らいぶらりぃ | |||||
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●日 時 | 1997年4月26日()15時開演 |
●会 場 | 神戸松蔭女子学院大学チャペル |
●出 演 | オルガン:長谷川美保 |
●曲 目 | ゲオルク・ムファット/トッカータ第7番 |
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ/ 右手2声のソプラノによる第2旋法のティエント | |
マティアス・ヴェックマン/マニフィカト第2旋法 | |
ディートリッヒ・ブクステフーデ/トッカータヘ調 | |
J.S.バッハ/トッカータとフーガヘ長調BMW540 | |
J.S.バッハ/「いと高き所には神にのみ栄光あれ」BMW664 | |
J.S.バッハ/「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BMW659 | |
J.S.バッハ/トリオソナタ第4番ホ短調BMW528 | |
J.S.バッハ/プレリュードとフーガ変ホ長調BMW552 |
松蔭のチャペルのオルガンって、単独で聴くのは初めてなんです。構造上、オ
ルガンが祭壇に向かって後ろの方に置いてあるので、聴く人たちは、後ろから音
が聴こえてくる、という体験をすることになります。慣れるまで、ちょっと戸
惑ってしまいました。(^^;) でも、チャペルで聴くだけのことはあって、よい響
きですね。ぽわ〜んとした感じで音が響くので、心地よくなってきます。 プログラムの前半はバッハに至るまでのいろいろな作曲家の作品。ブクステ フーデくらいしか名前は知らなかったのですが、どの作品も、バッハとは明らか に違うのですが、いかにもバロックらしい雰囲気を持つ曲でした。ブクステフー デのトッカータの細かいパッセージなんか、圧巻でしたね。 後半はバッハの曲。バッハらしいしっかりした構成美に聴きほれました。演奏 を聴いていて、ふと、思ったのは、フーガなんかでテーマが次々と出てくるよう なところで、後続のテーマの入りがちょっとだけ聴きづらかったかな… という こと。他の声部が細かく動いている中で、テーマをはっきり出すのも大変なのか もしれませんが、ちょっと、?という気はしました。(まぁ、オルガンのことは 詳しくは知らないので、偉そうなことは言えないのですが。) お客さんは少なかったのですが、なかなか内容のある、素敵な演奏会だったと 思います。 |