▼Deprave act.3 |
そこからは、まあちょっと激しいけど普通のセックスだ。 まず、後ろの穴に小さい方のローターを戻す。 「あっ……やっ」 暴れたいだけ暴れれば良いんだぜ? 後ろ手に縛られてるだけで、他には何にも無いんだから。 ところが、抵抗するったって、ちょっと身体を捩って腰を引くぐらいなんだな。 こっちがきつく手を回して押さえつけると、もう大人しくなっちまう。 「はあっ……あうっ」 一応お尻はきゅっと力を入れて拒んでるけど、ローションでベタベタになってりゃ関係ないんだ。 「力抜いて。痛くしたくないから」 こういう時は思い切り優しく囁いてやるのがコツさ。 「うっ……ん」 始めは恐る恐る、ゆっくり力を抜いていく。 それに合わせて、こっちもゆっくり押し込んでやるんだ。 一番きつい所を過ぎると、後はローターの丸みで勝手に深い所に落ち着く。 前と後と揃った所で、改めて両方にスイッチを入れる。 「はっ……あっ」 さっきまでの、便意をこらえていた時に比べると随分穏やかな反応しか返ってこない。 けど、ここで焦れたら調教は完成しないんだよ。 耳たぶや前髪をいじりながらな、優しく聞いてやるんだ。 「どうだい? 後ろと前の『間』が分かるかい?」 「わ……分かります」 「素直で良いね」 何か言うことを聞かなければ、一番弱くセットしたスタンガンでも出そうと思ってたところだった。力が抜けてる所へもう一発食らうと、気絶しなくても身体が痺れて駄目になっちまうから。 そうしておいて、今度は牛乳を2Lぐらい入れてやろうと思ってたんだよ。 ところがさ、それが分かってるのかイジメる口実が無いぐらいに素直なんだ。 「見せてくれ。可愛いお尻をさ」 「うう……」 恥ずかしそうにしながらも、枕に顔を埋めてさ、膝立ちになってお尻を後ろへ突き出したぜ。 ローターのコードが二本、割れ目の真ん中と後ろから生えてる。 俺も服を脱いでさ、その両膝を押し広げて、彼女の身体の下に滑り込んだね。 下からちょっと身体を持ち上げて、丁度俺のモノが顔に来るようにね。 そうしておいて、向こうの股間ももっと俺の顔に近付けさせる。 入ってる二つのローターが零れないよう指で押さえて、充血してサーモンピンクに染まったクリトリスを舌で舐めてやった。 「はあっ…あうっ」 なんて言うかな、未開発だった。 中や後ろじゃ大して感じないんだろうな。そういう身体でも、不思議とクリトリスの性感ってのは、経験と関係なくちゃんと有るんだよ。 だから、両手で丁寧に小陰唇と包皮を押し広げて、唇でついばむみたいにクリトリスを吸って、舌先で転がすように舐め上げてやるのさ。 「ああっ……はあっ」 「おい、俺のも頼むぜ」 さっきから熱い吐息と涙に濡れて、俺のもビンビンに反り返ってるんだよ。 自慢じゃないが、でかいぜ、結構。 彼女の口には一杯なんじゃないだろうかってぐらいだ。 |
手が使えないから、身体が起こせない。 窮屈そうに首を曲げて、舌を伸ばして俺のモノの先を、遠慮がちに舐めるんだ。 そのたどたどしい様子も良いけどさ、やっぱりこうカプッとくわえて口の中で唾液でトロトロにして欲しいじゃない。 だから、リスキーだけど手錠を外してやったのさ。 どうするだろうか、と思って見てたら、ちゃんと肘で自分の頭支えて、小さな手の平で俺のモノを掴んでさ、口を一杯に開けて頬張ってくれたね。 今度は俺が、口の熱さに溜め息を吐く番だよ。 一生懸命でそれも可愛かったな。 「よしよし、良いね。上手いよ」 そんな事無いって、首振るんだけどな。 まあご褒美とばかりにまたクリちゃんをいじってやる。 そうこうしてる内に、俺の顔に掛かるぐらい滴ってきたんだ。彼女の、愛液がさ。ローター抜いて、指で確かめてみると、二本ではちょっとキツイぐらいなのよ。 けどさ、俺のは指二本じゃきかんぜ。 ちょっと心配だったね、実際。 彼女をひっくり返して仰向けにして、ようやく普通に抱きしめてやる。 そうしてみると、制服着てる時よりずっと胸が有るんだな。 なんて言うか、そりゃサイズ自体はたいしたこと無い。 けど、固いって言うか、カタチが良いって言うか。 正面から裸の胸を合わせて抱き合うと、結構「お」って感じだった。 さっき風呂場でずぶ濡れになった髪が少し乾いてきて、良い感じにしっとりしてたな。 なんと無く、キスしたくなったね。 普段はプレイの最中はそういう事はしないんだけど、その時はなんか、こう、ガラじゃないが愛おしくなった。 ぎゅっと抱きしめて、舌が絡まるような濃厚なキスをしながら、背中に回した手で丸い尻を揉んだよ。 そうするとやっぱり、手触りが違う。 なんて言うか、肌の緊張感が違うんだよな。 吸い付くように、ってのじゃない。 けど、ツルツルするほど滑らかでもない。 張りが有って、カタチには充実感が有るんだが、表面から皮一枚やっぱり女の子らしく柔らかいんだな。 そんなお尻を揉みし抱きながらさ。 「どんなのが好みだい?」 って聞いてやる。 なんかな、調教してることを忘れそうだった。 「普通が、良いです」 「普通って?」 「変な事、しなくて良いです。普通にして下さい」 結局さ、彼女も俺の事を拒否するつもりはなかったんじゃないかなって気がしてきたのさ。 え? 自信過剰だって? それはそうかもしれないが。 けど、その瞬間の雰囲気は、なんか始めて寝る恋人どうしってな感じだったんだよ。 ひょっとしてさ、風呂場でこらえられ無くなった時に覚悟を決めたのかもしれないね。 何って、そりゃ、諦めるって事をだ。 69して、お互い大事な所に口付け合うのとさ、トイレじゃ無い所でデカイ方を漏らしたとこを見られるのとさ、アンタどっちが恥ずかしい? だろ? 漏らしちまう方だよなあ。 だから、その時点で彼女の中では俺の事が「すでに一番恥ずかしい所を見られた相手」になってるって事さ。 そうだとすると、彼女の価値観では、もう後は俺との関係を良くする事が優先事項なんだ、多分。赤の他人に恥ずかしい事をされて、恥ずかしい所を見られた、よりもさ。 ちょっと趣味が極端な恋人にそういうプレイを強要された事にしておいた方が、彼女にとってはダメージが薄いって事だ。 たとえ一期一会。つうか二度とそんな事はゴメンだと思っていたとしても、その場ではココロが通じ合ったみたいに振る舞いたかったんじゃないのかね。 ま、女心なんてどうせ理解出来んがね。 「俺は普通じゃ満足しないんだ」 「わ……私は普通で十分ですから」 「どんなプレイが普通なんだろ?」 「え……え」 恋人同士なら、こんな他愛も無い羞恥プレイもアリだよな。 「どんなのが普通? 後ろの穴に入れられちゃったり、天井から吊るされちゃったり?」 「ちちっ違います」 「じゃあどんなの」 「あ……あの……普通に、ただ普通に」 「なに?」 「私の……アソコに」 どんどん声が小さくなってくんだよ。 彼女も男が喜ぶツボを知ってる。 「入れて、下さい」 「そうかぁ、入れて欲しいのか……じゃあ断る理由は無いよね」 ここで言っておきたいんだが、やっぱりこれって断じて強姦じゃ無い。 え、なに笑ってるの。 だってそうだろ? 俺が彼女にやったことって、スタンガンと牛乳浣腸。 後は頼まれたことしかやって無いんだ。何が悪い。 ……ってま、そりゃ冗談だけどね。 そうなるように仕向けたんだ、認めるよ。 けど、彼女の羞恥心なんだ、その原因ってのは。 俺が恐かったわけでも、暴力振るったわけでも無い。 これ以上恥ずかしい姿を見られたく無い……やっぱり無理か。 「あ……ぁあ……ゆっくり」 「もちろんだ。勿体ないだろ?」 たっぷり濡れたアソコに、俺としては珍しく正面から正常位で。 相手の背中に手を回して、膝で腰を支えてゆっくりゆっくり。 俺もさ、痛いのは苦手なんだ。 痛さで言うことを聞かせるSMって最低だと思ってる。 気持ち良い事と恥ずかしい事、SMもやっぱり快楽なわけ。 そりゃ、適度な痛みが快感に通じるってのは分かる。けど、気持ち良いが先に来ないとね。痛くて気持ち良い、じゃなくて。 「大丈夫か?」 「あっ……あっ……んあっ」 根元まで全部ずっぽり、ってなるより先に、向こうの『奥』に届いたね。 なかなかに未開発、かつ狭くて適度に圧迫感のある良いトコロだった。 もう一つ、割とカズノコ。 濡れてシッカリ柔らかいんだけど、こう、ヒダがね、奥までちゃんとハッキリ。これは名器だ、と思ったな、その時。 心配していたほど痛くはなかったみたいだけど、とりあえず、自分もやっぱり気持ち良くないと。相手の一番奥に突き当たってる所から、さらに奥へ。 ぎゅっと、押し進んでいく感じ。 「あっああっ」 途中はたいして感じてなかったのに、やっぱり『突き当たり』は多少感度が違うらしい。もちろん、俺の方も良い。 周りを締め付けられてるってのと、先端を押さえつけられるような圧迫感ってのは種類が違う。 『狭い所に入ってる』ってのが実感だったな。 「動いても大丈夫かな?」 「あ、はい……多分」 「気持ちイイの?」 「……」 黙ってうなづくんだよね。 かなり素直だったな。入っちゃってからは。 俺は彼女の感触を楽しむために、ゆっくりゆっくり圧力を掛けながら動いた。 これは疲れるんだけどな。 せかせか動いた方が手っ取り早く気持ち良い、男の方は。 けど、女の子はいきなりアクセル全開ってペースには付いてこれない。特に、この場合みたいな、経験が浅い場合にさ。 だから、始めは、動きたいのをこらえる感じでゆっくりさ。 「はぁっ……はぁっ……はっ…ぁうっ」 単調なペースだと、次に来る快感の予想が付く。 だからあえて、ちょっとペースを乱すのもサービス。 正常位でだいたい俺のサイズにも慣れただろう、ってあたりで体位を変えた。 俺は、小柄な女の子を上に乗せるのが好きなんだ。 楽だし、深くはまるし、なにより表情が面白い。 潔癖症の彼女だけど、結構感度は良かった。 特に外側。 上に乗せて、下から突くんじゃなくて、腰を押し付けたまま前後に動かしてやる。そうするとこっちの恥骨の上で、向こうのクリがこすれてヨガル。 その顔を、下から見てるのが好みだ。 ま、普通のセックスの場合、って事だが。 ……つまりね、直に飽きた。 彼女さ、それで外側の刺激だけで『とりあえずイッちゃう』ところまでは持っていけそうなんだけど、それだとその先が無い。 つまりさ、まあ、経験が無きゃしょうがないんだけど、クリの感覚だけでイッたところでそんなものはオナニーと変わらないわけじゃない。 もっとこう『これがっ』てのを教えてやりたくなったわけ。 |
幸い浣腸済みじゃない。 風呂場ではお尻の穴の中まで、指突っ込んで洗ってやったし。 上に乗せたまま後ろにローション付けるとね、くすぐったそうに逃げるんだけど、前が繋がってる以上はいくらも逃げられない。 「あっ…だめっ…ぃやっ」 そのままでさ、指をぐいっと。しかも二本。 前が結構ギリギリのサイズなんだな。 そこで更に後ろにお邪魔すると、これはもう肉の壁一枚だけで隔たってるわけだから、両方狭く感じるんだな。 無理に力入れると肉離れ起こすぐらいだ。 なに言ってんだ、膣も直腸も筋肉だよ。 括約筋って言うの。知らない? じゃあ良いが、覚えておいた方が良い。 まあ、そうやって後ろもゆっくり広げながら、当然ピストンは継続。そうすると、クリも前も奥も後ろも、全方位攻撃だね。 ようやくこの辺で、いわゆる「ヨガル」って状態に持ち込めたかな。 「はあっ…あはっ…はああ」 開いた口が塞がらないのね。 目も開いてるんだか閉じてるんだか。 とりあえず泣いてるんだけどさ。 身体起こしていられなくなっちゃって、しょうがないから自分が起き上がって、こう、いわゆる向かい合っての座位を取る。 そこから手を伸ばして後ろって事になると、入り口までしか届かない。 いくら彼女が身体が細くて小柄でも、中までは無理。 もうピンクローターじゃ役不足だから、用意していたバイブを探した。 ところが、アナル用のバイブが見つからなかった。 え? サイズが違うんだよ。直径で言ったら倍ぐらい。 でもねえ、どうしても後ろに突っ込んでやりたかった。 ヨガリ狂うのが目に見えてたから。 そしたらこの調教も、今日一日でワンステップ進んだなって思えるし。 だから、彼女を下から突き上げながら、彼女の背中側の見えない所で準備して。 たっぷりたっぷりローションで濡らしてあげたね。 それでもやっぱり、これ入るかなあってなサイズでさ。 「力抜いて」 「あ?…なにを」 泣きそうな顔で放心してたんだな。もうちょっとでイキますってところで止められてさ。 「大きく息吸って……そうそう、とめて……ゆっくり全部吐く」 「はあぁ……ああうっ」 ビビーんと、前に入ってる俺のモノにまで衝撃が来た。 息を吐いて力が抜けた瞬間に、バイブの頭突っ込んじゃうの。そうしないと駄目だ。 ゆっくり入れて途中で嫌だとか恐いとか思わせると、さっき言った肉離れになるんだ。 頭がくぐってしまえばね、もうそれより太い所はないから一応平気。 真ん中でぐるぐる回る、柔らかい奴だったのも幸いだった。 「いやっいやああっ」 「力入れると壊れちゃうよ? 大丈夫、力抜いて」 力抜けったって抜けないだろうね。前と後ろでめいいっぱい筋肉伸びてる状態だから。 言うなれば括約筋のストレッチ状態だ。 「あはあっ…はあっ…はあっ」 肩で息するような状態さ。 彼女の尻を、半分しか入らないバイブを取っ手みたいに掴んで、それで動かす。 少しでも動きがずれたらたまらなく痛くなるから、大人しくそれにしたがって動くしかないんだな。 その体勢で五分十分やってると、もうどろどろのとろとろ。 身体中汗びっしょりでね、彼女。 涙も出てるしなによりアソコが。 過呼吸でぶっ倒れるんじゃないかってぐらいの息になるし。 心配になったから、最後はやはり正常位で。 動かせないからバイブのスイッチ入れて。 うぃんうぃんとゆっくり回るタイプなんだけど、その感触が丁度自分のカリの裏側に伝わりながら、狭い所で正常位のピストンで一番奥を突くわけ。 |
たまらんね、これは。 「あはあっ…はふあっ…はあああっ…ううう」 今にも壊れちゃいそうだったな。 目の焦点合ってないし。 多分ね、いわゆるオルガズム? 絶頂は何度も最中に達してると思う。 けど、俺が遅漏気味でさ、迷惑掛けた。 「やっ…やあっ…もうだめえっ」 三回目か四回目にイッちゃって、彼女もう駄目って本気で泣き出したんだ。 キモチイイの限界を過ぎて、痛くなってたのかもしれない。 けど、駄目って言われるとフィニッシュに持っていきたくなるのが男でしょ。 それまでずっと封印していた、俺のね、電光石火のピストンを。 時間掛け過ぎだって? そうでもないんだ。 その気になれば二時間でも三時間でも動いていられる。 この時は、せいぜい挿入からフニッシュまで一時間半。俺にすれば大人しい方。 って話の腰を折るなよな。 フィニッシュに向けてピストンさ。 「いやっ…もおだめっ…やっ…やっ…やめええっあっ」 不思議なもんで一定のペースだともう終わりにしたがってた身体がな、激しくなるとちゃんと『もう一段上』を目指すんだ。 俺としては、調教プレイはそこまで持っていって終わりにしたいわけ。 アナルでバイブがウィンウィン唸って、俺の腰がクリに叩き付けられて、さらに中の一番奥までズドン・ズドンと突っ込んでる。 「いやっ…いやああっ…ひあっ…ひぃっ…はあっ」 いやっ、いやっ、て悲鳴が、ひあっ、ひはあっってまあこれも悲鳴なんだけど、突き上げられるたびに息が詰まるような、高い泣き声に変わる。 「ひっ…あいっ…あふっ…あはっ…はあっ…はあんあああっ」 彼女のあんな大きな声は始めて聞いた。 両隣なんて絶対聞こえてる。 DVカムのマイクが拾った音が割れてたんだぜ? 俺も弾けたよ、もちろん。 彼女の奥の一番固い所。 子宮の入り口に叩き込むような角度でな。 確か三日か四日、溜まってたハズだ。 ドクンドクンと波打っても、まだ終わらない。 しばらくビクビクと、一番奥で注ぎ込んでた。 妊娠? それで孕んだんなら産んで欲しいね。 そのぐらい、完璧なプレイだった。 しかも始めてで、だ。 どんなものか、何処がツボかと探っていって、まあ三回目か四回目からだろうな。狙ったところで狙った結果を出せるのは。 もちろん相性ってものが有るし。何回頑張っても相手の快感のツボに、俺の身体が合わないって事も有る。 けど、彼女は違ってたんだな。 初手からバッチリ。なかなか無いんだよ。 葛城だってそうじゃ無かった。 だから、ホントは彼女は大事にしたいと思ってた。何も言わずにここへ来ちまったが。 バスタオルかぶって、しばらく泣いてたね、彼女。 俺は狭いベッドに腰掛けて、隅っこで煙草ふかしてたんだけど。 何時までたっても泣き止まない。 そりゃ、酷いことしましたよ。 だまし討ちだし、スカトロだし、羞恥プレイでアナル責めだ。 やられたくないオンパレード。 けど、違ったんだな、彼女が泣いてたのは。 「どうして……こんな……勝手に」 勝手だよな。こっちも焦ってたんだ。何かを残したかったんだろう。俺の本能が。 「もっと普通に、もっと優しくしてもらってたら、好きになれたかもしれないのに」 「……嫌われたかい?」 「当たり前ですっ」 ま、嫌われたんなら嫌われたんで良い。 結局、何も言わずに帰ろうとした。 けど、聞きたくなった。 「気持ち良く無かったかい?」 ってね。 「もう二度と、こんな風にしないで下さい」 「いや、気持ち良かったかどうか、聞いてるんだよ」 「知りませんっ」 てまあ、凄い勢いでドア閉められた。 |
でも、それで終わりじゃない。 もう次のアポイントメントは取れてる。 意外か? そうでもないよ。 「断られても、押しかけるよ」 ってね。そしたら 「私からお招きすることは絶対に有りません」 だってさ。 案外気が合うんだよ、彼女とは。 今度はね、甘く育ったスイカを手土産に、お詫びの印にさ。 今度はアナルで本番したいよね。 ま、予定では明後日ぐらいのつもりだったんだ。 スイカも熟れたし、彼女の身体も、そろそろ何が有ったか落ち着いて反芻できた頃じゃないかと思ってね。 で、俺との事を思い出せば……まあ、あまり言うと自惚れに聞こえるから止めとくが。 ん? ああ、これで全部さ。 二回戦はまだなんだ、仕方無いじゃないか それで、だ。 さっきも言ったが、俺痛いのが駄目なのさ。 喋る事は全部喋ったさ。これで全部。 え? 大した事喋ってないって? そんな事は無い。マヤちゃんの事も、スイカ畑の事も、誰にも話してないとっておきのネタを……がはっ……っつう。 痛いのは苦手なんだって言ってるだろ。 縛って薬使った上で殴るなんて、スマートじゃない。 ……なんだ……ああ、そう。 もう、用済みって? ひょっとして、話しが終わったからか? 聞いてるアンタも楽しんでくれたかな? 時間の無駄? そんならもっと詳しく話すんだったなあ。 外さないでくれ……頼むから。 何度も言ってるが、俺は痛いのは苦手なんだ。 でもさ、アンタもそれ出すのがちょっとさ、 遅かったじゃないか……。 |
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