らいぶらりぃ
PrevNextto the Index

大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団第25回定期演奏会

●日 時1997年6月15日(日)18時30分開演
●会 場いずみホール
●出 演当間修一指揮大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団
アンサンブル・シュッツ
オルガン:松原晴美
●曲 目アルヴォ・ペルト/カントゥス〜ベンジャミン・ブリテンの追悼〜
ブリテン/前奏曲とフーガ
ブリテン/聖セシリア賛歌
ディーリアス/小管弦楽のための2つの小品
1.春を告げるかっこうを聞いて
2.川辺の夏の夜
アルヴォ・ペルト/ベルリン・ミサ


 昼間に聖フロリアン少年合唱団の純粋無垢な歌声をシンフォで聴いて、今度は、熟 年の大人の合唱です。(^^;)

 シュッツ合唱団の演奏会って、今までも何回か行きたいなと思いながら、ずっと行 けずにいて、今回、悪魔のささやき、じゃない、後輩のささやきにひかっかって、思 わず、ダブル・ヘッダーとあいなったのでした。(^^;)

 でも、行っただけの甲斐は十分にありました。とってもきれいに、しっかりとまと まっていますね。ブリテンの「聖セシリア賛歌」、アカペラの曲ですが、いい曲です ね。初めて聴いたのですが、いかにも、イギリス音楽という感じで、何か、エルガー やホルストの曲に通じるようなものを感じました。しっとりした、やさしい、親しみ やすい曲だと思います。演奏の方も、各声部とも、しっかりと芯のある声で響いてま したし、また、歌ってる時の表情がいいですね。体をちょっと揺らしたりしながら、 まさにノって、いきいきと歌ってはりました。バスのソロが、ちょっと聴こえづら かったかな… というのが残念かな…

 順番が逆になってしまいましたが、最初のぺルトのカントゥス、あくまでも静寂な 中に、ブリテンを追悼するという意味なのでしょうか、鐘が静かに鳴り響いていて、 何か不思議な感じのする曲でした。でも、気に入ってしまった。(^^)

 オルガンのソロによる「前奏曲とフーガ」は、ふぅーんと思っている間に終わって しまった。(^^;) もちろん、バッハなんかとは全く違いますけど、よく分からなかっ たですぅ…

 ディーリアスの曲は、何回か聴いたことがある曲ですから、楽に聴けました。Cl のかっこうの鳴き声は、いつ聴いてもいいですね。

 そして、メインのベルリン・ミサ。これも初めて聴く曲だったのですが、不思議な 感じのする曲ですね。キリエの入りから、緊張感に満ちていて、合唱に加えて、弦楽 がまた不思議な雰囲気を盛り上げています。こういうのって、たまらなくシビレちゃ います。(って、私だけかしら…)クリステでひとしきり盛り上がって、また静かに キリエで終わると、すぐに、全声部で、グロリアが始まります。グロリアは明るい感 じのままに、タテのラインをそろえた格好の曲で、ホモフォニックな動きで、淡々と 典礼文を唄い上げているという感じの曲でした。あっという間に最後のアーメンまで 行ってしまった。(^^;) そして、クレドの前に、アレルヤが2つと、「来れ、聖霊 よ」が入ります。この「来れ…」の方は、神々しい曲かと思いきや、非常にしっとり と聖霊に語りかけるという趣の曲でした。ここでしっとりとしておいてから、力強 く、クレドが始まります。これもホモフォニックな動きで、やはり、歌詞を淡々と 唄っていきます。で、もう終わり?って思うくらい、あっという間に、サンクトゥス へ。これがまた、キリエの雰囲気に戻って、何とも言えぬ不思議な感じを出していま す。微妙にぶつかっている和音なんかが、とてもステキ。(^^;) アニュス・デイも同 じような感じで、最後はふわっと静かに消え入るようにして終わりました。曲を聴く 前は、何か、こう、もっと思いっきり音がぶつかりまくったりして、強烈な曲なのか しらと思っていただけに、終わってみると、とても聴きやすい曲だったので、妙に ほっとしてしまいました。(^^;)

 アンコールには、再び、ブリテンの小品を歌ってくれました。(曲名は忘れてしま いました…)やはり、イギリスの歌なんだぁ、という感じのする、きれいな曲でし た。(私にとっての)新しい曲をいろいろと聴くことのできた、いい演奏会でした。