常磐工場の気まぐれ〜その2〜

『秩父鉄道800系』現存する廃車体の近況


秩父鉄道800系は、国鉄モハ63形を中心に戦後の混乱期に小田急へ割り当てられた20m車である1800系を譲り受けたものである。
1990年に1000系に置き換えられ廃車となった。
このページでは、沿線車窓からも見える「荒木児童遊園」内のクハ859を紹介。

屋根付き建物に埋まる形で利用されるクハ859(2002/09/01)

特徴であるHゴム支持サッシもキレイに残る(2002/09/01)

現役時代を良く残す前面(左)/幅広貫通路(右)(2002/09/01)

置換えた張本人1000系を横目に(2002/09/01)

そして時代はステンレス車へ…(2002/09/01)
窓に乗越え防止?の鉄パイプや扉への柵取付けが行われているが、塗装や状態はすこぶる良い。
建物に埋め込まれたような姿ではあるが、屋上にはベンチレーターも残る。床下機器がそのまま残っているのも珍しい。
黄色塗装時代の貴重な資料として、末永い活用を期待したい。

現存する100系廃車体の近況・1


国鉄常磐工場