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月夜の濁り酒



神田明神下の天野屋さんで生麹を買ってきて、
濁酒を造りました。

飲んだときに、
舌に少し炭酸の刺激があるように、発酵を完全に終えていない段階で
絞って瓶詰めして打栓しました。

銀河高原ビールの青い瓶に瓶詰めしてしばらく置くと
澱が底に沈んでいって、
まるで、いつか写真で見た「静かな海」と名付けられた月の表面のように見え
その上の澄んだお酒に瓶の青さが透けて
「青い月夜」と言う言葉をイメージしたので
「月夜」と命名しました。
最初は「あぶく」と名付けようと思ってたんです。

98年晩夏仕込み
濁酒
 月夜
野兎屋酒店謹製

こう書いたラベルを貼っています。
野兎屋酒店とは、架空の小さなお酒屋さん。
今年は、リンゴ酒も仕込むので、
私の小さなキッチンは、
またしばらく野兎屋酒店さんに変身します。

林檎酒はなんて命名しようかな。
こんなことをして遊んでいます。

(`98.10.2)

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