Alfa Romeo 156
The Battle of Garage 3


 2001年 9月 16日
  走行距離 905Km
  作業内容 ヒューズBOXカバー グロメット不良(交換は1,500Km点検時)

初めてのトラブル(?)。足元にあるヒューズBOXのカバーが走行中の振動でいとも簡単に外れるようになる。この手のトラブルはトラブルの範疇に入れずカバーの縁に両面テープを貼り付けパタンと閉めてハイ終わりっ!としたいが、クレーム期間中という事で1,500Km点検時に申告した。原因はカバーをダッシュボードに固定させるためのフック(グロメット)が割れていたからである。グロメットはカバーから外れる構造になっておりグロメット自体の部品交換となる。もちろんクレーム期間中にて無償交換。コーンズによると結構頻繁に割れるそうである。グロメット自体の材質に問題があるのか?。それともカバー自体の構造上に問題があるのか?。いずれにしても走行中に邪魔にならないカバーであるとありがたい。

 2001年 9月 22日
  走行距離 1,521Km
  作業内容 レーダーの取り付け作業

レーダーを取り付けた。このレーダーは164で使っていたものであり、まだ使えそうなので156へ移植する事にした。最近のオービスはかなり進化していて昔のレーダーは使い物にならないと聞くが、それでも国道や高速道でのネズミ取りにはちゃんと反応してくれる。164時代には何度となくこのレーダーに助けてもらった。確かに性能面を考えると不安だが、このレーダーは自分にとってのお守りみたいな存在なのである。

<取り付けについて>
本体は付属の金具を使いサンバイザーに引っ掛ける状態で取り付ける。左画像は取り付けた状態。コードの取りまわしはなるべく目立たぬようピラー端の黒いゴム製のカバー(呼び方がわからない)の隙間に押し込みピラー付け根(ダッシュボード)まで這わす。コードが捻れたまま押し込むと、その部分はコブになるのでなるべく捻れない様に注意する。ダッシュボードまで引けたらダッシュボードのつなぎ目から中に入れる。後はヒューズパネルの下を横切りオーディオデッキの裏側(センターコンソール)あたりまで取りまわす。

<配線について>
説明書によると電源はシガーから取るように明記され、コードの先端もシガープラグになっている。ところが164の場合はシガーを使うとイグニッションを切った状態でも電源供給が続きバッテリー上がりの原因になるので使えなかった。156の場合は試していない。試そうにもプラグをぶった切った状態だから無理だけど・・・。したがって164同様オーディオデッキの配線、具体的にはアクセサリーコードを使う事にする。このアクセサリーはイグニッションON/OFFに連動され電源供給されるようになっているのでエンジンを切ったらレーダーも切れる仕組みだ。
さてデッキを囲むように張り付いた飾りパネル(四角く黒いプラスチックの枠)を外しデッキを固定させている両サイドの小さいビスを外し本体を手前に引き出すとデッキはコンソールから外れる。デッキを引き出すと各種コードが現われるが使うのはアースとアクセサリーのコード。アースはここから取らなくても車体から直接取ってもよい。ちなみに黒いコードがアース。赤いコードがアクセサリーである。各コードを分岐接続しイグニッションをONにしレーダーが使えれば接続完了である。あとはデッキを元の状態に戻し、ヒューズBOXのカバーを戻せば作業完了。

 2001年 9月 23日
  走行距離 1,711Km
  作業内容 オイル交換

たいてい人は初回のオイル交換はディーラーの1ヶ月(1,500Km)点検時にやるよな・・・。よっぽど暇人なんだよな俺は・・・。などと思いながら自分でオイル交換を行った。
購入したオイルはAgipのZEALA TEC。慣れ親しんだセレニアのレーシングは使わなかった。というより急遽思いついた作業故エレメントはコーンズにて購入し間に合ったがオイルは入手する時間が無く使いたくても使えなかった。このオイルはたいていのカーショップに在庫されている代物なので入手は簡単。スペックは5W−40。SJ/CF。100%合成油である。箱にはDOHC可変バルブに最適!と明記されている。ホントかな・・・。4リッター5,980円。エレメントも交換し出切るだけ時間をかけて古いオイルを抜き取ろうと思ったので1リッター缶(1,680円)を追加し合計5リットル購入した。(実際に使用したオイル量は4.5L)。その他エレメント(1,500円)とワッシャー(200円)はコーンズにて購入。今回かかった費用は総額9,300円。164のオイル交換時はほぼこの倍の金額がかかった。156は経済的かつ地球に優しい!。
<アンダーカバーの脱着>
156には左画像のようなアンダーカバーがエンジンルームの底にへばり付いているので外す作業が必要。ボディーには丸印で示した9箇所で固定されている。ジャッキアップし、さて外そうかとポイントをみて驚いた。3種類ビス類が使われている。赤丸の5箇所がトルクス。ちなみにヘッドサイズはT30H。青丸の2箇所がヘキサゴン。サイズは5ミリ。そして黄丸2箇所が10ミリ六角ボルト。理由はわからないが手の凝った(笑)作りである。

<オイル抜き作業>
カバーが外れたらドレーンを外しオイルを抜く作業。ドレーンは8ミリのヘキサゴンレンチで外す。次にエレメントの脱着。専用レンチで緩め、あとは手で廻して外す。その際結構大量のオイルが噴出すのでオイル受けを持ちながら作業したほうがよい。ドレーンとエレメントを外した状態で少し放置する(小生の場合は一晩放置した)。オイルが抜け切ったのを確認しドレーンとエレメントを付ける。もちろんワッシャーは新しいものを使う(と書くが164のようなアルミワッシャーでは無く、潰れ方も少なく交換しなくても良いかも知れない)。ドレーンの締め付けに際してはトルクレンチを使用。約3Kで締め付けた。

交換後のフィーリングは・・・。正直言ってよくわからない。慣らし中なのでエンジンを廻しきれないからかもしれない。慣らしが終了した頃このオイルの良さがわかるようであったらコメントしよう。次回のオイル交換はやっぱり慣れ親しんだセレニアだな・・・。

 <番外>

●慣らしについて。
小生の場合1,500キロまではあまりエンジンに付加をかけないように気を使っている。具体的には3000回転を上限と決め、なるべく越えないように心がける。とは言うものの偶に勢いよく4000回転まで跳ね上がり「あちゃ〜」と思うこと多々あり!(笑)。初めてのオイル交換後から2,000キロまでを上限4000回転とし2,500キロまでを5000回転とする。2,500キロ走行後は慣らしという言葉は頭には無い(爆)。逆にこの頃になると意図して引っ張るようにしている。

●ブリッピング時のエンジン回転レスポンスについて。
慣らしが終わっていないからだろうか。距離を走っていないからだろうか。兎に角停車時のブリッピングに対しエンジンの回転レスポンスは「眠くだるい」。164の場合。アクセルを踏みつけると回転が一気に立ち上がり戻すと一気に落ちる感じであったが156の場合はゆっくり吹けあがりゆっくり落ちる。吹けあがりは距離を積むにしたがって徐々に良くなってきているが戻りは変わらず。「うううぅぅぅぅぅ〜ん」と言う感じ(←これじゃわからんだろ)。164と比べるのがナンセンスなのかも知れないがもう少しレスポンスが良くなって欲しい。フライバイワイヤーが原因しているという説もある。継続してレポートする。

●セレスピードについて。
他のオーナーさんのHPを見る限りではエンジンストール、ギア抜け、ミッションオイルの漏れ、ギアー飛ばし、シフト動作不可能、等のトラブルが報告されているが小生のセレはそのような事は一度も無い。まだ走行距離が浅いので何とも言えないが現在は安心して運転している。