 大体解かるかなと思います。 ＞＞飛鷹さん お誕生日おめでとうございまーす！！ できれば、奢らせてもらいたいのですが。。無理ですね（笑） ＞＞皆様 例の声（笑）、リカーも聞こえましたが、ポーカーフェイスでかわしていま す。 ではでは。。。。[2000/08/12 22:27:49]
彼が私のほうを向く。しばらくの間、私と彼は見つめあう。お互いの思考を 探るために。不意に視線を外すと、彼は自分のタバコに口をつける。 「・・・こんな男でよいのなら、どうぞ」 彼の瞳には緊張感というものがない。私にとってはそれがすごく不思議だっ た。 （よくこんなところで緊張感もなくいられるのかしら・・・） それはさっきから繰りひろげられている、テーブル席の客たちの険悪漫才 （？）に気づかないからなのだろうか？まあ入ってきたばかりなのだから、気 が付かなくても無理はないかも知れないが・・・。 「煙草は、吸っていても平気？」 彼は自分の煙草を持っている右手をひらひらと振る。私はさっきよりも幾分 かは柔らかい笑みで彼に答える。 「ええ、構わないわ。煙草の煙は嫌いじゃないから」 彼の前にあるウィスキーの入ったグラスがカラン、と涼しげな音を立てる。 それから彼はこう告げた。 「それで・・・ふられてきた僕に、何が聞きたい？」 大きな声で肩を震わせながら言う。そんな彼の姿は、彼女にふられて自棄酒 を飲みにココへ来たようにも見える。 「あら・・・貴方みたいないい男をふるなんて、みる目がないわね、その女の 人。私だったらほっとかないもの」 私は苦笑を浮かべながら、彼につげる。一応慰めてはいるつもりなのだが、 あまり慰めになってないような気がするが・・・・。 「そういえば、まだ名乗ってなかったわね。私はクリス。シャーマンよ。貴 方は？」 ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ ＜飛鷹（キャラクター）さん お誕生日おめでとうございます♪ ＜リカーＰＬさん えっと、自己紹介をしておきますね。 名前：クリストフ・レシェイラー（通称：クリス） 性別:女性 年齢： （外見）２４ぐらい？ 猫のシャーマンです。結構クールに見えて、実はそうじゃなかったり（苦 笑）。金髪・碧眼。本人に自覚はないのですが、美女（らしい）です。 やはり猫だけあって（？）、どこか気まぐれな所があります。 私のもう一人のキャラ、ユウキとは知り合い(ユウキの兄が彼女の彼だっ たのです。ユウキの兄は3年前に亡くなってしまっていますが）ですが、現在 お互いに知らん顔してます（笑）。 こんなの書きましたけど、無視して下さっても結構です（苦笑）。[2000/08/12 09:56:08]
私が、秋霜の質問に答えようとすると、先に答えが、響き渡った。 >「”竜の涙”はダンケルザーンの公開されない遺品の一つ。 > それはダンケルザーンの記憶の一部が封印されているクリスタル。 > ある者達についてのダンケルザーンの記憶の全てがそこに。 > ”恐怖”。それは、そう呼ばれる。やがてこの第６世界に訪れる > 異邦人達。気をつけよ、影を走る者よ。やつらは既にここに居る。」 「だそうよ。秋霜さん。『蒼い魔女』の力、思い知ったでしょ。」 運も実力の内と言うことで、私は、この状況を最大限に利用する事に した。 本当は、最近、こっちに来たばかりで、何も知らなかった訳である。 ふう、やれやれと言ったところか？ さて、敵と他の皆様の狙いがわかった以上は、次の行動に入るべきだろう。 まき添いは御免である。 「ねえ、飛鷹とJOKERもこの話を聞いたでしょ。私の掴んでいる噂では、 相手も４人のはずだから、みんなで手を組まない。 後は、そうね、あっちのシャーマンさんとＪにも参加していただこうかしら。 一般客と、個人的な怨恨のある面々はこの際、はずさないと、 相手の思う壺と思うんだけど、いかが？？ えっ、Ｊのこと、今日、何でこの場に来ているか正しく聞いていれば、 私に従うはずよ。」 どうやら、楽しい出来事が起こりそうね。 でも、この際、警戒するべき人物がまた１人増えたということかしら。 私は、この後の駆け引きに備え、次の作戦を練ることにした。 しかし、一般人が多いのが気になる・・・・・・。 もし、カードが３枚同時にめくられたら・・・・・・・。 今の唯一の心配事。[2000/08/12 00:32:00]
やれやれ。陰険漫才は嫌いじゃないが、どうして魔法使い同士だと、こう も余計に陰惨になるものだか。やってる方はともかくも、周りはたまらない ぜ、全く。自分の事は棚に上げ、そう思う。 もっとも、余計な口を挟まないでいた方が、べらべらと喋ってくれる事も わかっているから、割り込むつもりは俺にはない。どうぞ、続けて下さい、 お二人さん。 前髪をかきあげ、軽く首を振る。 新しく来たランナー（らしき連中）は、それぞれ定めたターゲットにまと わりついているようだが、しかし、あの鼠色の奴は、いったい何を考えてい るのだろう。知らないから絡んでいるのか（それならまだしもだが）、知っ てて絡んでいるのか。どちらにせよ火種である事は明白だが。 ふとブルー・アイに視線を移す。そして、俺は腹の中で素直に感心してい た。仇のはずのＪを見ても、彼女は平静を装っている。先にあれ程動揺を見 せたのと同一人物とは思えない。それとも、敵の前だからこそ、逆に、冷静 になれたのか？ 無意識のうちに持ち上げたグラスを、次の瞬間、俺は危うく取り落としか けた。わかってるんだよ、自分が甘いって事くらい。だから、そんな眼で見 るな、秋霜。あんた達は、陰険漫才続けてりゃいいんだ。 「Ａ：さっき俺がライターを差し向けていた奴、 Ｂ：あそこに座っているエルフの女、 Ｃ：あそこの一見企業風にも見える男、 Ｄ：あんた」 ……だから、そこで俺を見るなよ。どこの世界に革ジャン着て、銀の指輪 嵌めた企業人がいるってんだ？！ それとも単に、カマかけてるだけか？ Ｊがドロップ・アウトしたのがいつ頃かは知らないが、かつての俺を知って るとは思わない。まして、ストリートの匂いしかしない、あの「鼠色」が知 ってるわけはない。わけはないのだが……。 まだだ。まだ、判断するのは早い。何より、俺が今集中すべきは目の前の 会話と、黙りこくったままのＪＯＫＥＲの次の行動だ。逃亡は、「仕事」を 終えてからでも間に合う。そう自分に言い聞かせ、再び陰険漫才の聞き手に なるには、しかし、かなりの精神力が必要ではあった。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 本日８月１２日をもって、飛鷹（彼）は２４歳の誕生日を迎えました。 だからといって小姐、プレゼントと称して爆弾を贈らないように（笑）。 因みに飛鷹（私）は別の日にＸ歳になります。めでたくねーっ。[2000/08/12 00:22:03]
リカー自己紹介補足です．．．（すみません） 英系中国人です。ですが、香港生まれの香港育ちなので、中国人の意識は無 い。チャイニーズマフィアや日本のヤクザと繋がりを持ち、情報屋、兼ランナ ーとして働いて（？）います。口癖は、「より高くご購入してくださるお客様 に、より良い情報を。」（笑）つまり、寝返り・逆スパイどんとこーいっ！！ （いいのか！？）もともと情緒不安定な天邪鬼なので、妙なところで恨みを買 っている．．．しかし、この場にいるという事は、それなりにやってきたとい う事です。 クライアントは、ごはん食べてるときに決めてしまいました（笑） 日本ヤクザ、高代組（たかしろぐみ）です。 高代組は九龍とのシマ争いに負け（九州あたりか？）、そのお礼返しとして 今回の九龍の取引を荒らそうとしている。目的は九龍の面子を潰すことで、 ‘涙‘については関心ないようだ。（組員の恋人が取引の妨害をしたのなら 効果大。） リカーは始めはどうでも良かった仕事ですが、（やる気が無ければキャンセ ル。）この状況ではわかりません。（笑） 急に聞こえてきた声のおかげで、‘涙‘自体に興味が出てきましたし。。 基本的にはアデプトですが、身体改造もやっています。（スマートリンetc） そのため精神に負担がかかるけど．．． （。。でもこれって、ありなのかな・・・心配。。） 最後に、黒星さんとは腐れ縁(sex:men)で、今まで二、三回別れた。。（笑） （余談ですが、高＊薫のイメージでプレイしております．．．あっ、聞き流し てくださいっッ！！）[2000/08/11 22:06:32]
「マスター、とりあえず、追加でもう一つ。」 Ｊがまた一杯酒を頼んだ。はたから見れば彼はどのように写るだろうか？ 単なる酔っ払い？酔っ払いの振りをしている、抜け目のない男？だがしか し、ashにとってはどちらでも構わなかった。Ｊが何気に自分との間を置く。 （嬉しいねぇ、その行動。俺に対する敬意だととっておくよ） するとashはＪの方を向き、こう言った。 「なぁ、おっさん。俺とちょっとしたゲームをしないか？」 彼はポケットからゆっくり煙草を取り出し口にくわえた。 「俺は今日、ある奴に雇われてここに誰かを監視しに来た。さて俺は 一体誰を監視しに来たでしょう」 クイズの出題者のように淡々と語っていく。 「Ａ：さっき俺がライターを差し向けていた奴（小姐を見る）、 Ｂ：あそこに座っているエルフの女（クリスを見る）、 Ｃ：あそこの一見企業風にも見える男（飛鷹を見る）、 Ｄ：あんた」 油断なくashはＪを見つめる。そしてやっと自分の煙草に火を付けた。 「当てたら一杯おごるよ」[2000/08/11 14:20:11]
その声はその場に居る者全員が聞いた。頭の中で。 「”竜の涙”はダンケルザーンの公開されない遺品の一つ。 それはダンケルザーンの記憶の一部が封印されているクリスタル。 ある者達についてのダンケルザーンの記憶の全てがそこに。 ”恐怖”。それは、そう呼ばれる。やがてこの第６世界に訪れる 異邦人達。気をつけよ、影を走る者よ。やつらは既にここに居る。」 そして唐突にその声は聞こえなくなった。 ＃一応石頭の考えました”竜の涙”（ドラゴンティアー）についての ＃設定です。無視してもかまいません。お好きにお使い下さい＞ＡＬＬ[2000/08/11 13:41:19]
「とりあえず、「魔弾の射手」は到着のようね。ほら、あちらに。」 彼女に言われるまでも無く、既に《式神》はその男の姿を捉えていた。 それにしても、よりにもよってミツハマのＪか・・・・厄介なのが来たものだ。 まあ奴自身もそうだが、本当に厄介なのは外にいる団体だ。 ライフルを持っているのが十数人にメイジが数人・・・・多いな。 まあ、いざという時の切り札もあるから私は何とか切りぬけれるだろうが ・・・・一般客を巻き添えにしそうだな、これは。 「ねえ、龍の涙って、どんなものなのか？教えてくださいませんか？ 私も話で聞いた事しかないのですが、何でも、貴方がよく知っていると、 言われるのでね。」 ・・・・誰だそんな事言ったのは！ まさか陰陽寮の機密が露呈してるのか？ 表には出さないが私が軽い頭痛を覚えている間に、ブルーアイは水晶の勾玉を 取り出していた。 「あっ、これは、龍の爪という代物だから。目的の品とは違うわよ。 まあ、龍の○○って物は多そうだけどね。」 なるほど・・・・。探りを入れたいのか。 つまり私がどの程度なのかを見極めたいんだな、彼女は。 なら、見極めてもらうとしよう。 「・・・・何らかの力を持った物に対して『龍』という名を付ける事は多い。 何せ力の象徴だからね、龍は。 それで、龍の涙がどんな物かという話だが・・・・どんな力を秘めているか という事に関しては、残念ながら私は何も知らない。 知ってるのはマスキングが強すぎてアストラルからも見れないという事だけ。 はぐれ者に重要な情報は知らされないさ」 言いながら小さく肩をすくめる。 「だが性質に関しては多少聞いている。 『あれは秘めた力を失うことなく、どんな形にでも変える事が出来る』 つまり手を加えれば細工物や、スコープのレンズにだってなる。 そんな物を私もどうやって探したものかと悩んでいた所さ・・・・」 嘘は言っていない。 重要と思われる事を言ってないだけで。 「そう言う貴方こそ、なにかご存知では？ 蒼い魔女を継いだのなら・・・・まったく知らないわけでもないだろう？」 試されるだけというのも面白くない。 そう思った私は、穏やかな笑みのまま訊ね返した。 『蒼い魔女を継いだのなら』の台詞を、少し強調しながら。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 長々と書いた後ですが、秋霜の提示したカードの「月」がJOKERさんとかぶってる ので解説します。 ここでは月の暗示する意味の一つ『守護』を示しています。 これは彼の仕事の一つが『護衛』だと言っているわけです。 ついでに秋霜の行動について注釈させていただきます。 彼の五感は、店内に放った（店外にも出て行ったりもしますが）《式神》と 自身を高速で行き来しています。その為、ときどき視点が《式神》になってたり するんで、ご注意下さい。[2000/08/11 02:50:13]
かつてならば、俺も、イヤな事は、酒と煙草で忘れられたものである。 しかし、対化学戦装備とは言え、ろ過やフィルターを入れられると、 酒は水であり、煙草は、正常な空気に分解されてしまう。 だから、酒は、アルコールに限りなく近いもの、それしか、頼めなかった。 まさか、ここで、アルコールくれなんて、言った日には・・・・。 しかし、退屈な任務である、見てろと言うだけの指示。 そんな俺の暇を解消してくれそうな奴が隣にやってきた。 先ほど、玄関でライターを出していた奴である。 なるほど、近距離戦ならば、獲物の関係で俺の動きを封じられると 思っているようだ。 それならば、その授業料は、高くつくことを教えてやるのも悪くない。 俺の得意技は、ライフルの狙撃では、無い事をおしえてやるか。 まあ、それ前に、もう一杯やっておくか。 「マスター、とりあえず、追加でもう一つ。」 力の代償は高くついたが、まさにそれに見合うだけの物は、 もらったのがこの力。 機会があれば、使うのみである。 これだから、こう言った店は飽きないんだよなあ。 御決まりの仕事ではなく、突拍子の無い事件、生きていると思える瞬間。 なあ、隣のあんた、俺を熱くしてくれよ。 今日の仕事は、クールすぎていけねえよ。 酔えないながらも、酔った振りをしつつ、少しの間合いを取る。 この間合いが肝心なのである。 さて、お次はなにかな？ ここで、思いっきりはずして見るのも面白そうだが、まあ、彼の為にも 辞めておこう。 それは、あたかも周囲から見てみれば、クスクスと笑っているように 見えかねる光景であったが視線と左腕は、ashの動きに焦点を合わせていた。[2000/08/11 01:31:37]
私の予想通りに彼はやってきた。 話には聞いていたが、彼が、仇とは知っていても、手を出せないのである。 出せば、必ず、やられてしまう。 それに、まだまだ、相手は多いのである。 Ｊだけにこだわっている時間は私には無かった。 とりあえずは、秋霜という陰陽師が、相手のようである。 私に向けて緩やかな笑みを浮かべている、肩の式神も同じように 笑っているようだった。 私は、状況を確認するべく、言葉を切り出した。 「とりあえず、「魔弾の射手」は到着のようね。ほら、あちらに。」 私も、精霊を呼ぼうかと思ったが、辞めておくことにした。 ウォッチャーなんか呼んだ日には、収集がつかなくなるだろう。 そこで、さりげなく、秋霜に聞いてみる。 「ねえ、龍の涙って、どんなものなのか？教えてくださいませんか？ 私も話で聞いた事しかないのですが、何でも、貴方がよく知っていると、 言われるのでね。」 といって、鞄から、水晶の勾玉を取り出す。 「あっ、これは、龍の爪という代物だから。目的の品とは違うわよ。 まあ、龍の○○って物は多そうだけどね。」 と言いながら、私は、笑顔を浮かべつつ、その出方を待つことにした。[2000/08/11 01:28:05]
「こんばんは、お兄さん。少しお話しません？」 クリスは攻撃的な、しかしこの上なく魅力的な微笑を、そのやわらかい唇に 乗せて彼に問い掛けた。 「・・・もしよかったら、だけど・・・・」 彼は物言わず、紫煙を吸い込む。 そして、ゆっくりとエルフの方を向く。 お互いがお互いの瞳の奥の思考を探ろうと、ゆるりとした空気の中で 向き合う。 吸われない彼の煙草の煙が、細く昇り立つ。 二人の視線が一瞬交錯し、そして外れた。 彼は煙草に口をつけた。 「・・・こんな男で良いのなら、どうぞ。」 ぬるい、潤んだような瞳でクリスのほうを見たが、そこには緊張感など 欠片もない。 「煙草は、吸っていても平気？」 彼はそう言うと、煙草を持った左手をひらひらと振った。 バーテンダーの差し出したウィスキーの氷が、からんと音を立てる。 「それで・・・ふられてきた僕に、何が聞きたい？」 故意に、だろうか。 少し大きな声で彼は言い、肩を震わせて笑いをこらえた。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ はじめまして(パート２ですね。) リカーです。今回は、少し彼の紹介を。。。 name：リカー ２７yearsold sex：Ｍen フィジカルアデプトです。リカーの名は気まぐれでいつも適当な酒の名前を 名乗ってるため（笑）今回は、誰かの御命令で、この場＜クリスタル・ヴィジ ョン＞を攪乱しにきました。（！！） クライアントは、ただ今募集中です。(ＰＬ談。) 本当はもっと早くここに来ている予定でしたが、恋人(元)と喧嘩して 別れたので遅くなってしまった（ほんとです。笑） 恋人さんは・・・九龍の組員の黒星(ヘイロウ)でした。 （だから大声で言ったのですが・・・小姐さん、かまいませんか？） 別れた原因？聞かないで(うそです。絡ませてくれると嬉しいな。笑。) では、では。。。。[2000/08/10 23:29:25]
ashは小姐の横を通り過ぎると、自らをミツハマの元工作員Ｊだと名乗る青 年の隣に座った。特に他意があったわけではない席が空いていたし少し興味 があったというだけだ。 何に対して？ さぁ何に対してでしょうね。 「コロナ」 静かにバーテンに注文を告げる彼の隣人は今どのような顔でいるのだろう？[2000/08/10 18:19:20]
あたりをさっと見回すと、人が一人増えていることに気づく。 （あら？いつの間に入ってきたのかしら・・・・） 赤毛の青年は、バーテンダーとなにやら話をしている。彼に対して、バーテ ンダーは何か言いたげな顔で灰皿を差し出す。 （何だか面白そうな人が入ってきたわね・・・・） 私はそう思うと、声をかけるべく彼へと近寄っていく。 「こんばんわ、お兄さん。少しお話しません？？・・・もしよろしかった ら、の話ですけど・・・・」 少し挑戦的な視線で、私は彼にそう話し掛ける。[2000/08/10 18:03:21]
すいません一個下の書き込み状況勘違いしてましたので 無しにして下さい！！！！m(..)m[2000/08/10 13:07:47]
ashは小姐の横を通り過ぎると、小姐が先ほど飛鷹と呼んでいた人物の席へ 向かって歩き出した。そして彼の横で潰れかけている酔っ払いの肩を軽くたた いた。酔っ払いの男はうざったそうに「何だよ」と言ったがashはまるで気に とめていない。それどころかニヤニヤといった笑みまで浮かべながら入り口の 方を見やってこう耳打ちした。 「あそこに立っている女があんたに気があるらしいぜ、一晩ぐらい付き合って やったら？」 男は少し驚いた表情で入り口を見た、そこに立っているのはashをここまで 連れてきたクリスだった。男はゴクリと生唾をのみ入り口の方へ嬉しそうに歩 いていった。 「やれやれ、やっと席が空いた」 そういってashは飛鷹の隣に腰をおろした。 「俺はash、あなたは？」 バーテンにコロナビールを注文した後、言った彼の言葉は横にいる飛鷹を見 てはいないものの誰に言っているのかは明らかだった・・。 ////////////////////////////// ＞クリスPLさん もし気に障ったら、ごめんなさいm(..)m[2000/08/09 18:21:18]
空調設備のものだろうと思われる風で不意にashの持っていたライターの 火が消える。小姐の反応はない。ashはストリートで生きてきたカンと知恵 を総動員して小姐の行動を自分なりに解釈した。 （ここでは問題は起こすなって事か？） このイカレタ野郎でさえここでは"抜く"気配を見せない。そんなにここは ヤバイ所だってのか？少し周りに気を向ける、すると今迄なんとも思ってい たただのパンピーが全てヤバイ奴等に思える。 ashの考察が全て合っているわけではないだろう事は彼自身分かった。し かし、自分の考えが全く的を得ていないとも思わなかった。彼はライターを ポケットにしまい小姐の方に向かって歩いていった。そして、通り過ぎざま に立ち止まり小さくこういった。 「てめぇとの事はストリートでケリをつける」[2000/08/09 13:02:58]
Ｐ：過去ログ拝見いたしました！！（よかった。。。） よかったらリカーもこの素敵なゲーム（命懸け）に参加させてあげてくださ い。おなかいっぱいＳＲを！！（笑） 皆様、すごく唐突ですが。。。この一夜をご一緒しても構いませんか？ （隣のあいた席を指しつつ。。。）[2000/08/09 10:52:38]
トリッドのドアが音も立てずに消える。 うっすらとほの暗い店内に、外の世界の光が混じる唯一の瞬間。 そしてまたもとの静かな時間が流れ出すとき、＜クリスタル・ヴィジョン＞には、また一人、誰かがやって来る。 「あー、強いのがいいんだ…まかせるよ。」 トリッドを開けて入ってきたのは、およそここの空気に似合わない男だった。 ひょろりとした手足の妙に長い身体にジャンプスーツ、自然の赤毛にかけられ たスパイラルは取れかけ、無造作に結われている。 企業の者や一般の客は怪訝そうに彼を見やり、そうでない者は彼を一瞥する。 彼はバーカウンターの一番奥に座り、適当な注文をするとすぐさま煙草をくわ えた。 バーテンダーが何か言いたげに灰皿を差し出す。 「。。大丈夫だって…外でも上手くやってきたんだから、ここのルールに従わ ないはず無いよ。」 彼はバーテンのことを知ってか知らずか、独り言のようにつぶやく。 そして、ゆっくりと煙草の煙を吐き出した。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 始めまして。リカーＰです。あんまり皆さんがかっこええので書き込んで しまいました。前がぜんぶ消されてて（；；）どうしてよいのやら。。。 リカーも＜トーキョウ＞の隅っこで生きてます（笑。）[2000/08/09 00:32:40]
新に入ってきた来客の声に、はっと我に返る。今までぼーっとしていた自分 に少し恥ずかしくなる。気がつけば、あのバンダナの青年は、店の中にいた中 国系の青年となにやら会話をしている。 （ね？来てよかったでしょ？） 声には出さず、バンダナの青年に思う。ふう、とため息を一つつくと、我関 せずと言った表情で、スツールの隅っこに腰をかける。とりあえずは見物、 という事にしよう。 ふとユウキの方に目をやると、見知らぬ女性と話をしている。とりあえず こちらも見物しよう。女性が何者かはわからないが、まあ、害はなさそうだ。 「ふう・・・・・・」 何度目かのため息をついてから、私はあたりをさっと見た。[2000/08/07 22:54:10]
小姐も秋霜も去って、ヒマでヒマでぼけ〜っとしていたあたしに、唐突に声 がかかる。 「アロー、お嬢さん。ヒマ？仕事の相手と待ち合わせ中の、可哀想なおねー さんと、少しお喋りしない？？」 顔を向けると、さっきあたしが挨拶した大人って感じのおねーさんが笑顔で 立っていた。 「うん、いいよ。丁度ヒマだったしね〜」 あたしがそう言うと、彼女はあたりをみまわす。 「もーちょっと広いとこ。あっちの、テーブル席で、どう？」 彼女が指したのは、秋霜たちのテーブルの近く。他意はあるのだろうか？ とふと思ってしまう。何か考えでもあるのだろうか…？？とりあえずはつい ていってみよう。 「名前、ゆっとこうか。あたし、海堂涼子ってーの。職業はね、……人生相 談所の職員ってとこかな」 人生相談員かぁ…いっそのこと、この人に人生相談してみようか、なんて本 気で思っている自分に気づく。…止めよう、この人に相談して、何かなるわけ じゃないだろうから・・・・。 そう思っていると、新たな来客の声が聞こえる。涼子と名乗った彼女の顔が そちらへと向く。あたしも思わずそちらを振り返る。 新たな来客は、元ミツハマのＪという男らしい。あたしには関係のないこ とだが、少し気になる。それはしばらくおいておく事にして、とりあえず涼子 へ声をかける。 「テーブルに移動しようか。でも、おしゃべりするような事、ないと思う よ〜？？」 何だかこの人って、小姐と似ている気がする…と思ったのは、気のせいだろうか？？？ ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ すいません、久しぶりになってしまいました（汗）。[2000/08/07 22:42:55]
「マスター、スピリダスを、おっと、左腕の事は、連絡済みだと、 思うけどなあ、俺は、元ミツハマのJだ。もちろん、あの件も 関わっているぜ、今日はその件でここに来たんだ！！」 あれか。<ミツハマ>あがりのランナー。 名前は知らなかった。当時は知る必要がなかった。今だって知ってる必要 はない。事件の詳細さえ、俺は知らない。知る必要も、理由もなかったから だ。与えられない情報とは、即ち不要な知識。 そんなふうに操られ、縛られるのが嫌だから、俺は企業を離れた。もっと も、自分が縛られている事に気付くのに、７年かかった。半年前の事故がな ければ、もしかしたら一生気付かなかったかも知れない。 （あんたは、どうなんだ？） 訊いてみたい気もする。何故、敷かれたレールを外れたのか。外れた先 で、何か見つかったのか。その反面、訊いてどうなる、と冷笑するもう一人 の自分がいる。かつても今も、敵同士であるには変わらない。 甘い香りのカクテルを、一口含む。 そして、ミラーシェードの奥から、ゆっくりと視線だけで店内を見渡す。 遮蔽物、出入口、ランナー及び一般人の居場所。……隣席の酔っ払い<さら りまん>が多少邪魔な気がする。だからと言って追い出すわけにもいかない か。まあ、何とかなるだろ。 さて、とりあえずは、お手並み拝見といこうか、ミスターＪ？ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ＪＯＫＥＲさんがカードの解説をしてるので、飛鷹も一枚。「Sleeping Beauty」とは、そのまま「眠り姫」です。過去ログ参照してください。ちょ こっとだけ触れてます。かつて一度だけ失敗した任務において、彼は一人の エルフを昏睡状態に陥らせてしまいました。彼女を目覚めさせる方法（恐ら くは魔法的手段でしょう）を探してる、というくらいの意味です。表向きは 「どっかの馬鹿なランナーが、某企業（<ミツハマ>系小企業）にランを仕掛 けて失敗した」というふうに発表されています。実際は工作員敵味方あわせ て６名、一般人４名が死傷していますが、それは伏せられています（死傷し た民間人の全てが、メタヒューマンだった事が一因です）。上記はそれなり の情報網を持つ者なら、知っていても不思議ではありません。もっとも、こ の失敗には様々な理由があるのですが、これ以上は述べません。企業内部の 問題とだけ言っておきましょう。[2000/08/05 00:35:55]
・・・うむ・・・ こちらから何かを見せれば、ここにいる誰かが何かの動きを見せてくると思ったのだが、 リドル（なぞかけ）をリドルで返されてしまったか・・・ 俺の周囲にはどうやら食わせ者ばかりが集まるらしい そんな事を考えているうちにブルーアイは別のテーブルの誰かに声をかける こちらの意を汲んでいるのだろうか、協力的である。 その男は秋霜と名乗った。ニホンで名高いオンミョウ・マジシャンか 「シキ」と呼ばれる強力なウォッチャーを遣うとはきているが、あれか。 しかし、こんなところで平気で精霊を遣うなんて、気に食わない。 また、だんだん周囲に曇ってきた不穏な空気を感じつつ とりあえず意識の一部をアストラルに預け周囲を確認してみることにする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− とりあえず、こちらがあげたキーワードの「月」というのは ＪＯＫＥＲが属しているティル・タンジェルのムーンライトソーン（57年にまだありましたっけ？）をしめします。 また、ごらんのとうりアデプトです。両腕の機械の腕のためイニシエイトにはなってません。 パワーは「アストラル知覚」、「クイックドロウ」、後なんか・と言った所でしょうか。[2000/08/02 16:34:06]
俺が小姐を挑発しようとライターを出した３秒後、店の扉 が再度来客を告げた。何事かを言ってカウンターへ向かっ たが、スローモーションで全てが過ぎ去っていく今の彼の 頭中では無意味な言葉だった。 （今は目の前のこいつから注意をそらすな！） 頭の中の彼の警報装置がそう告げる。もし一瞬でも気をそ らせば猫の皮を被った虎に噛み殺されてしまうであろう。 ただカウンターに座った男の声にひかれる言葉があった。 ・・・ミツハマ・・・J・・・ （何事かと思えばただの薄汚ねえカンパニーマンか） ashの背中から一雫の冷汗が垂れたことは誰も知るところ ではないだろう・・。[2000/08/01 23:29:33]
あはははは。けしかけといてなんだけど、すっげえヤバイ雰囲気。ちょお っと、逃げたいかなあ。 灰色君（やっぱり仮称）と小姐は見詰め合ったままだし、灰色君と一緒に 来たエルフの美女は、小姐と一緒にいた女の子と見詰め合ったままだし。 で、もう一人いた３０前後の男はなんと鷹山の隣に移動してる。 ええー？ あんたら、知り合いなの？ 聞いてないよお、そんなの。 むう。しゃーねえなー。 あたしは『構ってもらえないんでつまんなーい』という表情を作り、堂々 と店内を見回した。うん。やっぱり、ターゲットはあの女の子だな。もう少 し、探っておきたいし。デッカーらしきエルフにも話を聞いてみたいところ ではあるけれど。どーも向こうにその気はなさそうだし。 あたしは険悪なムードに気付きもせず、無造作に席を立った（ふりをす る）。そして、なつっこい笑みを浮かべて、先程まで男の座っていたストゥ ールに左手をついて、女の子に声をかける。 「アロー、お嬢さん。ヒマ？ 仕事の相手と待ち合わせ中の、可哀想なおね ーさんと、少しお喋りしない？」 場所はね、変えようね、ここ、やだから。騒ぎは歓迎だけど、とばっちり 喰らうのはまっぴらごめんだし。と、見回して。 ををっ。鷹山の隣に座った男の肩に、怪しげな物体がっ。もしや、噂に名 高い陰陽師って奴？！ うわあ……。こりゃあ、目ェ離せないわ。 「もーちっと広いとこ。あっちの、テーブル席で、どう？」 と、例の４人のランナー（らしき人々）が集まってるテーブルの隣を指 す。いざとなりゃあ、このコ人質にしても、なあんて、そんなヒドイ事は考 えてないよん、べつに。 「名前、ゆっとこうか。あたし、海堂涼子（かいどう・りょうこ）ってー の。職業はね、……人生相談事務所の職員てとこかな」 さすがに人身売買やってる、とは言えないわな。女の子が戸惑ってるのを 承知で（でもあたし、今はほら、酔っ払いだから）、すたすたとテーブルに 移動してしまう。あらためて聞き耳を立てつつ、顔はにこやか〜に、女の子 に向けたまま。のつもりが、粗暴な声に思わずドアを振り返ってしまう。勿 論、ついでに鷹山の表情を窺う事も忘れない。おや、随分と険しい顔つきだ こと。 「マスター、スピリダスを、おっと、左腕の事は、連絡済みだと、 思うけどなあ、俺は、元ミツハマのJだ。もちろん、あの件も 関わっているぜ、今日はその件でここに来たんだ！！」 はあ？ 元ミツハマの……Ｊだあ？！ ……てえ、事、は、……あの、お 人形みたいな、お姉様は……。 ……お師匠。あんた、あたしを殺す気か？！ 半人前を、こんな危険なと こに寄越すなあああっ！！！[2000/07/28 23:09:11]
「チーフ、全員配置につきました」 短い、スクランブルのかかった通信が、準備完了の合図を くれた。 俺は、ボスの命令により、この店にやってきた。 目的は、いつもと反対の仕事、よりによって、敵を守るためとは、 おまけに、なんで、こんなに大部隊で、来たのか分からない。 配下のスナイパーだけでも１２名、おまけに、これに、メイジ達まで 連れて、優雅に散歩とは、と思っていたが、関係者以外への発砲許可は 降りているし、なんといっても今日はビックネームの集うお祭りらしい、 さて、彼女は、ターゲットとして、相応しくなったであろうか？ まあ、取りあえず、店に入るとするか...... 店に入ろうと、ドアを開けると、ドアの前で、見せ物を やっている連中がいた。 俺は、店に入るなり状況を確認した。 「ほう、兄ちゃん、この店では、入るなり、タバコのサービスかい？ にしては火だけとは、さびしいねえ。 俺の不自由な左腕のことを知ってのサービスかも知れないが、 余計な見世物は、命を削るぜ！」 と言い放ち、店の中に入る。 そして、テーブル席には向かわず、カウンターへと向かい、 席を確保すると、注文をした。 「マスター、スピリダスを、おっと、左腕の事は、連絡済みだと、 思うけどなあ、俺は、元ミツハマのJだ。もちろん、あの件も 関わっているぜ、今日はその件でここに来たんだ！！」 と、辺りに聞こえるように、わざと言い放つ（ミツハマを強調して） ミラーシェイドには、こちらの挑発に載った面々の様々な顔が映り、 データ送信を行うと、次々と、データが表示される。 なるほど、これは、凄いお祭りらしい。 そして、俺は、一人の女性を確認した段階で、店内鑑賞をやめた。 やはり、血はあらそえねーよな、俺には、オーラなんてものは、 見れないが、奴ならきっと、やつが見えるというに違いない。 あの晩と同じ表情をしてやがる。 取りあえず、次の指事がある間では、すきにさせてもらうか。 と考え、まずは、届いた酒を飲みはじめた。 ************************************************************** 注釈：ブルー'アイの２人目Jです。 彼は、左腕が、内臓銃という特殊な経緯を持っています。 （任務に応じて、左腕を交換することもしばしばです。 でも、ふだんは、スナイパーライフルがお気に入り） 経歴は元ミツハマの工作員ですが、社を辞めてから、 ある人物に見い出され、ブルー'アイ（初代）暗殺に参加してから、 以後の記録が消えています。 さて、そんな彼がなぜあらわれたのかは、今後のお楽しみということで、 正確はかなりきつめで、強い者にしか、妥協しないです。 （ミツハマ的価値観で、判断しています。） というわけで、よろしくお願いします。[2000/07/28 22:31:58]
ブルー・アイの呼びかけに応えて、秋霜がこちらのテーブルに近付いて来 た。自然と顔がこわばるのが、自分でもわかる。我ながら情けなくはあるが 仕方ないだろ、そんなの。いや、いっその事、もっと露骨に嫌な顔をしてや ろうか、などと考えて。どうやら表情に出てしまったらしく、秋霜は苦笑し ている。……構うもんか。 「ここ、いいかな？」 俺が返事しない事を既に予想済みだったのだろう、秋霜はさっさと腰を下 ろした。俺の隣に。いいけどさ。それにしても、小姐といい、ブルー・アイ といい、この秋霜といい。……何か、俺、玩具にされてないか？ ……なん となく釈然としないまま、グラスを傾ける。 「……？」 ふと、思う。 勘、なのだろうか。 ブルー・アイの注意が、ほんの僅かではあるが、別の方向に向いているよ うな気がする。ゆっくりと、周囲に悟られないように、俺は姿勢を整える。 彼女が視ている物が何であろうと、適う限り迅速に対処出来るように。同じ 失敗を繰り返さないように。[2000/07/28 00:54:53]
「次は貴方の番よ」 さりげないがよく通る声が、小姐と灰色の髪の青年との駆け引きを見ていた私の耳に届いた。 声の主は・・・・ブルーアイ!? 魔女の後継、か・・・・。 それにしても、まさか離れた席の私に声をかけるとはな・・・・。 あの２代目、度胸は大した物だ――かなり命知らずでもあるが。 見え透いた挑発だが・・・・乗るのも一興か。 「お呼びがかかったんで、少し失礼するよ」 ユウキにそう言い残し、私はスツールを立った。 ・・・・飛鷹。近づいただけでそう露骨に嫌そうな顔をすることはないだろ？ テーブル席に近づいた事で、彼の顔ははっきりと見ることが出来る。それにしても、感情が即表情に出るようではまだまだ甘い。読みやすくて楽だけど。 「ここ、いいかな？」 訊ねはしたが、応えを待つことなく席に着く。 ・・・・君の隣に座ったのはブルーアイの顔を正面から見るためで、他意は無いぞ飛鷹。 とりあえず彼の事は置いておくとして――緊張感の無い、ゆるい表情を浮かべる。 「飛鷹君以外には名乗ってませんね、秋霜と云います。よろしく、JOKER君にブルーアイさん」 虚空が歪み、実体化した《式神》が肩に乗る。 「さて、カードの掲示ですか・・・・。 『隠者』、『月』、『忍び寄る影』、『大鷲』、ですか。 これでいいかな？」 言い終え、緩やかな笑みをブルーアイに向けた。 さて、どう動く？[2000/07/27 23:05:50]
「それじゃぁ、もしブルーアイさんのおっしゃるとおり その国（あまり何度も口に出していい言葉ではない）の手のものだとしたら・・・ということも考慮に入れてみたらどうです？ えっ？それってホントですか？ さぁ？わたしは知りませんし、答えもしませんよ」 「あんたのより、一枚少ないけどいいだろ。俺の手持ちなんか、無きに等し いんだから。仕入れようにも手段が無いからさ」 といいながら二人は、私のカードを見せるように提示してきた。 そこで、私は、カードを並べていく。 「そうね、とりあえず、私の提示できるカードは、「魔弾の射手」、 「水の守護者」、「異界からの来訪者」、「バベルの塔」、「運命の輪」と 言うところかしらね。まあ、最後にあえて付け加えるならば、「狐」と 「永遠の命のもの」といったことろかしら」。 とりあえず、ここで、一息つき、秋霜の方を向いてさりげなく一言。 「次は貴方の番よ」 と言いつつも視線は、ドアの向こう側を見ていた。 どうやら、この店の側まで来ているらしい・・・・・・。 私は、次の来客に備えて、考えをまとめようとしていた。[2000/07/25 23:41:09]
「おお！その通り♪親のスネかじり過ぎて、ついに勘当になてしまたのコト よ！アナタ中々物知りネ♪」 すぃと、腕を組む。目は油断なく男を見つめている。 「・・・・で、物知りさんは今日はどーゆー御用？今日はぷらいべーとだか らサインはお断りネ♪」 （やはり覚えちゃいやがらねぇか、と言ってもそれも当たり前か） ashは心の中でそう舌打ちながらも何故かこの空間が面白くてたまらなか った。 小姐との初めての出会いは最悪であった。それは５年前になる。ashがまだ 今の能力と言えるものはほとんど手に入れていない時のことだ。つまり、単 なるストリートチルドレン（昔の小姐の言葉を借りれば"ゴミ以下の野良犬"） という事になる。彼はash達のシマにやってきていきなり銃を乱射した。ash はごみ箱に隠れ肩を震わしているのがせいぜいだった。しかし、小姐の去り 際に彼の目の前に飛び出していった。何故だかは分からない、自分だけが生 き残っているのが耐えられなかったのかもしれない。足は震えていたが、銃 身は彼の胸を真っ直ぐ捕らえていた。 「どうしたあるか？打たないあるか？」 彼はさも可笑しそうにそう言った。そして俺は引き金を・・引いた。確か に引いた。しかし、気づいた時には自分の足に激痛が走っていて小姐は笑っ たまま立っていた。 （なんで？） なにが起こったのか分からなかった。今ならば分かる、彼が早すぎたのだ。 そしてashが弱すぎたのだ。ashはうめき声を上げ倒れた。 「おれらのボスが黙ってると思ってんのかぁ！！」 すでに背を向けていた小姐に対して叫んだそれは、ある種断末魔のようで もあった。小姐はゆっくりと振り返り可笑しくてしょうがないと言う顔でこ う言った。 「あなた達のボスとはもう話がついてるあるヨ、再見」 もう一度撃った彼の弾丸は狙い澄ましたかのように彼の頭をかすめてい った。そしてashはその場に崩れた。 今ならばあの時の小姐が何故あのようなことをしたのか少し分かるような 気がする。ようは小姐にとってあれは"試し切り"だったのだ。力を手に入 れた自分を少し試してみたかっただけなのだ。 あの時の自分達のボスはもういない。それどころかそのチームさえ、もう 存在しない壊滅してしまったのだ。いや、ashが壊滅させたのだ。 「いや、サインは良いよ・・」 そういってashはポケットから瞬時にライターを取り出し火を点けてみせた 。常人には彼がいきなり手から火を出したようにさえ見えるだろう。 「その代わり、ブタの真似でもしてくれねぇか？」 今の速度お前はついてこれたか？ ////////////////////////// ＞小姐PLさん 小姐の情報、有り難う御座いました。 おかげで何とかつなげそうです＾＾；[2000/07/24 16:00:15]
「誰かと思えばどこやらの放蕩息子じゃねぇか」 乱暴な物言いと態度とは裏腹に、視線と気配は、窺うように潜めている。 ただの狂犬ではないようだ？ さて・・・・どの関係かな。 私は振り返って彼の顔を覗き込むように見ながらうっすら微笑んでみせた。 私が九竜の関係者であることを知ってるということは、そちらの関係者？ 対立する組織「朱星（ズーシン）」のメンバーかなぁ。 それとも「涙」の方か・・・・単純に個人的な恨みという可能性もある。 何だかその可能性が一番高そうだけど。 そっちの方面なら、心当たり多すぎて、はっきり言って覚えがないよ？ごめんね？（笑） で、なければ・・・・。 心がすうっと冷たく冴えるのがわかった。 たぶん、表情にもそれはでているだろう。 ・・・・それを装った「天龍」の刺客か。 私の変化に気がついているのかいないのか、変わらず挑発するような口調で、彼は言葉を続ける。 「あぁ、違った。もう放蕩息子じゃなくて勘当息子か！」 （さてさて・・・・どうしたもんかな？） 苦笑いのような表情を浮かべてじっくりと眺め回す。 彼の要求するものが何かを見透かそうとするかのように。 一瞬、彼の挑発に乗ってみるのもおもしろいかな？と考えたが、取りあえず「仕事」が残っている以上、控えといた方が得策と思いとどまった。 （どうせなら薄暗い路地とかで出会いたかったな・・・・残念） 心の囁きに小さく同意するように頷くと、小姐はいつも通り、表情の見えない軽薄な微笑みで、「彼」にこたえた。 「おお！その通り♪親のスネかじり過ぎて、ついに勘当になてしまたのコトよ！アナタ中々物知りネ♪」 すぃと、腕を組む。目は油断なく男を見つめている。 「・・・・で、物知りさんは今日はどーゆー御用？今日はぷらいべーとだからサインはお断りネ♪」 ＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞ ashさんへ：こんにちは、小姐ＰＬです。 えーと小姐は横浜のマフィア「九龍（クーロン）」太祖（要はボスですね（笑））の三男坊です。現在２１歳。 三男坊と言っても、息子は三人とも母親が違います。 一応後継ぎ候補の一人でもありますが、今のところは長男の「天龍（ティエンロン）」が最有力候補です。 小姐はその微妙な立場や複雑な生い立ちから、かなり性格に難ありに育ってます（笑） そのため、一部の人間以外には非常に疎まれています。 特に長兄の「天龍」と次男の「鬼龍（クイロン）（トロールです）」は、小姐に対し、殺意に近い感情をもっていて、常に水面下で睨み合ってる存在です。 ちなみに小姐（中国語で「お嬢さん」という意味）はストリートネームで、本名は「幻龍（ファンロン）」と言います。 組織に所属していた経歴もありますが、現在はストリート・サムライ。 飛鷹をはじめとする４人のメンバーでチームを組んでいます。 最も、飛鷹さんの様子を見ていればおわかりでしょうが、信頼度は０です（笑） 残酷で冷徹、目的のためには手段を選ばない。 それでいて狡猾で抜け目なく、搦め手が大好き。 笑いながら仲間を平気で裏切るタイプです（＾−＾；；） でもなんだかここで知り合ったユウキちゃんや秋霜さんと話しているうち、ちょっとずづ変わってきているみたいで（笑） 能力的には、典型的なストリート・サムライ。 身体改造バリバリです（笑） 武器はアレス・プレデター。でも本当は刀の方が得意。 あと、接近戦闘もかなりのばしていて、さすがにアデプトには劣るものの、中国拳法の使い手として、かなりの腕前です。 取りあえずこんなところでいいでしょうか？足りないところがあったら教えてください。 では、よろしくお願いします（＾−＾）[2000/07/23 22:33:51]
ブルー・アイが不平を漏らし、ＪＯＫＥＲが宥めるように笑ってみせる。 だが、彼の吐いた台詞は何なのだろう。彼は、誰を引っ掛けようとしてるの だろう？ ……俺は、ティル・タンジェルについての知識は、殆ど無い。せ いぜい、中学・高校で習う歴史の知識レベルだ（それも、余り熱心に勉強し た記憶はない。他にやる事が多過ぎた）。割って入るのは、無理がある。 握り締めていた右腕を離し、左手でバーテンに合図する。きっと右腕は痣 だらけだろうな。翌日に響かなければいいんだが。 「チェリー・ブロッサム」 ミラーシェードを掛け直す。やっぱり、こっちの方が落ち着く。しかし、 傍から見たら異様なテーブルだろうな。ミラーシェードのヒューマンの男女 に、ダークエルフが一人。 「カードの交換と言ってもな。俺のは、あんた達の欲しがってる物ではない と思うがね。……『Sleeping Beauty』、『The Phantom』、後は……、 『The Power』かな」 グラスが置かれ、深紅の液体が注がれる。桜の花というよりは、それは鮮 血色にも見える。……桜の木の根元には、死体が埋まっているんだよ。花は 人の血を吸って紅くなるんだってさ。……他愛もない、子供の頃の怪談。だ がそれは、妙に心地よく響いた。多分、それ以来だろう。 「あんたのより、一枚少ないけどいいだろ。俺の手持ちなんか、無きに等し いんだから。仕入れようにも手段が無いからさ」 ブルー・アイと秋霜にわざとらしく視線を流し、軽く揶揄してみる。 「ひっだっかっく〜〜〜〜ん♪♪♪」 ……ああ、悪かったよ。あんたもそうだよな。振り返らずに、俺は腹の中 で呟く。今夜の客の中で、最も得体の知れないのはあいつに違いない、と。[2000/07/23 18:18:31]
ashは小姐に少し距離を置いて立ち、ポケットに手を突っ込んでこう言っ た。 「誰かと思えばどこやらの放蕩息子じゃねぇか」 ここからは彼の表情は見えない。無視？いやこちらの出方をうかがってい るだけか。 「あぁ、違った。もう放蕩息子じゃなくて勘当息子か！」 もう一度挑発。ashの顔はにわかに笑みを帯び始めた。 ///////////////////////////////// すいません。また文字ばけしてますねm(..)m なんでだろ？やっぱりウェブパレットからは掲示板に書き込めないのかな？ でも前に一度書き込めたはずなんだけど（；；） ＞小姐さん 絡んだは良いけど小姐の設定とか能力とか分からないので絡みきれません。 （おい）出来れば教えて下さい。m(..)mオネガイシマス[2000/07/21 13:02:56]
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[2000/07/20 22:40:10]
「そのじょーく、面白過ぎ。おにーさん、じつわ売れないお笑いタレントだ ったん？」 「おしい！芸人まではあってるネ♪中国雑技団のメンバーだったことはアル のことヨ」 わはははは。 ふう、ごまかせた。もう、さっさと行ってくれ。と、息つくまもなく。小 姐（名前、思い出した）がくるりと振り返り。 「ひっだっかっく〜〜〜〜ん♪♪♪」 ……何を考えてるのだ、この子は。 あああ、鷹山の背中が震えてる。駄目だねえ、考えてる事をそんな簡単に 表に出しちゃうようじゃ、長生きは出来ないよ？ まあ、するつもりもない んだろうけど。ていうか、もともとコーポ・サムとかランナーとかって、お よそ向かない子だからねえ、プロファイル見る限りは。 おっと、小姐、あたしの視線を追ってるな。じゃあ、別の方見てやろ。 つーっと視線を横にずらすと、ドアの辺りでむにゃむにゃ会話してる、不 思議な二人連れに気付いた。 おお、エルフの美女。……鷹山、また精神的にダメージ受けるぞ、きっ と。もう一人が、なんつったっけ。知ってんだけどな、あの鼠色のちんぴら みたいの。やたら速くて、喧嘩っ早いって聞いた。むう、なんかやだなあ。 あや？ 「灰色君（仮称）」の視線が、なんだか、こっちを向いてるよ。 あたしじゃないやね。あたし、売れてないし（ってーか、売り出してない し）。じゃあ、こっちの勘当息子？ うっ。不吉な笑み。 ちょっとお。こんなとこで騒ぎ起こさないでよ？ ただでさえややこしい んだから。あ、いや、起こしてくれてもいいのか。どさまぎに鷹山連れて逃 げちゃえば。 ようし。行け、勘当息子。何だかよくわからんが、おねーさんは期待して いるぞ。と、その前に、ジントニックをもう一杯。[2000/07/19 21:44:17]
たっぷり５秒は見詰め合った沈黙の後、突然彼女がけたけたと笑い出した。 「そのじょーく、面白過ぎ。おにーさん、じつわ売れないお笑いタレントだったん？」 軽薄であっけらかんとしたその笑い。 ただの酔っ払いか？ それともよっぽど度胸がすわっているか。 どちらにせよ、引き出せるものはないようだ。 「おしい！芸人まではあってるネ♪中国雑技団のメンバーだったことはアルのことヨ」 朗らかに笑ってついと手を離す。 そのまま席に戻ろうとして、ちょっと思い立った。 それは勘のようなものとしか言いようがないのだが。 飛鷹に向けられた視線。 他と違ってたような気がする。 （最後にひとつだけ・・・・） そうひとり呟くと、小姐は向こうのテーブルに座っている飛鷹に 「ひっだっかっく〜〜〜〜ん♪♪♪」 飛鷹が気配だけで振り向く。 ああ、怒ってる。怒ってるね〜（笑） ま、どうせ返事は返ってこないだろ。 しかし彼女はそんなこと知らないはずだ。 にこにこと愛想よく笑いながら、私は彼女にさり気なく視線をおとした。 彼女の変化を見守りながら、そして背中にささる視線にももちろん気がついていた。 ぴりぴりとくる痛いような視線。 自然、心がおどる。 （好きだね、こういうの） そして、ゆっくりと振り返る。 （さあ、どうやって遊ぶ？）[2000/07/19 16:47:53]
かららん・・・。来客を告げるベルの音が、思考の中にうずもれていたあたし を現実へと引き戻す。扉の前に立っているのは・・・。 （クリス！？・・・でも、人違い？隣の男の人はだれだろ う・・・・？？） ３年前まで、あたしの姉のようだった女性。彼女は３年前―シンが行方不明 になってからは、ストリートから姿を消してしまった。以来、会う事は無かっ たのだが・・・・。 隣にいる男は、どうやらクリスらしき人物の連れらしいが、雰囲気からして、恋人というわけではなさそうだ。 扉の前の女性と目が合う。彼女は驚いた顔をし、こちらをしばらく見つめて いる。死んだ恋人の妹に３年ぶりにこんな所で会うのだから、無理は無いかも しれない。 そう考えているうちに、その二人連れはカウンターの方までやってくるのが 見えた。あたしは、声はかけないほうがいいかもしれない、と思った。[2000/07/19 16:17:54]
「そういわれても・・・どう呼べばいいのよ？分からないわ・・・」 ashはそう言ったクリスを無視して店へと入っていく。 CrystalVision...ashもこの店の噂は耳にしたことはあった。そして 大抵の場合それは「手を出さない方がいい」と言ったようなものだった。 彼自身この店に来た事はあることはあるが、その記憶はかなりおぼろげ である。以前RUNの客との待ち合わせに使ったような気がするが、店自 体には興味がなかったのである。 「・・しけた店だぜ」 店内を一通り見渡し彼はそう言った。 「はぁん、・・で？面白いことって何なんだよ」 そう言って横にいるクリスの方を見る。しかし彼女は何やら怪訝な表情 で店内のある方向を向いている。ashは呆れたような皮肉げな表情を浮か べ、片手を広げておどけてみせる。 店内を奥へと入っていく。仕事帰りのサラリーマン、どこか気取った香 水のきつい女、背中で人生を語っている中年、適度に耳障り良く調節さ れた音楽・・どれもこれも彼の趣味ではない。 「・・しけた店だぜ」 もう一度彼はつぶやいた。とその時カウンターに見たことのある顔を見 つける。 （あれは・・） それは、マフィアの勘当息子「小姐」であった。そして彼は心の中で、 悪くないと先ほどの自分の発言を誰にともなく撤回した。[2000/07/19 12:59:25]
「着いたぜ」 彼の一言で私はバイクから降りる。少し酔ったかもしれない。それでも私は 平気なフリをする。 「そういえばまだ名乗ってなかったな」 そういって彼は少し考える。それから彼はこう告げた。 「好きに呼んでくれや」 私は少し迷った。どう呼べばいいのか。思わず困惑が表情に出てしまう。 「そういわれても・・・どう呼べばいいのよ？分からないわ・・・」 そんな会話を交わしながら、私たちはCLYSTAL VISONのドアの前まで歩く。 カララン・・・・。涼しげなベルの音が私たちの訪問を告げる。中には数人の 人物たちがいるのを、私はざっと確認する。その中に一人、私の見知った少 女がいる事に気づく。 （あら・・・。あのコ・・・・） 確か名前はユウキというはずだ。 （何故彼女がこんな所にいるの・・・・？？） 私は入り口で怪訝な顔をしたまま突っ立っている事に気づくまで、ゆうに ３分かかった（笑）。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ＜クリスとユウキはかつて同じストリートで暮らしていました。もちろん彼 ＜女はシンの事を知っています（というか恋人というのは実はシンのことな ＜のです）。クリスにとっても、ユウキは妹みたいなものだったのですが、３ ＜年前をきっかけに二人とも疎遠になってしまいました。クリスはシンが殺 ＜された事を知っていますが、ユウキには言っていません。告げるつもりもな ＜いです（それにせっかく小姐ＰＬさんがいろいろとしてくださったのに、そ ＜れを台無しにはしたくないですからね・苦笑）。 ＜というわけでよろしくお願いします〜。[2000/07/18 17:59:31]
「それじゃぁ、もしブルーアイさんのおっしゃるとおり その国（あまり何度も口に出していい言葉ではない）の手のものだとしたら・・・ということも考慮に入れてみたらどうです？ えっ？それってホントですか？ さぁ？わたしは知りませんし、答えもしませんよ」 と意地悪にくちびるの端を歪めてみせる。[2000/07/18 14:03:25]
さて、餌はまいた。後はこの餌に何かがかかるのを待つだけだ。 少々露骨なカードだったかもしれないが、「関係者」であれは ピンと来るものがあるはず。 ・・・いや言い過ぎか、「関係者」である可能性が高いといった方が正しい。 ここで問題なのが相手が大物過ぎて逆にわたしが食われてしまうリスクだ。 別に死ぬことに恐怖はないが、 与えられた使命を全うできなくなることがよっぽど問題だ。 ブルーアイがこちらの情報が少なすぎる、というように不平を鳴らす。 「まぁまぁ、情報を出すのはわたしだけではないのですから」 と鼻を鳴らして、彼女、飛鷹そして、別のテーブルの各々にもちらり、と 視線を飛ばしてみせる。[2000/07/18 13:52:55]
小姐の恫喝にJOKERのカード。 二人とも探りを入れているのだろう。だが第三者の私には、彼らが欲している 答えが何かまでは判らない。小姐の行動は、なんとなく気まぐれのように思えるが ・・・・まあいい。 ――呼び出しの意思に、視界が切り替わる。 ・・・・どうやらまた来客があるようだ。 猫のシャーマンと・・・・影の薄さからしてサムライか？ まあどちらにしろ、一旦体に戻ったほうが良いな。 《式神》を行き来していた意識が、本来の肉体に戻る。 手にしていたグラスを、思い出したかのように傾ける。それから目の前の皿の 果物をいくつかつまむ。 動作がやや雑なものになっているが、仕方がない。なにせ五体の《式神》の 情報を確認、整理していたのだ。それに精一杯で、とてもじゃないが動きに気を 回す余裕は無い。 半分ほど残っていたグラスの中身を空にし、反射的に頼んだ（らしい）お代 わりが寄越された頃になってようやく、私の中で情報の整理がついた。 ・・・・ほとんどの情報は無意味なものだったが、特に注意するべき人物を 絞り込めただけでも良しとしよう。だがそれでも《式神》の眼を逃れた者がい ないとも限らない。ま、そこまで考えていると身動きが取れなくなるから止めるが・・・・。 さてと、それでは後ろの方で迷い、困惑しているエルフ・・・・アシュレイに話を聞いてみますか。 「エルフのお嬢さん。少し聞きたい事があるのだが・・・・」 肩越しに振り返り、アシュレイの目を見据える。 「良ければ座らないかね？ 飛鷹君にフラレて少し暇なんだ」 少しおどけて言う。 彼女が腕の良いデッカーなら、その情報網を借りることができれば仕事が楽になる。 さて、彼女は応じてくれるかな？[2000/07/18 01:53:10]
「まぁ、運ばれてくるまでまだ少し時間があるようですし。 いきなりで失礼とは思いますが、手持ちのカードの交換と行きませんか？ ゲームもなかなか大詰めとなってきたようですし。 ちなみに私はというと少々あなたがたとは目的を異にしてここにいます。 そしてそのうちのカードは ・・・「黒き刃」・・・「月明かりに照らされし茨」 「鮮血の代償」・・・「異界の宝」 こんなものですかね。まぁそんなにかしこまらずに。 連想ゲームみたいなものですよ。 さて、わたしはあなたがたに4枚の札を表にしました。 次の方、どうぞ」 わたしはわたしがJOKERと呼ばれる所以たる、（といわれている）笑みを浮かべ二人を見渡す。 さて、私は、どのカードを提示しようかと考えていると、 メッセージが届いた。 どうやら、大勢の来客があるらしい・・・・・・ しかし、バックアップが出来ないほどの来客とは、どういう意味だろうと、 思いつつも、私のカードを提示した。 「・・・「黒き刃」・・・「月明かりに照らされし茨」 「鮮血の代償」・・・「異界の宝」」 確かめるように言いつつも、感心はどこか他所に向いていた。 一体、誰が来るのだろう、そして、この後、何が起こるのだろうと 思いつつ・・・・・。 しかし、このカード、嫌なものを連想させられる。 どうやら、ここにいるメンバーの探しているものは、 何かの犠牲が必要なのであろうか？ いや、まだ、この段階での浅はかな解答は、自分の命を縮めるだろう、 とりあえず、ここは考え中と言う事で、ノーコメントを貫く事にした。 まだ、ゲームに加わる不確定要素が多過ぎるというわけである。 そして、JOKERにぽつりと言う。 「そうね、面白い連想だけど、まだ、カードが数多く、 伏せられているわね、とりあえず、私には、現在言える事は、 まだ、ゲームは始まったばかりかもしれないと言う事かしら。」 と言いつつ、周囲を見渡し、何か変わった人物、物はないか注意を 払った。[2000/07/18 00:37:05]
「クリス・・・か良い名だな」 爆音をたてながら走るハーレースコーピオンで彼は ポツリとつぶやいた。きっと後ろにのっているクリス には聞こえてはいないだろう、特殊な能力を持ってい ない限りは。しかし彼はそれで満足だった。元から聞 かせようと思っていったわけではないのだ。そうこれ は彼の独り言だった。 渋谷まで彼のバイクならばそう遠くはなかった。な にしろ彼には渋滞などというものは関係ない。裏道、 歩道、公園、彼にとってはどこであれ”ストリート” なのだ。そう、・・どこであれ。 crystal visionに着いたときにはクリスはさすがに 少しぐったりとはいかなくとも疲れているようだった。 いや、あきれていると言った方が正しいのか？ 「着いたぜ」 彼はバイクを降りてそう言った。 彼はバイクに鍵をかけない。新宿、渋谷、池袋・・ あらゆるギャングのステッカーを貼っている彼のバイ クを盗む奴などそうそういないからだ。 「そうそう、まだ名乗っていなかったな」 しかし彼は少し上を向いて考えた後で「まあ、好き なように呼んでくれや」と言ったまま黙ってしまう。 彼の中の安っぽい感性がわざわざ名乗ることをカッ コ悪いと判断したのだろう。[2000/07/17 19:25:28]
彼は突然大きな声で笑い出した。そして私の方へ歩み寄り、顔をじっと見つ める。彼の灰色の目が間近に迫る。意志の強そうな彼の灰色の目は、私のかつ ての恋人を思い出させる。 （あの人の目に似てるわね・・・・・） 彼は私から顔を離すと、こう言った。 「いいだろう、ついていってやるよ。その代わり面白くなかったら・・・ 今度はてめぇがこうなる」 そういって彼はカンパニーマンの死体を見やる。 （強気だこと・・・・・） 私は何も言わずに彼の顔を見つめる。 （とりあえずなんとかなるでしょ・・・） 彼は止めてあったバイクまで歩きエンジンをかける。そして私を振り返る。 「のらねぇの？？」 私は彼のバイクまで歩き、彼の後ろに座る。 「まだ名乗ってなかったわね。私はクリス。クリストフ・レシェイラー。 行き先は・・・そうね、『CRYSTAL VISION』でどう？」[2000/07/17 15:04:40]
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/6450/ash3.jpg ↑ashのイメージです。見たい方はどうぞ。[2000/07/17 13:00:31]
「ははっ！ストリートよりも面白い場所がこの世にあるっていうのかい？」 「面白いかどうかは、貴方が言ってみて決める事ね。・・・・最も、来てくれるなら、の話だけど」 女がそう言うとashは大声で高らかに笑った。そしてぴたっと笑うのを止 めると彼女の方に歩み寄り、顔を近づけた。今度は笑みはない。 ashのバンダナの影からからかすかに見えるその眼は溝鼠のような 灰色。ストリートの全てを見て育ってきた彼らしく、その髪もその眼も薄 汚い灰色であった。 「いいだろう、ついていってやるよ。その代わり面白くなかったら・・・ 今度はてめぇがこうなる」 ashはそう言って顔を離すとチラリとかつてカンパニーマンであった骸を 見やった。そして彼の愛車へと向かって歩いていった。 「のらねぇの？」 女に向けてそういったのは、エンジンをかけた後だった。 ストリートの影にはスクワッターどもが「早く行かないか」とこちらを負 け犬の目で伺っている。[2000/07/17 12:58:00]
視線。 左手が、知らないうちに右の二の腕を握り締めている。 俺の目の前で微笑むブルー・アイ。止めろと言っているのに俺を工作員呼 ばわりするのは、やっぱり潰しておきたいからか。ふん、買い被って頂いて 恐悦至極、とでも言っておこうか？ 「まぁ、運ばれてくるまでまだ少し時間があるようですし。 いきなりで失礼とは思いますが、手持ちのカードの交換と行きませんか？ ゲームもなかなか大詰めとなってきたようですし。」 固まってしまった空気を和らげるつもりでか、ＪＯＫＥＲが割って入る。 確かに、いたたまれないだろうな。 「ちなみに私はというと少々あなたがたとは目的を異にしてここにいます。 そしてそのうちのカードは・・・・・「月」・・・「星」・・・「茨 （茨）」「鮮血の代償」・・・」 ……頭が痛い。だが俺は俯かない。俺の視た物はそのままアシュレイの視 界に入る。だから、俯くわけには、目を閉じるわけにはいかない。彼らの表 情の何一つとして、見落とすわけにはいかない。 「こんなものですかね。まぁそんなにかしこまらずに。 連想ゲームみたいなものですよ。 さて、わたしはあなたがたに4枚の札を表にしました。 次の方、どうぞ」 誰もが、多分、忘れたい部分を持っている。それを本当に忘れる事が出来 るか、一生引きずる事になるかは、その人次第だ。どちらにせよ、自らにと ってプラスになるのならそれでいい。一番悪いのは、その選択を恐れ、迷う 事。どちらを選んでも、最悪の事態しか想像できない事。今の俺だ。 音もなく小姐が席を立った。こんな所でまで足音を忍ばせる必要があるの か。忍び足の得意な金持ちの坊ちゃんなんて、聞いたこともないが。 彼が話し掛けたのは、スーツを着込んだ若い女性。ユウキと秋霜がそれを 見守る。ナンパしてるようには見えない。何を考えてる？ 視線の主が彼女 だとでも……。俺はそこで思考を中断した。今は目の前の相手に神経を集中 するべきだ。片手間に相手できるほど、俺は精神的に強くはない。 背後がおろそかになるのは仕方がないが、幸い今はアシュレイがいる。俺 の見えない部分は彼女が抑えてくれるはず。そして、多分、俺よりも的確な 対応をしてくれるだろう。[2000/07/16 07:01:32]
んげ。 「お嬢さん、ちょとよろしカ？」 よろしかないわい。 女の子と目が合って、小さく頭を下げられて、可愛いなあ、でもここでこ っちも挨拶するわけにゃあいかないんだよなあ、なんて思ってるところへ、 よりにもよって一番か二番目くらいに来て欲しくなかった中国人が忍び寄っ て来やがった。なんでわざわざ忍び足で来るのよう。 あたしの顎を掴んで瞳を覗き込む。むっ。子供のくせに。年長者に対する 礼儀がなっとらん。 「お嬢さんみたいな人が一人で来るのは危険ヨ。私みたいな危ない人もいる しネ？」 そんなん、わかっとるわい。 勿論、そんな事は言わないし、表情にも出さない。代わりに、５秒くらい 彼と見詰め合う。 うーん、それなりにイイ男なんだけどなあ。年下ってえのがね。おまけに この態度の悪さ。好感度、マイナス７ってとこかね。 正直なあたしの気持ち。 あたしの顔から何かを読み取るつもりでいるのかも知らないけど、残念な がらその他は殆ど何も読めないでしょ。だって、殆ど何もわかんないんだも ん。 そして、あたしはけたけたと笑い出す。 「そのじょーく、面白過ぎ。おにーさん、じつわ売れないお笑いタレントだ ったん？」 あたしは勤め帰りの酔っ払いです。 悲鳴をあげても面白いかなあ、なんて思ったりはした。だけど、こいつが つまみ出されるのと同じくらいの確率で、あたしも青い顔をしたまま、タク シーに乗せられて自宅へ送り届けられちゃうのがオチだろうし。……さすが にそりゃまずいやろ。 まあ、こっちの演技も危険であるにはかわらない。ほんとに売り飛ばされ ちゃうかもしんないし。もっとも、あっちの女の子ならともかくも、ここま で塔のたった女じゃ、そうそう高くは売れないだろーが。そーゆう問題ぢゃ ないか。 んで？ どうすんの、勘当息子さんや？[2000/07/15 21:25:19]
（うん？） ふと、視線に顔をあげる。 いかにも会社帰り、といった感じのスーツ姿の女性が見えた。 興味深げに我々をちらちらと窺っている。 ユウキと秋霜も不信げな顔を隠せない。 （好奇心旺盛なWorkingwoman？それとも・・・・） 少し、興味がわいた。 それに、ちょうど動いてみたくなったところだ。 私はグラスをカウンターに置くと、静かに立ち上がった。 「ちょっと、遊んでくるネ。先程私がお誘いしたレイディがいらしたら、すぐに戻るとお伝えしておいて？」 秋霜とユウキにそう言うと、私は返事も待たず席をたつ。 まあもっとも・・・・彼女が本当に来るとはあまり期待していない。 いつものように、音もなく忍び寄る。 意識しているわけではないのだが、長年の間に癖になっているのだ。 そして、それに気がつくたびについ苦笑してしまう自分がいる。 染み付いたものというのは中々とれないものだな、とつくづく思って。 長年の習慣、死の臭い、血の繋がり、人の思い。 いつまでもしがみついて残って、腐臭を放つ。 「お嬢さん、ちょとよろしカ？」 愛想のいい笑顔が向けられた。 ただし、その目はユウキの時とは違って笑ってない。 カラになったジントニックのグラスをついと横によけると、小姐は彼女の顎をとり、少し乱暴な仕草であげさせた。 そのまま覗き込むように顔を寄せる。 「お嬢さんみたいな人が一人で来るのは危険ヨ。私みたいな危ない人もいるしネ？」 口調は軽いが、底に剃刀のような鋭いものをすべらせる。 もっとも、暴力沙汰はもとよりするつもりはない。 ・・・・相手がしてこない限りはね？ ローランド・フォーチュナティ氏の視線が少しばかり痛いが、まああと少しの間、見逃してもらおう（笑） 周囲の「さらりまん」達がこわばった表情をしながらも、見て見ない振りをする。 中には係わり合いになるのはごめんとばかり、そそくさと店を出て行く者もいる。 うん、これが妥当な反応だよね？ 心の中で頷きながら、私は彼女の表情の変化をあらためて観察した。[2000/07/15 20:33:44]
先程入ってきた女性・・・・飛鷹の関係者か？ 何度も彼のほうに視線を向けているが・・・・。 「あ、ジントニック、お代わりくださーい」 ・・・・気のせいか。 ノンサイバーで魔法能力者でもない（これはアストラルから見れば解る）。 そして元工作員である飛鷹へ、彼を取り巻く者へ向ける探るような視線。 企業お抱えの探偵か・・・・と、思ったんだが、アルコールを美味そうに飲んだり、 チーズを瞬く間に平らげるのを見ていると、考え過ぎのような気がしてきた。 （勘・・・・鈍ったかな・・・・？） 頭に浮かんだその考えを、慌てて振り払う。 『恐れるな。軽んじるな。だが、考えすぎるな』 東京紛争後、野良犬のように生きていた私を拾ってくれた男の口癖を思い出す。 『恐れは実力を半減させる。軽んじれば隙が生まれる。考えすぎれば身動きが取れなくなる。 この世界で生きていくつもりなら、覚えときな』 『監視』をさせている一匹を除く、残りの《式神》がバーの内部の『探索』を終えて戻ってきた。 報告内容を聞き、予想通りの結果に内心ため息を吐く。 魔法の品なら《式神》で見つけられるかも、と思ったのだが・・・・強力な マスキングがかかっているという情報は間違い無かったようだ。 （どのような形をしているか解らない品物。しかもアストラルからは見えない・・・・） 自分の考えにだんだん気分が暗澹としてくる。 結局の所、地道に行くしか術はないようだ。 すべての《式神》に新たな指示を与えると、バーテンに声を掛けた。 「フルーツの盛り合わせ下さい」 ・・・・腹が減っては戦は出来ない。[2000/07/15 11:20:32]
あたしが小姐たちの方へ顔を戻すと、さっき入ってきた若いお姉さんと目が あった。あたしはその女性に軽く会釈をする。 （サラリーマン・・・・ってヤツかな？） 身なりはあたしと違い、きちんとしていて、大人の女性、と言った感じだ。 そんな彼女に対し、少し羨ましいな、と思っているあたしに気づく。 （あたしもあんなふうに大人っぽく出来たらなぁ・・・・） 少し考えてから、慌てて頭を振ってその考えを消す。 「いいじゃないか、まだ子供なんだから。無理して大人ぶる事はない。無 理をしても疲れるだけだし、いい事なんかないんだから・・・・・」 兄の言葉がふと頭をよぎる。大人ぶろうと一生懸命だったあたしに兄が言 った言葉。 （そう・・・・そうだったよね） あたしはあたし。いいじゃないか、子供っぽくたって。そう思うと何だか 一生懸命大人ぶろうとしていた自分が、急におかしくなる。 （そんな事より。情報を持ってる人を捜さなきゃ、ね・・・・) あたしは自分の前に置かれたコップを見つめる。 （『真実はいつも目の前にある。それは求めれば必ず手に入る・・・・。』こ れも兄貴がよくいってたっけ・・・・） まだ始まったばかりだ。考える時間はある。いくらでも。 -------------------------------------------------------------- ＜ａｓｈさん ＜とりあえずａｓｈさんの書き込みを見て進めようと思います。私もレス ＜遅い事が有りますが、こちらもゆるしてくださいませね〜。[2000/07/14 22:58:09]
「ははっ！ストリートよりも面白い場所がこの世にあるっていうのかい？」 にやついた笑顔で彼が答える。その笑顔の中で彼の目は少しも笑っていな い。それもそうだ。こんな所でいきなり声をかけられて、信頼できるはずがな い。 （まぁ、疑われてもしかたないわね） 私は小さくため息を吐く。 「面白いかどうかは、貴方が言ってみて決める事ね。・・・・最も、来てくれる なら、の話だけど」 挑むような表情で私は彼に告げる。[2000/07/14 22:28:32]
「あ、ジントニックね。あとね、チーズ盛り合わせ」 バーに来て何も飲まないのでは怪しまれる。という名目で、あたしは一旦 鷹山から視線を外し、カウンターに声をかける。うーん、仕事中でなけりゃ もっと強いのを頼むんだけど。 注文が届くまでの短い時間、残りのランナーを観察することで暇つぶしを する。どーせ相手はあたしの事なんか知らないもんね。ついでに今のあたし は仕事帰りの〈さらりまん〉風スタイルだし。多少物珍しげに見てたって、 変な奴、くらいには思われても、はっきり怪しい奴だとは思われないはずだ しね。 「サンクス。あ、領収書切っといてね」 ああ、美味しい。いや、そうじゃなくて。 カウンターに男二人、女の子一人。 あ、あっちの中国人、知ってる。横浜のなんだかいうマフィアの勘当息子 だ。鷹山周辺の人物リストのトップに載ってた。かなりアブナイ奴だったよ ーな気がするなあ。……その隣の女の子、知らないや。中国人の妹じゃない よね。似てないし、雰囲気が全然違う。いいなあ、あたしも昔はああだった のかなあ。って、そんな場合じゃないよ。もう一人の男も知らない。あたし が知らないんだから、きっと鷹山とはそれほど親しくないんだよね。そうい う事にしとこ。 「あ、ジントニック、お代わりくださーい」 うう、セーブしなくちゃいけないのはわかってんだけど。 鷹山と中国人を見比べてるのは、エルフの女性。デッカーかな。頭良さそ うだし。 んで、今、鷹山をいぢめてる若い女性。お人形さんみたいだ。可愛い顔し てるのに、結構きつい性格なのかな。いや、いいんだけど、べつに。その横 で苦笑してるのが。うにゃ。こっちもエルフだわ。 「さて」 誰か手伝ってくれる人、いないかなあ。あのプラチナブロンドのお姉さん をどっかへ連れてってくれるとか、中国人の気を引いといてくれるとか。 ２杯目のジントニックを空にして（当然チーズはとっくに空っぽ）、あた しはもう一度店内を見渡した。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ とーとつに登場する羽目になったおねーさんは、“竜の涙”とは全く関係あ りません。飛鷹の身柄確保という目的はありますが、基本的にものぐさなの で、自分から動くことは殆どありません。流れについていけなくなった時、 或いはたんに気が向いた時にでも話し掛けてみたら、案外乗ってくると思わ れます。べつにシカトしてても一向に構いません（笑）。[2000/07/14 20:13:15]