〜影の踊り手たち〜
Last Enlightened: 2001/09/22
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Vampire / Werewolf / Mage / Wraith / Changeling / Others / Mortals
血族 (Kindred)
天上神と四大天使に呪いを受け、リリスから闇の技を学んだカインが遺した子供たち。見えざる聖戦ジハドと自らの内なる獣と戦いながら、永劫の夜を生きてきた。呪われし者(Damned)、古語では始祖Caineからカイン人(Cainite)とも称する。
カマリリャ (Camarilla)
中世末期。魔女狩りで多くの同朋たちが炎の中に滅ぼされた後、“創設者”の長老を中心に世界に広がるヴァンパイアの組織(セクト)が結成された。六つの掟に従い、増大し続ける人間の社会の中でひそやかに仮面舞踏会を続け、これ以上犠牲を出さずに世界を影から動かしてゆこうと。
内部には内陣と護法官、各都市は公子、参議と7氏族の長老による支配と、カマリリャは中世西洋の封建社会を引き次いだ組織だ。15年に1度、イタリアはベネツィアで大会合(コンクラーヴェ)が開かれ、重要事項が決定される。国王の秘密顧問団を意味するこの語の語源はスペイン語の「部屋」を表すcamaraになる。
結成から600年。遂にギャンレルが脱退し、6つに減った柱も揺らごうとしている。近付くゲヘナの終末の夜に、果たしてカマリリャは耐えることができるのだろうか? 独立氏族や血脈の一部が新たにカマリリャに加わることはあるのだろうか? 『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』の多くのPCはカマリリャに所属している。
ヴェントルー (Ventrue)
イラドの子、ヴェントルーを始祖とする一族。始祖の本当の名と消息はよく分かっていない。カインの最後の使命を帯びた君主の氏族である。血族の社会を統括し、歴史の表舞台でも動いてきた。現在でも多くの都市の公子を務めるのはヴェントルーだ。イギリスのロンドンに本拠がある。
ギャンレル (Gangrel)
リリスの子(孫とも、いやドラシアンの子とも)、変身種族の母エンノイアを始祖に持つ氏族。原野の自然を愛し、人狼とも親交があるという。近年、カマリリャを脱退して独立氏族となった。だがカマリリャ内に残ったギャンレルもおり、棲み分けは緩やかなようだ。
トレアドール (Treador)
「美を探求せよ」と子らに命じた始祖アリケルの子ら。バビロニアの女神イシュタルと同一とする説もある。時を超えて残る美を愛し、育て、人間世界の多くの芸術を護ってきた。カマリリャ創設時、後に仮面舞踏会の掟となる演説をしたのもトレアドールのラファエル・デ・コラゾンだ。本拠地はフランスのパリ。
トレメール (Tremere)
七人会議の長、偉大なるトレメールを頂点とする魔術師の一団。元はヘルメス梯団の魔術師であり、中世に不死の力を手に入れる方法を発見、トレメールと七人の長老が吸血鬼へとその身を変じた。真の魔法を操る力をその過程で失い、神秘の血の力と組み合わせた《魔術》という形でその技を再び発達させた。トランシルヴァニアから移ってオーストリアはウィーンに本部の祭儀所(チャントリー)があり、内部の結束は最も固い。
現在の七人会議を構成しているのはエトリウス、グリムグロース、メアリンダ、ザビエル・デ・チンチャオ、アベトリウス、トマス・ウィンチャム、エレーヌ・ド・カリノー。いずれも4、5世代と思われる。始祖トレメールは近年たびたび休眠状態に陥っており、上層部では何かが起こっているという。
ノスフェラトゥ (Nosferatu)
ジリア(チラという説も)の子、その罪によってカインから醜悪の呪いを掛けられた始祖ノスフェラート(アブシミリアード)の子孫たち。地下世界にネットワークを築き、その情報量は侮れない。姿は醜くとも、彼らの心はジハドよりも遥か高みにある。
アブシミリアードに血で縛られていなかった3人の子の一人、“ザ・マトリアーク”と呼ばれる娘が残りの氏族の祖先だという。
ブルハー (Brujah)
男性とも女性とも言われる始祖ブルハーを倒したトロイルの子ら。消えた理想郷を求める哲学者であり、団結できない呪いを背負った怒れる反体制派の戦士である。多くの叛徒はブルーハだ。
マルカヴィアン (Malkavian)
その氏族全てが何らかの狂気に侵された月の一族。エノクの子、アリケルと双子のマルカヴ(別名メケト?)を始祖に持つ。始祖は何処かに眠り、その意識は影界をさ迷っているとも言われる。
多くの長老がマルカヴたちの背後にある陰謀を疑っているが、真実は彼らだけが知っている。狂気ゆえの洞察力を持ち、偽りの現実を破壊し、世界に変化をもたらすトリックスターだとも言われるが、これもジョークかもしれない。
反ラソンブラ (Lasonbra Antitribu)
大叛乱の頃、影の城にて始祖ラソンブラが不忠の子グラティアーノに滅ぼされた運命の日。忠臣モンターノと共に逃れた長老たちの子孫がいる。裏切り者として狩られた結果、現代ではその数は非常に少ない。彼らにとっては自分たちこそがラソンブラであり、ラソンブラ氏族にとっては反ラソンブラなど存在していないはずのものだ。古き本当のラソンブラ氏族の復興を目指してサバトを憎み、カマリリャに力を貸している者もいるという。
ケイティフ (Caitiff)
親を知らず、氏族に属していない血族。闇の生を受けるべきではなかった子ら。ある者は蔑まれながらも生き、ある者はジハドの一夜の駒として、あるいは公子の命で消えていくのだろう。だが、近年の大都市でその数は増大している。
サバト (Sabbat)
カマリリャ結成時、袂を分かったふたつの氏族とカマリリャ離反者で構成されるもう一つの世界的セクト。戦いに敗れ故郷から逃げるツィミースィが残していった恐ろしい魔法が、魔女の集まりを意味するこの名の由来となった。カマリリャの猛攻を逃れてヨーロッパからアメリカ新大陸に移動、メキシコに拠点を置いて現在に至る。現在の摂政は反トレアドール第五世代のメリンダ・ガルブレイス。
その目的は吸血鬼の本性をもっての世界支配と全アンテデルヴィアンの抹殺。結束は固く、内部では力こそが全てである。
その数はカマリリャの1/4程度だが、戦闘能力や世代でより勝っており、その攻撃は激しさを増している。東海岸の幾つかの都市は彼らの支配下に置かれている。古代のヴァンパイアたちが全員目覚め、全ての血族を貪り食うというゲヘナの時の前に、彼らは目的を達成できるのだろうか?
ツィミーシィ (Tzimisce)
もっとも非人間的な所業と哲学で恐れられた妖魔の一族。血と肉を作り変えた家具で飾られた古城で東欧を支配していたと言われる。運命の「クパラの夜」に暴君であった始祖ツィミーシィ(別名メケト?)は滅ぼされており、その後にサバトの創設氏族となった。コーダンと崇められる魔術師でもある。
実は始祖ツィミースィはまだ生きており、グール一族に護られて何処かの大都市の地下に眠っているという噂もあるのだが‥‥
ラソンブラ (Lasonbra)
影を操り、鏡面に映らざる闇の君主の一族。地中海、シチリア島近辺を中心に隆盛し、大叛乱の後はサバトの番人となった。イタリアを本拠とし、新大陸の侵食を続けている。強い野望と権力への欲求、選ばれた者だけの生存と統治と、サバトの理念を体現している。
始祖ラソンブラは大叛乱の時、不忠の子グラティアーノに滅ぼされ、影の城に滅んだ。タイフォン、ラムベク、ルシアン/ルシエンという名も持つとも言われ、オシリスの父なのかもしれない。
反ヴェントルー (Ventrue Antitribu)
王者の一族から離反した反氏族。サバトの聖堂騎士の多くを構成している。反逆の戦士であり、【訓え】も異なる。大叛乱の折に主に刃を向け、誉れ高き調停の道(Path of Honorable Accord)に従う騎士も多い。
反ギャンレル (Gangrel Antitribu)
ノーマッドパックに加わり旅を繰り返すカントリー・ギャンレル、都市内に潜むシティ・ギャンレルの2派に分かれている。黒手団においても有能な戦士であり、そしてワーウルフを激しく憎んでいる。荒野の生き物よりも犬や猫、鼠の特質を備えることが多い。
反トレアドール (Treador Antitribu)
その退廃ぶり、過激さと道徳心の欠如で主流から外れたトレアドール。サバト内では地位を得ており、拷問も得意としている。同族たちと反し、苦痛や醜さにも価値をおいている。
反トレメール (Tremere Antitribu)
吸血鬼になる儀式の方法を発見し、後に失策から七人会議と袂を分かった長老ゴラトリクス。彼がサバトに亡命してゴラトリクス派として率いていた反乱分子が反トレメールだ。トレメールの長老によって全員が額に魔法的な反逆者の印を刻まれており、カマリリャのトレメール魔術師には一目でわかってしまう。闇の魔術(Dark Thaumaturgy)を操る。
1998年、謎の滅亡を遂げた。メキシコシティに秘せられた祭儀所の中で、一夜にして全員が灰の柱に変わっていたともいうが‥‥トレメール上層部の混乱と関係はあるのだろうか?
反ノスフェラトゥ (Nosferatu Antitribu)
有能なスパイとして仕えるもう一種のノスフェラトゥ。彼らは自分達を反氏族とは呼ばず、カマリリャの友人達とは考え方が異なるだけで、今も交友は続いている。
反ブルーハ (Brujah Antitribu)
サバトの襲撃部隊の戦士として仕える反氏族たち。その攻撃はより激しく、荒荒しさを増している。カマリリャの血族を説得して引き入れることも多い。
反マルカヴィアン (Malkavian Antitribu)
サバト創設時に手を組んだ東洋のマルカヴィアン一派だとも言われる裏切り者たち。カマリリャの同族たちよりさらに狂っており、新たなる《発狂》の訓えを広めたのも彼らだ。ゆえに狂乱にも陥りやすい。
パンダーズ (Panders)
カマリリャの圧制から逃れ、サバトの庇護下に逃げ込んだケイティフの集団。1950年代のサバト内乱で活躍したジョセフ・パンダーという血族が率いているが、サバト内でその地位は低く、価値を証明する機会を窺っている。
反アサマイト (Assamite Antitribu)
トレメールが血の呪いを掛ける以前にクランから離れたアサマイトの反氏族。その暗殺能力はどこでも恐れられている。中東出身者以外でも認められている。ヴァウルデリ以外で血を飲んだ時、飢えに捕われやすい。
光の蛇 (Serpents of Light、サーペント・オブ・ライト)
ハイチのヴードゥー教出身のセタイテス。クランに反旗を翻し、滅ぼされる前にサバトに加わった。セトの信徒と一緒にされるのを嫌い、改名し、またエジプト風の衣装は身に着けない。中には魔術を学んだものもいる。強い光を嫌う。
反ラヴノス (Ravnos Antitribu)
決して団結することのないラヴノスを離れ、保護のための組織を求めてサバトに加わった反氏族。ロマ(ジプシー)以外でも仲間に加える。
反サルブリ (Salubri Antitribu)
サバトを敵に対抗する唯一の手段とし、癒し手の一族から離反した血族が、100人以上いるともいう。彼らが用いるオベアーの訓えは、中世ヴェイルレンと呼ばれていた頃の戦士の道の技の方である。設立者は自らの父を同族喰らいしたアドナイ。
アーリマン (Ahriman)
ミュリーシアという反ギャンレルの始祖を持つ亜種の血脈。サバト創生期にアメリカ北部に広がった。全てが女性であり、南北アメリカのネイティヴから選ばれている。特殊な儀式魔法によって闇の生を受けるため、その薄い血では通常の抱擁や血の契りが行えない。シャーマンの力を受け継ぎ、精霊と対話しその力を振るうスピリトゥス(Spiritus)という訓えを使う。1998年を境に姿を消し、滅ぼされたのだと言われている。(白狼神の陰謀かもしれない)
キアシュド (Kiasyd)
サバト創設以前、アンシーリー・コートの妖精を捕らえてチュートンの魔術師が行った実験から生まれたラソンブラの亜種に当たる血脈。Nocturnaeとも呼ばれる。始祖の第五世代マルコニウスはラソンブラから離れ、中世末期に血脈を率いるようになった。
妖精族の血を引く彼らは背が高く痩せており、月光の元で輝く透き通るような白い肌と虹彩まで色の変化のない黒い瞳、貴族的な美しい容貌を持つ。影術、死霊術の他に、妖精の力に似たマイサーセリア(Mytherceria)という訓えを操り、妖精たちと同様に鉄で傷付く弱点を持つ。る。ほとんどは孤立しており、石像に囲まれた地下の邸宅で学者然とした生活を送っているが、サバトに手を貸すこともあるという。
ハービンジャー・オブ・スカルズ (Harbinger of Skulls)
世代は8以上、全員が数百歳以上の強力な死霊術師の血脈。罠にはまり冥界に何世紀も囚われていたが、近年、ジェペスという偽りの名で知られる血族とその子アンラ、二人のメトセラの力で現世と冥界の壁を打ち破り、帰還を果たした。サバトに加わっているが、奥底ではカインの剣を復讐の道具にしようと企んでいる為、サバトの力ある長老たちからは危険視されている。
頭だけが頭蓋骨の如き奇怪な外見を持ち、多くは仮面でその醜い顔立ちを隠している。どうやら彼らはカッパドキアンの生き残りであり、裏切り者ジョヴァンニ一族への積年の恨みを晴らそうとしているというのだが‥‥?
ブラッド・ブラザーズ (Blood Brothers, 血の兄弟たち)
ツィミーシィらの儀式魔術で作り出される人造の吸血鬼。そっくりの外見を持つ数人から構成され、互いに血と感覚を共有している。サバトの血脈として分類され、上限が8世代である。互いの力を借り合うサングイヌス(Sanguinus)という訓えを使う。いずれかが傷を受けると、他のメンバーもそれを感じてしまう。
サバト異端審問会 (Sabbat Inquisition)
吸血鬼による世界支配を旨とするサバトにおいて、地獄の勢力の力を借りるのは主義に反する。あるサバトの能天使に強化された異端審問会は、闇の魔術を使う反トレメールや謎めく黒手団に悪魔崇拝の疑いの目を向けてきた。信仰の元に多くの血族を滅ぼしてきた人間と同じことが、サバト内部でも行われているのだ‥‥
黒手団 (Black Hand)
手の甲には黒い三日月の紋章。サバトの攻撃作戦を助ける強力な戦闘集団であり、半ば独立した謎の組織である。反アサマイトや反ギャンレルが多い。歴史が長く、内部には不可解な点が多い。カマリリャの長老たちにも恐れられているが、実は‥‥。
独立勢力
カマリリャとサバトの二大派閥に加わらず、闇の聖戦ジハドから距離を置いている氏族、独自の目的に動いている氏族も存在する。だが、彼らの内なる闇はさらに深いのだ‥‥
アサマイト (Assamite)
その暗殺能力で長老たちに恐れられた黒い肌の狩人の一族。別名チルドレン・オブ・ハキム。ハキムの子らの神話は異教徒(カフィル)たちのものとは異なる。カーイーンは将軍ハキムが仕えた偉大なる都の王を同族に引き入れた簒奪者だったと伝えられているのだ。別の古の書によれば一なる都エノクの王だったとも、アリケルやマルカヴと血を分けていたとも言われる。
大叛乱の時、裏切りの子によりアラムートは落ち、トレメールの妖術氏たちにより血族の血を飲めぬ呪いを掛けられた。だがそれも1998年に破られた。長らく準備をしてきた片腕の魔術師アル・アシュラッド、眠りより覚めたその強大な父ウル・シュルグリィ、二人のメトセラの血の魔術がトレメール7人会議のアベトリウスらの呪いを打ち破ったのだ。今ふたたび荒野に秘せられた鷹の砦より、闇夜に光る円月刀は獲物を求めて輝く。最近、アラーへの信仰を捨てない者や新大陸に留まる者、離反してカマリリャに加わるのが安全と考えている者など、アサマイト内部で分裂が起きているともいうが‥‥?
セトの信徒 (Followers of Set, Setites)
太陽神ラーの孫、オシリスの弟であるセト(別名ステク?セケス?セス?)を始祖とする一族。両親を狂王ラーに殺され、裏切りの兄オシリスにエジプトの玉座を支配されたセトは砂漠を流浪し闇の生を受けた。やはり抱擁されていた兄王オシリスやその息子ホルス、女神イシスと戦い続け、また酷薄な他のアンテデルヴィアンの滅亡を誓っている。
そのセトの信徒である蛇の一族もまた然り。暗黒神の教義に従い、狂信的秘密結社的な氏族として、破滅と堕落を世界に広めるべく活動している。
2001年、オシリスは死の都の玉座の上で目覚め、アメンティという新たなマミーがその尖兵として現れた。サイレント・ストライダーやバステトらと結託し、彼らはセト神の栄光を阻んでくるに違いない。始祖セトはエジプトの何処かで眠ったままだと言われている。セタイテスはどう動くのか?
ジョヴァンニ (Giovanni)
ある死霊術師の氏族の始祖に抱擁されたアウグストゥス・ジョヴァンニが父祖と一族を滅ぼし、新たに名を変えて結成した氏族。他の氏族から攻撃の対象となったが、16世紀にジハドや血族間の事柄から離れる誓約を行い表舞台から消えた。
研究資金のために人間社会の経済への影響力は大きく、全員がジョヴァンニ初め幾つかの家系に属する為に数は少ない。カマリリャ・コンクラーヴェが開かれる同じヴェネツィアで、死者の世界へ通ずる夜の門を開くべく密やかに死霊術の研究を続けている。
始祖アウグストゥスが休眠状態にある間指揮を取っているアンブロジーノ・ジョヴァンニは悪魔の左手を持つ危険な野心家だ。カッパドキウスが神の力を手に入れる秘密を記したというサルゴン断章を求め、荒れ狂う冥界の海を探しているという‥‥
ラヴノス (Ravnos)
インド近辺やアフリカに発祥する流浪の一族。その幻術で定住の民を騙し、惑わしながら世界を旅してきた。ロマ(ジプシー)生まれのフラルムロとそうでないジェオルジオがいる。人狼や妖精、東洋と交流があったり謎が多い。始祖ラヴノス(ラヴァナ、チュルカとも)はエンノイアの父で第二世代だとも、ラヴノスもエンノイアも第二世代のドラシアンの子だとも言われている。
清算の年1999年1月の“悪夢の週”、不義の子らの血の匂いを嗅ぎ付けた狂える始祖ラヴァナはラクシャサの姿を取って蘇った。バングラデシュの巨大台風の中に秘せられた戦いの中、三人の強力な鬼人、水爆を用いたテクノクラシーのラグナロク作戦でようやく始祖は滅ぼされた。その一週間の間にラヴノスの子らは狂気に襲われる。世界に響いた死にゆく始祖の呪詛の声によって互いに殺し合い、大部分が滅んだというのだが‥‥?
叛徒 (Anarch、アナーク)
長老達が支配する封建社会に反発し、反乱を起こした、あるいは体制に従っていない若い血族達。中世末期の最初の大叛乱の後も、その炎は消えていない。構成員はブルーハが多い。1945年からアメリカ西海岸は彼らの統治下となり、ロスは自由の街となった。だが、支那鬼の襲撃によってそれも潰えたという‥‥
アンコニュ (Inconnu)
ローマ崩壊の時、永遠の闘争から身を引いた長老たちが結成したという3つめのセクト。彼らは血で血を洗うジハドを続ける同族たちを遠くから眺め、歴史の行く先を見極めようとしているという。時折大都市に現れるモニターは何をしているのか? ゴルコンダへの近道が彼らの中にあるというのは本当なのか?
彼らは5世紀以上に渡ってカマリリャとサバトを翻弄してきた。今もってしてもその内情は不明である。どうやら、公式設定では触れないようだ。
監視者 (Monitor)
アンコニュの目として、各都市に現れる一切が正体不明のエージェント。「モニター・オブ・シカゴ」のように呼ばれる。カマリリャの長老たちが恐れている。
トゥルー・ハンド (True Hand、真なる手)
サバトの忠実な戦闘集団。だがそれは真実を知らされていない偽りの黒手団の偽装だった。タル・マヘ・ラにしてマヌス・ニグリム(黒い手)、真の黒手団はカマリリャよりもサバトからも古くから秘せられた目的に従い戦ってきた別の派閥だった。その目的はゲヘナの時に蘇るアンテデルヴィアンに仕え、ツィーミシィを堕落させた訓えをもたらした異界の存在を駆逐すべく闇の聖戦を果たすこと。サバトにもカマリリャにも秘密の配下がおり、大いなる策謀に従って互いに争わせてきたという。指導者は反ヴェントルーの女性デル・ロー、恐らく第五世代。
だが、冥界の影の国に築かれた壮大な都エノクは主の帰還により陥落。古の大義に従ってきた彼らはゲヘナ来たる前に滅んだというが‥‥?
真ブルーハ (True Brujah)
ブルーハと呼ばれている氏族は始祖ブルーハを滅ぼした子のトロイルの子孫であり、始祖ブルーハ直系の正しい子孫は世界にいまだ潜んでいるともいう。それが真ブルーハだ。北アフリカを中心とし、遥か古の哲学に従う彼らは感情も異質なものである。そのテンポリス(Temporis)という訓えは、時そのものを操るとも‥‥
古ツィミーシィ (Old Clan Tzimisce)
大叛乱で始祖ツィミースィと多くの長老が殺され、裏切りの子らがサバトを設立した頃。そこから逃れ、欧州で旧き時代の君主として生き続けている最長老たちがいる。彼らはある理由により反逆の子らが用いる《造躯》の訓えを一切使わず、サバトのヴァルデリの儀式で血の契りを断ち切ることができない。真なる手に協力している者もいるという。
ナガラジャ (Nagaraja)
中東のデス・カルトでの人間のユーサナトス魔術師の実験が発祥とも言われる悪夢の血脈。カッパドキアンや古ツィミースィから生まれたとも、サウロットがメイジに掛けた実験が失敗したのだとも言われている。インドや中東周辺に見られ、始祖が6世代。血族の牙を持っておらず、犠牲者の血に加えて生肉を貪らないと生きていけない。
レイスがオヴリヴィオンと呼ぶ死の力を扱う、危険な《硝子の道》(Vitreous Path)という死霊術を操る。真の黒手団マヌス・ニグリムの中で生き長らえていたが、瓦解後は世界に、影の国に、闇に消えた‥‥
アボミネーション (Abomination)
ごくごく稀にワーウルフに対して抱擁が成功することがあり、そうして生まれた血族をこう呼ぶ。彼らは人狼と吸血鬼の両方の能力を使うことができ、トゥルー・ハンドの中にも存在したという。
その他ギャンレル及び街ギャンレルの反氏族、反ラヴノス、そしてアサマイト/マルカヴィアン/ノスフェラトゥ/トレアドール/ヴェントルーの氏族及び反氏族が、黒手団を構成しているという。さらにマミーやメイジ、レイス、4家系のグール一族も加わっていた。
その他
闇の歴史の中では、さらに多くの血族が存在している。
サメディ (Samedi)
カリブ海近隣を起源とする2〜300年の歴史をもつ血脈。始祖は第6(5?)世代のサメディ男爵(バロン・サメディ)。その外見は腐った死体の如きであり、ブードゥー教との繋がりも深い。ジョヴァンニが滅ぼし切れなかったカッパドキアンの生き残りだという噂も、ジョヴァンニの実験結果だとも、ノスフェラトゥに見捨てられた分派だともナガラジャに作られたとも言われている。《屍態》(タナトシス,(Thanatosis)という死と腐敗の訓えを使う有能な殺し屋であり、不死者の中で死そのものにより近い血族である。数は少なく孤立しているが、執行官リスラックのようにカマリリャの版図にも存在する。どうやらサメディ男爵は、本当にカッパドキウスの孫らしいのだが‥‥?
サルブリ (Salubri)
13人のアンデデルヴィアンの中で誰からも愛され、血族の歴史でゴルコンダを達成した偉大な賢者サウロットの氏族。その《霊癒》(オベアー,Obeah)の訓えを使う時に額にある第三の目が光る。中世にはヴェイルレン(Valeren)と呼ばれ癒し手と戦士のふたつの系統があり、癒し手の技だけが現代に残っている。彼らの訓えは他人の魂を食らう危険なものであると言われ、狩られた結果現在は血脈に過ぎなくなっている。ゴルコンダへの道を悟った子に父は同族喰らいをさせるため、第7世代が7人しかいない。自ら望んだ相手からしか吸血することができない。
だが伝説はこうも語る。彼らは求道的な癒し手の一族であり、呪われたカイン人の中で唯一真の癒しの力を持っていた。エノクの子、第三世代の大賢者サウロットはある魔術師の一族に同族喰らいされたのであり、滅びの時にも敢えて抗わなかったのだと‥‥。サウロットは今、ある人物の体を乗っ取って蘇ったとも言われているが?
不協和音の娘 (Daughters of Cacophony、ドーターズ・オブ・カコフォニー)
近代、2〜3世紀以内に生まれた血脈。ほぼ全員が女性であり、《悲歌》(メルポミネー,Melpominee)という訓えを用い、美しい歌声で聞き手の精神を直接動かすことができる。カマリリャ、サバト、血生臭いジハドとも、距離を置いて孤独を保っている。メルポミネーの語源はギリシャの9人の芸術の神ムサの一人、悲劇の女神である。
ケイティフから生まれたとも、マルカヴィアンだとも、中世暗黒時代に妖精の歌の技を習ったトレアドールの偉大な吟遊詩人が始祖だとも、ラミアとリリスの歌に起源があるとも言われている。
アンダ (Anda)
モンゴル語で“血の兄弟”を意味する血脈。ギャンレルの亜種に当たり、フビライ・ハーン率いるモンゴル帝国で生活していた。高地での生活にサバイバル能力に優れ、旅を恐れない。ツィミースィがいた東欧のキエフにモンゴル人が攻めこんだときも、彼らが共にいた。だがその後、中国の元王朝と共に活動していた中国の鬼人との戦いで滅び、残った者は大地の中で休眠状態にあるという。
カッパドキアン (Cappadocian, Asherian)
カインの孫、アッシュール(後にカッパドキウス)を始祖とする生と死の秘密を探求する学者の氏族。中世暗黒時代には墓暴きなどの冒涜的な行いもしていた。真に死人の如き青白い肌をしており、彼らが編み出したモーティスという訓えが現在の死霊術の基礎となった。
14世紀、イタリアのある死霊術師一族を家ごと抱擁した彼らは子に裏切られることになった。始祖の血を吸い尽くされ、残党を全て滅ぼされ、カッパドキウス氏族は消えたのだ。子らは新たな氏族を名乗り、血族社会から遠ざかると、今も死の世界への門の研究を続けている。
カッパドキウスの魂がまだ幾らか収められた器は、今も地上のどこかにあるという。
チルドレン・オブ・オシリス (Children of Osiris)
セタイテスと袂を分かった血脈。セト神の宿敵であるオシリス神に仕え、アメンティの都の主たちを助けていた。血を求める渇きと長年戦ったことにより、内なる獣の危険性を熟知しており、もうヴァンパイアとは違う存在であるとも主張している。
かつてメイジであり、第四世代メトセラであり、後にレイスとなったオシリスを抱擁したタイフォンという人物はラソンブラその人だとも言われている。オシリスの子のケタモンがチルドレンの主であり、ネパール山中の大神殿で眠っていた。近年、他の血族により滅ぼされた。(白狼神の陰謀か?)
だがスカラベの年2001年、冥界のレイスの魂を引き裂く嵐が吹き荒れる中、神王オシリスはふたたび目覚めた。冥界ドゥアトの砂の都アメンティと同じ名を持つ新種のマミーが現れ、オシリスの戦士たちは立ち上がろうとしている。これに伴ったのかチルドレンも復活し、人間性の維持に重きを置く血脈として活動していると言う。(これも白狼神の陰謀か?)
バアリ (Baali)
ヴァンパイアですらその名を口にしない、禁断の忌むべき悪魔崇拝に手を出した血脈。伝説では、最初にアンテデルヴィアンに刃向かった一団が最初だとも言われている。地獄の力を世界に呼び寄せようと活動し、ダイモイノン(Daimoinon)というサタンの力を使う。その罪により宗教的な聖印からダメージを受ける。血族の基準からしてすらもその儀式は許せないものであり、中世の魔女狩りで最終的に滅ぼされた。
現代では話だけの存在と思われていたが、恐ろしいことにまだ生き残っていた。すべての血族と派閥から憎まれ、狩りの対象となっている。
始祖は第4世代のシャイターン(ネルガルとも言われる)、アッシュールの子ともサウロットの子とも言われる。第二の都を追放された後に魔神バールに出会い力を得た。アステカの戦神ウィツィロポチトリその人であり、メキシコの地下で眠っていたとも‥‥
ブシ (Bushi、武士)
日本神話の人物を第7世代の始祖とする東洋の血族。武士の名に恥じぬ行いをさせるkaiという訓えを使うと言われる。だが、その正体は鬼人の名家毘沙門の一派を、無知な西洋の血族が誤解したものであった。過去に言及されたガキ(Gaki)も鬼人に対する俗語的表現であったことになった。(白狼神の陰謀かもしれない。)
マリナーズ (Mariners)
海中に棲んでいるギャンレルの亜種がいるという。彼らは海中での生活に適応し、えらや水かきを備えている。トレメールの妖術師たちはギャングレル・アクアリ(Gangrel aquarii)と呼んでいる。
ライボン (Laibon)
血族の支配を受けていなかった中世のアフリカに存在したと伝えられる土着の吸血鬼。ギャンレルの亜種に当たり、始祖は第四世代のファキール・アル・シディ。獣の精神的な力と交信するアムボムウィー(Ambombwe)という珍しい訓えを使う。その数は10人ほどしかいなかったと伝えられ、滅んだために歴史にもほとんど残っていない。
ラミア (Lamia)
代々の女性の主がラミアの称号を名乗る血脈。闇の母リリスがもたらした技を用い、カッパドキアン氏族を護ってきた。。ジョヴァンニの創設者が血をすすって滅ぼしたと言われているが、まだ存在している‥‥? ジョヴァンニ一族には今でも彼女らの呪いがかかっているともいう。
リアナン (Lhianan)
ギャンレルの亜種に当たる、中世の暗い夜に存在した血脈。ほぼ全員が女性であり、闇の聖母(老婆、クローン、The Crone)の血を引いている。土着の信仰に根ざし、ケルトや北方の蛮族の中で生きてきた。だがオガムの訓えを使う彼女らは超自然の目には著しく目立ち、拡大するキリスト教とローマ人の前には異教徒として格好の対象だった。やがて彼女たちも歴史から抹消され、数世紀が過ぎた。
しかしこの50年の間に、アイルランドでリアナンの子孫らが見かけられているという。彼女たちは遠き母たちが遺した技を探している。そして伝説が正しければ、聖母はカインに抱擁された第二世代の人物かもしれないのだ。
ガーゴイル (Gargoyle)
人間の体とギャンレル、ノスフェラトゥ、ツィミーシィの血、そしてトレメールの儀式魔術の秘儀で創り出される翼持つ吸血の怪物。分類上は血族と同じように扱われれ、始祖が8世代である。石に似たその体を利用したヴィセラティカ(《石臓》)と、フライト(《飛行》)の訓えを使う。
中世、トレメール氏族設立時の熾烈な戦いの折、ツィミースィら不死者の軍勢に対抗して魔術師の塔を護りよく戦った。だが大叛乱の頃、フェロックスという名の指導者の元に主らの下から離反。山中には沢山の卵が隠され、復讐の機会を窺っているともいうが‥‥
レヴナント (Revnant)
東欧の部族の人間の血筋に数百年掛けてグールの因子を埋め込み、ツィミースィが作り出した生まれながらのグール一族。血族の訓えの原動力となる血潮を体内で生み出すことができ、寿命も長い。現代社会では既に時代遅れとなっているが、まだ一族はスパイや召使として不死の主に仕えている。ブラトヴィッチ、グリマルディ、オベルトゥス、ザントサの4つの血筋がある。
ニクトゥーク (Nictuku)
父の中の父カインに始祖ノスフェラートが呪いを受けた時、血の鎖で縛られていなかった子がすべてのノスフェラトゥの先祖だ。始祖の他の子らは身も心も呪われた怪物に成り果て、私生児たちを滅ぼそうとしているともいう。
伝説によれば5人のニクトゥークの名は霧の王アブラクセス、妖姥バーバ・ヤーガ、皮なきナックラヴィー、暗闇に叫ぶものゴルゴ、穢れの母エキドナ。だが後に魔狼アザゼルがここに入り、第四世代のバーバ・ヤーガはニクトゥークではないことが判明した。魔術に優れた妖婆バーバ・ヤーガは影からロシアを支配しながら、革命に力を貸したブルーハたちをその爪に捕らえた。1990年に休眠から覚めたものの後に自らの掛けた呪文の代償とガルゥの攻撃で滅んだという。
始祖ノスフェラートに血で縛られていなかった子は3人いる。ザ・マトリアーク(The Matriarch)(メドゥーサ本人とも言われる)、このバーバ・ヤーガ、そして3人目は今もって不明だ。
薄き血の子ら (Thin-Blood)
こうした集団名で呼ばれているわけではない。清算の年にその数を増した第14、15世代の血薄きカイン人は吸血鬼としての能力が弱まっている。14世代の一部は抱擁が行えず、最後の15世代になるとグール創造や血の契りも行えないのだ。だが15世代は食物を少しだけ摂取でき、陽光の呪いが弱まり、また一部は東洋の鬼人のように生殖能力を備えている。こうして15世代の血族と人間の間に生まれた子はダンピール(Dhampir)と呼ぶ。
薄き血の子らの多くはケイティフである。中には抱擁の際に一際長く味わう死の苦しみから、闇の聖戦ジハドに関する幻視の能力を持つ者もいるという‥‥。
ダンピール (Dhampir)
もはやカイン人の特徴をほぼ有していない第15世代の血族と人間との間に生まれた闇の子。鬼人の場合のダンピールと似ているが綴りが違う。分類上はツィースィ・グールのレヴナントと同じに扱われる。
モータルであり、人間の間で生きる彼らは日光の中を平然と歩ける。訓えの上限はたった1レベルだが體血を使うこともでき、人間である半身は自分の力で體血を回復させることができる。ノドの書の予言の成就が近い今、彼らの存在は何を意味しているのか‥‥
支那鬼 (Cathayan)
血族たちが恐れる東洋の同族、即ち鬼人のことである。近年、アメリカ西海岸を侵略し始めたという。サンフランシスコは支配下に置かれている。
鬼人 (Kuei-jinn, K-J, クェイジン、キジン)
カイン人とは起源を異にする東洋の吸血鬼。「鬼」は中国語の化物の総称、「人」は恐らく日本語。古語では万鬼(Wan Kuei, ワンクェイ)、国によってラクシャサ、ヤクシャ、餓鬼などとも呼ばれる。
己の内なる獣性である「魄」が強く、死後閻魔王の黄泉の国に堕ちてもなおそこから逃れた霊は現世へと帰る。だが彼らは天地の法に外れている為に氣を得ることができず、人間の血の中の氣をすすって生きなければならない。太陽光にも焼かれず、酒も飲め、陰陽五行とダルマの理に従う彼らは多くの点で血族とは異なる。武道や鬼道と呼ばれる【訓え】のような技にも通じ、西洋にも若干侵入しているという。彼らを作り出したのは西王母、西洋におけるリリスだとも言われる。
『Kindred of the East』のPC達である。千年を生きた菩薩や阿羅漢のように、天地より氣を得られるまでに修練を積み、己の内なる魄と調和し、仙道や解脱を通してダルマの道を極め、人を超えて輪廻の輪に戻ることこそ彼らの進む道だ。
ハウル・オヴ・ザ・デビル・タイガー (Howl of the Devil Tiger, 妖虎の咆哮)
鬼人が奉じる火行、妖虎咆哮のダルマ。己の暗黒面をも鍛え、行動することを良しとする。
パス・オヴ・ア・サウザンド・ウィスパーズ (Path of a Thousand Whispers, 千の囁きの道)
鬼人が奉じる土行、千声大道のダルマ。中道の道を歩む。
ウェイ・オヴ・ザ・レスプレンデント・クレーン (Way of The Resplendent Crane, 光輝の鶴の道)
鬼人が奉じる水行、天鶴補完のダルマ。徳と伝統、法を重んじる。
ザ・ソング・オヴ・ザ・シャドウ (The Song of the Shadow, 影の歌)
鬼人が奉じる金行、影歌蕭々のダルマ。生者と死者の間を繋ぐ。
ザ・ダンス・オヴ・ザ・スラッシング・ドラゴン (The Dance of the Thrashing Dragon, のたうつ龍の舞い)
鬼人が奉じる木行、暴龍乱舞のダルマ。生命を尊ぶ。ダルマは他にもいくつかある。
ダンピール (Dhampyr)
生者と死者の両方の世界に属する闇の子ら。鬼人の両親、もしくは鬼人と人間の間に生まれた子をこう呼ぶ。彼らの寿命は100〜300年に渡り、老いず、鬼人には劣るが様々な力を持っている。第14、15世代の血族もダンピールに似た特徴を持っている。語源は東欧の吸血鬼伝説であり、白狼神が敬意を表している日本の作品であるかもしれない。
禁人 (Kin-jinn)
東洋の鬼人たちが西洋の吸血鬼を呼び習わす語。すなわち、カインの子たるキンドレッドのこと。カイン人(Cainite)がなまった語とも考えられる。
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