リツコはベッドの上のシンジとレイ1には目もくれず、机の上の端末でアスカの動きを
   追っていた。
   すでに通路の扉はパスワードによってロックが解除されている。
   だが、いっこうにアスカが通路の中に姿を現す気配はない。

リツコ「扉の外にも監視カメラが欲しかったわね・・・」

   だが、ただの備品倉庫に通じるはずの通路に厳重なガードがなされていたのではまずい。
   扉から一歩中に足を踏み入れさえすれば、リツコが作り上げた特製のトラップ&警報装置
   が、ネズミ一匹逃すことなく作動する。

   だが、アスカはここにやってこない・・・
   正しいパスワードの解析に成功したのだから、どこかからマギに侵入して、リツコの情報
   を盗み出すことに成功したことには間違いないのだが・・・
   何処から侵入したのか、どうやって防壁を突破したのか、この私ですらわからないとは。

リツコ「思ったよりやるわね、自称天才もあながち誇大妄想というわけでは無いわね」

   だが、裏をかかれていることになぜかリツコはうれしそうだった。

   新たに端末にデータアクセスログの提出を求める。
   何でも良い、どこかに手がかりが残っているはずだ・・・
   リツコはシステム管理パスワードで、アクセスログの取り消しを求めたログをさがし
   始めた。


   そのころシンジは、すでに三度目の絶頂に向かっていた。
   レイ1はその動きを早めたり緩めたり、自分の快感に比例して動きかたを変えているが、
   動き出してから一度もシンジのモノを離していない。

シンジ「うぅっ・・・うぅっ・・・くあぁっ・・・はぁはぁはぁ・・はぁああ」

   シンジは自分が放出したモノがレイ1の中から溢れて自分の身体を伝っているのを感じる
   もう出てくるモノはないと思っていたのに・・・・

レイ1「そろそろ楽しそうな顔をして・・・イクときの顔はとっても良いのに・・・
    なぜ目をそらすの・・・・私・・・・気持ちよくない?」

   レイ1の感触はますます敏感に感じられるようになっていた。
   中に入り込んだ部分だけでなく、擦れ合う体の外側にはっきりと彼女のクリトリスが勃起
   しているのが伝わってくる。
   彼女はそのわずかに膨らんだ部分をシンジの恥骨にこすりつけて、自分もまた、たびたび
   絶頂に達しているのだが、いっこうにその肉欲が衰えた様子は見せない。

   シンジのモノが張りつめてくると再び動き始める。
   身体の触れ合う部分は、レイ1の身体から溢れた大量の愛液と、シンジ自身が放出したモ
   ノが混じり合って、彼女が動く間絶え間なく湿った音を発している。

   シンジはすでにそれが自分のモノでは無いかのような感覚に囚われていた。
   全身に力が入らない虚脱感に囚われているのに、その部分だけはまるで別の生き物のよう
   に力強く脈動し、レイ1の感触をますますはっきりと伝えてくる。

   今度は先にレイ1が絶頂に向かった。
   彼女の動きが激しくなると同時に、中での締め付けがきつくなってゆく。
   まるでシンジのモノを飲み込もうとするかのような力強さで、さらに深く、奥へ奥へと
   誘う律動を始める。

   もはや上下に腰を動かすことはなく、擦れ合う恥骨を中心に腰を回し始めるレイ1。
   その新しい刺激はシンジのモノの根本を刺激し、シンジもまた4度目の絶頂へと向かって
   いった。



マッド赤木アス        カ                姦                



アスカ、襲来




アスカ「やっぱプラグスーツ着てきて良かったわ」

   アスカは複雑に絡み合う配管やダクトの間をくぐり抜けながら呟いた。
   手に持ったPDAに周囲の設計図を呼び出し、現在位置を確認する。

   アスカが潜り込んだのは、地下第12層の床下と、第13層の天井の間のダクトスペース。
   巨大な空調用ダクトとそれを支えるアングル、電源ケーブルや上下水道の配管。
   それらは建設当時の図面から、増設された物で通れるはずの場所が通れなくなっている部
  分が多かった。

アスカ「空調ダクト以外はまるであてになんないわね」

   目指す区画に近づくに従って、電源ケーブルと水道管、それと使途不明な真新しい配管が
  増えている。

   空調以外の配管は、建設当時の面影をすでにとどめていない。

アスカ「間違いなくなんかヤバイもんがあるって事よね」

   アスカは隔壁までたどり着くと再びPDAを取り出し、無線モデムでマギを呼び出す。
   物理メンテナンスのスケジュールを変更、これから進む区画のセキュリティを一時的に
   キャンセルする。

アスカ「次の次の区画はもう真上よね」

   アスカは万全を期するため、天井裏のスペースではなく、ダクトの中を進むことにした。
   空調ダクト内の清掃点検用ハッチをゆっくり外して中の様子をうかがう。

   隔壁を貫通する部分にイレギュラーな光学センサーが見えた。
   おそらくリツコが独自に仕掛けた物であると見て間違いない。
   ここをマギからいじったら絶対に警報が鳴る仕組み・・・
   システム管理の裏コードがない限り絶対に破ることの出来ないアラートだ。

   アスカはいったんダクトを出て隔壁まで移動する。

アスカ「科学者としては一流だけど、本格的な諜報活動を知らないって事ね」

   光学センサーの出力コードがダクトの外を伝っている・・・
   後から増設したためにこうなったのだろうが・・・・

アスカ「甘いわね」

   アスカはPDAに非接触ピックアップ端子をつないでセンサーの出力コードのデータを
  読む。異常なしの常時信号。
   それをコピーして今度は端子をクリップに変える。
   出力コードの絶縁カバーに仕掛けがしてあったら・・・・
   だが、それは杞憂にすんだ。
   コードが途中で継ぎ足してあり、テープが半ばほつれかけている。

アスカ「誰だか知らないけど、やっつけ仕事は良くないわ」

   難なくPDAからダミーの信号を送ることに成功する。

アスカ「ドイツ支部での訓練が意外なところで役に立ったわね」

   万が一敵対する組織の手に落ちたときのためのサバイバル術。
   そんな事態に陥ったら、取るべき道は二つに一つ。

   逃亡か死か・・・・エヴァのパイロットは限りなく貴重で危険な存在だ。

   アスカはたとえどんな拘束を受けても、自らの命を絶つ方法を知っている。
   だが、生きて敵地からの生還を果たすための技術を学ぶことは、自分自身への自信につな
  がり楽しかった。

アスカ「真面目な生徒は必ず得をするのよ」

   アスカはこの先の区画は内部の資料がないため、ここまで行動をともにしてきたPDAと
  モデムをその場に残した。
   残る装備は工具類とミニマグライト、そしてリツコを倒すためのスタンガンだけだ。

アスカ「待っててね・・・シンジ」

   ミニマグをくわえると、もう一度ダクトの中へと入ってゆく・・・


リツコ「見つけた!セキュリティを解除するコード
    小細工しないで正常業務に見せかけるあたりはさすがね」

   セキュリティが解除が申請されているのは、この区画に隣接する天井裏のダクトスペース。

リツコ「もうすぐそこまで来てるってわけ・・・ネズミは嫌いよ」

   リツコは天井裏に仕掛けた催涙ガスのボンベを開ける命令を発した。
   これでしばらくは身動きがとれないはずだ。
   すぐに回復したセキュリティロボットが彼女を拘束する・・・はずである。
   セキュリティロボットの命令コードを最優先で変更。

   発令所への警報は鳴らさずこの端末だけで操作できるようにプログラムを変える。

リツコ「後は獲物が網に掛かるのを待つ・・・待つだけの価値がある獲物よ・・アスカ」

   だが、その時すでに、アスカは空調ダクトの中の清浄な空気に守られていた。

   さすがのリツコもアスカの行動力を読み違えていた。


   アスカは空調ダクトの分岐を正確にたどってゆく。
   目指すのは備品倉庫の区画の一番奥。
   専用通路に近い手前の部屋に入る方が楽だが、仕掛けがあるとすればそちらだ。
   一番奥から順に外に向かった方が安全・・・・金庫破りがいきなり金庫室の地下から侵入
  するのと同じ手口である。

   ただアスカの自分の読み違いに気付いていない。
   厳重な奥の区画にシンジがいるという自分の直感を信じた点だ。

   ダクトが下向きに曲がって終わっている。
   間違いなく区画の一番奥。
   金網の内側から留め金を外す。
   センサーがないのは予想外だ。

   それとも気付かぬうちに警報を作動させたか・・・・

   アスカは悩んだときは迅速な行動をすることに決めていた。

   長い髪が天井から下がっていては隠れることもできない。
   プラグスーツの中に髪を全部たくしこむ。
   金網が落ちないことを確認すると下の様子を確認する。

   誰もいない薄暗い部屋・・・思ったよりも大きい!

   高い天井からどうやって下に降りるか不安だったが、真下に巨大な円筒形の装置が見える。
   すばやく身を踊らせると静かに着地する。

   装置の端に梯子がある・・・
   そこまでたどり着いて、初めて自分の乗っているのが巨大な水槽だと言うことに気付いた。

   部屋の扉の位置を確認する・・・外に向かって一つだけ。
   周りの壁は見たこともない複雑な装置類で埋め尽くされている。

アスカ「ずいぶん大がかりね」

   意を決して梯子を下り始めたとき、水槽の中に満たされたLCLの中を漂う物が見えた。

アスカ「なっ・・・」

   何なのこれは・・と言う言葉を飲み込む。
   オレンジ色に鈍く輝くLCLの中に無数に漂っている綾波レイと同じ顔をした物体・・・

   とにかく梯子を下りてしまうと、部屋の隅まで下がって水槽全体を見渡す。
   数え切れないほど無数に存在するその物体は、一様に笑みを浮かべてこちらの動きを目で
  追っている。

アスカ「ひょっとして、クローンってヤツ?」




   リツコの端末のセキュリティロボットからの報告が入る。
   不審者は発見できず・・・・・

   合計7台のロボットが屋根裏を捜索したのだ・・・逃れられるはずはない。
   リツコは隣接する区画のさらに外側も捜索するように指示を出す。
   ひょっとして催涙ガスの攻撃を逃れて逃走を図ったのでは?

   ガス・・・空気の流れを遮断する手段・・・!

リツコ「空調ダクトの警報は鳴らなかったはず」

   事態はにわかに緊迫してきた!
   リツコはセキュリティロボット達に、全ての空調ダクトをたどるように指示する。
   まもなく、ダクトに仕掛けたセンサーをキャンセルしているPDAが表示された
   無線モデムがついている・・・・間違いなく入り込んでいるはず!

   その時、リツコは隣の部屋から間断無く流れていた海賊版レイ達の嬌声がしていないこと
  に気付いた。

   ゆっくりと扉を振り返る
   今はただマヤのすすり泣く声が聞こえているだけだ・・・・

   先ほどレイ1をこちらに連れてきた時、扉に閂を締め直していなかったことが悔やまれる

リツコ「良く来たわね・・・アスカ、見事な行動力よ」

   ゆっくりと扉が開いて、スタンガンを構えたアスカが姿を現す。
   保安部員達が携行する、有効射程と効力を自由に設定できる本格的な物だ。
   最大出力なら、この部屋の何処にいても届くに違いない。

アスカ「お喋りしに来た訳じゃないわ!今すぐシンジを解放して」

   アスカの持つスタンガンの電極は真っ直ぐこちらを向いている。

リツコ「後ろから現れるとはね・・・私もドジね」
アスカ「もう一度だけ言うわ。今すぐ、シンジを、解放するのよ!」

   二人はしばし無言で対峙する。
   シンジの上のレイ1が、ようやく動きを止めて事態に興味を示す。

リツコ「決定権はこちらが握っているの、あなたに出来ることは、無いわ」
アスカ「なら撃たせてもらうだけ」

   アスカの指が引き金に掛かるとき、リツコの後ろ、ベッドの上でレイ1の身体が弾け
  飛んだ。←超鬼畜

   アスカは引き金を絞ることが出来なかった。
   レイ1はシンジの上から弾けたよう飛び上がって床の上に落ちる。
   シンジは何が起こったのか解っていた・・・弾け飛ぶ瞬間、レイ1の全身の筋肉の硬直と、
  かすかな電撃がシンジに伝わっていた。

アスカ「・・・・・何をしたの?」
リツコ「実験体についてるのと同じ物がシンジ君の首についているわ
    今のタイミングなら私の方が確実に早かったわね・・・・
    殺すこともできたのよ!」

   弾け飛んだレイ1に一番近いところにいるシンジは、かすかに肉の焦げたような臭いを
  感じた。
   首を巡らして床の上のレイ1を見る。
   おそらく先ほどより強いショックを与えられたに違いない。
   動く気配を見せずに横たわったその口元に赤い物が見える・・・

アスカ「私の方が早いかも・・・こっちもあなたを殺せるわ」
リツコ「そんな強い電流が流れたら、確実に私の手の中のスイッチは壊れてしまう・・・
    どんな威力で作動するか解らない・・・・あなたにとっては危険な賭けね」
アスカ「くっ・・・」

   悔しがるアスカ・・・だがスタンガンは相変わらずリツコを正確に狙っている。

リツコ「あなたに出来ることは二つに一つよ
    シンジ君を見捨ててここから逃げ出すか、シンジ君の代わりに首輪をはめるか」
シンジ「逃げてアスカ!」
リツコ「黙りなさい!・・・・アスカ、シンジ君を連れてここから逃げるという
    オプションはないわ」
アスカ「・・・・・・・・・・・シンジ」
シンジ「アスカ、ダメだ。絶対にダメだ」
リツコ「銃を下ろしなさい」
シンジ「ダメだよアスカ!アスカだけでも逃げて」
リツコ「アスカは逃げないわよ・・・シンジ君が助けたくてここまで来たんでしょう?」
シンジ「アスカッ・・・ダメだ・・・」

   シンジは泣きながらアスカに訴えかけるが、アスカはそれに答えられない。

アスカ「シンジを・・・・まずシンジを解放して」
リツコ「まちがえないで!言ったでしょう、決定権を持っているのはこっちよ。
    まずあなたには銃を置いて首輪をしてもらうわ。話はそれからよ」

シンジ「アスカ!僕にかまうな、チャンスは今しかないんだ!!」
リツコ「シンジ君が喋るとね、痛い目に遭う子がいるわ(ポチッとな)」←くされ外道

   床の上に倒れたまま動くことすら出来なかったレイ1が、大きく体をびくつかせ、再び動か
  なくなる。
   今度は仰向けになったその瞳が、真っ直ぐリツコを見上げている。

リツコ「何なのその目は・・・もっと痛い目に遭う?」
アスカ「あんた・・・おかしいんじゃない?あんたが作ったんでしょう?」
リツコ「そうよ、私の最高傑作・・・でも作り物の命にすぎないわ。
    私が作った物を私が壊して悪い?シンジ君が勝手に同情するからよけいに痛い目に
    遭ってるのよ!」
シンジ「僕は・・・何も要らない・・・二人を助けて下さい」

シンジの言葉はリツコにあっさりと無視される。

リツコ「立ちなさい。アスカにその首輪をはめて」

   レイ1はよろめきながらも黙って立ち上がるとリツコの前で首をうなだれる。
   リツコが首輪の後ろに手で触れると、首輪はあっさりとはずれた。←指紋のパターン認識ね
   喉に二箇所、赤く焼けた場所が見える。

   レイ1は黙ったままアスカの後ろに回り、首輪をはめる。
   アスカは抵抗する気がないことを示すため、スタンガンを足元においた。
   首輪はカチッと音がしてアスカの首にぴったりと収まった。

リツコ「プラグスーツを脱がせて」

   レイ1は黙って従う。アスカも抵抗しない。

リツコ「あなたがちゃんと言うことを聞けば、シンジ君は助けてあげる」

   全裸になったアスカを見てリツコは目を細めた。

リツコ「この机の上に座りなさい。シンジ君からよく見えるように」
アスカ「シンジの首輪を外して」
リツコ「まず言うことを聞きなさい」
アスカ「何のためにこんな事を・・・」
リツコ「あなたに個人的に恨みがあるわ」
アスカ「なっ・・」
リツコ「二度と生意気な口をきけないようにしてあげるわ」

   アスカは黙って言うことを聞くことにした。
   もはや何を言っても無駄だろう、このガイ●キチには。<かくれてねえって

   机の上に上ると、シンジと目があった。

アスカ「シンジ・・・・見ないで」
シンジ「・・・・・うん・・・」
リツコ「正座してどうするの?こっちを向いて体育座りをして」

   アスカはリツコを睨むが、黙って従う。
   自分はともかくシンジにもまだ首輪がはまっていることを忘れるわけにはいかない。

リツコ「それで良いわ・・・シンジ君、目をつぶらないで。真っ直ぐ見なさい」

   リツコはシンジのかたわらから剛力君12号を拾い上げてレイ1に渡す。
   レイ1がそれを受け取ってアスカに手渡す。
   リツコは絶対にアスカの間合いに近づこうとしない。

リツコ「あなたがすぐに来ないからシンジ君もそれで罰を受けたわ・・・
    今度はあなたの番よ」
アスカ「どうしろって言うの?」
リツコ「決まってるでしょう。それを自分で自分の中に入れるのよ。
    足を広げて、シンジ君によく見えるようにね」

   アスカは手渡されたそれをじっと見つめる。
   ベッドに縛り付けられたままのシンジがそそり立たせている物より、長さで倍、太さでは
  もっとありそうだ。

アスカ「(ごめんね、シンジ)」
   アスカは心の中でシンジに謝った。

   シンジにあげようと思っていたバージンをこんな形で失うことになるとは。
   そう思うと、二度と流すまいと心に決めたはずの涙が溢れて止まらなかった。

リツコ「泣くほど怖いことかしら?・・・・強がってはいてもまだ子供ね」
アスカ「あんたなんかには解らないわよ!・・・・ごめんね・・シンジ」
シンジ「・・・アスカ・・・・リツコさん、僕ならどんな罰でも受けます、アスカだけは」
リツコ「愛されてるわ・・・・良かったわね、アスカ」

   アスカはあきらめてもう一度それを眺める。
   なぜここまで凶悪で悪趣味な造形をしなければいけないのかと感覚を疑う。

   アスカが意を決したのを悟って、シンジは目をそらす。

リツコ「良いの、シンジ君のためにああしているのに、見守ってあげないの?」
シンジ「ここでは何もなかったんです。アスカは汚れてなんかいない
    誰がなんと言おうと、僕にとってはそうなんです」

   リツコはシンジの顔を見る。
   何を今さらと思ったが、不意にあることを思いついて笑った。

リツコ「気が変わったわ。アスカ、こっちへ来なさい」

   アスカはとりあえず机から降りてリツコの顔を見る。
   眼鏡が光ってその表情は解らないが、どんな悪趣味な想像をしているのか、その口元は
  歪んだままだ。

アスカ「何でも言うことを聞くって事は解ったはずよ。まずシンジの首輪を外して」

   交渉の余地がないと思われたリツコがここでは譲歩した。
   自分の悪趣味な思いつきを早く実行したくてたまらないのだ。

   リツコはシンジに首をあげさせると、首輪の後ろに触れてロックを外す。

リツコ「これで良いかしら」

   アスカは黙ってうなずく。
   とりあえずシンジが電撃を喰らう事態だけは避けることが出来た・・・・もう・・・自分は
  どうなっても、シンジとここから家に帰ることが出来るなら何でも良かった。

リツコ「ここへ、シンジ君の上に来て」

   アスカは素直にリツコの言うことに従う。どうなっても良いから早く終わらせたい一心だ。

   シンジの上をまたいでアスカがベッドの上に立つ。
   シンジは横を向いてアスカを見ないようにしていた。

リツコ「もっと前へ、シンジ君の頭をまたいで・・・そうよ。そのまま腰を下ろしてちょうだい。
    シンジ君が目を逸らさないように、太ももで挟んで・・・・それでいいわ
    シンジ君、あなたには大事な役目をしてもらうわ。アスカのそこが剛力君が入っても
    壊れないようにしたいでしょう。あなたがその準備をするのよ」

   シンジはずっと目をつぶっていたが、アスカの太ももに顔を挟まれていることは解った。
   目を開ければすぐそこにアスカの股間があるに違いない。

リツコ「いつまでそうしているつもり。早く舐めてアスカを楽にしてあげなさい」

   確かに、何の準備も無しに剛力君が入ったら、アスカのそこは壊れてしまうに違いない。

アスカ「ごめんねシンジ・・・今は言うとおりにして、早く家に帰りましょ」
シンジ「・・・ごめん・・アスカ」
アスカ「・・・ちゃんとお風呂には入ってきたから・・・許して」

   シンジは少し首を曲げて頭を起こすと、アスカの股間に顔を埋めた。
   舌でアスカの茂みをかき分けて、アスカのそこをまんべんなく唾液で濡らす。
   少しでも痛みが和らぐだろうかと思うと、シンジも必死になった。
   少しでもアスカのそこを慣らすために、舌をこじ入れて押し広げる。

アスカ「ぁ・・・・・ぁあっ」

   たまらずアスカが前のめりになってベッドに手を突く。
   手を突いたところにシンジの手があった。
   シンジの手は細いワイヤーでベッドに拘束されていたために擦り傷だらけになっている。

   何度もワイヤーの食い込んだ跡の残るシンジの手首を見ると胸が痛んだ、が、
  アスカは思わず浮かんでくる笑みをこらえきれず、髪を垂らして自分の顔をリツコから隠した。

アスカ「チャーンス」

   呟きつつ口の中に含んでいた鉄格子切りのワイヤーを手に取る。

アスカ「シンジ、黙って聞いて。今から手首の拘束をほどくわ」





第五部へ続く

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制作・著作 「よごれに」けんけんZ

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