2002年 2月 3日
走行距離 5,880Km
作業内容 エアーフィルター交換
エアーフィルターを交換する。ほんとうなら純正が汚れた段階で社外品に交換しようと考えていたのだが、エンジンオイル購入の為に訪れた木場のR.A.Cさんにてそれを見つけてしまい衝動買いしてしまった。メーカーはお馴染みのK&N社。品番はE−9244。価格は12,000円。このフィルターはエアフィルターボックスごと外し取り付けるキノコ風のパワーフィルターではなく、純正フィルターを交換するタイプである。大半の方のフィルター交換(購入)の動機は吸気効率をアップさせレスポンスを向上させたいという欲求によるところが大きいそうだが、小生の場合は端っからそんな事は期待していない。期待するところは使い捨てじゃないところである。純正の使い捨てと比較しK&N社製は汚れても洗えば再び使えるから長く使え経済的なのである。確かにクロヨン(164)時代にはレスポンスを期待し交換したが結局体感できないままに終わっている。いや、もしかしたらパワーもレスポンスも向上しているのかもしれない。ただ単に自分が鈍感だけなのかも知れない。ううん、きっとそうだな・・・。
さて交換作業は以下の通り。フィルターが収納されている場所はエンジンルーム向かって右手前。バッテリーとエンジンヘッドの間をプラスチック樹脂で出来たホースが縦に通るが、それを手前下方にたどると円錐状の筒のようなものが見つかる。その円錐状の筒がエアフィルターボックスであり、その中にフィルターが収納されている。交換の為にはこの円錐状の上部、ホースが繋がっている蓋を外すせばよい。
ということでボックスの蓋を外す作業。まず左画像の通りバッテリー横のエアフローセンサー手前のジョイント部を外す。ジョイント部のホースバンドはマイナスドライバーをカシメの部分に差し込めば簡単に外れる。このタイプのホースバンドは、外すとこは比較的簡単だが逆に締め付けには多少のコツがいる。後に紹介するが今回はネジ絞め式のホースバンドと交換した。ホースが外れると次はエアフィルターボックスの蓋を外す作業である。この蓋はエンジンルームの比較的底にあるので少しだけ作業が大変。バッテリー手前のリレーカバー等はあらかじめ外しておいたほうがベターである。
エアフィルターボックスの蓋は左画像の黄色い丸印の3箇所で固定されている。固定には10ミリのボルト(頭はマイナスの切れ込みあり)が使われている。手前の2箇所はボックスレンチにエクステンションバーを使えば簡単に緩めることができる。リレーボックスの下は側面から小型のモンキーを使えば大丈夫。3箇所のボルトが外れれば蓋は持ち上げて外せる。クリアランスが足りないのでリレー類には接触させないよう注意して持ち上げる。フィルターはこのボックスの中に立てて置かれているだけなので手で抜き出す。当たり前だが純正のフィルターに汚れは無く綺麗である。もったいない事をしている・・・。形状については両者ほとんど同じであるが一点だけ異なるところがある。純正フィルターは筒両方が開放されているが、K&N社製は片方(底)は閉ざされている。フィルター交換が済んだら後は先程の作業の逆を行えばよい。
ここで少し改造(笑)。じつは左画像をよく見て頂きたい。蓋にロケットのノズルの様な物が付いている事がお分かりになるだろうか。先端が絞ってある形状から想像するに、吸気速度を此処で加速させインマニへ送る仕掛けのようだ。
前回のマフラー交換の際にレポートしたが、急加速時5,000回転を超える頃から「コォォォ〜」という音が鳴り出す。結構耳障りだ。鳴っている場所がエンジンルーム付近だから多分吸気系統からの音だと推測している。もしかしてこのエアリストラクターが原因しているのかも?。何の根拠もない推測である。試しに外してみようと考えた。左上画像が外した画像である。このエアリストラクターはホースとボックスの蓋に挟まれて固定されている。したがってこの部分を外してやれば簡単に取れる。尚、このジョイント部分もカシメタイプのホースバンドが使われていた為、ネジ絞め式タイプに交換した。
左下画像はエアフローセンサー手前のジョイント部のホースバンドをネジ絞め式に変更した画像である。最近のフィアット製はこの手のホースバンドが使われ始めているが、未だにカシメタイプのホースバンドが多い。エアー関係なら未だしもフュエールラインやクーラントラインには、ホース痩せに対し増し締め可能なネジ式を選択してもらいたい。さて、K&N装着後のフィールは・・・?。自分は鈍感だから体感できないと思っていたが、気持ち低回転時のトルクが薄くなった気がする。これはフィルター交換によるなのか。それともエアリストラクターを外した為なのだろうか。分からない。ふけ上がりのレスポンスは多少向上しただろうか。パワフルになったかどうかはまったくと言って良いほど分からない。
気になる「コォォォ〜」という音であるが、やっぱり相変わらず鳴る。しかし音量は多少小さくなった。アクセルベタ踏みで加速する際の音はなくならなかったが、6,000回転付近でのアクセルパーシャルによる一定走行時では鳴らなくなった。どうやらこのエアリストラクターも「コォォォ〜」という音の原因のひとつであったようである。
2002年 2月 10日
走行距離 5,939Km
作業内容 オイル交換
オイルを交換する。インターバルは約4,200キロである。慣らし中だったのでもっと早い時期に交換すべきだったが、気が付いたら4,000キロを超えていた。オイルの減りはゲージで約1センチ弱/4,000キロという程度である。ちなみにエンジン下まわりのオイル滲みはまったく見られない。最近のフィアット製品は優秀である。今回使ったオイルは長年慣れ親しんだセレニアのレーシング。スペックは前回使用したアジップの5W−40に対し10W−60。共に100%化学合成である。購入先はいつもお世話になっている木場のR.A.Cさん。価格は3,200円/2Lである。使うオイル量は今回もエレメントを交換したので4.5リッターである。エレメントはコーンズにて購入。品番は46808398。1,500円。一緒にドレーンのワッシャーも購入している。価格200円。
交換作業は前回同様エンジンルームのアンダーカバーを外すことから始まる。作業内容は前回のレポートを参照いただきたい。今回もエレメントを交換したがTSエンジンのエレメント交換はほんとうに楽である。V6エンジンだとこう簡単には行かず二回に一回の交換サイクルだろうか。余談であるがこのエレメントはなぜか毎回色が違う。納車時はオレンジ色。前回は黒色。そして今回のは青色である。品番自体は同じで筐体のサイズもほとんど同じ。このあたりが国産では考えられないところであるが、イタリアだからと言ってしまえば事が済んでしまうから不思議である(笑)。右画像はエレメントの交換を写した画像である。前回はこの作業にあまり触れなかったがこの作業は多少注意が必要。
エレメントは時計の反対方向に廻していくと外れるが、ゆるむにしたがいエレメント本体や上部ホース類に溜まっているオイルが漏れ始める。したがって廃油(オイル)受けを必ず準備してから外す事をお勧めする。
上部↑画像はドレーンのワッシャーである。価格は200円。材質はコッパー(銅)だろうか。V6エンジンにはアルミのワッシャーが使われドレーンを締め付けるとワッシャーが適度に潰れ膨張しドレーンとオイルパンの隙間を塞ぐ役目を果たしていた。しかしながら156の場合は締め付けに際し潰れ隙間を塞ぐという感じではない。ご覧の通り2つ並べた左が使用前、右が使用後である。締め付け後は傷がかすかに残る程度である。毎回200円も出して交換する必要があるんだろうか。ディーラーによってはこのワッシャーを厚手の耐油紙で代用するところもあると聞く。次回は交換せずこのまま使ってみよう。
2002年 2月 10日
走行距離 6,000Km
作業内容 ボディーカバー購入
企画製造元 栄光産業株式会社
総発売元 パーフェクト商事株式会社大阪府松原市西大塚1−6−22
TEL 0723−34−6211【アルファ156用。新品未使用。撮影の為開封。アレーゼで購入。純正オプション。裏地付高級タイプ】
という見出しについつい引かれYahooオークションで落札した。落札価格は15,000円。実際に買うと2万円強だそうだ。156用純正品と明記されていたのでついついラッパーズをイメージししてしまった。ボディーサイズを細かく測りジャストフィットする奴である。現物は左画像の通り少し大きい。説明書が添付されていたがアルファの文字は一切見当たらず、1型〜8型のサイズ別標準価格表のみ。156用に作られたかどうなのかはさだかではない。
唯一許せる点は裏地がフエルト地になっていて擦れによる傷が付き難くなっているところだろうか。
この手のカバーを付ける事イコールボディーに傷を付ける事であると分かっているが、直射日光や酸性雨によるダメージを考えると小傷は我慢しなければならないと考える。「そうだ! 折角だから今度カバーにALFAの刻印を書いてやろう」 そんな気にさせられる程お洒落度が低い無機質なカバーである。