Enlightened Nights

メガ・コーポ編


Item: ヤマテツの手の者らしいニンジャ(の死体)が出てきたけど、ホントにいるの?

 CEOイワノ・サル(笑)率いる Yamatetsu Corporation は単発のミッションの為にランナーを雇うことは比較的少なく、従者として仕えている高度に訓練された暗殺者を多数抱えている‥‥という記述が『Corporate Shadowfiles』に見られます。
(なおより年代が後の情報では、ランは逐一上の許可を得る必要があるため、多くのMr.ジョンソンは許可を得た振りをしてランナーを揉め事に雇うそうです。)
 SR2では本社は京都ですし、きっとアメリカンに誤解されたアヤしいニンジャもいるんではないでしょうか。
 SR2の『Awakening』『The Grimoire』には、フィジカル・アデプトの追加能力も多数載っています。

Awakening

トレースレス・ウォーク(魔法のレヴィテーションで足音が残らない!)
ミサイル・マスタリー(手近のIDカードやペンを手投げ武器に使用でき、シュリケンなどのパワー・レベルを+2。相手の射出武器も受け止める!)
マジック・レジスタンス(魔法の抵抗に追加ダイス!)
ディスタンス・ストライク(接近戦の判定で、離れた敵にダメージを与えられる!)
ナーヴ・ストライク(4+相手のアーマーを目標に素手戦闘。神経の秘孔を突いて2個成功毎に敏捷力を下げる!)
ミスティック・アーマー(対衝撃アーマーを気の力で増やす!)
カウンター・ストライク(反撃時のみダイスが増える!)
ディレイ・ダメージ(与えた傷は一定時間後に効果を現す!)

 などなど‥‥。ほとんどアヤしい香港映画みたいですね。

>>>>>[なんだ、結構デタラメじゃないか。俺たちの天羅世界とそう大差ないな]<<<<<

――サムライ 野鴻

 また、消費魔力が3/4になるギアスを取ることもできます。
『Awakenings』によると、ニンジャはキアイやクジキリ、カタなどで限定して持っているそうです。イニシエトになれば魔力が増えるのでその分パワーを取ることができ、アデプトもどんどん強くなることができます。

 また、第六世界の犯罪世界を紹介した『Underworld Sourcebook』にもニンジャの設定があります。
 イガ、コーガの二つのマウンテンに源流を持つニンジャ・クランは世界覚醒後に盛り返し、フィジカル・アデプトが社会的に認められてからは世界のあちこちでダーティ・ワークに勤しんでいるとか。女ニンジャはKumoichi(原文通り/笑)と呼ばれ、毒を塗ったデコレーティヴ・ファンやディコートTM付きのヘアピンで、ゲイシャ・ガールに変装して女好きのエグゼクティヴを暗殺するそうです。

Underworld Sourcebook

>>>>>[“ジ・オニ・ドー”という考え方に従っている忍者クランは、新日本帝国で強制隔離されているオニとコボロックルから素質ある者を集め、人間への恨みを力に変えた凄腕の忍者へと育て上げるというが‥‥]<<<<<

――外法師 峯月斎

>>>>>[とは言え、複雑動作で接近戦をやる間、銃なら通常動作で2回撃てるんだ。懐に入り込まれる前に仕留めちまえば、やっぱりアデプトよりサムライの方が強いぜ]<<<<<

――ストリート・サムライ レイザーエッジ

>>>>>[それでもあえて生身の道を貫くってのも面白いし、ドラマになるじゃない。強いだけがシャドウランナーじゃないでしょ?]<<<<<

――シュリーウェバの舞姫 ユリーヴァン

Yamatetsu

 そんなゆかいなヤマテツですが、2050年代後半にも転機が訪れます。
 最上層部のキーパーソンに“バタカップ”(きんぽうげ)という自由精霊がいるというのは有名な話だったのですが、このミセス・バタカップはなんと日本人少女の姿をとっているそうなんですね。2059年に会長のシバノクジ・タダマコが死んだ後、相続した息子のユーリはなんとオーク。メタヒューマンに差別が激しい日本帝国では、大企業の会長がオークというのは許されません。

 そしてどうしたかというと、ユーリやバタカップお嬢様たちはヤマテツを動かし、京都から撤退して日本を離脱。なんとロシア、ウラジオストックに本社を移し、日本本国とは距離を置くものの太平洋繁栄連合という企業連合の一員になり、世界を相手にビジネスを続けるんですね。
 そして管理職にはメタヒューマンを多く登用し、会長がオーク、筆頭株主が自由精霊、妹の警備部長がドワーフの「世界でもっともメタヒューマンに優しい企業」であると公言し実行しているそうです。
 ほんとでしょうか?(笑) 第六世界にありえなさそうな善い会社ですね。巨大組織の上層部に美少女という萌え設定からして国産RPGの『トーキョーN◎VA』の設定が間違って紛れ込んでませんかとツッコミたくなりますが。
 ちなみに親交の幅広いかのデュンケルツァーン氏は生前バタカップお嬢様と親しかったらしく、遺言で自分のコミック・ブックのコレクションを贈っています。どういう関係だよ!www

 そしてSR4の時代では社名がエヴォ・コーポレーション(Evo Corporation)となり、企業ロゴも下のYamatetsuの字がEvoに変わります。  EvoはEvolution、進化のEvo。遺伝子や生命工学の分野ではビッグ10の中でトップ、メタヒューマンの体の秘密や次段階への進化を探りつつ、火星に企業基地建設を目指していたりするそうです。

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Item: ミツハマ・コンピューター・テクノロジーズ(MCT)はホントにヤクザな会社なの?

 SR2の初期のサプリ『Corporate Shadowfiles』にははっきりそう書いてあります。また、企業の総合レーティングも(1〜10+の)数値で載っているのですが、評判はアズテクの4に次いで5の最悪です。(ちなみに10のアレス、9のレンラクが最高。)

Mitsuhama Computer Technologies

 CEOのミツハマ・トシローの父親がミツハマを設立する際、ヤクザのオヤブンたちからかなり金の援助を受けていたそうです。技術のフチと激しくやりあう企業‥‥ということでアズテクに次いで悪者になることが多かったようですね。警備に関しても、“ゼロ・ゾーン”コンセプトで侵入者を必ず殺すことでも有名です。

Fields of Fire

 名前は MITSUBISHI あたりから取ったのでしょうか‥‥と思うのですが、SR2の傭兵用サプリメント『Fields OF Fire』には、ミツビシとゼネラル・モータース・ミリタリー・ディヴィジョンが共同開発したという『グレート・ドラゴンATGM(対戦車誘導ミサイル)』が載っているしカテゴリーAの企業群にミツビシは存在しています。
 ソニーも、何故かシムセンスの小さな会社として残っているんですよね。ドイツにはメッサーシュミット・カワサキとかいう企業も前はありましたし。訴えられたりしないんでしょうか?(笑)

 また、犯罪の世界を描いた『Underworld Sourcebook』にもヤクザの設定があります。
 地下世界のビッグ4――マフィア、ヤクザ、トライアド、セオルパ(ソウルパ?)・リングの中でヤクザは堂々1位。“ギリ、ニンジョー、ジンギ”のトラディションに従っているヤクザは他よりも礼儀正しいところがあるようです。
 2058年位になると、典型的なヤクザのヒッターはアルファ級(エッセンス消費×0.8)の改良型皮膚装甲を埋め込み、液晶のタトゥーで表面を飾っているとか。失敗したヤクザが指を詰めるのは、“Yabitsume”(原文通り)というそうです。

 大概のヤクザ連合は伝統を重んじるため、メタヒューマンは構成員になれません。
 しかし、ニュージャージーの“ホンジョワラ組”などの“ザ・ニュー・ウェイ”と呼ばれる新進のヤクザはメタヒューマンも受け入れるそうです。

>>>>>[ヤクザの中で一番力があるのは千葉シティに勢力を持つワタダ連合だ。ここの真のボスはグレート・ドラゴンのリュウミョウだって噂があるって、マトリックスで誰かが言ってたんだけどね‥‥]<<<<<

――デッカー ネットボーイ

 ミツハマ・コンピューター・テクノロジーズはヤクザやリュウミョウとの関係を噂されながらも、SR3、SR4の時代でも10大企業のひとつとして繁栄を続けています。
 なお犯罪結社のセオルパ?(ソウルパ?)・リングは、もともとヤクザ内の韓国人メンバーが、日本人のオヤブンに粛清を受けて滅ぼされそうになった際の生き残りで結成された比較的小さな組織のようです。

Shadowrun 4th Edition

 2058年のギャングの年にはシアトルのマフィアのドン・オマーリーが暗殺者の手に掛かり(これはヤクザの仕業ではなかったらしい)、ヤクザ対マフィアで全面抗争が起こって暗黒街が大変なことになります。
 2070年代の北米ではマフィアがもっとも勢力があり、ついでヤクザ、トライアド。4番目はロシア計のヴォーリー、5番目がラテンの麻薬組織ゴーストカルテル。セオルパ?(ソウルパ?)・リングは勢力を減じているようです。

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Item: シアワセ・コーポレーションはホントにシアワセな会社なの?

 SR2の『Corporate Shadowfiles』によると確かにシアワセです(笑)。従業員は全員、自社の株を買う仕組みになっており、俸給奴隷の満足度はトップだとか。というのは、上層部がシアワセ一族で固まるシアワセは従業員の忠誠度を増す為に“個人教育”(洗脳のことらしい)をしてるらしいんですね。

Corporate Shadowfiles

>>>>>[セキュリティもそうだ。MCT(ミツハマのこと)みたいにミニガンやレーザーをばらまいて皆殺しにする代わりに、連中は侵入者を捕らえてからドラッグと魔法で頭の中を探るんだよ!]<<<<<

――ストリート・サムライ レイザーエッジ

Shiawase

 骨肉の争いを続けているトップの内のシアワセ・サダトとシアワセ・ソーコは互いの誕生日に暗殺者を送り合って祝っているとか。シアワセ・リョーイは既に死亡していますが、死後も降霊術師の力を借りることで発言権を保ち、株式もまだ所有してるそうです。シアワセといえばハイ・テクノロジー全般に強いですが、リョーイの意向で環境工学にも力を入れているとか。

 この環境工学をやっているシアワセ・エンヴァイロテクの偉い人のミツコ・シアワセは、後にシアワセ社の取締役になるフチ社のコリン・ヤマナと結婚し、リチャード・ヴィラーズが新星ノヴァテック社に逃れてフチ帝国が滅んだあと、帝国の残りの3/1をシアワセが取得します。

>>>>>[大阪の本社じゃスーツを着たリョーイの亡霊がよく歩き回ってるそうだ。
 連中の配下にはMIFD(マーケット・インテリジェンス&フォアキャスティング・デパートメント:市場情報予測部門)ってのがある。名前だけじゃ分からないが、スパイがわんさかいる産業諜報組織なんだぜ!]<<<<<

――エルフ・デッカー メタリック・マウザー

 う〜ん、アメリカのゲームはすごいことを考えますなぁ。同族経営の日本企業や、腰の低いジャパニーズ・ビジネスマンへの誤ったイメージが凝縮しているようです。
 そんなシアワセなシアワセ社ですが、SR4の2070年でもビッグ10巨大企業のひとつとして健在です。相変わらず家族経営で家族同士でいがみあい、メタヒューマンへの偏見がもっとも激しい企業です。

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Item: アレスの傘下、ナイト・エラント・セキュリティのエグゼクセク・チームや、レンラクのレッドサムライとは?

 SR2の『Corporate Security Handbook』にKnight Errant ExecSec Teamなどは詳しく載っています。要人警護の専門家なので戦闘能力はそれほどではないようです。あのローン・スター・セキュリティ・サーヴィス(LSSS)に次いで全米2位の警備会社ですね。
 しかしその後の展開を見ると、KEはローン・スターに迫るぐらいに上昇。雇用された警察業務や暴徒鎮圧や特殊作戦など、かなりランナーの前に現れることも多くなるようです。

Corporate Security Handbook

>>>>>[このサプリメントには企業のラボにランを仕掛けるランナーに対抗するいろんな設備が載ってる。例えばバクテリテックTM社のFAB-UV培養バクテリア‥‥紫外線を浴びると瞬間的に増殖するんだ。これを壁に仕掛けておいて、アストラル偵察にやってきた魔法使いを閉じ込めるんだよ]<<<<<

――デッカー ネットボーイ

 レッド・サムライもSR2初期時代は『Corporate Shadowfiles』にちらりと出てきます。英語版の小説にも登場するとか。(その後のサプリメントや、レンラク・アーコロジー閉鎖事件回りで詳しい言及があるでしょう。) 隠密作戦などは普通はやらないでしょうか。アズテクのジャガー・ガードに匹敵する強さだそうです。レンラクの施設はマトリックス警備が厳重ですが、最重要地点は戦闘や魔術、電子機器にも通じた精鋭兵士のレッドたちが守っています。

Renraku Computer Systems

 アネキ・イナゾー率いるレンラクは評判のレーティングも9、SR2時代のシアトルの公共データベース“SeaSource”の管理などの公共サービス、情報処理もしており、他企業に比べると評判は比較的よいようです。現実世界の日本だと何となくNTTあたりがモデルに浮かびます。

 そして2059年12月、シアトルにあるレンラク・アメリカ本社、レンラク・アーコロジーが閉鎖という不運に巻き込まれます。中の10万人の住人の消息は不明、マトリックスからもアクセス不可。中では一体‥‥?
 これはSR3の連作シナリオ集『Renraku Arcology: Shutdown』『Brainscan』にて語られています。レンラクはAIの研究もしているのですがその関連で生まれたのか、悪性AI“デウス”がアーコロジーを乗っ取ったのです。
 そして消滅したかに見えたデウスは実は生きており、2064年の第2次マトリックス・クラッシュの原因となります。
 そんな憂き目にあったレンラクも2070年代でもまだ健在、AAAメガコーポレーションとしてビッグ10の中に存在し続けています。

Renraku Arcology: Shutdown
Ares Macrotechnology

 アレス・アームズの武器はランナーたちにも定評がありますし、アレス・マクロテクノロジーの評判も悪くありません。SR1〜SR2の頃とは現実の企業世界もずいぶん変わっていますが、SR1当時のデザイナーの人たちも、やっぱり“強いアメリカ”の企業の一つくらいは作っておきたかったのでしょうか。アレス・スペースはなんとNASAも買収していますしね。

>>>>>[ちなみにアレスのCEO、ダミアン・ナイトは過去の経歴が存在しない。2029年の“コンピューター・クラッシュ”で活躍した対ウィルス特殊部隊“エコー・ミラージュ”の行方不明の生き残りの一人、デヴィッド・ギャヴィランがヤツの正体らしいぜ]<<<<<

――エルフ・デッカー メタリック・マウザー

 このダミアン・ナイトは2033年の“ナノセカンド買収”の株式操作でアレス株22%を取得、アレスの創設者ニコラスの子で後継者のレオナルド・アウレリウスの手から、アレスを奪っています。レオナルドはアレスの上層部にいましたが、この恨みを忘れなかったようです。

 ここでまたおせっかいドラゴン(?)のデュンケルツァーンの遺言がキーになります。ドラゴンが持っていたアレス株は後にドラコ財団理事長になるUCAS副大統領ナジャ・ダヴィアーに渡り、これを機にレオナルドは自分の持ち株を売り渡すとアレスを離脱。アレス社がUCASの代表的企業であるように、ケベック共和国の代表的企業であるクロス・アプライド・テクノロジー(クロス応用技術、CATCo)に電撃移籍して役員会へ。企業世界ではフチ帝国の内乱と同じ頃です。

Dragons of the Sixth World

 レオナルドの力を得てクロス社はまたたくまにAAAメガコーポへ浮上、クロスのCEOリュシアン・クロスもダミアン・ナイトに恨みがあるらしく、アレス社を公然と敵にみなすとSR3の時代ではビッグ10のひとつとして君臨します。
 デュンケルツァーンは遺言でダミアン・ナイトに黒のキングが欠けた骨董品のチェス・セットを、レオナルド・アウレリウスにその黒のキングを贈り、ライバル双方の健闘を祈っています。

 しかしそんなクロス社も、2064年秋にリュシアン・クロスが飛行機事故で死亡。(恐らくはアレスの陰謀でしょう。) ダミアン・ナイトは素早くライバル社を掌握しクロス社は敗北。
 2070年代のSR4時代には、クロスは企業法廷の座を失い、AAAカテゴリーのビッグ10巨大企業の座から落ちたAAカテゴリーに転落してしまっています。

Cross Applied Technologies

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Item: フチのフチ・インターナル・セキュリティは?

 これもSR2時代は『Corporate Shadowfiles』に載っています。フチ・インダストリアル・エレクトロニクスは社長のリチャード・ヴィラーズ率いるフチ・アメリカ、ヤマナ・コリン(山名湖林)率いるフチ・パン・ヨーロッパ、ナカトミ・シケイ(中富志敬)率いるフチ・アジアに分かれています。
 リプレイに出てきた十六夜のコンタクト、出羽弥生さんのいるフチ日本はフチ・アジアの下でしょう。
(フチ・ジャパンでもいいはずですが、Fuchi Nihonという副次部門名がはっきり書いてあるのです。それともニホンでなくナイホンという地名なのでしょうか(笑)?)
 四つ目の部門、フチ・オービタル(軌道圏の部門)は各勢力が微妙に影響しあっているそうです。

Corporate Shadowfiles

 ライバルのミツハマにはヒミツなのですが、この3つの勢力は互いに激しい勢力争いを裏で繰り広げているのです。Fuchi Internal Security はリチャード・ヴィラーズ陣営であり、フチ日本の味方ではないということになります。
 イントセクはヴィラーズ陣営の研究所の警護などはよく行うが、他の勢力内の施設では基本的なセキュリティくらいしか行わない。東京には一応フチ・ヘッドクォーターズ(総本社)もあるし、恐らくイントセクも活発に活動しているだろう‥‥と推理しました。

>>>>>[フチの総本社が日本帝国のトーキョーにあるってのは確かだ。だけど八王子周辺だってのは日本語版にしか記述がない。信用できんな。
 マウザーが言ってるように、『東京ソースブック』に書いてある“イントセクがフチのセキュリティ担当”だってのも大間違いだ。これだから‥‥]<<<<<

――ストリート・サムライ レイザーエッジ

>>>>>[当サイトは良識ある粋な貴方の為のTRPGサイトです。重箱の隅を突つくが如き態度は粋ではありません。どうぞお控えを‥‥]<<<<<

――RI財団広報部

 リプレイに名前だけ出てきた十六夜の育ての親の仇、石見正樹(いわみ・まさき)は十六夜の実の親、フチ日本の都築冬已(つづき・とうい)に敵対する勢力ということなので、インターナル・セキュリティの人間ということに設定しました。きっと後日の番外編で彼女の戦いが始まるのでしょう。

>>>>>[ちなみに『朧(おぼろ)』チームっていうのは、天のゴッドが勝手に考えた名前だね]<<<<<

――デッカー ネットボーイ

 フチのマトリックスのセキュリティは世界で一番堅いとも言われ、サイバーデッキやICEでも世界一位。S-K(ザーデル・クルップ)と並び、技術力でも世界に名だたる強大なフチ帝国。しかしその裏では、帝国の覇権を巡った三つ巴の激闘が繰り広げられている‥‥という感じでしょうか。
 などとリプレイ執筆当時は思っていたのですが、SR3の展開でそれが現実に。

Saeder-Krupp
Novatech Incorporated

 別ページで既に触れていますが、このフチ・イントセクのマイルズ・ラニアーがレンラクに移籍しそうになってCEOリチャード・ヴィラーズの元に戻り、新星ノヴァテック社に移動。フチ帝国の残りはレンラクとシアワセに渡り、フチ帝国は瓦解したのです。

 その後、2064年の第2次マトリックス・クラッシュの後の世界では、新たなるワイヤレス・マトリックス再建のためにサイバー技術のトランシス・ニューロネット社、通信のエリカ社という企業が頑張ります。ノヴァテックはこの2社と合併、ネオネット社となり、このネオネットがSR4の時代にフチの代わりに君臨することになります。

Erika

Transys Neuronet


 シャドウランが一番最初に世に出たのはまだ1980年代。マイクロソフト帝国もウィンテルもインターネットもまだない時代です。
 世界のソニー、あるいはNECや富士通といった日本のメーカーに対するアメリカ人のイメージから、フチは生まれたのかも知れません。
 マイクロソフトと業務提携して、ビル・ゲイツの親戚と婚姻関係を結んで姓をヴィラーズに変えてもらえば21世紀あたりには‥‥ってやっぱり無理かなぁ(笑)。

>>>>>[HA、HA、HA、その<<データ損傷:0.03Mpが損なわれました>>グループの社員がそんな事言ってていいのかい?]<<<<<

――エルフ・デッカー メタリック・マウザー

 などと当時思っていましたが、現実世界もその後大きく変わっています。20世紀末にはWindowsを機にマイクロソフト帝国が君臨、ライバルのNetscapeを完全に潰したり多くの合併を繰り返して勢力を増します。
 ところがどっこい21世紀になるとゲイツ帝国の偉容も陰り、Web2.0時代のGoogleを旗手とするネット系企業、シリコンバレー生まれの企業群から激しい追撃を浴びるようになります。
 いずれにせよネット社会で注目を浴びるのが日本でなくアメリカの企業であるわけですね。SR4の時代のワイヤレス・マトリックスで重要な役割を果たすのはフチを母体に持つノヴァテクがさらに合併した、ネオネット社。UCAS、本社はボストンのマサチューセッツです。現実世界のインターネットでのアメリカ企業活躍の流れを反映しているのかもしれませんね。

 また、2060年のSR3の時代にビッグ8からビッグ10に変わる巨大企業群には、グレート・ドラゴンの遺産によってメジャーリーグの座に躍り出る新興の五行公司(Wuxing、ウーシン)があります。本社は香港自由企業領、SR4の時代でもビッグ10のひとつです。
 これも、現実世界での中国の発展と照らし合わせると「新しいメガコーポ作るけど、やっぱアジア、中国あたりから1ついっとく?」という具合に製作サイドも考えたのでは‥‥?という穿った見方もできます。

Wuxing
Cannon Companion

 企業関係の設定はSR3では『Corporate Download』でまとめられ、SR4では『Corporate Enclaves』というサプリメントが予定されています。

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Item: 第8章で名前が出てきた、工作員が池袋で消息を絶ったという横浜の『ヤカシマ・テクノロジーズ』とは?

 ビッグ・エイトより一歩下、総合レーティング75〜99の第二企業群(ランクAAAの次のランクAA)の中でかなりの力を持つ中堅の巨大企業。「他社の悪意ある乗っ取り」が得意だそうです。
 特に深い意味はないのですが、シナリオソース『Portfolio OF A Dragon:Dunkelzahn's Secrets』に登場するので名前を借りました。2057年にデュンケルツァーンの遺言状により、バイオ技術の研究に1億5000万新円を寄付されて力をつけることになります。

 このコンテンツでもあちこちで触れていますが、このシナリオ・ソースブックには大統領選挙に見事当選し、その後爆殺されてしまったBig D氏のことが載っています。死を予期していたグレート・ドラゴンは謎めいた遺言状を残しており、世界中の重要人物にドラゴンの莫大な遺産が渡り、これを巡って様々なランが繰り広げられることになります。Janusさんの【Janusfaced's Hideout】に貴重な訳があるのでこちらをどうぞ。

Portfolio of  a Dragon: Dunkelzahn's Secrets


 ちなみに海外サイトの【Sixth World Wiki】を見ると、カテゴリーAAAの下のAA、Aの企業もかなり設定されていることが分かります。
AAにはアトランティアン財団やクロス・アプライド・テクノロジーズやドク・ワゴン、フェデレーテッド・ボーイングなど。
 ちなみにAAにヤマハ、Aにホンダとミツビシがあります。(あれ、SONYは?/笑)

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