らいぶらりぃ | |||||
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●日 時 | 1998年2月9日(月)19時開演 |
●会 場 | 神戸新聞松方ホール |
●出 演 | 武藤英明指揮プラハ・ターリッヒ室内オーケストラ |
ピアノ:内田美苗 | |
●曲 目 | モーツァルト/交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425 |
ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488 | |
交響曲第40番ト短調K.550 | |
(アンコール) | |
J.シュトラウス/ピチカート・ポルカ | |
ドヴォルザーク/弦楽セレナードより 最終部分のみ |
…というわけで、土曜日の雪辱戦(?)です。(^^;) 今日はさすがに、落ち着いて聴くことができて、このオーケストラ本来のまとまり のよさというものを堪能できました。しかも、プログラムはオール・モーツァルト。 神戸公演だけのプログラミングだそうで、「リンツ」のきりっとしたまとまりはよ かったですねぇ。 でも、今日のメインは、私にとりましては、ピアノ・コンチェルトであります。内 田さんのピアノは、一音一音、丁寧に弾いていく感じで、モーツァルトらしさ(?) をよく表現していたと思います。特に2楽章のアダージョは、とってもロマティック に仕上がっていて、印象的でした。惜しまれるのは、1楽章のカデンツァでちょっと 音が滑っているように聴こえたことと、その最後で、ごくわずかにオケの入りとずれ てしまっていたように聴こえたこと。ま、些細なことではありますが、でも、音楽全 体としては、非常に丁寧にまとめあげていたと思います。 40番は一昨日も聴いたので、改めて書くこともないのですが、ホールの違いのせ いか、今日の方がよく聴きとることができたような気がします。モーツァルトくらい の曲は、これくらいの編成で、これくらいの大きさのホールで聴く方がいいのかもし れませんね。弦楽器の響きの美しさ、豊かさを十分に堪能することができました。そ れにしましても、やはり、東欧のオケは、弦が素敵ですなぁ。5月に来日するプラハ 放送響も楽しみですね。(^^)
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