Interlude=間奏曲(哀愁の駅頭)
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“終着駅”という古い映画があった。男と女の 出逢いと別れを描いた切ない映画だった。 駅頭...出逢いそして別れのシーンが今日も 繰り返される。 希望を胸に出発する人。挫折に打ちのめされて 街を去る人...汽笛の音色は旅立つ人の心を 知っているかの様に語りかけるメッセージ。 いくつものドラマのシーンを見つめ続けて来た 駅の古いドーム。 想い出を乗せて、遠くの故郷や見知らぬ街へと 旅立つ列車... 胸の鼓動を押さえながら、大きく息を吸い込み 列車のタラップに足を掛ける。 |
サンモリッツからバスを乗り継いで2時間... 宝石の様な湖、素朴な村々を通り過ぎ、着いた その村には、石畳の曲りくねった路と石屋根の 家々が、寄り添う様に立ち並んでいた。 ソーリオ、その存在を知った時から、この村は 僕の心の中で憧れとなった。 初めて訪れたその日、糸を引く様な細かな雨が 降りしきっていた。 谷間から湧き上がる雲、水彩画の世界だ。 そして、時折り雲の切れ間から細い帯となって 差し込む日の光...それらは、イタリアとの 国境にほど近いソーリオの村を高貴なベールで 包み込んでいた。 |
ヴィクトりア・ハーバーを渡るスターフェリー から眺める、香港の街並み。 今も大英帝国の香りを色濃く残している数多くの 建物・・・出逢いと哀しい結末の映画『慕情』の 舞台となった場所と訪ねて。 懐かしさと憧れが心の中で交錯する。 ペニンシュラ・ホテルのカフェ“ザ・ロビー”で アフタヌーン・ティーを愉しんだ後は、古くから ある裏通り・・・香港の人々の生活を感じながら 行き先も決めずに歩く♪ ヴィクトリア・ピークから見る夜景。宝石を散り ばめた灯りを見つめ、ロマンチックな思いにふと 心を揺さぶられる ☆ミ 人々のエネルギー、古きイギリスの面影、そして ロマンスへの憧れ・・・香港の夜は更けて行く☆ |
ミラノのランドマーク『ドゥオーモ』前広場から エマヌエーレU世アーケード=ギャレリアを通り 抜けた所に“スカラ座”がある。 ベルリン・ドイツ・オペラ、ウィーン国立歌劇場 そして、コベント・ガーデン王立歌劇場と並んで 欧州4大歌劇場。それが、ミラノ・スカラ座だ♪ オペラ歌手を目指す者は「一度はその舞台に立ち たい!」と想い焦がれる。 ミラノ・スカラ座♪かつて、あの“ヘルベルト・ フォン・カラヤン”も監督を務めた特別な場所だ。 今日もそこでは絢爛豪華な歌劇が上演される♪ その舞台では天文学的な確率で、競争を勝抜いた オペラ歌手たちが誇らしげに唄うのだ!♪ |
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