1995年

感動エクスプレス 山本淳一のカナリア諸島奮闘紀行 6.30

 この番組があることを知ってから楽しみにして待つこと約2カ月。事前に新聞やテレビ誌にいろいろ載ったせいで期待しすぎてしまったからか、見終わった後、何だか物足りないものを感じてしまった。今回の旅は約1カ月にも及んだのに、1時間15分では短すぎるのよ。もっともっといろんなことやってるだろうにと思うと、放送時間の短さが恨めしい。まぁ、仕方ないことだけどね…。

 聖火ランナーの大役を果たした淳クンは、その足でスペイン・バルセロナへ。ここから船に乗り、カナリア諸島の旅の始まり。船と言っても、淳クンが乗ったのは客船ではなくコンテナ船。それも水夫見習いということでデッキの掃除やエンジンルームの整備と次々と仕事をやらされて、グロッキー気味。その淳クンを元気付けたのがスタッフから渡されたメリーさんからの手紙。淳クンのこと、ちゃんと見ててくれてるんだなぁと思わせる手紙でファンとしてもありがたかったわ。しかし、若者ぶりっこのお手紙で…(笑)。

 1週間寝食を共にした船員達に別れを告げて、まず上陸したのはランサロテ島。ここは火山の島で、いたるところ溶岩の光景は別世界のよう。でも植物も動物も逞しく生きている。逞しさの代表、我ら人類はこの風景をさえ楽しみ、地に開いた穴に水を入れ、地熱で水蒸気として吹き上がるパフォーマンスも。これに驚いた淳クンのリアクションが可笑しい。ここでも淳クンは労働で、観光客を乗せて歩くラクダ引き。ラクダにおしっこを引っ掛けられて、泣きが入ったりもしたけど、最後にはチップまで貰ってサマになっていた。
 この島には洞窟の奥にある空間を利用した劇場があり、そこがいたく気に入ったらしい淳クン、ステージに駆け寄るとジャンプをしたりバク転をしたり。「ステージに立つと踊りたくなる」「歌って踊るのは魔力」と言って、これからの自分の道をしっかりみつめた顔は凛々しかった。そう、私としては淳クンにはステージに立ってスポットライト浴びていて欲しいと思っているから、最近のこの手の発言は嬉しいわ。

 カナリア諸島ではルチャ・カナリア、通称カナリア相撲と言われる相撲とレスリングを合わせたようなスポーツが盛んで、全島で111ものクラブがあるそう。淳クンもあるチームに入れてもらってこれに挑戦。しかし、ユニホームはダボダボだし、巨体と組めば象とネズミのようで練習でも抱え上げられては倒されるばかり。淳クン頑張ってと思いつつその倒される時のポーズが…、へたばって横になってる寝姿が…と、ちょっとヨコシマモード入ってた私を許して(笑)。
 そして試合の日、淳クンもエキシビションで参加。とは言え淳クンが対戦するのは3年間無敗の相手チームの大将。体重差は約80Kg、それこそ横綱と幕下の戦いのようで、あっさりと転ばされた淳クンだったけど、2回戦は相手の足を狙い、何と勝利! 淳クンは相手が勝たせてくれたんだろうと言ってたけど、そりゃ勿論手加減をしてくれたからの勝利だとは思うけど、一瞬の隙を狙っての見事な勝ちだったよね。チームメートやお客さんからチップを貰い、小さな身体の淳クンが大きなヒーローになった瞬間だった。でも、結局試合としては負けちゃったんだけどね。破れちゃったパンツの裾を持ってグルグル回ってた姿が可愛かったわ。負けた後、相手にピトッとくっついてるのも微笑ましい姿でした。

 次に行ったテネリフェ島ではスペイン最高峰のテイデ山に登り、この山で採れる15色の岩を砕いた砂で描く、巨大な砂絵に挑戦。この砂絵はお祭り行事のため、50日も掛けて作成され、とても砂で描いたとは思えないほど綺麗なもの。手伝うと言っても素人には難しく、淳クンが描いたのは単色でできるマーガレットの花。砂絵が気になる淳クンは帰路再び訪れる約束をして、次の地、ゴメラ島へ。
 ゴメラ島の特産物はバナナ。ここで働く人はバナナが食べ放題の言葉に2本も食べてしまったのが、運のつき(笑)バナナの収穫作業で自分より重いバナナを担ぐ淳クン、バナナに押しつぶされそうに。3時間の重労働で淳クン曰く「足がもんじゃもじゃ」。水を抱えての昼寝タイムは至福の時かな!?
 又、この島では指笛を言葉として鳴らすおじさんに指笛を習ったり、山羊を沢山飼うおじさんの搾乳作業を手伝ったりも。餌を目指して移動する山羊に囲まれちゃって「あれー」となりながら、「ごめんなさい」と謝ってたのが好きだわ。
 再びテネリフェ島へ戻り、市役所前の砂絵の様子を見に。だいぶ進行した砂絵を手伝う淳クン、今回は下絵からまかされて熱帯魚を2匹ほど描いたんだけど、結構先生に手直しされてたようで、逆に手間かけさせちゃってたよね。でも、淳クンも参加したこの砂絵を10万人もの人が見たと思うと感激。

 旅の思いを指笛で語る淳クン、スースー言うだけで何のことやらと思ったけど「ビバ カナリアの島々、ビバ カナリアの人達」と言ったらしい。そう言われると一応聞こえるかな? 旅の間、淳クンは髭をあまり剃らず、髭面だったんだけど、いろいろな体験をしてキラキラしてる顔は、そんなこと全然気にならないくらい素敵でした。髭あっても可愛いしね(笑)。だから時間が短かったのが唯一の不満です。
 「感動エクスプレス」結局何が「感動」だったかって言うとタイトルに「山本淳一の」ってついたところよね。1年前、ピンで番組を作ってもらえる日が来るなんて、想像もしてなかったもの…。

山田邦子のしあわせにしてよ 7.29

 久し振りに普通の番組に出演だわと思いきや、この日は三浦海岸からの中継で、淳クンの「俺の一品」もアウトドア料理…。もうアウトドア抜きではテレビにも出られないらしい。食材を手に入れるところからってことで前日から来て釣りしてるしねぇ。自称・釣り名人の淳クンはアジを釣りたかったのに全然釣れず、結局魚屋さんで仕入れ。

 海で作る淳クンの「俺の一品」は「常夏ブイヤベース」と「アジのファイヤードッグ」ブイヤベースはいろいろな魚介類を沢山入れて煮込む。アジは頭と内臓を取ってなんて言ってるのに淳クン頭も入れちゃうし、内臓も取ってない。ついでに尻尾もついたままだったわ。ホタテも殻ごと豪快に入れちゃってたし、味付けもずいぶんアバウトで淳クンたら「僕が食べる訳じゃないから」とポロリ発言。確かに淳クン達が食べたのは事前に作ってあったものだったけどさ。ファイヤードックは牛乳パックで作るホットドックのソーセージをアジにしたバージョン。アジは塩焼にしたものをほぐしてマヨネーズと醤油で味付け。
 料理しながらいろいろ話をしてて「自分を痛めつけるのが好き」と言ったのに邦子さんは「取りようによってはマニアにとってはたまらない発言」と反応してたけど、マニアってどんな? メンバーには御馳走したことあるの?と聞かれて少しメンバーの話も出たけど交流はなかなかないとのこと。因みに名前が出たのは諸星くんと晃くんと敦くんでした。

 出来上がった料理を食べながらの話で昨夜夜中にどこ行ってたの?と聞かれてちょっと慌ててた淳クンだったけど、「海に」と答えてロマンチストだと言われたのに「アウトドアをやる人へのアドバイスを」に持っていくものはトイレ使用のためのティッシュペーパーと、とても現実的なことを言っていた。
 後半は「お気に入りの歌オンザビーチ」コーナーで淳クンは「SEASON IN THE SUN 」を披露。久し振りに歌う姿を見れて嬉しかったわ。

アイドル オン ステージ 8.4

 これは7月15日にNHKホールで公録したもので、久し振りに元メンバー4人が顔を揃えた、なかなか貴重な放送でした。私、この公録を知った時は見に行こうかな…と思ってたのですが、葉書を出しそびれてしまって、公録があることを教えてあげたJr.ファンの友人から数日前に「お陰で見に行けることになりました」と連絡があった時には、公録の日にちさえ忘れてたような状態で、行く気を失ってたけど、なんでその時「私も行きたかったな」と言わなかったんだって、後悔してもしきれません(;;)。しかし、淳クンが出るなんて、ちょっと予想できなかったもの…。公録が終わってから連絡くれた友人に「淳クン出ましたよ」と言われて「何に?」なんて聞いちゃったくらいだからねぇ。出るなら出るって、淳クン教えてくれなきゃ。収録前に発表になった出演者名に会場はどよめいて、電話をしにロビーに走る人の姿が見受けられたりしたそうですが、直前にわかってもね…。私の周りは悔し涙を飲んだ人ばかりですが、この公録に行ってた山本ファンはいるのでしょうか!? そんな訳で、生を見られなかった分、放送をとても楽しみにしていました。

 まず淳クンの登場シーンは敦くんの歌前にメンバー4人が揃ったところ。海外や日本中を駆け巡っているので、なかなか歌う場面がなかったから、きょうはハッピーですとご挨拶。確かにアウトドアのお仕事が多いのを物語るように、淳クンは真っ黒に日焼けしてて、白いTシャツが眩しいったら。それから近況報告で「忍たま」のエンディングを歌ってることや、アニメのアテレコをしたことなど言って、どんな役かと聞かれて、何だかよくわからない物真似をしてましたが、何をやりたかったんだか…?
 久し振りに4人揃った姿を見て、別に違和感はなかったけど、何だか白々とした雰囲気を感じてしまったのは、私だけでしょうか!? でも、光GENJI時代からこんなもんだったかな(^^;)。

 Coming Centuryの歌の後、セット右側の階段上に淳クン登場。Tシャツの上にオレンジピンクの薄手のジャケットを羽織り、濃紺のGパン姿の淳クン、ステージに降りて来ると、右に左にと動き回って元気一杯でした。曲はもちろん「こうしちゃいられない」だから、Jr.君たちを引き連れてるんだけど、Jr.に混ざってもお兄さんと言うより、仲間って感じ。もう結構な年齢差があるだろうに、この違和感のなさって何でしょうね。間奏で、Jr.君たちをステージの縁に座って、パタパタと倒れて行くところでも、淳クンが一番可愛いと思ってしまうのは、ファンの欲目かしら!? 2度目の間奏部での腰に手を当ててのお尻振り振りは反則技だわ、生で見てたら卒倒してたわね、なんて思っちゃいましたが、公録の話を聞かせてくれた人はJr.君たちとの振りが可愛かったとは言ってても、誰もこのことを教えてくれなかったから、やっぱりファンとそうでない人とでは見る箇所が違うってことでしょうか(笑)。

 続いての「・・・。」は最初、内海くんが歌ってるところへ、途中から淳クンも参加。衣装は着替えて茶系の水玉模様のシャツと白いパンツ。素肌にシャツをはだけて着てて、お腹が見えたりするのはいいけれど、このシャツって嫌〜い。この曲、内海ファンには申し訳ないけど、淳クンの声がほとんど聞こえないので、ちょっと苛々してしまいました。NHKさん、しっかりしてくれよ〜〜って感じですかね。アップになるとフレームアウトも激しいし…。
 あれこれ文句を言いつつも、歌で出られるほとんど唯一の番組だから、これからも時々出演があるといいですね。やっぱり歌ってる淳クンが一番だものね。

日本つり紀行 9.29

 「大イワナ棲む 渓流に挑む」とタイトルのついた今回の「つり紀行」、舞台は福島県・奥只見。福島と聞いて、おや〜と思ったら、案の定、アウトドアの師匠・鈴木壽男さんを訪ねる淳クン。壽男さんから冬山キャンプや山菜採りなどを教えてもらっている淳クンだけど、お互い好きだと言う釣りをするのは、今回が初めて。ジープで新潟県との境に近い、奥只見に向かう2人。ここでこの番組には似つかわしくない、軽快なBGMが聞こえてきたと思ったら、昨年のラストコンサートのビデオの「Maybe Tomorrow」の映像で淳クンのプロフィール紹介のテロップが…。「著書に『自然に行こうぜ』がある」なんて書かれると、ちょっとくすぐったい感じ。「釣り人…歌手・山本淳一」とも紹介されてたし、ナレーションでも「山本さん」と呼んでくれて、きちんと大人扱い(って、24歳の立派な大人だけどね…)してくれてて嬉しかったです。

 さて、翌日の午前5時。モーターボートで田子倉湖を横断し、山越えルートで目指す渓谷へと向かう2人。これは知る人ぞ知る、渓谷への近道だと言うけど、道無き道を進むって感じで、まさに山越え。さすがの淳クンも息があがっていた。淳クン曰く「そこまでする自分が格好いいかな」と。確かに達成感はあるだろうし好きでなきゃ出来ないことだよね。しかし、こーゆーシーンを見るといつも思うことだけど、カメラや機材を担いだスタッフは大変だよね…。でもって、そのカメラがあるお陰で崖を登る淳クンのお尻が拝める訳だから感謝しなくちゃね(笑)。
 7時に登山を開始して、4時間山道を歩き、11時に目的地の西の沢に到着。まずは餌となる川ゲラを捕まえ、糸を垂れる2人。淳クンは1匹目は合わせ損ない逃げられたものの、まもなく20cm程のイワナをゲット。大きい声で「やった」とできないと言いつつも嬉しそうな淳クン、手の中の魚を「いい子、いい子」してリリースし難そう。「尺越え」の大物にこだわり、ほとんどリリースしてたけど、夕刻も迫って来たので、夕食の為に数匹をキープ。5時の終了でこの日の釣果は2人で12匹、うち3匹をキープして焚き火で焼いて夕食に。光GENJI時代から落ち着ける場所が川や湖だった。釣りをするとナチュラルな気持ちになれるから、今もやっていると、焚き火の煙に涙しながら語る淳クンでした。

 翌日はポイントを上流に移動し、今までの最大24cmを釣り上げ、無言で喜ぶ淳クン。更に上流へ向かおうとするも、足場が悪く、ロープ無しでは足をすべらす危険があるのに、ロープを垂らすことができずに断念。苦肉の策で下流へと向かう。スタッフの「諦めるかと思ったけど、諦めないね」の言葉に顔を見合わせて「釣り好きだもんね」と言う2人は、親子ほどの年齢差(ところで壽男さんってお幾つなんだろう?)を感じさせない少年同士のようで微笑ましかったです(^^)。
 そんな一方で岩場を歩く時の指示を受けたり、進むか退くかの判断を委ねるのを見て淳クンは壽男さんに全幅の信頼を寄せてるんだなとも感じて、それはもちろん壽男さんがアウトドアの師匠だからってこともあるのでしょうが、ちょっと羨ましい関係ですね…。
 雪解け水が落ち込む川は下るのも容易ではなく、やっとたどり着いたポイントでも釣れるのは10cm程の小さなものばかり。竿を投げながら、投げた瞬間から仕事のことは考えてない。イワナだったらイワナのことしか考えない自分が好き。それがやめられない理由の一つだと言う淳クンでした。
 更に下ろうとした先を雪にはばまれ「幻で終わっちゃうのかな」と呟く淳クン。結局、尺越えのイワナを釣り上げることはできず、また来年お付き合いをとお願いして、今回の「つり紀行」は終了でした。

 今までいろいろ釣りやアウトドア番組に出た淳クンだけど、今回はいつになく静かな画面、落ち着いた雰囲気で、さすがNHKと言ったところでしょうか!? それにCMも入らないし、30分まるまる番組でちょっとお得な気分でした(^^)。

燃えろ!アトランタ王 9.29

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