ハワイ旅行日記>1日目
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第3章:ハワイでお買い物!
●2000年2月26日(土)
(日付変更線を通過)
(ここからハワイ時間)
5:30(日本時間:24:30)  うとうとと眠っていると、いつの間にか、機内食の時間。え、もう?と思いながら、出されてきたのはハムとチーズの入ったクロワッサン・サンド。オレンジジュースとヨーグルトがついて、まさにアメリカンな感じですな。

6:50 そうこうしているうちに、眼下に、ハワイの島々が見えてきたかと思うと、程なく、予定よりもかなり早くホノルルに着きます。ハワイ! ようやく、やっとこさ、うんと遠回りをして、来たんだぞ|と思うと、感激もひとしおです。(^^; 飛行機を降り、ウィキウィキバスというもので、メインターミナルへ向かい、いざ、入国審査… と、ずらぁ〜っと並ぶ日本人の行列。なんじゃ、こりゃ、ここはどこ?ってな感じで、ちょっと辟易… 1時間くらいかけて、ようやくにして、審査を終えて、荷物を受取り、旅行会社の送迎バスに乗り込み、旅行会社のプラザへ向かいます。ホノルル市内へ向かうバスの車窓から見える風景は、まさに南国という感じで、何か、うきうきとしてきます。

アロハタワー

9:00 アロハ・タワー・マーケット・プレイスの中にある、旅行会社のプラザに到着。ここで、滞在中のオリエンテーションを受けます。今回の旅行は、航空券と宿泊を旅行会社の方で手配し、その他の、滞在中の過ごし方等については、自分達で、オプショナル・ツアーを選んで、自由に組み立てていく、という形式のものなのです。到着して、すぐに、アロハ・タワーをバックに、何やら怪しげな(?)王様の格好をしたモデルさんと記念写真を撮ります。そして、プラザの方へ。必要な事務連絡等を受けて、オプショナル・ツアーの申込等の手続きを済ませると、あとは、もう、自由の身。さぁ、ホノルルの街に繰り出そう!というところです。が、その前に、ちょっと、プラザの中をぶらりとして、お土産を物色。チョコレートや、ビーフジャーキー等、試食して選べるので、つい、たくさん試食させてもらいながら、早速に、土産の検討。で、これが美味しかったので、即、購入。受取りは、帰りの空港で、ということになっており、滞在中の荷物が増えるのを心配する必要もなく、気楽に旅行を楽しむことができます。さ、では、出かけてみますか。

                   これがアロハ・タワー →

 まずは、このアロハ・タワー・マーケット・プレイスをぶらりと見て回ることにします。いろいろとお土産屋さん等が入っていて、見ているだけでも楽しいものです。アロハ・タワーも、うすいグリーンの色の屋根で、周りのマーケットの建物も、同じ色を基調にしていて、何となくモロッコでのモスクの風景を思い出しながら、歩いていきます。からりと晴れ渡った青い空に、さぁっと吹き抜ける潮風がとても気持ち良いです。暑い、というよりは、暖かで心地好い気候ですね。すっかり、気分も緩んできます。

アロハタワーマーケットプレイスの彫刻

アロハ・タワー・マーケット・プレイスで見つけた彫刻

 歩いていると、ふと、妻がマグネットを売っている店を発見、入ってみます。壁にずらりと様々なマグネットが貼り付けられており、なかなか壮観な眺めです。ハワイらしいもの(イルカとかクジラとか…)を型取ったようなものばかりで、これも可愛い、あれも可愛い、と目移りしてしまいます。しばし、悩んだ後、お気に入りのものを数個、買い求めたのでした。その次にやってきたのは、ウクレレ専門店の「The Hawaiian Ukulele」さん。やはり、ハワイと言えば、何をおいても、ウクレレでしょう。私自身、ずっと以前から、ウクレレ又はギタレレ等にちょっと興味をもっていたので、ぜひ、今回の旅行では、ウクレレも見て回りたい、と思っていたのです。そのウクレレ専門店を、早速に見つけることができたとなれば、これは入らない訳にもいかないでしょう。お店の中に入っていくと、店長さんが、親しげに日本語で話しかけてきます。で、全くの初心者にはどんな楽器がいいのか、というようなことを聴くと、これがいいよ、と一つのウクレレを差し出してきます。弾いてみてください、と言われ、弾き方が分からへん、と言うと、何と、その場で、ウクレレのミニミニレッスンの開講であります。楽器の抱え方から、ごく簡単なコード3つの押さえ方まで教わり、私も妻と一緒に、ぽろんと弾いてみます。音が鳴ると、何か嬉しいものですね。続いて、店長さん。この楽器はこうで、こちらはこうで、と、いろいろな楽器を取り変えて出してきてくれます。スタンダードから、コンサート・タイプのものまで、う〜む、こんなに数があると、分からないぞ… でも、ちょっと値段が… 全くの初心者の私にも、懇切丁寧に教えてくださった店長さんにお礼を言うて、また検討してきます、と店を後にするのでした。う〜む、どれにするか、悩ましいものです。(^^;

11:00 お腹もすいてきたので、昼食。同じくアロハ・タワー・マーケット・プレイスの中の「Don Ho's Island Grill」さんに入ります。このアロハ・タワーの辺りって、ちょうど港湾施設が広がっているところなのですね。いわば、ベイ・エリアなわけで、マーケット・プレイスは、その港と海を一望できるところにあるのです。この「Don Ho's…」さんも、そういう眺めのよいところで、港の美しい風景を眺めながら、食事を楽しむことができます。(その風景や雰囲気は、ちょうど、神戸で言えば、ハーバーランドのモザイクのようなものですな。)店に入り、むっちゃスタイルの良い(!)ウェイトレスさんに案内されて席に着き、さ、ハワイで最初の食事です。メニューは、サラダとメインのサンドイッチ。妻はチーズバーガーを、私は魚フィレサンドを注文したのですが、これがごっついでかい! こんなん、どうやって食べるの?ってくらいの大きさに、思わず面食らってしまいます。味はとても美味しいのですが、そのボリュームに圧倒されそうです。で、まだ食べられる…と思うのですが、どうも、お腹の方が、先のモロッコ旅行での下痢事件のことを思い出してきて、もう止めておけ、と脳に命じてくるのです。食べたいと思いながらも、身体の方がちょっと拒絶反応を示しているような。で、ちょっともったいないのですが、少し残してしまったのでした。いやはや、お腹は正直なものです。(^^;)(でも、デザートのアイスはしっかりと食べましたぞ…)

南国らしい風景

いかにも南国という感じの風景ですね

 昼食後、アロハ・タワーからトロリーバスに乗り込んで、ホノルル市街へと向かいます。このトロリーバスは、公共交通機関としてのものもあるのですが、今回、私達が利用するのは、旅行会社でチャーターしているものです。何回でも乗り放題というのですから、これは乗らなくちゃ損です。バスは、車両の真ん中の部分以外には窓ガラスがなく、外の風景を見渡せるよう、オープンな作りになっています。ガタ、ゴト、と揺られながら、道を行くと、いろんなものが目に入ってきます。島の中央部にそびえる山々に、その山の上の方にまで広がる住宅街、ぽつんぽつんとそびえる高層アパート等々、どこか神戸の街にも似ているようで、より親しみがわいてきます。途中、アメリカで随一の規模を誇るパソコンショップの「Comp USA」のお店があったのには、おぉ!と思いましたが、残念ながら、今回は行く予定はないので、そのまま素通りです。アメリカ本場の”iBook”や”iMac”なんてのも見たかったものですねぇ…(>_<)

Comp USA

これが”Comp USA”だ!

13:20 ホテルに到着。今回の旅行でお世話になるのは、「Waikiki Parc Hotel」さんです。ビーチに近いところにあり、小じんまりとして奇麗なホテルです。チェックインをして、部屋に入ると、…何と、太平洋が見渡せます。ちょうど、ホテルの前に建つ、このホテルの姉妹ホテルの、名門「Halekulani」さんや、「Sheraton Waikiki」さんがちょっと邪魔なのですが、透き通った青色の海が、向こうに見渡せるのです。この美しい風景を見ていると、ますます、ハワイに来たんだ!という実感が湧いてきます。

ホテルからの眺め

ホテルから海を眺める

14:30 ホテルを出て、市街を見に行きます。ホテルを出て、北に向かい、カラカウア通りに出て、目に入ってくるのが、「Louis Vuiton」のお店。妻の大好きなブランドです。これは見なくては、と中に入っていきます。可愛らしいデザインの製品がずらりと並べられていて、好きな人にはたまらないのでしょうね。バッグや財布、名刺入れ等々、いろいろとそろっています。一通り、見てまわり、妻は、前から欲しいと思っていた、カードケースをGET。赤色の、なかなか可愛らしいものです。他に、見ていて、私の興味をひいたのは、何と、今やPDAの代表的な存在となった”Work Pad”のケースがあったこと。スリムなサイズの”Work Pad 3c”用のものでしょうか、すらっとしたデザインで、とってもお洒落です。スタイラスを差しておくためのベルトも付いていて、使いやすそうですね。男性でも使えそうな黒の色がしぶくていいですね。もし、私が”Work Pad 3c”を持っていたら、買ってしまったかもしれませんね…(私が使っている、旧機種の”Palm Pilot Professional”用のケースもあったら、絶対に衝動買いしてしまったかも…^^;)

 それにしても、お店の雰囲気は落ち着いた感じなのですが、ここに来ているお客って、日本人ばかりなんですね。見ていると、日本の若い女性の姿ばかりが目につきます。店員さんも日本の方で、ふと、一体、ここはどこの国?と思うのは、私だけでしょうか…

Da Ukulele
いろいろとお世話になりました、”Da Ukulele”さん

 次に、またウクレレ屋さんに行きます。「Louis Vuiton」のお店からちょっと北にあがったところの、DFSのちょうど向かいにある、「Da Ukulele」さんです。小さなおもちゃのようなものから、本格的なものまで、それも、スタンダードはもちろん、コンサートにテノール、バリトンまでそろっているという、かなり本格的なお店です。店内に入って行くと、やはり、午前中のお店と同様、声をかけられますが、こちらは、日本人の方がスタッフをしてはるのですね。思いっきり日本語で会話をすることができます。先程と同様、初心者なんですけど…と言うて、いろいろと楽器を触らせてもらいます。で、弾いてみて、何となく、スタンダードよりもコンサートタイプのものの方が弾きやすいように感じるのです。こっちの方ってビギナーでもできますかねぇ、と聞いてみると、全然、問題はないとのこと。コンサートタイプの方が、フレットの幅が広い分、弾きやすいし、もし、ソロをするのなら、コンサートの方が絶対にいいから、もし、最初、スタンダードを買って、その後、ソロもしたい、と言うて、コンサートに買い替えるというのなら、初めからコンサート、というのも手でしょう、と親切に教えてくれます。で、コンサートタイプのウクレレ、お薦めと言うて2つほど、見せてもらいました。1つは普通のタイプのもので、表面も美しくツヤが出ているもの、もう1つは、パイナップル型のもので、ネックの部分がちょっと短いもの。ふ〜む、買うか買うまいか、買うならどっちにするか、妻とお財布とに相談します。欲しいんなら、買えば? という妻の言葉に、ぐっと来て、言うてしまいました、こっちをください、と。(^^; 395ドルのものなのですが、400ドル以上ならケースもプレゼントしてるんですけどねぇ、というスタッフの言葉に、妻が、たった5ドルの差なんですから、何とかなりません? と言うと、じゃぁ、これもおまけしましょう、と、しっかりしたケースをつけてくれたのです。買えば50ドルくらいするものなんだそうですが、それを、無料でせしめた妻に、感謝、感謝です。この他に、予備の弦と教則ビデオとをつけて、一式、買うてしまいました。全てで、500ドル弱。いやはや、いいお買い物になりました。

 購入後、その場で、スタッフの方が、ごく基本的なことを教えてあげる、と言うて、始まりました、ウクレレ・ミニレッスン。C、G7、Fのコードを教えてもらい、「Happy Birthday」を弾くことになります。妻も小さいスタンダードのを借りて、一緒にレッスンしてもらいましたが、コードを移動するのが、なかなか難しくて、ちょっと一苦労です。それに、指の番号が、ピアノと違って、人差指から1、2…とふられるのも、ちょっと戸惑うところです。妻共々、さんざんに苦労しながら、ようやくに、何とか、1曲、通せるようになったのでした。じゃ、今日のも復習しておいて、後は、また頑張ってください、とスタッフの方に言われて、レッスンは終わり。ありがとうございましたとお礼を言いながら、お店を後にするのでした。でも、ウクレレ、頑張るぞ!(^o^)

Da Ukuleleで買ったウクレレ

これが、今回GETしたウクレレだ!

 と、ウクレレでちょっと長居をしてしまいましたが、次に、「Duty Free Shop」(DFS)に入ることにします。数々の免税品が、所狭しと並んでいます。いろいろなブランドものもたくさんあり、これまた、好きな人にはたまらないところでしょう。見てまわるだけでも、結構、時間がかかります。どれもこれも皆、可愛らしくて、欲しい!というところですが、そんな中から、さんざん見て回った後、妻は1つ、可愛らしいポーチをGETしました。旅行の時とかに使うのかな… ただ、ここの商品は、この場では受け取れず、帰国の時に、空港の搭乗口で引き取ることになるのだそうです。ホテルに持って帰れないのが、ちょっと残念…かな。

 外はまだまだ明るいのですが、時計を見ると、そろそろ6時くらい、という時間になりましたので、そろそろ、ホテルへ帰ることにしましょう。そして、その帰途、「ABCストア」に寄ります。あちこちにあるのですね、この「ABCストア」って。日本で言えば、ローソンやセブン・イレブン等のコンビニエンスストアみたいなもの、と思うていたのですが、なかなかどうして、生活用品から土産品まで、実に多くの品をそろえているんですね。たまたま入った、ホテルの近くのお店は、お店自体も結構、広くて、サンドイッチやお酒の類から、アロハや土産用のウクレレまで、ほんと、観光客が必要とするものの殆どがそろっています。見ているだけでも、全然、飽きません。で、今日は、ここで夕食になるものを買って帰ることにします。あまり、お腹も減っていないから、軽いものでいいか、ということで、サンドイッチに缶ビール、です。せっかくハワイに来ているのだから、どこかに食べに出かけてもいいとは思うのですが、経験上、あまり食べ過ぎるのもよくないので(^^;、簡単にすませることにします。

18:00 ホテルへ帰ってきます。部屋のドアに、カード式のキーを入れて、ノブを引くと… 開かないんです、これが。え? ともう1回、また1回、何度やってみても、だめ。え〜、何で開かないのよぉ、せっかく、テラスで、サンセットを眺めながら夕食にしようと思っていたのにぃ、と妻と言いながら、とりあえず、フロントへ行き、事情を説明します。ドアが開かへんのですけど…と、言うと、ランプがどないになっているか、と聞いてくるので、緑と赤が点滅している、と答え、日本語のできるマネージャーの方が、では、これから見にいきますので、と言うてくださいます。で、担当のマネージャーの方と一緒に部屋へ行き、彼がトライしますが、…ドアはやはり、ぴくりともしません。彼もマスターキーとかで何とか開けようとしているのですが、なかなかこれが開いてくれません。困った顔をして、再び、マネージャーさんと共にフロントへ。マネージャーさんが現状を報告し、では、鍵そのものを取りかえるしかない、と、再び、日本語の話せるマネージャーさんが説明してくださいます。そして、取り変えが済むまでの間、別の部屋で待つように言われます。ただし、取り変えにどれだけの時間がかかるかは分からない、と言われ、ちょっと不安… 細々としたものなんて、全部、元の部屋の中のスーツケースの中に入っているわけですから、もし、万一、今日中に取り変えができなかった場合、お風呂にも入れない、ということにもなりかねません。ん〜、何とか、早く直してくれぇ、と思いながら、とりあえずは、指定された部屋の方へ移ることにします。そして、移動しようとしたその時、日本語のできるマネージャーさんが、本日のことは完全に自分達の落ち度であるから、おわびに、ホテルの中のビュッフェ・レストランのディナーにご招待したい、と言うてくださいます。そこまでしてくれなくても…と、ちょっと思ったのですが、責任の所在をきちんと明確にし、償うべきものは、きちんと償う、という、アメリカ式の責任体系というものを垣間見たような気がします。で、お言葉に甘えることにして、予定のない明後日のディナーに、ということで、ご招待に預ることとなりました。アンラッキーの中のラッキーというものですね。食事代も1回分、浮いたし。(^^;v

 待つのに指定された部屋は10階。本来の私達の部屋は12階。低くなった分、ちょっと眺めも悪くなり、ちょっとご機嫌斜め状態。でも、あんな風にご招待を、と言うて誠意を示してくれたのだから、きっとすぐに直してくれるだろう、と期待しながら、新しい部屋で待ちます。ぼぉっとしていても仕方ないから、メシにでもしようか、と、先程、ABCストアで買ってきたビールを空けて、サンドイッチをつまみ始めます。外もすっかり暗くなり、海も見えなくなっちゃったね、とがっかり… でも、よく見てみると、海岸の外側に、ちょうど、珊瑚礁でもあるのでしょうか、そこで、一度、白波が立つのです。そして、その白波が消えて、再び、海岸に着く時にまた白波を立てる… 何となく、不思議な感じもするのですが、その白波が、暗闇の中にもはっきりと浮かび上がり、何とも幻想的な雰囲気を出しています。見ていて、飽きないな…と、妻と2人で、ぼぉっと海を眺めているのでした。

 と、その時、ドアをノックする音が。慌てて出てみると、先程の担当マネージャーさんが立っていて、ドアが直ったから、上がってくるように、と言われます。夕食の途中だけに、恥ずかしい気もするのですが、食べていたものをくるんで、エレベーターで、12階へ。自分達の部屋の前にきて、キーを入れてみると、…すんなりと開きました! ぱっと開いたドアを見て、やったぁ、と喜び、マネージャーさんにありがとう、と感謝します。彼も嬉しそうにして、じゃぁ、これで、と去っていきます。う〜む、さすがですねぇ。恐らく、すぐに的確な指示が出されて、極めて迅速に取り変えの工事が行われたのでしょう。やはり、きっちりとスジを通す、アメリカなんだなぁ、と感心するのでした。

23:00 入浴を済ませて、就寝。実際上、丸2日分あった、長ぁい一日はようやくにして、終ったのでした。それにしても、いろいろありましたなぁ。

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