らいぶらりぃ | |||||
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●日 時 | 1998年11月28日(土)16時開演 |
●会 場 | シンフォニーホール |
●出 演 | ヘルムート・ブラニー指揮ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団 |
ヴァイオリン:イエルク・ファスマン | |
ヴィオラ:ゼバスティアン・ヘルベルク | |
ファゴット:E.ライケ | |
●曲 目 | モーツァルト/ディヴェルティメントニ長調K.136 |
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364 | |
ファゴット協奏曲変ロ長調K.191 | |
交響曲第29番イ長調K.201 |
ドレスデンの国立歌劇場のメンバーによる室内楽です。タイトルの「モーツァルト の輝き」と言うにふさわしい、実に輝かしいモーツァルトでした。何が素晴らしいと言って、その緻密なまでに練り上げられたアンサンブルの質の高 さには、息を飲むほどです。小ぶりの数ではありますが、歌劇場のメンバーだけに、 1人1人が歌心というものを、しっかりと持っていますし、もちろん、技術もそれぞ れが確かなものです。それらが完璧なまでにひとつにまとまって作り出される音楽 の、何と表現の豊かなこと! 音楽に対する集中力は、オルフェウス室内管を思い出 させますが(^^;、それだけの集中力をもって演奏されるモーツァルトは、これほどま でに説得力があり、表情の豊かな演奏は、聴いたことがない、と思わせるほどです。
どの曲も素晴らしい演奏だったのですが、最初に聴いたディヴェルティメントは、 やはり、かなりインパクトがありました。この曲って、こんなにまでも美しいもの だったんだぁ、と改めて実感させられましたし、とびきり上等の演奏にめぐり会えた 時の嬉しさもあって、思わず、はしゃいでしまいました。(^^;; 次のヴァイオリンと ヴィオラも素敵でしたし、ファゴットもその渋い音色に、ほぉ、と感心しながら聴い てました。至福の時とは、こういう時のことを言うのでしょうね…
別件の演奏会の関係で、最後の交響曲まで聴けなかったのが、残念でした…(;_;)