らいぶらりぃ
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ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団

●日 時1997年1月8日(水)18時30分開演
●会 場神戸文化ホール・大ホール
●出 演アルフレッド・エシュベ指揮ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
●曲 目J.シュトラウス二世/喜歌劇「こうもり」序曲
J.シュトラウス二世/ポルカ「電磁気のポルカ」Op.110
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ・シュネル「騎手」Op.278
J.シュトラウス二世/ワルツ「メフィストの地獄の叫び」Op.101
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ・マズルカ「女心」Op.166
J.シュトラウス二世/ポルカ・シュネル「恋と踊りのときめき」Op.393
J.シュトラウス二世/ワルツ「春の声」Op.410
J.シュトラウス二世/ポルカ「狂乱のポルカ」Op.260
J.シュトラウス二世/喜歌劇「ローマの謝肉祭」序曲
J.シュトラウス二世/ポルカ・フランセーズ「田舎のポルカ」Op.276
J.シュトラウス二世/ワルツ「朝刊」Op.279
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス合作/ポルカ「ピッツィカート・ポルカ」
J.シュトラウス二世/ギャロップ「常動曲」Op.257
J.シュトラウス二世/ポルカ「爆発ポルカ」Op.43
J.シュトラウス二世/ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314

 先週のフォルクス・オーパー交響楽団に続いてのウィンナ・ワルツ、どっちが いいとか、そんなことは抜きにして、楽しめました。ただ、編成はこっちの方が ちょっと小さいかな、という感じでした。

 何よりもすごかったのは、パーカッション。ティンパニは一人、ついているの ですが、それ以外の小物等は全部、一人でやってしまわれるんです。スネアにグ ロッケン、バス・ドラにクラッシュ・シンバル、その他、ピストル等々… 一番 後ろで愛敬をふりまきながらの名人芸(?)には、ほんと、感心しました。

 指揮者のエシュベさんもなかなかお茶目で、「シンネン、オメデトウ!」と挨 拶をしたり、アンコールの「シャンペン・ポルカ」では、グラスを持って来させ たり、「ラデツキー行進曲」では、途中、行進しながら、客席へ入ってしまい、 観客と一緒に手を叩いていたり、してはりました。

 演奏の全体的な印象ですが、金管があまり出てこないような気がしました。と いうより、そういう演奏にしてはるのでしょうね。他の演奏で聴くと、トラン ペットなんかがかぁ〜ん!と出てくるようなところでも、あまり前に出てこない で、ほんまに曲を盛り上げるだけの役割、という感じでした。そして、それがお 洒落に聴こえるのです。これが伝統の響きというものかぁ! と聴き入っていま した。(^^;)

 新年始まっての2週間で、いい演奏を2回も聴かせていただいて、今年もいい 年になりますように、といったところです。(^^;;)