らいぶらりぃ | |||||
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●日 時 | 1997年1月24日(金)19時開演 |
●会 場 | シンフォニーホール |
●出 演 | オルフェウス室内管弦楽団 |
●曲 目 | ベートーヴェン/コリオラン序曲Op.62 |
ヴェルディ/シンフォニアホ短調(原曲:弦楽四重奏曲) | |
モーツァルト/交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551 | |
(アンコール) | |
シューベルト/ロザムンデより 第9曲バレエ音楽ト長調 | |
ロッシーニ/「アルジェのイタリア女」序曲 | |
エルガー/愛の挨拶 |
オルフェウスって、CDとかで聴いたことはあったのですが、生で聴くのは今
回が初めてだったのです。生で聴くと、そのすごさというものがよく分かります
ね。 何がすごいって、指揮者なしで、あれだけ精密に創り上げられたアンサンブル ができるということ。変な言い方かもしれませんが、下手な指揮者なんかいらな い、というのことを、そのまま実現しているような、そんな感じがしました。そ れに、舞台の上の緊張感がそのまま客席にも伝わってくることが、また、演奏会 全体をとっても引き締まったものにしているようにも思いました。ブレスの音も しっかり聞こえてきますし、聴く方もつい、緊張してしまいます。(^^;) で、コリオランの頭から、もう、ぞくっと来るものがありました。和音なんか にしても、とってもひきしまった音をしていますし、休符の処理も、かっちりそ ろってはるのが、あたりまえと言えば、そうなのかもしれませんが、おぉ!と感 心した点でした。 ヴェルディの曲は、初めて聴いたのですが、へえ、ヴェルディって、こんな曲 も書いたんだぁ、という感じ。いかにもヴェルディらしい、奇麗なメロディーの 曲ですね。3楽章のトロンボーンのソロがとっても奇麗で、感動しました。ま た、2楽章の中で、ホルンがおや?というような音を出してはったのが、ちょっ とだけ残念でした。(^^;) お目当てはやはり、モーツァルト。コンマスのお姉さん(前半とは交替しては るのです)の動きの何と激しいこと。体を思いっきり動かして、音楽を表現して はるのには、圧倒されました。お姿だけ見ていると、まるでベートーヴェンがロ マン派の曲を演奏してはるかのような感じなのです。ここまで情熱的なジュピ ターは、他には聴いたことがないですね。いやぁ、堪能しました。(^^) アンコールに入る時に、ヴィオラ奏者の方がアンコールの紹介をされました が、「オオキニ!」って、関西弁で挨拶しはったのが、受けてました。(^^) 日本 語がとっても上手でした。こんなサービスがあると、嬉しくなります。 プログラムを見ると、もう一つのプログラムは、ハイドンの「マリア・テレジ ア」に、Vcのミッシャ・マイスキーを迎えてのチャイコ、シューベルト(マー ラー編)の死と乙女。こっちの方も聴いてみたいな、と思ってしまいます…(^^;) |