5月後半〜7月半ばの初夏、スイス・アルプスには多くのハイカーやトレッカー、クライマーがやって来ます。
爽やかな高原の風、真っ白な万年雪をまとった山々。時には、つぶらな瞳をした、冬眠から覚めたマーモットの姿♪
そして、トレッカー達の目を、心を和ませてくれる、数々の高山植物たち (^^)
有名な『エーデルワイス』こそ簡単に見つけ出せなくなったものの、エーデルワイスに負けない美しく可憐な多くの
花々は、アルプスで過ごすひと時に、素敵な思い出を残してくれるのです。
アルプスには多くの名花がある。最も有名なのは“エーデルワイス”。しかし乱獲の影響で、野生のその姿を見れる
機会はほとんどなく、仮に見つけたとしても、採取は法律で禁じられている。
“エーデルワイス”と共に『アルプスの三大名花』と呼ばれる花が“アルペンローゼ”と“エンツィアン”である♪
“アルペンローゼ”(Alpen−Rose=ドイツ語で「アルプスのバラ」)は、石楠花に似た潅木で、赤い花が
とても印象的。ハイキング道脇に群生している事も多く、比較的見つけやすい♪ (^^)
“エンツィアン(Einzian)”は、りんどうに似た、紫色のラッパ状をした可憐な花。丈は10cm足らずで
標高1,500m辺りから森林限界の2,500mにかけて見る事が出来る。
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