六章

剣のなかの不死鳥

 

フェニックス◆第1ラウンド。推奨演出は《超闘気》。
「はあぁーっ!」全身の筋肉が盛り上がり、気迫が高まっていく。

GM◆君の回りに炎のオーラが集まっていきます。今の6を目標にフェロウはシンクロ判定を!

キース◆「フェニックスのオーラが!」

アルビウス◆「しかし! この程度のオーラで将軍に勝てるのか!?」

サンポール◆「しかし‥‥‥‥‥‥‥‥(笑)、闘気の熱がどんどん上がっていくのが分かる!

GM◆こちらは《超危機》。少し驚きます。将軍の目の奥が光ってセンサーが起動し‥‥「その熱は!? お前もただ者ではないようだな‥‥!」と少し後ずさる。

フェニックス◆2ラウンド。《超闘気》。剣に気合いを込めて‥‥スタタタッと走って連続して斬りつけるっ!

サンポール◆「どんどんパワーが上がっていく! あれはよけれんじゃろう!」

キース◆「しかしあの程度の攻撃では‥‥将軍を一度も傷付けてはいないぞ!」

GM◆こちらも《超闘気》。君の全ての攻撃を自慢のサーベルで受け流すと笑みを漏らす。
「面白い! なかなかいい動きだ! だが‥‥私についてこれるかな?」と更に速い動きで攻撃に転じます。

フェニックス◆3ラウンド。《超緊迫》。ぱっとその攻撃を払いのけた瞬間、気合いで相手を睨つけます!

マルチェル◆「おお、緊迫した状況!」

キース◆「これからが楽しみだ!」

一同◆おおおー! 今のは熱血カードでは?

GM◆こちらはスペシャル戦闘演出《内蔵兵器》を発動! フェニックス、君は2ラウンド《超危機》の演出しかとれなくなる。
 将軍の灰色の瞳の奥に、真紅の輝きが灯ります。途端に何かのスイッチが入ったように、とても人とは思えぬ速さで将軍は君に向かってくる。剣が舞うように動き、君には残像すら見える!
「‥‥私は人を超えた! その程度の腕では勝負にならんぞッ!」

フェニックス◆4ラウンド‥‥で《超危機》か。
「はうっ!」と吹き飛ばされて「そ‥‥その目の奥の輝きは一体‥‥!?」腰がちょっと退けてる。

アルビウス◆「あの動き‥‥しょ、将軍は人を超えたというのかッ!?」

サンポール◆あの将軍は‥‥あ、あ‥‥(ちょっとつまずき。落ち着いてから)「あの将軍の目は、憎しみ以外の何かを湛えているのかもしれん!」

一同◆おおお〜っ!

GM◆(感動している)賢者様‥‥やっと分かってきたじゃないっスか!

マルチェル◆「(絶叫)あの目の奥には、深い悲しみがあるっ!

キース◆「何という悲しみなんだ!」

GM◆ふと見ると、フェニックスの着ている鎧――炎の精霊力を宿した傷付かぬはずの《シャドウブレイズ》に亀裂が入っている。ノルド将軍はさも当然という風に剣を払います。
「フン。このモノブレードに斬れぬものは‥‥ない」

アルビウス◆ここはBタイプ予約シーンをやらせてもらう。
「単分子剣だと? あ、あれは帝国の!? 鋼さえ軽く真っ二つにするというあの‥‥!!」

フェニックス◆「知っているのかアルビウス(笑)? ‥‥しかしオレは負けん! 負ける訳にはいかないッ!」
 で5ラウンド。まだ《超危機》か。堪え切れず「ぐああーっ!」体のあちこちから血が噴き出す。「や‥‥やるな‥‥」

キース◆「なんて凄まじい戦いなんだ!」

アルビウス◆「しかし! そうそういつまでも攻撃ばかりは続けていられないだろう」

サンポール◆「あともう少しの辛抱だ!」

マルチェル◆「がんばれ!」

GM◆おおー、続きましたねー(笑)。こちらはスペシャル戦闘演出が続く。抜群の剣技で君をさんざん打ちのめした後、将軍は微笑を浮かべる。「どうだ? 私の剣の味は」
 ちなみに剣からはコードが伸びてどこかに繋がっているようだね。ちょっとワイヤードなカンジです。
「皇帝陛下は“不死鳥”という言葉に大変な危惧の念を抱かれておられる。反乱軍には不死鳥の剣を操る英雄がいるとも聞くが‥‥どうやら人違いのようだな」

フェニックス◆6ラウンド。《超熱血》!
「いつまでも負けてたまるか! オレの炎を食らえっ! うおおおおッ!」で剣から炎を放ちます。4d10で‥‥天命を27点削る!

サンポール◆「おお! やっと彼の本当の力が出てきたか!?」

GM◆(しかしッ! 悪役修正30で全て防御!)ちょっと超闘気っぽいがいいでしょう。こちらは《超危機》を。さすがに不意打ちを食らって防戦一方になります。
「ぐはあっ! お前のどこにそんな力が? その炎の温度‥‥お前の体には何が宿っているというのだ!?」

フェニックス◆7ラウンド‥‥よっしゃ、ポイントが溜まった!

GM◆必殺奥義ですね。では超闘気ポイントを消費して。超危機ポイントは変わりません。‥‥ってまず計算ですか。やっぱり熱血戦闘は電卓いるなぁ。

アルビウス◆電卓いるゲームというとやはり『ファンタズム・アドベンチャー』とか(笑)。

GM◆はっはっは。マイナーですなァ。ではキメゼリフをどうぞ!

フェニックス◆オレの回りを火が取り囲んでいます。
「天が燃える 大地が燃える 悪への怒りに燃え盛る!必殺奥義ッ!」

サンポール◆「遂に出たかっ!」

マルチェル◆「お、これこそ炎の!」

キース◆「炎が‥‥どんどん剣に集まっていく!」

アルビウス◆「これが奴の必殺の!」

フェニックス◆「フェニックス・スパークリング・ブリンガァーッ!!」

GM◆君の体に宿る炎が放出されます! ロールは‥‥64? 魔剣《フレームファング》の修正で+10、悪役修正で−30‥‥『食らったものの光明が見えた』で3d10! ノルド将軍は天命を‥‥22点失います!

アルビウス◆「やったか!?」

マルチェル◆「(絶叫)いや、まだだッ!」

フェニックス◆‥‥お姫様なんだからそういう口調はちょっとヤメてくれよ(笑)。

GM◆その通り。もうちょっと頑張ってちょうだい。で反動判定を‥‥60で『近くの建造物にヒビが入る』って建造物がない! では地面が割れます!

マルチェル◆「(絶叫)ああーッ、大地が泣いているうッ!」大地の聖女の発言であった。

アルビウス◆「二人の戦いに共鳴しているのか?」

GM◆敵の兵も1人くらい吹っ飛んだかもね。こちらは《超危機》に。「ぐはッ」と血を少しだけ吐きます。
「なかなかやるようだ‥‥それでこそ私の相手に相応しい!」
 
立ち上がって手足の動きを確かめるが、まだかなり無事なようだ。
「残念ながら‥‥私の四肢は痛みを感じぬのでな」

フェニックス◆8ラウンド。《超闘気》! 今のに続けてラッシュラッシュラッシュ!で連続攻撃っ!!

サンポール◆「まだ足りんぞ、とどめが!」

マルチェル◆「頑張って‥‥う〜(考える)、大地の怒りを貴方に捧げます!」

アルビウス◆(苦笑)‥‥怒りを捧げられてもそれはそれで困るんだが。

GM◆それを聞くと負傷が大きいので後ろで控えていたパンドゥーラが「はうー、それはイヤですー!!」と言います(笑)。いやいやいや冗談はよしとして。
 フェニックスのラッシュ攻撃は全て弾かれてしまいます。何故ならば‥‥敵も必殺奥義を発動するからだ!

アルビウス◆ここは予約シーンをやらせてもらう。
「あ、あれは《オーロラ・ストライカー》の構え!? あれを食らって生きていた者はまだ‥‥!」

キース◆ここで熱血介入【剣筋見切り】を‥‥?

GM◆いい事を教えてあげよう。ダークサイドヒーローは必殺奥義を複数持っていることがあるのだ! では保留で。
 ノルド将軍は叫ぶ。「我に宿れ、人を超えた力を! 刃よ放て、魔導科学の力をッ! 食らえ!」
 瞬間、掲げた右腕に内蔵された超小型アンテナのような装置が飛び出します。そして剣に光が宿り出す!

サンポール◆「おお! あの美しい光から一体どのような技が生まれるのだ?」

マルチェル◆「しかしこの技を食らったら、貴方が‥‥」

キース◆「すぐによけてくれ!」

アルビウス◆「気をつけろ! 来るぞッ!」

GM◆「オーロラ・ストライカー!!」
 剣に万色に輝く光が凝縮し、一筋のレーザービームとなって君を直撃する。そのさま、まるで北の極光の如し!

一同◆おおおっ!?

GM◆君の鎧《シャドウブレイズ》で−10、技の損害修正で+10。結果は‥‥『速すぎてかわしきれない! 天命を5d10失う』で27点!

フェニックス◆くぅっ‥‥だが天命はかなり回復している。耐えきった!

GM◆ではここで『熱血論破』をすることが可能ですが?

フェニックス◆‥‥「帝国の新たな技術とはその程度のものか? 正義の力とはもっと! お前のその力を正義のために役立てようとは思わないのか? 正義のために使ったとき、本当の力が目覚めるのだッ!!」

GM◆いいでしょう。(フェニックスの熱血偏差値は4、将軍の悪役修正が30÷4=7に減少‥‥激烈にキツイ!)

フェニックス◆9ラウンド。《超危機》。じゃあ論破した後ガクッと膝をついて「うぅ、やはり奴は強い‥‥く、くーッ!」と弱々しく膝をつきながら将軍を睨む。

GM◆奥義には耐えたもののやっぱり強かったってカンジですね? ではフェロウの皆さんシンクロ判定を。

アルビウス◆「‥‥シンクログラフ反転! 暴走します(笑)!」

キース◆こっちも暴走(笑)!

GM◆(某本部の人々の口調で)「ア、アルビウス君‥‥!? どうしたの? 聞こえる? 返事をして(笑)?」

マルチェル◆でシンクロテストで起動したのは?

サンポール◆わしじゃ。「くじけるなー! フェニックス! お前はそんな力しか持っとらんのか!」

GM◆こっちは《超緊迫》。将軍は間合を取って剣を構え直す。と、その唇の端から一筋の血が流れます。人間を超えた反射神経や機装化のもたらす負荷ですね。
「フッ‥‥確かに代償はある。だが、払うに値する代償だ‥‥。ならば問おう。若者よ、お前の正義とは何だ?」

フェニックス◆「これから見せるのがオレの正義だッ!」で10ラウンド。
《超危機》‥‥いや《超闘気》にしよう。「今の弱ったお前に何ができる! 正義の本当の力に目覚めるんだ!」ゴンゴン!と攻撃っ!!

マルチェル◆「おお、彼の気迫がどんどんと高まっている!」

キース◆「この攻撃で奴にどれくらい傷を与えられるというのだ!?」

サンポール◆「落ち着け、フェニックス! そんな攻撃では奴を倒せん!」

GM◆《超危機》。一瞬の隙を突かれてちょっとたじろぎます。
「この世に唯一の秩序をもたらす魔導帝国の世界統一こそがこの世の正義! 些細な犠牲は付き物だ! それが分からんのかッ!?」と受け流しながら。

フェニックス◆11ラウンドは《超緊迫》。剣を退いて息を整えながら‥‥相手の目をじっと見て「人々の幸せなくして、何が本当の秩序かッ!」

GM◆おおー。今、二つの正義が真っ向からぶつかり合おうとしていますねー。では解説を。

サンポール◆「あともう少しじゃ!」

マルチェル◆「正義は貴方の元にある! 何故なら‥‥彼らが貴方の元に従っているからですッ!」

アルビウス◆‥‥オレは別に違うんだけどな(笑)。

キース◆「お前なら勝てる!」

アルビウス◆「そうだ! 人のみが見せてやれる力を見せてやれ! 機械が持つことのできぬ力を!」

GM◆ではこちらは‥‥超闘気ポイントを大幅に消費して‥‥第二必殺奥義《ネビュラ・ウェイブ》をすっ飛ばして最終奥義を放ってしまいます。

一同◆な、なに〜!?

GM◆「面白い! ならばお前の戦い振りに敬意を表して、我が最大の奥義で葬ってやる!」
 と彼はマントを撥ねあげ、左手でも抜剣する。アルビウス、君はノルド将軍が昔は確か二刀流だったのを思い出します。
 闘気が高まり、マントがはためき出します。何かの力が将軍の体に宿っていくように。そして君の方に‥‥。

アルビウス◆「あ、あれは乱舞(ウソ)!」今のは冗談です(笑)。「み、見えない!」

サンポール◆「第二奥義か!?」

マルチェル◆「しかしッ! フェニックスはこれでは死なないッ!」

キース◆「いや‥‥あの技では、もしかしたら負けるかもしれない!」

フェニックス◆なんかみんなバラバラだな(笑)。

GM◆「はあーッ!」将軍は物凄い速さで突進してきます。極限まで反射神経を増強した彼の動きは人間には捕らえ切れず、残像しか見えない! そして二つの剣が戦いの舞いを踊るかのように優雅に襲いかかります。そのさま、蜃気楼の如し!
「食らえ、ダンシング・ミラージュ!!!」

一同◆なにいっ!!

キース◆ではここで熱血介入【剣筋見切り】を!

GM◆では‥‥せっかくなので挑発してください!

キース◆「そんな技、フェニックスみたいな雑魚にやるより、私にやってみろ(笑)!」

GM◆「自分から名乗るとは‥‥ならばお前から血祭りにッ!」
 
では‥‥キースの体が踊り、体じゅうを切り裂かれて血の筋が空中に舞う! そのまま何回転もしつつ、キースの死体がどうと地面に落ちます。
 それを見ていたフェニックスは将軍の《ダンシング・ミラージュ》の超高速の剣の動きを見切ることができます。今度から食らっても修正−99! しかも最終奥義だ!これはツラい(笑)!

フェニックス◆「これは‥‥見切ったぞ!」

マルチェル◆頭の上に電球が灯るんですね。

アルビウス◆それは‥‥やめよう。

GM◆それはレベルが低すぎます。将軍は剣を収めると「愚かな闇エルフだ‥‥何故人間の為に」と死体の方を一瞥する。さあみんな悲しもう(笑)!

フェニックス◆「キ、キースッ! 君の犠牲は、ぜったい無駄にはしない!」

サンポール◆「お前のことは忘れないぞ!」

アルビウス◆「死ぬな! お前はこんなことで死ぬ奴じゃないだろうッ!」と柄にもなくちょっと燃えて叫びます。

マルチェル◆‥‥沈黙を持って言葉に換える。

キース◆「みんな‥‥あとを、た、のむ‥‥ガクッ」

一同◆「キースっ!!」

GM◆今のは熱血カードではないかな? キース君は友情ポイントがあるのでまだ残留思念になって残っていられます。但しこのセッションが終わると成仏しますのでよろしく(笑)。では次ラウンドに参りやす!

フェニックス◆12ラウンドは《超闘気》。「キースの死は無駄にしない! 絶対、絶対お前を倒してやるっ!」突進して攻撃!

マルチェル◆「そんなめった打ちじゃ相手に当たらないわ!」

アルビウス◆「そうだ! 怒りに任せてはいけない! 怒りは内に秘めてこそ力になるのだ!」

サンポール◆「冷静になれ!」

GM◆う〜、《超闘気》。「怒りだと? 人の心だと? くだらぬッ! 魔導帝国の世界統一こそが全て! 力こそが全てだッ!」
 こちらも二刀流で攻撃。二人の剣が音を立てて火花を散らしながらぶつかりあいます!

フェニックス◆13ラウンド。『必殺奥義のバージョンアップ』はしたいけど超危機ポイントが大分足りないので‥‥必殺奥義もう一回撃ちます。
「キースの犠牲は無駄にはしない! 天が燃える 大地が燃える 悪への怒りに燃え盛る! 必殺奥義ッ!」

アルビウス◆「しかし! さっきと同じ技では見切られているのかもッ!」

サンポール◆「やはりここは新たな最終奥義を!」

マルチェル◆「しかしフェニックスには今その力がっ!」

フェニックス◆「キースの怒りは無駄にしない!! フェニックス・スパークリング・ブリンガーッ!!!!

GM◆ロールは90。剣の《フレームファング》で+10、2回目で−20、悪役修正で−7。結局73。『何が起こったのか分からずに吹き飛ぶ! 天命を1d100失う』!

アルビウス◆ここは‥‥力を貸したキースが振るというのは?

キース◆では‥‥27!

フェニックス◆反動はまたもや『建造物が大破』。今度こそ地割れだ!

GM◆では兵士の何人かが飲み込まれていきます。う〜む‥‥27点減って天命の残りが9!
(‥‥ルールブックに載ってる『魔導皇帝の暗黒ビジョン』を使うか? 否! 今こそラストに相応しい! それに魔導皇帝陛下は今頃《不死鳥の剣》の在りかを探すのに御多忙のはずだっ(笑)!)
 それでは! 自分の負けを認めたノルド将軍はゆっくりと剣を降ろし、がっくりと膝をつきます。限界を超えた影響で体にかなりのダメージを負っているようだ。これにて熱血戦闘は終了! 自由に行動していいよ。

アルビウス◆「将軍!」心配そうになってしまうぞ。

マルチェル◆フェニックスに近づきます!

GM◆「くっ‥‥お前の魂には‥‥何が宿っているというのだ‥‥?」

フェニックス◆ゆっくりと将軍に近づいていきます。

GM◆はい。マルチェルは無視されました(笑)。

フェニックス◆「これで、今自分が何を正義と見るべきか分かったか?」

GM◆「私は‥‥帝国の世界統一の大望に力を貸しているに過ぎない‥‥」

フェニックス◆「世界の統一よりも、庶民の、人々の生活の方が大事なんだ! その事に何故気付かない!」

GM◆「帝国の大望こそが全てだ! そのために私は‥‥機械の力を借りて蘇った‥‥」
 君の放った必殺奥義の影響で、将軍の一部機械になった体が露出しています。ちょっとスパークしてるね。
 それを見て、今まで傷付いていたので後ろに控えていたパンドゥーラが「やはり‥‥」と息を飲んでいる。

アルビウス◆「しかし! 以前の将軍は!」私も近づく。「将軍、以前の閣下はそんな人ではなかった!」

GM◆よろしい! ではここで感動判定をしてみよう! ここはやはりアルビウス君にやって頂こうか!

 

★これが熱血戦闘じゃ! 実際は計算なんかでもっと時間が掛かっていたが、文章にしてみると結構うまいこと進んどるのう。
 ちなみにヒーローの戦闘演出の後、シンクロ判定に成功したフェロウが行う戦況解説は、『5秒以内に次の人に連携していかなければいけない』というルールがあるが、今回は大目に見ておる(笑)。
 先ほどから出てきた『悪役修正』というのはダークサイドヒーローだけが持っている数字じゃ。戦闘演出で超闘気ポイントを得るときの+の修正になり、またヒーローの《超熱血》による天命の減少、ヒーローの放った必殺奥義による天命の減少に対する防御力となる。ダークサイドヒーローの天命は悪役修正の2倍じゃ。
 目安としては主役シナリオ――フェロウの一人が主人公になるシナリオ――の最後でヒーローの一撃でサクッとやられるレベルが悪役修正10〜20、大規模で長期的な作戦の指揮をとる幹部で40、大幹部が60、魔導皇帝の側近レベルが80。ちなみにノルド将軍は30。辺境地方の部隊としてはまあまあというところじゃな。
 最近明らかになった事実によると、魔導皇帝自らは悪役修正が何と200もあるそうな。天命は400。実は、皇帝はこの世界を造った創造神だという噂まである。う〜む、くわばらくわばら。恐ろしい限りじゃのう。

 

仕切り線も真っ赤に燃えるッ!
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