らいぶらりぃ
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天宮遥ピアノリサイタル

●日 時2001年12月14日(金)19時開演
●会 場神戸新聞松方ホール
●出 演ピアノ:天宮遥
●曲 目シェリーに口づけを
When You Wish Upon A Star
Moon River
Jumping Wind
天宮遥/ひまわり
    Christmas For You
White Christmas
Over The Rainbow
いつも何度でも
天宮遥/Dear Cloud
    Mother
    Smile
You've Got A Friedn
ScaborouFair
Hear Comes The Sun
Get Back
天宮遥/いずみ
(アンコール)
Let It Be〜Dear Cloud

 現在はKiss-FMでDJとしても活躍されている天宮さんのリサイタルに、久しぶりに行ってきました。今年で5回目ということですが、私が前に行ったのは1回目と2回目。3年ぶりということになります。その間、彼女にもいろいろとあったようですが、つい先日にはマキシングルCDをリリースされて、ますます活躍の場を広げていることは、何とも嬉しいことです。

 さて、演奏の方は、いつもどおり、映画音楽や昔懐かしのオールディーズを集めてのものです。いきなり最初から、マイクを持って、歌いながら登場されてきたのには、びっくりしましたが(会場の他のお客さんも、あっけにとられていたようでしたが…)、今や歌手としても活躍されているのですね。まさに、歌って踊る、じゃなくて、作曲するピアニスト、という感じです。なかなか奇麗な声は、聴いていてもほっと安堵感を与えてくれます。特に、CDにも収録されているオリジナルの曲、「Dear Cloud」や「Christmas For You」などは、しっとりとした情感あふれる曲で、透明感のある声がとても印象的です。また、次のCDに収録されるという「いずみ」も奇麗な曲ですね。その美しい音色は、まさに、最近流行の”ヒーリング”にふさわしいものなのでしょうね。(個人的にはこの言葉は余り好きじゃないんですが。)

 また、他にもおぉ、と思ったのは、例えば「いつも何度でも」。言うまでもなく、今年大ヒットした「千と千尋の神隠し」のテーマ曲ですね。原曲は盾琴の弾き語りの曲ですが、これをピアノ用にアレンジしての弾き語りです。ただ、原曲から普通に音を拾ってくると、単純な3拍子を刻むだけになってしまうと思うのですが、これをアルペジオに展開させて、ピアノならではのサウンドに仕立てているのが、見事です。こういう手があったのか、と思い知らされたような気がします。(今度、私もやってみよう…)

 CDの方も順調に売れて、これからもどんどんと活躍していってほしいなと思うのでありました。