後編Aパート |
「シンジッ!背中流してあげよっか?」 「アスカ!・・・いっいいよ、自分で洗うから」 泡だらけのシンジがあわてて身体を丸める。 「・・・ダメ?」 「濡れちゃうよ・・・すぐ行くから部屋で待ってて」 「・・・許して、待ちきれなかったの」 「・・・アスカ・・」 私はシンジの返事を待たずにシンジの後ろに座った。 「スポンジ貸して」 シンジは恥ずかしそうに身体を丸めたまま、私にスポンジを渡す。 タオルで前を隠してるみたい・・・ 別に見えても平気・・・明るいところで見てみたいって気も・・ちょっとする。 「大丈夫よ、ちゃんとタオル巻いてるから」 シンジはこっちを見ようともしない。なにをいまさら照れてるんだろ? スポンジを揉んでたっぷりボディソープを泡立てる。 シンジの背中・・・やっぱり男の子よね。 筋肉が付いてるわけじゃないけど、肩幅があって、骨太で・・・ でもシンジはどっちかって言うと繊細な方なのよね。 近くで見ると広く見える背中に、スポンジで泡を塗りつけていく。 もっとごしごしこすった方が気持ち良いかな? |
アスカが僕の背中を洗ってる。 直接手が触れてるわけじゃないけど、アスカの気配をすぐそばに感じる。 さっきから二人ともずっと黙ったままだ。 お風呂上がりにタオルを巻いたままの格好でここに来たって事は・・・裸なんだよな? タオル一枚でその下は裸のアスカ・・・が、僕の背中を洗ってる。 そう思うと下半身の中心が充血してくる。 体が勝手に熱くなって、自分のモノが膨張してくるのがわかる。 手ぬぐいで股間を隠しているけど、屹立したモノではっきり浮き上がってる。 ・・・形がわかるぐらいだ。 さらに身体を丸めてみるけど、隠しようがない。 アスカがスポンジを置いて手桶でお湯を汲む。 素手で僕の背中をさすりながら、ゆっくりお湯で泡を流してる。 熱いお湯と、少しひんやりしたアスカの手の平。 屹立したモノが鼓動に会わせて震えているのを自覚する。 アスカは手桶を置いて、僕の背中に両手を置く。 「広いんだね、男の子の背中って」 「・・・あとは流すだけだからさ・・先に待っててよ、すぐ行くから」 「私がそばにいちゃイヤ?」 「恥ずかしいだろ、自分がからだ洗ってるとこ人に見られてると」 「じゃあ私が洗ってあげる」 「いっ・・いいよ、自分で出来るから」 「違うの、シンジに触れていたいの」 「待ってられないの?」 「・・・うん」 アスカが僕の身体に手を回して背中に抱きついてくる。 タオルのざらついた感触の向こう側にはっきりとアスカの身体の弾力が感じられる。 前を隠してた手ぬぐいが、落ちた。 アスカが僕の胸に回した手に力を込めて、後ろから僕の頬に自分の頬をあわせる。 視線が股間に向いてるのがわかる。 隠したいけど、どうしようもない。 |
明るいところで初めて見ちゃった。 真上から見ると・・・なんか迫力ある・・・思ってたより、おっきい・・・かな? 回した腕にシンジの鼓動を感じる。 鼓動につれてシンジのモノが震えてる。 「そんなにじろじろ見ないで・・・恥ずかしいから」 「じろじろなんて見てないわよ・・・ふーんってかんじ」 「なに、それ」 「はじめて見るから」 「こないだは、暗かったしね」 「シンジも見たい?」 「な・・なにが?」 「私の身体」 「べっ、べつに・・・・ちょっと」 「見せてあげる」 シンジから体を離してタオルを落とす。 シンジが振り向いて・・・上からまるでなぞるみたいに・・・ちょっとどこ見てんのよ! 「なんとか言ったらぁ?」 「なんとかって・・・綺麗だと思うよ、すごく」 シンジののどがゴクッて鳴った。 「湯船・・一緒に浸かろっか?」 「アスカ・・・・・ごめんっ」 気付いたら・・お風呂場の床に押し倒されてた。 |
振り向いてアスカの身体を見て・・・唾が湧いてきた・・飲み込むのも忘れて見とれてる。 白い、肌理の細かい肌 思ったより細い肩 鎖骨の付け根のくぼみ 少し上を向いてとがった、形のいい胸 平均的な日本人よりすでに大きいんじゃないか? ウェストってこんなに細いんだってびっくりする 腰骨から太ももにかけての滑らかなボリューム感 そして、閉じた太ももの間からのぞく、髪と同じ赤い茂み 気付いたら、アスカに抱きついて・・・そのまま倒れ込む。 アスカは抵抗しなかった・・・僕の下で、少し潤んだ瞳で見上げてる。 澄んだ、大きな、青い瞳 長い睫が・・かすかに震える 数回、無言で瞬きする間があった。 「・・・ここでもいいわよ」 アスカはそう呟いて・・・目を閉じた。 |
洗い場の床が少し背中にひんやりする。 照明が目に入って、シンジの顔がシルエットになる。 表情ははっきりわからないけど、真剣な眼差しで私を見てる。 思ったより強引ね・・・優しくしてよ。 「・・・ここでもいいわよ」 そう呟いて目を閉じて、シンジに任せることにした。 すぐに目の前が暗くなって、唇が重なる感触。 シンジの手が背中の下に回る・・・暖かくって力強い。 濡れた胸が、重なる。 自分がどきどきしてるのがわかる・・・シンジの鼓動も。 閉じた唇の間を、シンジの舌先が探る。 抵抗しないで口を少しだけ開ける。 舌先が触れあうと、私の方からシンジに舌を突き出す。 シンジの舌が私のを捕らえて絡みつく。 つながった口の中で、唾液が絡み合う感覚。 もう、吐息がくすぐったいのにも慣れたわ。 シンジに捕らえられた舌が、吸われる。 頭がぼうっと痺れてくる。 ディープキスって気持ち良いの。 どうすれば私が喜ぶか、シンジは研究してるみたい・・・。 何度か唇を重ね合わす角度を変えて、より深く絡み合う。 シンジの腕に力がこもる。 抱きしめられた胸から息が漏れる。 身体が痺れて・・・私の身体がシンジを欲しがってる。 全身でシンジを感じたくて、私もシンジの身体に手を回す。 |
長くて深い、溶け合うようなキス。 アスカの呼吸が乱れてくる。 アスカの手の平が僕の背中をさまよう。 アスカに体重をかけないように、身体を少し横にずらす。 左手をアスカの背中の下に回して、右手を自由にさせる。 右膝でアスカの太ももをこじ開ける。 アスカの茂みに自分の太ももを押しつけると、アスカの太ももが僕の右足を挟み付けてくる。 自由になった右手でアスカの左の乳房を柔らかく包む。 手の平全体に弾力を感じながら、親指と人差し指で先端を摘む。 小さな硬い感触・・・ 摘んだ指先の間で転がすと、つながったままのアスカの口から喘ぎが漏れた。 |
シンジが優しく私の胸を愛撫してる。 敏感な先端を弄ばれて、思わず喘ぎが漏れちゃう。 「んっ・・はぁ」 それを合図にシンジが私の舌を解放する。 自由になった口で荒い息をしてるのを自覚する。 目をつむったまま、全身の肌でシンジを感じようと集中する。 シンジが身体をずらして・・・唇で。 「はっ」 先端を口に含んでる。 唇で吸い上げて、口の中で舌を使って愛撫してる。 柔らかくてあたたかい舌のざらつきと、時々硬い歯の感触が入り交じる。 ダメ・・・声が出ちゃうの・・我慢できない・・・ 「あぁっ・・あぁ・・はぁ・・・」 なにも掴む物がない・・・左手でシンジの髪に指を絡める。 右手でシンジの背中を抱きしめる。 シンジの右手が私の胸から離れる。 脇腹を優しく撫でながら身体に沿って降りていく。 腰骨で一度動きが止まる。 私の腰を少し持ち上げるように腰骨をつかむ。 絡み合った太ももがより股間に密着する。 自分のモノが熱くなって、濡れ始めてるのがわかる。 シンジの右手が私のお尻を撫でる。 太ももがリズミカル股間に押しつけられる。 左の胸はまだ唇で愛撫され続けてる。 「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」 シンジの動きにあわせて快感が生まれる。 喘いでるのを自覚してる・・・もう止まらない、止められない。 お尻を愛撫していた手がそのまま太ももを愛撫する。 膝頭に触れて、今度は内ももをなで上げてくる。 自分が期待に震えてるのがわかる。 いやらしい身体・・・早く触れてもらいたくてうずいてるの。 シンジが少し太ももを押しつけるのを緩めて・・・手の平が滑り込んでくる。 |
アスカの茂みを手の平で包む。 熱い・・・すでに濡れてるのがはっきりわかる。 「アスカ・・・こんなに」 「・・・うん・・・欲しかった・・・ずっと」 少しかすれて・・・震える声。 僕の髪に絡んだアスカの指に力が入る。 顔を上げて、アスカの顔を見る。 眉根を寄せた悩ましげな表情。 目尻に少し涙が見える・・・そんなに、僕を待ちわびてたなんて。 アスカを・・・絶対に満足させてあげなきゃ・・・改めて自分に誓う。 アスカが欲しがる物を全部与える・・・ 僕は、アスカが満足した顔が見れたら・・・それが嬉しい。 アスカの顔を見ながら、右手でアスカの股間を探る。 茂みの間に熱い亀裂がはっきりわかる。 手の平に吸い付くような感触と、溢れた液体の粘り。 太ももを使って押しつけながら、手の平全体でさする。 さすり上げるときに肉襞が開くのがわかる・・・柔らかい感触。 指先に全神経を集中して、その中心を探る。 亀裂の間は溢れてきたもので滑らかに潤って、僕の指先は自然とアスカの中に滑り込む。 「あんっ」 一瞬アスカが背中を反らして呻いた。 唐突に侵入してきた指先に驚いたのか、喜んだのか。 息づかいがいっそう激しくなる。 まだ動かしてもいないのに・・・なんて敏感な身体。 女の子はみんなこんなんだろうか?<なわけねえだろっ! 指先がアスカの中で引っかかったりしないように気を付けながら、慎重に奥へと進む。 中指全体がアスカの中に飲み込まれた。 指にまとわりつくような、アスカの中の感触。 柔らかくて熱い。 そして溢れてくる粘性の液体。 指の先にアスカの中の感触をしっかり感じるよう、少しだけ曲げる。 そのまま押しつけながらゆっくり引き抜く。 アスカの中に刻まれた微妙な襞。 その全てを感じながら入り口まで戻る・・・再び奥へ向かって侵入させる。 入り口にほど近い部分に微妙な触感の違い。 そして一番奥にはっきりと、丸くて弾力のある感触。<ここまで書いていいのかどうか? 身体の奥に大切にしまわれた、アスカの母性としての部分。 その入り口・・・いや出口か、そこがわずかに指先に触れる。 大切なその部分を傷つけるわけにいかない。 いったん指を抜いて、アスカの左足を曲げさせる。 曲げた膝をアスカに抱えさせて、もう一度指で侵入する。 今度はもっと近くに感じるその部分を、指の腹で慎重に愛撫する。 「あぁっ・・ああんっ」 初めての感覚にアスカが喘ぐ。 自分の身体の一番奥・・・自分ではおそらく触れたことがない場所。 そこの生み出す快感に戸惑っている。 初めは軽く撫でるだけだったが、徐々に強く押しつけるように愛撫を強める。 「だっ・だめぇっ・・こわれちゃう」 アスカの声が震えながらもはっきりと拒絶する。 初めての快感への恐怖。 普段味わう身体の外側とは違う快感。 自分の奥底に秘められていた敏感な部分。 それを探り当てられて戸惑っている。 |
怖かった・・・シンジじゃなくって自分が。 外側に、気持ち良いところの中心があるのは知ってる。 感じてくると膨らむ蕾のようなそれ。 自分で触れることが出来るそれ。 自分で慰めるときに思わず触れてしまうそれ。 それとは違うなにかが身体の奥にあるなんて。 ホントに知らなかったのに、なんでシンジは知ってるの? 一度は高まった快感が、恐怖に囚われて冷めていく。 シンジの指が、愛おしかった指が、自分の身体を蹂躙する侵入者・・・異物感に変わった。 「やめて、お願い・・・怖いの」 シンジと目があった。 シンジの手の動きが止まる。 「大丈夫だよ」 シンジの言葉は優しかったけど、私は首を振る。 シンジは優しい目を・・・すごく優しい眼差しを私に向けたまま、身体を起こして離れていく。 右手は私の中に残したまま。 私の両足の間で跪く。 何をする気?・・・やめて!、こんな明るいところで・・・ シンジの頭が私の股間に埋まる。 膝を持ち上げて、私に抱えるように促す。 イヤだったけど、恥ずかしかったけど、逆らえない自分がいた。 シンジの目の前で、大事なところを広げてる私がいる。 泣きたいぐらいに恥ずかしいのに、体の中から沸き上がってくる期待はなに? 無防備になった私の股間を、シンジの舌先がそっと押し広げる。 動きの止まった指先が、異物感からもう一度快感に変わってゆく。 シンジが私の大事なところを舐めてる! 恥ずかしい・・・恥ずかしいのに・・・ 「うっ・・うっく・・あっ・・あぁ・・うっく・・あっ・・はんっ」 ・・・私、泣きながら喘いでる。 |
アスカの喘ぎにむせび泣くような声が混じる。 見れば、ほんとに涙を流して泣いている。 両膝を自分で抱えた屈辱的な姿勢。 何より明るい場所で、というのがアスカにとっては恥辱なんだ。 改めて、目の前のアスカの股間を見る。 茂みは足を左右に開かれた姿勢によって、ほとんど大事な部分を隠す役に立ってない。 包皮を押しのけて、充血して膨らんだ蕾がのぞいている。 そこから両脇につながる2枚の襞。 そして、僕の指を飲み込んでいる中心。 全てが鮮やかなピンク・・・そして充血して厚みを帯びている。 いったん中指を抜いて、薬指に代える。 薬指にアスカから溢れたものを絡ませる。 そして、濡れた二本の指を並べたままアスカの中心に押しつける。 「いっ・いやっ・・いやいや・・・・やめてよ・・こわれちゃう・・」 アスカの声がはっきり震えて、かすれてる。 一度途切れたむせび泣きがまた続く。 いやと言いつつもアスカは抵抗できないでいる。 軽い抵抗を感じつつ二本の指を根本まで差し込む。 「うっ・・くうっ・・ううっ・・うううっ・・・うっ・・うっ」 むせび泣きが嗚咽に変わる。 だが、喘ぎと嗚咽の入り交じった声がむしろ僕を欲情させる。 指先が再び一番奥に達する。 その部分も充血しているのか、弾力を帯びて膨らんでいる。 二本の指を押しつける。 同時に、指が二本入ったことで襞が押し広げられ、無防備にさらされている蕾を唇でついばむ。 「ああっ・・うっ・・ぁはあっ・・うっく・・ああっ・・ぁあんっ・・」 唇で捕らえた蕾を吸い込む。 フレンチキスのように繰り返し繰り返しついばむたびにアスカの身体が反応する。 アスカはおそらく無意識のうちに両足を広げて腰を突き出す。 恥辱に快感への欲求が勝った・・・本能に理性が対抗できなくなったんだ。 ついばんだ蕾をしっかりと唇で捕らえて、舌先で触れる。 アスカの喘ぎがいっそう激しくなる。 |
さっきまであんなに怖かったのに、シンジがあそこを舐めたとたんに恐怖が薄れていく。 恥ずかしさは増すばかり・・・ 一番大事なところ、一番恥ずかしいところを見つめられて、舐められて・・・ なのに、恥ずかしいことの方がより快感の方が強い。 もっと強く舐めて もっと激しくついばんで 中に入った指が圧迫感をともなう快感に変わる。 二本も入ったらこわれちゃうと思ったのに・・・きつい方が・・・いいの・・ 一番奥でもまた感じてる・・・怖いくらいに。 もう・・なにが快感で、なにが怖いのかわからない。 めちゃくちゃにして欲しかった もっと恥ずかしくして欲しかった ・・・壊れてしまいたかった 「はあっ・・はあっ・はあっ・はあっ・はあっ・はああっ・ああっ・・あああっ」 背中が反り返って、自分の膝を抱きしめてるのが辛い。 シンジはさらに激しく指で突いて、舌で舐めあげて・・・ 「あああっあああっ・あああああんっ・・んぁ・・・・ああ・・・ああぁ・・・はあぁ」 最後にあそこがぎゅっと締まってシンジの指がいっぱいになるのを感じた。 背中が反り返って、首の後ろが痛かった。 自分の声が、狭い浴室の中で反響して耳に残る。 最後はフォルテッシモで絶叫してたの・・・ そう、シンジはチェリスト・・・私はただのチェロ・・・ せっかく弦を張ってもらったのに・・・ずっと・・一ヶ月も・・鳴る事が無かった・・・ 誰かが弦に触れてくれるのを、私の音色を開放してくれるのを、待ちわびていたって事に 今気付いたわ。 |