らいぶらりぃ
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大阪シンフォニカー第51回定期演奏会

●日 時1997年1月27日(月)19時開演
●会 場シンフォニーホール
●出 演牧村邦彦指揮大阪シンフォニカー
チェロ:河野文昭
●曲 目ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」Op.92
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ドヴォルザーク/交響曲第7番二短調Op.70
(アンコール)
ドヴォルザーク/スラブ舞曲第6番

 大阪シンフォニカーさんの定期って、行ったことなかったんです。それで、これでは いかんと思いたち、ドヴォルザークにひかれて、行ってきました。(^^;)

 「謝肉祭」は、最初、弦、特にVnの音があまり響いてこないな、という感じ がしたのです。が、曲が進むにつれて、だんだんと音が馴染んでくるというか、 聴こえてくるようになりました。そして、それが、じわじわっとした盛り上げ方 になって、最後は、とっても燃えました。金管の音がまた、大音量でぐわ〜んと 鳴るから、なおさらです。おっ、今夜もなかなかいいんじゃないの、と期待させ てくれます。

 チェロ協奏曲、河野さんのチェロはいいですねぇ。どこか知的な感じを漂わせ ながら、表情豊かに歌ってはって。ただ、オケの方のアラが耳についてしまいま した。Hrも、1楽章のソロはとってもうまく歌っていたのですが、それ以外の 部分で、音がちょっと浮いたり、木管がTuttiで入るところが、ちょっとぶれた り。でも、音楽全体のつくり方は、メリハリのきいたものになっていて、良かっ たと思います。

交響曲第7番は、もう、最高でした。確かにアラは分かるのですが、そんな細 かいことを指摘する前に、とにかく、ダイナミクスの付け方、表情のよさ、何を やりたいのかがこちらに伝わってくる演奏に、ただ圧倒されました。Vcの副首 席の方がまた、体を思いっきり動かしながら演奏してはってて、その情熱という ものが伝わってくるのです。指揮の牧村さんも、指揮台の上で、思いっきり体を かがめたり、踊ってみたり、いや、視覚的にも、とっても楽しめました(?)。 難点を言えば、Vnの特に高音が、ちょっと線の固い音になっているようだった こと。2楽章や3楽章なんかでも、結構、高いところで、きれいに鳴らすところ があるのですが、もうちょっと音がやんわりとして、全体を包み込むようであれ ばなぁ、なんて思ったりしました。また、Hrの音がちょっと不安定かしら。協 奏曲では素晴しいソロを聴かせてくれたのですが、やはり、所々、音が浮きます ね。あと、Flで、何か息が漏れているような音がしたのも、ちょっと。特に吹 き出しのところ、ぴぃ〜って鳴って、すんなりと最初の音が出てこないような。 ま、注文を付け始めると、キリがないので、これくらいにしておきますが、そう いう細かな部分で、技術をさらに磨いていったら、さらに素晴しいオーケストラ になるのではないでしょうか。

 数少ない、在阪オケですもんね。もっともっと実力をつけてもらって、大阪、 関西が世界に誇るオーケストラのひとつになってもらいたいと思っています。久 しぶりに聴いて、改めて、そういう期待を抱かせてくれました。