第3章 フェイク・スター
渋谷の雑踏には人種や国籍、種族までばらばらの人が溢れている。その雑踏に埋もれるように歩く人影が一つ。
彼の
懐にはサムライの相棒と称されるサブマシンガン、イングラム・スマートガン。ヘビーピストルのブローニング・マックスパワーは消音器付き。何故か、クリップには相手を転倒させやすくするゲル弾入り。充電式のショック・グラブもポケットに入っている。普段はユーロカー“ウェストウィンド2000”を乗り回していたが、今は修理中だ。
自らウェイジを名乗る彼は、何でも屋の万能ランナーを目指している。その割に、負傷の回数も多いのだが。
>>>>>[フム。こいつはサムライじゃないな。と言っても、魔法使いでもリガーでもデッカーでもなさそうだ。ウェイジ?
――ストリート・サムライ レイザーエッジ
>>>>>[キャラクターは自作も可能だ。アーキタイプにはすぐデッド・エンドで終わりそうなヤツもいるからな。最新のサプリメントでは長所短所や作成点を使って、細かい点まで自分まで決められるようになった。
それで‥‥スキルソフト14個にコンタクト8人? ケッ、気色悪いヤツだな。何が言いたいのかさっぱり分からん。何だかどこかで前に見たような気がするぜ]<<<<<
――フリーの走り屋 “クリムゾン・レッド”D.E.
[中]> 今日はフィクサーに会って、ブローニング・マックスパワー用のゲル弾でも買っておいたとしましょう。
[GM]> なるほど。街の広告では君のコンタクトである例のギャング、L・フォレストのニュースが流れてますね。デコレーション付きの鉢植えとはかなりキてますねー。
[ヴィッキー]> サタニズムを感じるわ。「このカタチは!」とか言って(笑)。
[GM]> するってえとL・フォレストのメンバーと会う。顔に痣ができてるね。
[中]> 「どうしたんだ?」
[GM]> 「残念だ、アタル。フェザー・スカルの彼らは分かってくれなかった。このL・フォレストの理想を理解してくれなかった」 [中]> 「傷の調子‥‥具合は大丈夫なのか?」 [GM]> 大丈夫のようですね。 |
[中]> 「頑張れ。パチパチ」
[GM]> やべー、拍手してるよー。では、彼と別れて、そのうち〈クリスタル・ヴィジョン〉に着きます。
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