2002年 7月 13日
走行距離 10,000Km
走行距離が10,000Kmに達した。昨年の8月末納車されてから約10ヶ月経つ。単純に計算すると1,000Km/月という事になる。毎月そんなに乗ったか?と今更ながら疑いたくなるが、2ヶ月に1度の割合で嫁の実家(木曽)に帰った事や早朝の箱根をうろついた事を考えると妥当な距離というところか。
10,000Km、10ヶ月を振り返り大きなトラブル(路上で立ち往生するようなトラブル)はまったく無い。またお約束(?)のセレトラブルもまったく無い。調子は本当に良かった。これからもこの調子が続くように願いたい。
そんな状態での乗り味について○×をつけるとするとエンジンの吹けあがり感は×。慣らしを終えた今でも「ダル」である。レーシーな吹け上がりには程遠い。もう少し距離を稼いで様子を見たいと思う。それでも駄目ならフライホイールの軽量化か(笑)。またブレーキのタッチも×。いわゆる「カックン」ブレーキである。踏みしろが少ない為、踏み始めると唐突に制動力が立ち上がる。渋滞内での低速走行時や停止時には気を使う。ローターとパッドを交換すれば多少フィーリングが変わるらしいので今後の課題としたい。一方エンジンサウンドは○。4,500回転を超えるあたりからの咆哮は往年のアルファサウンドを髣髴させる。言いすぎだな・・・(反省)。またボディーカラーも○。予想以上に注目度は高い。良い色と評価されているのか、変な色と評価されているかというと多分後者(笑)。
最後に燃費の報告。測定方法は満タン給油から満タン給油まで走行距離を給油量で割る方法。毎回行ったわけではない。また給油時の差も有るだろう。少ないデータ故信憑性にかけるが平均燃費は8.7キロ/リッターをマークしている。もちろん給油から給油までの八割以上を高速道走行した場合は10.0キロ/リッターを超えるし、逆に八割以上を街中走行した場合は5.0キロ/リッターしか走らない結果も出ている。走行条件によってかなり違うので平均燃費はあくまでも参考データである。
2002年 7月 31日
走行距離 10,705Km
作業内容 12ヶ月点検整備少し早いが12ヶ月点検整備をコーンズで行う。フロントのH氏からエンジンオイルとブレーキフルードの交換はどうしましょうかという問いに対して自分で行いますと返答した。逆にクレーム点としてエアコンの効きが悪い事をあげている。
12ヶ月点検の項目は以下の通りである。
●ブレーキ回り点検、洗浄、ブレーキフルード点検、前後ブレーキパッドの残量点検、サイドブレーキ調整
●下回り点検、各部締め付け
●エンジンルーム内各部点検
●電気回り点検
●ライト回り点検
●タイヤ空気圧調整
●各ホイール点検締め付け
作業完了後のフロントからのコメントは特に問題点無しとのことである。念のため点検整備記録簿を確認したが、これといった不具合はなさそうだ。尚クレームとしてあげたエアコンの点検は、各部ガス漏れ点検とクーリングファン作動点検を行い異常ないとの結果が出た。多少ガスが不足していたのだろうか無償で補充されている。フロントははっきりとは言わないが「イタ車はこんなもんですよ〜」と言わんばかりの返答だ。デルタインテグラーレはまったく効かなくても許せたが156の場合はどうも納得がいかない。少なからずも164よりは効きが悪い。点検後何気無くボンネットをあけてびっくり。クーラントの色が透明になっている。昨年の納車後すぐに発生した状況と同じである。早速コーンズに持ち込んだ。成分については異常ないらしい。発生原因は不明だそうだ。全ての156に発生するわけでなく特定の車だけに発生するらしい。とりあえずクレームでチェンジャーを使い交換した。色は鮮やかな緑色に戻った。
今回の点検整備代は30,240円(消費税込)。3年間のマスターケア保証を受けるためには定期点検が必須らしい。もちろんそのためだけに出すのではなく、定期点検は安全に走行するためには必要である。この金額が高いか安いかを語るつもりはさらさら無いが、クーラントの変色を指摘して「ああ、本当ですね。念のために交換しましょう。しばらく様子を見てください!」という対応にはいささか閉口した。
2002年 8月 4日
走行距離 10,983Km
作業内容 マイクロフィルター交換
エアコンの効きが悪い理由の1つとしてマイクロフィルターの目詰まりが原因なのではないだろうかという仮説をたてた。164の時にフィルターを交換したとたん効きが良くなったことを思い出したからだ。という事で1年間使ったマイクロフィルターを交換する。
マイクロフィルターのある場所は左画像の赤い部分。中央で分割されている黒いプラスチック製のカバーの右側を外してやればマイクロフィルターは交換できる。カバーを外す作業は次の通り。
まず左画像のようにワイパーを垂直に立ててやる。これは結構隠れたワザ!。ワイパーアーム付根が邪魔になりパネルが外せないからといってアームを外さないように。次に左画像の黄色い丸印のあたりにビスが2ヶ所あるので外す。いざプラスドライバーで外そうとすると、なんとこんなところにもトルクスが使われている。サイズが合うトルクスドライバーが無いので3ミリのヘキサゴンレンチを代用した。強いトルクで締め付けられていないので外すのは簡単。逆に締めこむ際は締めこみ過ぎないように注意しよう。
次にカバー中心部割れ目の上部あたりに隙間を作り、指をかけ剥がす感じで持ち上げる。剥がすというニュアンスで説明したが左画像の通りカバーは赤い矢印4ヶ所の爪(ファスナークリップ)で固定されている。ドア−の内装に使われているクリップと大きさは異なるが同じタイプである。結構太目の丈夫そうなクリップだが寒い日の作業や古くなると割れる可能性は大。引っぱる際は要注意。
ファスナークリップ4ヶ所が外れてもカバーは完全に外れない。ウインドーウォッシャーの管やカバー右端がまだ数箇所固定されているためである。しなしながらこの状態でもマイクロフィイルター交換の為のクリアランスは十分確保できるの作業を継続する。
冒頭に書けばよかったのだが今回の作業はあくまでも左ハンドル車(LHD)の場合である。というのもLHDと右ハンドル車(RHD)のフィルターの位置は左右逆なのである。もちろんワイパーの取り付け位置も左右逆だから構造的には似ていると思うが、RHDの交換を経験したわけじゃないのでRHDオーナーはご注意いただきたい。
カバーを持ち上げ中を覗くとフィルターが見える。白っぽい蛇腹になった部品がそれである。交換は簡単。まず両脇にある固定爪(フック)を外す。フィルターはエアダクトに置いてあるだけなのでそのまま持ち上げ手前に引き出す。左画像を参照いただきたい。
マイクロフィルターはコーンズで購入した。品番60653641 価格5,600円(消費税別)。
さて新しいフィルターを交換しようと箱から取り出してびっくり。フィルターの大きさが違うのである。少しくらいなら気にせず無理やり装着するが購入した新しいフィルターは縦横5センチほど小さい。コーンズに戻りサイズが合わない旨をフロント(H氏ではく○山氏)に説明すると「そんな話は聞いた事が無い。ちゃんと156用です」との回答。「LHDとRHDではサイズが違うのでは無いですか」と遠慮して言うと「ちょっと待ってください・・・」と言い数分後「大きさが違ってました」との回答。クーラントの件といい今件といいまったくお粗末な話である。しっかりしろっ!コーンズと言いたい。まあ、今件でLHDとRHDではサイズが違うことが分ったが。購入の際はご注意頂きたい。
左画像は新旧のフィルターを比較した画像である。色自体もすすけて黒くなっているがそれ以上に蛇腹の谷には埃がびっしり詰っていた。見るからに風通しが悪そうである。
さて気になるエアコンの効き具合はというと、多少冷えるようになった感じだろうか。164の時ほど改善されていない。風量が変わった(増えた)という感じも無い。エアコンの「ダル」さはやはり「こんなもんですよ〜」なのだろうか。
フィルターの汚れは見た目より酷くなかったようだ。この感じなら交換サイクルは2年でもよさそうだ。ただ164の時も思ったが黒く汚れたフィルターを見るたびに都会の空気は汚れているのだなあと思ってしまう。
2002年 8月 11日
走行距離 11,333Km
作業内容 オイル交換
オイルを交換する。インターバルは約5,400キロである。さほど汚れは見られないが減り具合が前回と比べるとかなり多い。といってもまったく気にする量ではないのだが。前回の注入時にはゲージのMaxより5ミリほど多めに注入したが今回の交換時にゲージMinより5ミリほど少なくなっていた。ゲージMaxとMinの間が約25ミリだから35ミリ減という事になる。今回は一度もオイルを継ぎ足さなかったので5,400キロで35ミリ減少。6.5ミリ/1,000キロという計算になる。ところでゲージは10ミリで何リッターの相当するのだろうか。ご存知の方はお教えいただきたい。10ミリ0.5リッターと仮定すると6.5ミリで0.33リッターか・・・。1000キロで0.3リッターの減少ならば優等生である(笑)。
さて作業の為に用意した道具を紹介する。左画像左上からエンジンオイル。毎度お馴染みのセレニアレーシングである。購入先もお馴染み木場のR.A.Cさん。価格は3,200円/2L。エレメントは前回交換済なので今回はパスした。その他廃油パック(4.5L用)。洗車時に使っている青いポリバケツが廃油受である。スーパーマーケットのナイロン袋を3重に被せて汚れを防いでいる。そしてペットボトルイに入ったまろ茶!。なんたって暑い日の作業には水分補給が必・・・ん・ではなく、カッターで加工しオイル注入の際の上呂として使う。
今回は出来る限り簡単に作業しよう考えジャッキアップもフロント左右に行わず右フロント1点に純正のパンタジャッキを使い持ち上げ作業した。右フロントタイヤが一輪が上がった状態でアンダーカバーを外す。尚この状態での作業はかなり危険なので「よい子はまねしない!」(笑)。カバーは10ミリの六角ボルト×2ヶ所と5ミリのヘキサゴン×2ヶ所、そしてT30のトルクス×5ヶ所で固定されている。今回加工しようかと悩んだが、オイルを抜くドレーンはアンダーカバーの境目なのでアンダーカバーを多少加工してやればわざわざ外す必要もなさそうだ。次回の課題。
左画像がドレーンを緩める作業である。余談だがいつ見てもオイル漏れはまったく無い。オイルパンはご覧の通り綺麗だし、ミッションとエンジンのジョイント部やタイミングベルト側にもまったく滲みすら見られない。この状態をキープしてもらいたいものだ。
さて、ドレーンは8ミリのヘキサゴン。しっかり奥まで刺し込み時計の反対方向へ廻してやる。ある程度緩みオイルが滲み出し始めたら廃油受をドレーンの真下に置き指でゆっくり廻す。熱いので火傷しなように注意しよう。もちろん熱いからといって軍手などの着用は厳禁。熱いオイルが噴出して軍手に染み込んだら大火傷の元である。廻しつづけるとドレーンは外れるが同時に大量のオイルが抜け出るからドレーンを取ろうとせず廃油受に落としてやろう。
小生の場合はなるべく時間をかけて多く抜き取りたい為一旦ジャッキを外し一晩放置する。もちろんポリバケツは背が高いのでジャッキを下げるとオイルパンにぶつかるため背の低い廃油パックと交換してやる。
一晩放置して再度ジャッキアップし廃油パックを見ると中の吸収綿がかなり汚れている。しかしながら量までは確認できない。ここで反省。折角だから廃油パックじゃなく使わなくなったタッパーを置いて廃油を受けてやれば良かった。そうすると一晩放置することによってどれだけ抜けるのかが確認できた。次回の課題。
ドレーンを締める作業。今回ワッシャーは前回使った物と同じ。多分あと2、3回は使えそうだが精神衛生上良くないので次回は交換することにする。締め込みトルクは4キロ程度か。今回はエレメントの交換を行わなかったから使うオイルの量は約4リッターである。何も考えず4リッターをオイルフィラーキャップから注ぐ。ここでペットボトル登場。左画像のようにカッター等で先端部を切り抜き上呂として活用している。ここでも反省。2リッター入れた段階で一度エンジンをかけオイルを循環させしばらく経ってからゲージを確認し、そこから500ミリづついれてゲージが何ミリ上がるか測ればよかった。これも次回の課題。
さてオイルゲージを確認しオイルキャップを締めアンダーカバーを取り付ける。もちろんドレーンからオイルが漏れていないかも確認する。少し走りオイルの量が適正であることとドレーンからのオイル漏れが無いことを確認すれば作業は終了。
今回は反省や課題が多い。どうかお許しを!。 次回は今回のレポートを活かし内容を充実させようと思う。
番 外実家のBMWにトラブル発生。かなり珍しいトラブルなので番外としてアップする。レポートの前にこのBMWの簡単なプロフィールを紹介させていただく。
車種は525I AR、いわゆるE−34シリーズと呼ばれている車。年式は1989年式なので今年で13年目とかなりの老婦人である。型式はE−H25、エンジン型式は25 6K、M20シリーズのエンジンと呼ばれているらしい。走行距離は92,211キロと平均より少ないだろうか。購入先はBMW○○(あえて伏字を使わせていただく)。現在は横浜にある金沢サービスセンターでメンテナンスを行っている。
トラブルというトラブルもなく13年が経った。ちなみに今年の5月に車検を通したばかりである。その際にタイミングベルトをはじめ各ベルト類とウオーターポンプ、ホース類、エンジンオイル、クーラント、他消耗品多数を交換、そしてタイヤを新調している。7月の末、実の姉から携帯に電話が入った。運転中に突然エンジンが止まったらしい。何とか路肩に駐車させJAFを呼びディーラーまで運んだという内容である。JAFの話によるとタイミングベルトが切れているらしい。タイミングベルト?。交換したばかりではないか。メカ音痴の姉では頼りないので直接ディーラーに電話して数日後詳細な報告を受けた。以下ディーラーからの報告。
タイミングベルトは切れていない。テンション不足によるコマ飛びでも無い。タイミングベルトだけを見るとクランク側でスリップし山がなくなっている。こうなった原因はシリンダーヘッドのボルトが折れボルトの頭がシリンダーヘッドの底に脱落しカムシャフトに噛みついた。その結果カムシャフトが回らなくなりタイミングベルトがクランクのところで滑った。という内容だった。電話ではまったく理解でき無かったのでディーラーに赴き説明を受けた。
左画像はすでにエンジンブロックから外されたシリンダーヘッドを写したものである。もちろんロッカーアーム等は外されている。現物を見て電話の説明がやっと理解できた。凄まじい状態である。赤い丸印のところでシリンダーヘッドとエンジンブロックはボルト留めされている。原因はわからないがこのボルトが折れボルトの頭がシリンダーヘッドに落ちて回転するカムシャフトのカム山に噛んでしまったのだ。赤い矢印の先端に脱落したボルトの頭が有り、見事に噛んでいるのがお分りになるだろうか。あまりの衝撃でボルトの頭はシリンダーヘッドに食い込みカムシャフトを逆回転させても外れないらしい。カムシャフトが回らなくなると当然バルブは動作しなくなる。幾つかのバルブは開き(下がり)きった状態のままだ。一方クランクシャフトに繋がったピストン(コンロッドを介して)は走行中という事で上下する。当然開き(下がり)きったバルブをピストンが押し上げる状況が発生する。これがいわゆるバルブクラッシュというトラブルである。バルブがクラッシュしたり開きっぱなしになると当然シリンダーでの空気圧縮は不可能となりエンジンはストップする。今回の例はまれな例であるが一般的にはカムシャフトとクランクシャフトの回転を同期させているタイミングベルトが切れたりコマがずれるコマ飛びなどでバルブクラッシュは発生する。
今回の修理に際してディーラーより見積もりを取った。またディーラーによると中古エンジンの換装という案もあるようなのでこれも見積もりをとることにした。見積もりの結果は以下のとおりである。
<部品交換修理案>
<エンジン換装案>
部品名
金額
部品名
金額
シリンダーヘッド 216,000 ショートエンジン 378,000 ドレーンワッシャー 10 ドレーンワッシャー 10 ボルトセット 5,050 マウントパーツセット 14,000 ガスケットセット 30,200 オイルフィルターエレメント 1,250 コックドベルト 6,000 アンチフリーズ 45×147 2,205 カムシャフト 74,300 ハイパワーオイル(15W−40) 6,880 ロッカーアーム 3,100 部品代合計 406,755 インテークバルブ 3,500 工賃
エキゾーストバルブ 6本 38,100 エンジン交換 94,500 オイルフィルターエレメント 1,250 アンチフリーズ 15×147 2,205 ハイパワーオイル(15W−40) 6,880 部品代合計 386,595 工賃
シリンダーヘッド交換 96,300 (消費税) (24,144) (消費税) (25,062) 見積もり合計 507,039 見積もり合計 526,317 さてこの金額でBMWを復活させるべきか、それとも廃車にするべきか。どうすべきか悩み、偶々鼻血BBSで今件を書き込んだら数人の友人からメールを頂いた。E−34シリーズのヘッドボルトは過去リコールが出ているという情報である。また消耗品ではない機関部品が壊れることはおかしい。部品の耐久性に問題が有ったのではないだろうか。また締め付けトルク値の管理は出来ているのか等のアドバイスもである。一方ではBMWの鉄ブロックエンジンは1970年代から(昨今では多用されつつある)塑性締めといって一旦規定トルクで締めた後、エンジン暖気をし、その後さらに弾性を越えた角度締めをするのでヘッドボルトにはかなりテンションがかかる。再利用はもちろんできないし耐久性にもかける。寿命だったのではないか?。という意見も頂いた。
幾つかの情報及びアドバイスを参考にさせていただき以下の項目をディーラー投げかけてクレームに出来ないか交渉することにした。
1、問題のボルトは定期交換部品じゃない。したがって壊れることは構造的に問題があるのではないだろうか。
2、過去E−34シリーズのM20エンジンのヘッドボルトのリコールが出ているが今回のエンジンは交換しているのか。またその際の
締め付けトルクの管理(作業管理)はされているのか。
3、タイミングベルト交換時(定期点検時)確認できたのではないか。逆に定期点検時に確認できない個所なら壊れるのが
異常事態なのではないだろうか。
4、走行中の故障で危うく死にそうになった(これは脅しか/笑)
後から冷静に考えるとかなり無理がある内容もある(笑)。
ディーラーも最初は今件はクレーム対象外と決め付けていたが、やんわりと(笑)上記項目について交渉を続けた結果、最終的には工賃のみをユーザー側で負担すると言う事で決着がついた。
こうなると部品交換案かエンジン換装案のどちらの案を選択するかと言う事になる。ディーラーの言うショートエンジンについて内容を教えてもらった。本国BMWが今回のような特別のケースに限り供給する特別なエンジンらしい。新品ではないが1,000キロ走行以内のエンジンなのでほとんど新品らしい。問題なのは本国からの輸入により納期が2週間ほどかかるようだ。
エンジンが新しくなることを両手を上げて喜べるわけではない。エンジン換装に伴うデメリットが考えられるからだ。まずバランスが崩れることである。ミッションに負担がかかることも考えられるし脱着に際しての補給類へのダメージも考えられる。無難な選択は部品の交換である。しかしながら9万キロ走行したエンジンのヤレはかなり酷い状況である。こまめなオイル交換を行わなかったツケだろうか部品どうしが擦れ合う部分の削れは酷い状態である。またメタルの経たりも見られる。
最終的にディーラーの意見を最も参考とし、無難な部品交換よりエンジン換装という冒険にかけてみることにした。また慣らし運転からからはじめるのも楽しい車ライフかもしれない。いや、ズボラな姉が慣らし運転などすることは想像できないが・・・(笑)
おかげさまで9月の上旬にはBMWは新たな心臓を移植され復活する見通しである。今件で様々な情報を頂いた友人にこの場をかりて御礼を申し上げたい。本当に有難うございました。