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写真は、スネフル王南のピラミッド。別名、屈折ピラミッド。 |
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ダハシュールへは、ホテルのボーイに頼みタクシーで行った。タクシーは1日貸し切りで125エジプトポンド。5人で行ったので一人25エジプトポンド、ということは日本円で約800円程度。すごく安い。しかもスリル満点!車線はないし、車の整備はしてないし何キロくらいで走ってたんだろう…。追い越し方も尋常ではない。エジプトには交通ルールは存在しないのか?!途中で交通事故も見たし、ちょっと怖かった…。カイロからだと、車で約1時間くらい。ギザなどの有名なピラミッドに比べるとまだ知名度も低く、観光客もポツリポツリ…。私達を含めて、4〜5グループしかいなかった。しかし砂漠度満点。 ギザと異なり周りには軍事基地以外何もない。ただ一本の道が、下の写真のようにまっすぐ続く。砂漠を満喫したい、もしくは人混みが嫌いな人にとっては、いいところかも…。
ちなみに、ダハシュールは’96年の10月までは観光客の立ち入りを禁じていたらしい。(軍事基地があるため。)私達が訪れた時は、公開されて間もないときだったから、人が少なかったのかな…。
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まっすぐにのびる道と私。軍事施設があるため、一応、舗装された道が続いている。ここに来るまでに、検問所みたいなのがある。 |
屈折しているのは、設計ミスなのか石がたりなかったのか、はたまた設計の変更があったのか王の病気か、外装が崩れたのか…。いろいろな説があるらしいが、何にしても珍しい。しかも、化粧石が他のピラミッドに比べ、きれいに残っている。
ちょっと遠いけど、行ってみる価値は十分にあり。ピラミッドの中はカメラ、ビデオOK。料金はピラミッドへつながる道の途中で、入場料と一緒に事前に取られるけどね。(ビデオ25LE、入場料10LE)
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左はピラミッドの中の通路。これくらい狭い 右はスネフル王北のピラミッド。他のものよりどっしりとした感じ |
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ピラミッドの中は小さな換気口しかなく、むちゃくちゃくさい&熱い!!その上、通路は人一人がかがんでやっと通れるくらい。さらにその体勢を維持しつつ、階段を上がって降りて、また上がって…。息苦しさと熱さ、中腰での階段の昇降運動。これは、キツイ!!近頃運動不足気味とはいえ、(一応)体育教師を目指す私達も、さすがにマイッタ(*_*) やっと脱出したと思ったら、ここにもいましたバクシーシおじさん。いかにも係員の様にピラミッドの出入口に立ちバクシーシと迫ってくる…。この日、ダハシュールへ行ったメンバーは全員、翌日筋肉痛に見舞われました…。もちろん次の日も、遺跡をまわるのだから悲惨。みんなでヒーヒーいいながら、階段と戦っていました。スリル満点のタクシーと、砂漠を味わいたい方は、是非ダハシュールへどうぞ。(*^.^*)
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写真中央の山みたいなのが、チョコレート・ムース と呼ばれる、アメネムハト3世のピラミッド。風化してピラミッドの芯だけが残っている状態。チョコレートムースに見える? |
ちなみに、私達はサッカラへは行かなかったのですが、ダハシュールへ行く途中に、タクシーの運転手さんが、織物の工場へ連れていってくれ、そこから階段ピラミッドを見ました。帰りに立ち寄ることも可能だったけど、とてもじゃないけどそんな気力はなかった…。(帰りはみんな無口…)
木の向こうに見えるのが、階段ピラミッド。今思えば、こんな遠くからじゃなく、ちゃんと見てくればよかったなと思う。 |
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