Alfa Romeo 156
The Battle of Garage 6


 2001年 12月 22日
  走行距離 4,360Km
  作業内容 マフラー交換

 マフラーをスーパースプリント(以後SSと明記)に交換し充実したアルファライフをおくっていたが、再び交換することになった。11月末NETで箱根に集まろうという企画が持ち上がり、少ない台数だったが晴天の中芦ノ湖スカイラインに仲間が集まった。その参加者の中にも小生と同様にマフラーを交換されている方がいてサウンドの聞き比べを行うこととなる。「絶対SSが一番だぜっ!」と自身はあったが、その自身はもろくも崩れ去った。もちろんSSもいい音である。それ以上に自分の理想に近いサウンドとめぐり合ってしまったのである。サウンドを奏でるマフラーメーカーは横浜市港北区にファクトリーがある「ARQRAY」さん。SSとアーキュレイの音の比較は最後にレポートするとしてマフラーの詳細をレポートする。種類は156TS用スタンダードタイプ。価格118,000円。構成はリアーマフラー+センターパイプ。テール形状はラウンドスラッシュカット60φ×2。材質はオールステンレス製である。


  リアーマフラーとセンターパイプをつなぐ部分はSSは差込式であったがフランジ方式となっている。またSSもセンターパイプ付であったがアーキュレイの場合は左上画像黄色い丸印の通りパイプ途中に小さいタイコが付く。こういう他社に無い工夫(?)が昔からマフラー製造を行っている老舗メーカーのノウハウなのだろうか。ちなみにアーキュレイの代表の名前は藤壺さんである。
 さて、交換は自分でやろうと思ったが外は木枯らしが吹き荒れる慌しい年の瀬である。別段忙しくは無かったが寒さに耐えれそうに無かったので今回は業者のお願いした。軟弱である(反省)。取り付けをお願いしたショップはARQRAYさんと程近い同じ港北区にある「千葉自動車」さん。ファクトリーの壁にはアルファのマークが大きくペイントされている。あとから聞いた話だがこのファクトリーはイタ車(中でもアルファ)オーナーの間では有名らしい。板金や塗装の技術は特に評判がよく、ヌヴォラの塗装もやっているそうである。ちなみに左右ミラー塗装で約7万・・・。値段を聞いたあと話題を変えたことは言うまでもない(笑)。
 作業もとても丁寧だしフロントはもちろんメカニックの愛想もとてもよい。左画像はジャッキアップされている156を下から写したもの。作業時間は約30分。左下画像が完成した状態。付属のステッカーチューンもお約束!(笑)。

 さて気になるサウンドについてのレポートしよう。アイドリング時はSSと変わらない。ノーマルと比べると多少低音が大きく響く感じだろうか。3,000回転までSS同様ノーマルとほとんど変わらず静かである。3,000回転を超えるあたりから「フォォ〜ン」と乾いたサウンドを聞かせてくれる。SSと比べると音量はさほど変わらないが音質がかなり違う。SSは明るく軽やかに鳴るがアーキュレイは少し暗く沈んだ感じである。こういう表現じゃアーキュレイが少し可愛そうなのでもう少し上手く表現すると緻密かつ繊細なのである(あまり上手くないな…)。回転数を上げていくにしたがいSSは音量は大きくなるが音質は終始変わらない。対してアーキュレイは少しだけ甲高く鳴り響く。もちろんアルファV6やフェラーリ程じゃない事は言うまでも無い。妻はこのSSとアーキュレイの比較を次のように表現する。「前についていた奴(名前がわからないから奴といいました)は五木ひろしみたい。で、今のは森進一みたい」だって(爆)。一瞬なんだかよくわからなかったが2人の歌をマフラーの音と比べ想像したら笑いがこみ上げてきた。
 総じて加速時に楽しいのはアーキュレイ。ワインディング走行時(シフトダウンした際の「フォォン」という響きを聞かせてくれる時)はSSだろうか。
 今回の交換はとても満足しているが一点だけ気に入らない点がある。マフラーが原因しているのか否かはわからないが6,000回転以上になるとエンジンルームあたりから「コォ〜」という音がする。かなり大きい音である。わかりやすく表現すると掃除機のノズルを少し塞ぐと鳴る音みたい。場所が場所なので多分吸気音だと思うが、キャブ車の様なあの独特の吸気音ほどかっこよくない。マフラーの抜けが良くなったので空気の流入量が増えインテークマニホールドあたりで笛鳴りしているのだろうか?。それとも別の箇所が共振しているのか?。原因はわからない。調査中。


 2001年 12月 28日
  走行距離 4,411Km
  作業内容 スタッドレス購入

 スタッドレスを購入する。左画像でお分かりのようにホイールは164の純正ホイールをそのまま使う。タイヤメーカーを選定するに際し、ショップの店員は横浜タイヤを勧めるし、一番売れているのは何処かと聞くとミシュランのドライスと言うし、かなり迷い迷ったが結局ブリヂストンに決めた。164の時からそうであるが迷うと最終的にはブリヂストンになる。不思議だ。
 タイヤの品名はブリザックMZ−03。サイズは195/65、15インチである。価格(購入価格)は15,400円/本。その他廃タイヤ処理費、工賃、消費税等入れて総計69,930円となった。156のノーマルホイールは16インチであり、それにあわせる偏平率55%のスタッドレスタイヤだとこんなに安く買えない。かなり得した気分(笑)。 

 年末年始は毎年妻の実家(木曽)に帰省するため購入後早々に履き替えイザ雪国へ出陣!。今年は珍しく正月は大雪。残念ながらアイスバーンでの試乗は出来なかったがしっかりと降り積もり踏み固められた路面でのテストは嫌というほど出来た。印象は、発信および停止の食いつきはかなりいい。安心してアスセルとブレーキを踏める。しかし横方向のグリップは想像以上にあまくコーナーでは肝を冷やす事がしばしばあった。完全にドライな路面では以前履いていたMZ−01のようにグニャグニャした感じはほとんど無くノーマルタイヤと大差なく適度に堅い。したがって多少の急発進急停止時にもタイヤサイプがズルズルすべる感じはほとんど無い。また高速での安定感も大きい。なにより一番感心させられた点は路面とのロードノイズが少ないことである。とても静かだ。もしタイヤがノーマル15インチならばどうだろう。純正の16インチ55タイヤより15インチ65タイヤのほうがベストなんじゃないだろうか。イタリア本国は15インチが純正らしいがやはり「イタ車は吊るしがベスト」なのであろうか。そんな事をふと考えさせられるインチダウンであった。

 

 2001年 12月 29日
  走行距離 4,427Km
  作業内容 フロントグリルメッシュ化

 156ではお約束(?)になりつつあるフロントグリルのメッシュ化を施す。当たり前の話だがラジエターの冷却効率を上げようとしての交換じゃない(笑)。単なるお洒落感覚のモディファイである。
 156にはこの手のファッショングッズがたくさんラインナップされている。。164では考えられない数だ。そのつもりは無くてもショップに立ち寄るとついつい購入してしまう。最近そんな自分がなんだか悲しい(笑)。さて、購入したのは江東区木場にあるRACさん。オイル購入でいつもお世話になっているショップだ。メッシュグリルは右画像の通りグリル本体とシルバーモールの間に挟む単なる網である。ホームセンターで売っている網をフレームにあわせて切り抜けば作れそうである。メーカー名は「bollente」。最近よく聞く名前だが元の名前はアルファレーシングである。その名前が使えなくなったから現在の名前に改名し販売しているらしい。1枚3,000円。網の色は黒以外にもシルバーがラインナップされている。

 交換方法はいたって簡単である。まずボンネットからグリルを外す作業。グリルは10ミリのボルト5点でボンネット裏に固定されている。5点を外すと右画像の黄色い丸印のフックがボンネットに刺さっているのでゆっくりまっすぐ引き抜く。これでグリル全体が外れる。次にグリル本体からシルバーモールを外す作業である。エンブレム裏側の8ミリのボルトを外し要所要所のフックをマイナスドライバーで抑えながらモールを持ち上げるようにして外す。モールが外れたら間にメッシュグリルを挟むようにしてモール本体に戻す。後は今までの作業の逆を行う。作業時間約30分。

 横から見ると本来の縦横の格子は見えないが真正面から見ると網の裏側の格子が見える。「な〜んだ、挟んだだけじゃん」と少し興ざめ(笑)。本当なら従来の縦横格子を全部切っちゃってそれから網掛けしたいところ・・・。フレーム強度に問題なければ格子を切り取っちゃおうかな。オークションでグリルAssyの中古品が出ているから落札して格子の切り取りを試みてみようかな等と想いは沸沸と膨らむばかり。併せて友人がGTVのグリルのようにメッシュが手前に持ち上がった奴を見たという情報も得ている。ワンオフなのか既成物なのか。「おいおいグリルなんてどうでもいいじゃん!」なんて批判が聞こえてきそうである(笑)。

 

 2001年 12月 29日
  走行距離 4,427Km
  作業内容 ドアーロックピン交換

 こちらもお約束だろうか(?)ドアーロックピンの交換。メッシュグリル同様単なるお洒落感覚のモディファイである。当たり前の話だが交換したからといって一昔前の国産車の様に走り出したら自動的にロックされるような事は無い(爆)。メーカー名はメッシュグリル同様「bollente」。このメーカーとは別にツェンダーやアルファレーシングとかで同様のアルミ製ドアロックピンが販売されている。購入の決め手は単なる安さ。定価は5,000である。が、(此処だけの話)なぜかレシートをみると3,000円と入力されていた。流石はラテン車グッズを販売されているRACさん。商売もラテンである(笑)。
 このピンはネジ式でロッドに取り付けられているのでピンを廻せば外れる。ちょっとしたモディファイだが結構ポイントは高いと思う。車外からドアーをあけようとするとアルミ製のドアノブとガラス越しに光るアルミピンが妙にリンクし絵柄が美しい。嘘みたいだがこの価格での満足感は大きい。硬派なエンスーはこのピンをアルミ削りだしで作っちゃいそうな感じである。いや硬派はこんなところはどうでもいいと言うだろう。やっぱり軟弱だな>自分は。

 

 2002年 1月 5日
  走行距離 5,110Km
  作業内容 グロメット不良

 タイヤ交換時にジャッキを使うがサイドスカートとの干渉を防ぐ為サイドスカートには左画像の黄色い丸印のようにジャッキ逃げの段差がつけられている。その段差を隠す為のカバーは手で脱着出来るようになっている。正月使ったスタッドレスをノーマルタイヤに交換しようとこのカバーを外すとグロメットが割れた。以前運転席のヒューズBOXのカバー固定に使われている奴と同じである。

 共通部品を使うという考え方とグロメットさえ交換すればAssy交換が必要なくなるという考え方は好ましいが耐久性はもう少し考慮して欲しい。外すたびにバキバキ割れちゃスペアーいくつあっても足りない。
 左画像がグロメット。ヒューズボックスカバーのほか色々なところにこの部品は使われているようだ。価格は1個110円。10個もあれば当分不自由しないかな。ちなみにこれは凸だが凹の部品も単体で用意されている。名前はリテーナークリップ。価格は360円。今回コーンズに事前に電話でオーダーし、いざ取りに行ったらリテーナークリップが出てきた。あれほどちゃんとオーダーしたつもりなのにと少し憤りを感じた。少し待ってくださいと言うがままに待つこと10分。2個だけありましたというフロントの対応。きっと納車される車の奴を外したんだろうな・・・(笑)。
やっぱりサービスマニュアルが必要なのかしら。

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