11月18日19:30  東京 渋谷 ON AIR EAST

 1994.11.18 MENU

CRAZY ON YOU
Be Happy!
ジャガイモRock’n Roll
−MC−
Thank you and forever・・・
彷徨
−MC−
Lonely WOLF Rock Version
−MC−
サヨナラなんて言えそうにない
GO IT ALONE
COUNT DOWN
あの日のこと

ECSTACY
WINNERS OF THE HEART

キューティーハニー
2.5.7 RA・KU・GA・KI Version
Johnny’s WORLD


 私が観たライブハウスでの諸星くんのコンサートはラストのこの回のみ。収容最大限の人数で2回まわしのため、1部が終わったのが7時過ぎで、2部の開演は8時10分頃でした。

 私自身、ライブハウスに行くのは何年振りだろう? っ奴。ライブハウスは席がないから開演前も、始まってからもずっと立ってなきゃいけないし、始まったら始まったで前だと潰されるし、後ろじゃ見えないしと実はあんまり好きじゃないです。今回のON AIRはフロアーを柵で2ブロックに仕切ってあって、番号が若く早く入れたならどちらにでも行けるので、前の3回を観た友人からの情報で奥の壁側、柵の前は比較的空いているとのことだったのでその場所を確保。確かに平和に観るには一番良いポジションだったよう。

 中に入ってから待つこと約40分。いよいよ諸星くんとメンバーの登場。楽器をチューニングする音に、久々のライブハウスを実感。「寒い中わざわざ、ようこそいらしてくれてどうもありがとう」とまず挨拶。とうとうRA・KU・GA・KIツアーも本当に最後、終わり良ければ全て善しってことで、きょうは気合を入れてきました。みんなにも最後まで手伝ってもらうので最後までよろしく、OK、行くぞといよいよライブの始まり。諸星くんは黒いジャケットにGパン、孔雀模様のベストにサングラス姿でどこのヤッちゃんかと(^^;)

 『Loving you〜』のコーラスから始まる「CRAZY ON YOU」アレンジも違って少しシンプルな感じかな。次の「Be Happy!」も『ラララ、ラララ…Be happy』で始まり、客にも歌わせて手拍子。これも少しアレンジ変えていたと思う。曲の終わりの方でギターのみメンバー紹介。バンドメンバーもそれぞれ都合があるからかキーボードとドラムスが違う人でした。コーラスは2人でフサコちゃんとメグちゃん。

 「ジャガイモRock’n Roll」はウエスタン調のアレンジで、イントロで「みんな、もうちょっと温ったまろうか?」と言って「ジャンプ、ジャンプ」とジャンプさせるの。「プー」でフサコちゃんがお尻を向けて「プー」とやると諸星くん「くっさー」。この曲がホールコンサートと違った最大のポイントは客に合唱させる部分。『大好き、とうちゃんかあちゃん』って文字だけでは音を表せませんが、全然節が違うの。客が『諸星和己』と歌ってると「違う、違う」と諸星くん。でもみんながめげずに歌い続けてたら、自分でも 諸星和己と歌ってました。最前の子に「あなただけ」とマイクを向けるんだけど、その子がもの凄く音を外してて「オンチ!」。再びマイクを向け(これが同じ人にだったかどうかはわからない)又、音が外れてるのに「諦めるな、敦くんよりは歌上手いぞ」。この曲だったか忘れちゃったけど、この辺りで狭いステージで側転したりスピーカーのところよじ登ったりしてました。

 MC。この回でツアーが終わってしまう。きょうが一番盛り上がってると言って「盛り上がってるのはみんなだけじゃなくて、僕のあそこも」ちょっと興奮しちゃったもので、と出ないように我慢してって、あの…(^^;)。

 アルバム買ってくれた人?と聞く諸星くん、「何の曲が好きですか?」と聞いて「あーそうですか『Melody Five』が良かったんですね」。2枚以上買ってくれた人? と聞いてその後10枚まで聞いても手を挙げる客に「嘘つけ、このやろー」。一生このアルバムを大事にしたいと言って、そのアルバムから一番最初に書いた曲と「Thank you and forever…」を紹介。続けての「彷徨」は『woo〜』とコーラスから入って1コーラスのみのア・カペラ。

 再びMC。生声で『あてもなく〜』と唸る諸星くん。客にも歌わせて『う〜ンなくぅ』ときばらせるの。出て来た徳利から手酌で注ぎ、「かんぺー」と飲んだら本当にお酒が入ってたようで「お前達、最後だからっていい気になりやがって」と怒ってました。「一気」の声に「出来るか」と言いながらやったんだけど、かなり強いお酒だったらしい(?)「いやー、気分よくなってきたぞ」と言って徳利の酒を客に掛け、「な、本物だろ」。客席から柿ピーを貰ってザラザラと口に入れてんだか、こぼしてるんだか。自分を酔わせたらどうなるかわかってるのか? と聞き「俺はホモになるんだぞ」…(^^;)。

 お酒が本当に好きで飲むと止まらないのと飲み続ける諸星くん。ここでプライベートを見せたくてこんな感じでみんなと歌を歌ってみたい、何を歌うかと言うと「みなさんもうごじょんじの」と舌が回らなくて「僕酔っぱらっちゃった」。どうも本当に酔ってる感じ。

 ギター弾きながら「Lonely WOLF」歌うんだけど、みんな一緒にと言いながら「ハイ、ハイ、ハイ」と歌わせない諸星くん。「ダメだ、酔っぱらって弾けない」と言ってきょうはサビだけだと言うんだけど、ファンのブーイングもあって諸星くんの伴奏でみんなで歌い、曲が終わってからプライベートの姿が浮かんで来たでしょうか? テレビで「こんばんわ」とやってるのとどう違いがあるかってことで「Lonely WOLF」ROCKバージョン。煙草を銜えてた諸星くん、途中でマコちゃんとリョウくんにも銜えさせてました。

 MC。自分のバラードにはいい曲が多いと他の芸能人からも言われるそうで、ここで何か1曲だけ歌おうと言うことで、まずはピアノバラードとギターバラード、どっちがいいか聞く諸星くん。ギターの人は笑って、ピアノの人は怒ってなんて言ってたけど、普通に手を挙げさせたら圧倒的にピアノバラード。フサコちゃんの持ってた箱から前の子に紙を引かせて決まった曲は「サヨナラなんて言えそうにない」。ここはいつもこうやってリクエスト取ってやる曲を決めてたらしい。東京4公演全部違う曲だったよう。

 「花王名作劇場で」と言ったら「エーッ」と言われて、「真面目に歌って欲しい?」。経験談を喋りましょうと言って始めたら「主演、黒人とロシア人のハーフ、カズー。助演謎のベルギー人、アニータ」ってこれは名作劇場だよ。話の内容は2人は恋をしてました、するといつの間にか子供が出来ました。(早すぎるぞ)しかし、その子供はカズーの子供ではなく「その耳、頭のイビツさ。正に内海」。違うわと言うアニータに「お前なんか知らん」と言うカズー。俺は二股を掛ける女は嫌いだ。例えば光GENJIが好きと言いながらSMAPも好きと言うような。「お前なんか嫌いだ」と言いながらカズーはアニータを愛していました。そしてカズーはアニータに手紙を書きました。

 ここで歌。『涙する何度目の別れだろう〜』。そう手紙の内容はまだお前に惚れてるからでもカズーはあの世に行こうと覚悟をし、何で死のうかと考えてジェームス・ディーンのように格好よく死のうと思いました。でも車(のエンジン)が掛からず「よし、こうなったらスケートを履こう」と。そしてカズーの後ろからはトラックが…。そうですカズーは最後にアニータにこーゆー気持ちを言いたかったのですが、言えずにあの世に行ってしまいました。

 ここで再び歌。『抱きしめたい〜』と歌い出すんだけど、歌詞を忘れて『側にいたい〜』と適当に歌う諸星くん。「さよなら、アニータ」続けて『サヨナラなんて〜』。ここで終わればよかったんだけど、この後生死を彷徨うカズーにカズーの天使だの悪魔が現れ、間違えて天使を刺してしまったカズーが「アニータ」と叫んで「サヨナラなんて言えそうにない、カズー物語」は終了。ステージが全部は見えないので、最後の方がよくわかりませんでした。
 諸星くんは「先程の日本酒が利いてて思うように頭が回りません。歌詞を間違えてしまいました」と謝り、それではここでもう一回ROCKで盛り上がろうと「GO IT ALON」そして「COUNT DOWN」。「COUNT DOWN」で私のいた左側で客席に飛び込む諸星くん、その瞬間はファンの手に支えられてたけど、すぐ潰れてお団子状態。私は思わず柵の方へ逃げましたが、歌終わって「そこ大丈夫?」と聞くなら諸星くんあまり恐いことしないでね。

 最後にきょうと言う日がいい思い出になるように、心を込めてこの歌をプレゼントしたいと思います、と『Just〜』から歌い出し「あの日のこと」。途中涙でつまって歌えなくなり、ファンが合唱。この曲で天井から雪が降ったり、前の曲でメタルテープが吹き出したりしたのはラストのこの回だけだったらしい。

 アンコールで出てきて「思わず涙が出てきてしまいましたが、これは親からの遺伝ですぐ泣いてしまうと言う弱いところが出てしまいました」と。又これくらいの人数でステージやりたいと言ってたけど、チケット取るの大変だし、迷惑だからなるべく避けて欲しいなぁと思うのは私だけでしょうか?

 「ECSTACY」が終わってからこれで最後だからと続けて「WINNERS OF THE HEART」。終わってメンバー紹介しようとすると例のベースのリズムが流れて、諸星くんは止めさせようとするんだけど、続くベースに「最後の変身だ」とバスタオルを胸に巻いて「キューティーハニー」。そして「2.5.7」から「J WORLD」。ブレイクのところでマサキさんが出て来て『人生〜』と歌い(多分水戸黄門だろうけど、凄く音が外れてました)「ツアー最終おつかれさま」と書いた布をハンガーにくっつけた手作り垂れ幕を。
 ドラムスをサバさんからマサキさんに代わり、ラストはツアーに参加した全メンバーでの揃い踏み。みんな手に手にギターやギター代わりの棒やら虫捕り網を持ってるの。ラスト全員でジャンプしようとしたらドラムが鳴らずコケて、気をとり直し再びジャンプ。ホールのみ参加や地方だけ手伝ってくれたメンバーも全員紹介。マサキさんのとこでは一緒に朝8時まで飲むこともしばしばで、ラストにはマサキさんが諸星くんの後ろに来てお箸でドラムを教えてると言って諸星くんはマサキさんの前に立つんだけど、諸星くんその態勢は危ないわ(^^;)。

 最後に諸星くんは左の袖に立ち、捌けてくるメンバー全員と手パチッ。「いつか又どこかで」で終わったラストライブ、アンコールだけで30分、10時過ぎの終演でした。


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