らいぶらりぃ | |||||
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●日 時 | 1997年5月31日(土)15時開演 |
●会 場 | 神戸学院大学メモリアルホール |
●出 演 | 沼尻竜典指揮大阪フィルハーモニー交響楽団 |
オーボエ:浅川和宏 | |
ホルン:猶井正幸 | |
●曲 目 | モーツァルト/ピアノと管弦楽のためのロンド二長調K.382 |
モーツァルト/オーボエ協奏曲ハ長調K.314 | |
モーツァルト/ホルン協奏曲第3番変ホ長調k.447 | |
モーツァルト/交響曲第41番ハ長調k.551「ジュピター」 |
私立の大学である神戸学院大学が、地域に根付いた大学を目指して、毎年、春
と秋に「グリーンフェスティバル」と銘うって、メセナのようなものをしてはる
のです。今年も、その季節がやってきました。行ってきたのは、今年第2弾だっ
たのですが、他にも、チェロの長谷川陽子さんや、ヴァイオリンの矢部達哉さ
ん!など、多彩な出演者による演奏会を予定してはるようです。(私は、どっち
も、仕事で行けない… ;_;) で、今日は、大フィルさんの演奏会。沼尻さんは、1990年のブザンソン優勝 者でしたね。(最近、阪さんばっかり追っかけてるから、印象が薄くなっていた …ごめんなさい)最初のロンドは、その沼尻さんがピアノを弾きながら指揮をす るというもの。ピアノがセンターにどぉーんと置いてあって、向こうを向いて、 客に背を向ける格好で、弾きながら指揮をするというスタイルが、何か、目新し かったです。 続いて、コンチェルトが2つ。ソリストは、2人とも大フィルの首席奏者です が、さすが、ですね。猶井さんのホルンなんか、とっても奇麗で、ホルンの持つ 響きというものを、改めて知ったような気がします。 でも、やっぱり、大フィルなんですね。別に何が不満ということもないのです が、一昨日の「魔笛」で聴いた新日フィルの響きとは違って、いつもの聴き慣れ た、べたっとしたモーツァルトなんですね。こういうもんなんでしょうね… 「ジュピター」もなかなかの熱演だったと思います。決して、上品だと言い切 れるような音ではないように思うのですが(ごめんなさい)、太い線の音で、味 のあるモーツァルトでした。特に凝った解釈とかがあるのでもなく、無難な演奏 ではありましたけど。(^^;) こういう、地域に根付いた演奏会というものが、もっと、増えてくれれば なぁ、と思います。
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