らいぶらりぃ
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神戸バッハ・カンタータ・アンサンブル第14回演奏会

●日 時1997年1月18日(土)18時開演
●会 場神戸新聞松方ホール
●出 演李善銘指揮神戸バッハ・カンタータ・アンサンブル
●曲 目G.F.ヘンデル/合奏協奏曲ト長調Op.6-1
J.S.バッハ/教会カンタータ第46番
「考え見よ、われを襲いしこの痛みに」
J.S.バッハ/教会カンタータ第137番
「主を頌めまつれ、力つよき栄光の王をば」
J.S.バッハ/教会カンタータ第140番
「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」

 「神戸バッハ・アンサンブル・カンタータ」というのは、神戸のアマチュアの バッハの演奏団体です。「バッハの」と書いたのは、合唱団とオーケストラ(小 編成)とが一体となって活動しているため、合唱団ともオーケストラとも書けな いからです。震災の後も、2月から活動を再開され、その年の9月には倉敷へ演 奏旅行にも行かれています。ひとつのテーマ(バッハのカンタータ)を追究して いこうというその姿勢は、素晴しいものだと思います。

 最初のヘンデルはなかなかの演奏でした。Vn×2+Vc+Cem.という編 成で、それがしっかりとまとまっていました。チェンバロ奏者が知り合いの方 だったので、贔屓目に聴いているのかもしれませんが。(^^;)

 で、合唱が加わってのカンタータですが、まあ、よくこれだけの曲を歌うな あ、というのが正直なところの感想。バッハを歌うんだという思いみたいなもの はよく伝わってきた演奏だったと思います。細かいことを言い出すときりがない のですが(声のこと、発音のこと等々)、あれでもっとベースの音が聞こえた ら、なお、いい演奏になったのではないかと思います。(最近はどこ聴きに行っ ても、ベースが聴こえないように思うのは、気のせいかな?) また、ソプラノ の独唱(アリア)は安定した声で、とってもよかったです。(って、お名前を見 たら、団員に入っている、プロの方でした。(団員さんはアマとプロと両方、い らっしゃるようです))

 毎度、聴きに行っている、バッハ・コレギウム.ジャパンと比較するというの は、酷なもの。熱心に取り組んではる、その姿勢に拍手を送りたいと思います。 で、次回は何と、ロ短調ミサに取り組むとのこと。ぜひ、また行けたら、と思っ ています。