二      人      だ      け      リサイタル

後編Bパート




アスカのうなじから肩口にかけて、赤くあとが付いている。

アスカが目を覚ますまで、アスカの体が冷えないようにと思って一緒に湯船に浸かる。

柔らかいアスカの身体・・・完全に力を失ってる。

アスカの身体が浮き上がって、胸が水面からでてしまう。
冷えないようにお湯をすくって手でかける。

アスカが少し動いた。
目を覚ましたかな?


う・・ん

なんだろう?
身体がふわふわして落ち着かない・・・
暖かい・・・シンジ?

ぼんやりと白い光が視界に広がっていく。
徐々に戻る意識。
お風呂場の天井を見上げてる。

湯船に半分浮かんでる感じ。
背中にシンジを感じる・・・・

仰向けで、シンジの肩に頭を乗せてる。
シンジの耳元で囁いてみる。

「・・・どのくらいこうしてた?」

「5分ぐらいじゃないかな」

「そう」

シンジの両手が私の身体を撫でてる。
お湯の中でふわふわして気持ち良いけど、なんだか全身に力が入らない。

「ごめんね・・・シンジはまだ」

「ん?・・いいよ、別に」

私は黙ってシンジの頬に自分の額をこすりつける。

身体の芯がうずいてる感じ。
まだ・・・私の身体が欲しがってる。

「ううん・・ちゃんとして・・欲しいの」

「じゃあ・・部屋に行こうよ」

「・・うん」


お風呂場の硬い床の上は辛そうだし、お風呂の中もなんだか落ち着かない。

アスカは立ち上がろうとしてバランスを崩す。

「・・・足に力がはいんなくて」

「良いよ、肩かすから」

半分アスカを抱きかかえるようにして脱衣所にでる。
体を拭いてあげて、新しいバスタオルで包んであげる。

自分の体を拭くときに、思わずアスカに背を向ける。
膨張しきって脈打ってる自分のモノが恥ずかしい。

パンツをはいて、パジャマを着ようとして、アスカがバスタオルだけなのに気付いた。

「このままで、良いかな」

「うん・・・連れてって」

アスカが僕の首に両手を回す。
もう一度アスカを抱きかかえるようにして廊下にでる。

「僕の部屋?それともアスカの部屋?」

「シンジの部屋が良いな」

「わかった」

ベッドに辿り着いてアスカを座らせる。

「のど乾かない?」

「うん」

「牛乳で良いよね?」

「うん」

いったんお風呂場に戻って中を確認する。
痕跡が残ってるんじゃないかと心配だった。

洗い場の床をシャワーで流して、湯船のお湯を抜く。

換気扇を回しておけば、ミサトさんにも気付かれる心配はないと思う。

台所でコップに牛乳をつぐ。
コップを二つお盆に乗せて、自分の部屋に戻る。


「ありがと」

シンジからコップを受け取って牛乳を飲む。
少しのぼせたみたい。
冷たい喉ごしが気持ちいい。

並んで座ったシンジの顔がまともに見れない。

「電気・・消す?」

「シンジはどうしたいの?」

「僕は・・・アスカの顔が見れた方がいいな」

「じゃあ・・消さなくてもいい」

シンジが私の肩に手を回す。
あごに手がかかって、シンジの顔と正面から向き合う。

積極的ね・・・今夜は。

目をつむるのと同時にシンジと唇が重なる。

・・・優しいキス


唇を重ねるだけの優しいキスを続けながら、アスカの身体をそっと押し倒そうとする。

アスカは少し抵抗して、体を離した。

「シンジに借りが出来たわ」

「・・・なに言ってるの?」

答えるより早く、アスカは床に跪く。
ベッドに腰掛けた僕の腰に両手を回すと、パンツを下ろし始める。

「私も・・・シンジにしてあげる」

「いっいいよ、別に」

「借りは作らない主義なの」

パンツを下ろされて、僕のモノがアスカの目の前で露わになる。
アスカはバスタオルを身体に巻いたままだから、ちょっと恥ずかしい。


目の前にあるシンジのモノを掴んでみる。
熱くて、少し鼓動が伝わってくる。

こんなに硬くなるもんなのね・・・ちょっとびっくり。

左手をシンジの腰に回して、右手で一番根本を握り直す。

正面から見ると、上から見下ろすよりも長く見える。

少しためらったけど、思い切って先端にキスしてみる。

ふふふ・・ピクンて動いた。
見慣れてくるとなんだか可愛い。


アスカは右手で根本を握って、唇で先端にキスを繰り返す。
そのたびに自分のモノがどんどん充血するのがわかる。

普段自分で握りしめるのとは違ったアスカの手の感触。
細い指が僕のモノを握っている・・・
さっきコップを持ったせいか、少しひんやりした感じ。

アスカは少し顔を傾けて、先端の裏側の敏感な部分を唇で愛撫する。

今度は舌を出して、初めはためらいがちに、徐々にしっかりと裏側を舐め始める。

・・・もっとアスカを感じたい、欲求がどんどん強烈になる。

「あ・・・アスカ」

「なに?」

「あの・・・くわえてくれるかな」

「いいわよ」


思ったより太いのよね。
歯が当たったら痛いよね?
歯が当たらないようにするためには、思いっきり口を開けなきゃいけない。

口の中に、シンジのモノをくわえてみる。

ちょうど口の中いっぱいかな?

ちょっと怖かったけど、ゆっくり、自分の右手に唇が当たるまで深くくわえる。

いっぱいに深くくわえると、舌を動かす余裕がない。
少し浅くくわえなおして、なるべく大きく舌で愛撫する。

シンジの息づかいが少し早くなったかな?

唇に力を入れて締め付けながら、根本を握った右手を上下にゆっくり動かす。
舌で先端の裏側・・・確かここが一番敏感なのよね?・・・を愛撫する。

シンジの両手が私の髪を掻き上げる。


アスカに舐めてもらえるだけで嬉しいのに、僕の感じるところを的確に刺激してくる。

自分の鼓動が早くなって、息があがるのを自覚する。

アスカの髪を掻き上げる。
そのまま髪に指を絡める。

僕のモノをほうばったアスカの口元・・・
柔らかい唇が吸い付いてくる。
口の中で蠢く舌使いが伝わってくる。
右手がゆっくりと根本をしごいている。
溢れた唾液がアスカの手と、僕の股間を濡らしてる。

髪に隠れて見えなかったその情景が、視覚刺激になって僕を興奮させる。

アスカがたしかに僕のモノを口に含んでるんだ。

アスカの頭を、手の動きにあわせてゆっくり動かす。

動くたびに頬がくぼむ。
アスカが僕のモノに吸い付いてる証拠。

唇から湿った音が漏れる・・・まるであの時みたいな・・・

アスカの身体に巻かれたバスタオルが落ちた。

自分のモノの向こうにアスカの身体が全部見える。

左手を伸ばして、アスカの胸に触れる・・・柔らかい感触。

右手はアスカの髪をつかんで、頭を前後に動かすように促し続ける。

「んっく・・んっ・・んっ・・んっ・・・」

アスカの喉から声が漏れる。
口元からは湿った音が響き続けてる。

だんだん自分の中で興奮が高まってくるのを感じる。


シンジのモノがさらに膨らんで、口の中いっぱいになる。

舌を動かし続けるのに疲れて、手と頭全体を動かすことにする。

唇がシンジのモノを強くこするように、少し吸い付くようにしながら前後に動く。

湿った、キスの終わりみたいな音がして恥ずかしい。

シンジの手が私の胸をつかんでる。
初めのうちは優しく触れてたのに、だんだん強くつかむような感じ。

シンジも感じてきたのかな。
頭をもっと早く動かして欲しいみたい。

シンジの手の動きに応えて、早く動いてみる。
私の胸を掴んでいた手が離れて、両手で私の頭をつかんでる。

シンジの手が強く私の頭を動かす。
その動きが早すぎてついていけない。

シンジがじれったそうに、私をベッドの上に引っ張り上げる。
自分も横になって、もう一度私の頭をつかむ。

自分で動くつもりかな?


頭を動かすのが辛そうだったから、体勢を変える。

アスカをベッドに横向きに寝せて、僕のモノをくわえさせたまま僕も横になる。

両手でアスカの頭を固定する。

アスカの手が僕のモノをしっかり掴んだのを確認して、自分で腰を動かす。

もっと深く、もっと早く、刺激を求めて身体が勝手に動く。

アスカの手と口がぶつかって、僕のモノは奥まで届かない。

つかんでいた右手を離させ、親指と人差し指で根本だけ握ってもらう。

アスカの頬に唾液が溢れるのが見える。


シンジのモノが奥の方まで侵入してくる。

シンジが夢中になってるのがわかる。

私がシンジを気持ちよくさせてるっていう充実感。

シンジが両手で私の頭を自分の方に引き寄せる。
上顎の奥にシンジのモノが押しつけられる。
ほとんど喉まで届きそう。

苦しいけど、もうすぐシンジがイキそうなのがわかる。


「はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・」

いつの間にか自分が喘いでるのに気付く。

アスカの中が気持ちいい。
勝手に腰が動く、もっと早く、もっと深く。
止めることが出来ない。

「んっんっんっんっんっ!」

アスカが呻いてる。
きっと苦しいはず・・なのに我慢してる・・でも止められない、アスカの中でイキたい!


シンジのモノが私の喉を突く。

私が苦しんでるってきっとわかってる。

けどやめられないのね・・・

私はまだ大丈夫。
だから、もっと気持ちよくなって。

私の髪をつかんだ指に不意に力がこもる。

「アスカ・・・アスカ・・・アスカ・・アスカ・アスカ」

シンジの動きが痙攣みたいに早くなる。
シンジのモノがいっそう膨れ上がって硬くなるのがわかる。

「はあっ・うっ・んっ・・うう・・・・・・はぁ」

最後の瞬間、シンジが思いっきり腰を突き出してきて、シンジの中から溢れたモノが
喉に直接流れ込むのがわかった。

ビクン・ビクンって脈打ちながら、次から次から溢れてくるモノで口の中がいっぱい
になる。

シンジが動きを止めてから、私はシンジのモノを根本からこすりあげて、まだ少し残っ
てるモノを全部飲み込む。

最後に、私の唾液で濡れたから、唇で拭いてあげた。


最後は自分でもわけが分からなかった。
ただアスカの中のなるべく奥まで突き入れたい衝動に逆らえなかった。

アスカの喉に触れてしまったと思う。
すごく苦しかったはずなのに、アスカは僕のモノをしごいて最後の一滴まで飲み下した。

「ごめん・・・」

「いいの・・・きもちよかった?」

「うん・・・すごく」

「こんなにいっぱい出てくると思わなかったから、ちょっとあせった」

「なんか・・・いつもよりいっぱい出てきた気がする」

「気持ちよかったから?」

「・・・たぶん」

「自分でするより気持ちよかった?」

「それは・・・もう・・くらべもんにならないよ」

「ほんと!?」

「なんか・・・嬉しそうだね」

「だって、嬉しいもん」

「そう・・・苦くない?」

「平気・・・シンジのだから」

アスカがすごく・・・切ないくらいに愛おしくて、でもどうしたら良いか分からなくて、
そっと髪を撫でる。


乱暴なくらいに私を求めてくれた充実感
私がシンジをイかせてあげれた充実感

シンジは優しく私の髪を撫でて、それから溢れた唾液で濡れた頬を拭ってくれた。

ベッドの上に体を起こして、まだ残ってた牛乳をとって渡してくれた。

私は別に口の中に残っててもかまわないんだけど・・・苦いのもすぐに慣れたし。
けど、さすがにこのままキスするのは気が引けるから、牛乳で口の中を綺麗にする。

なんだかなー・・・シンジはこうなるのがわかってたのかなあ?


牛乳を飲み終わって、アスカが僕の隣に倒れ込む。
その肩を抱き寄せて、ぴったりからだを密着させる。

「布団かぶろっか?寒いよね」

「うん」

二人で一枚の布団に入る。
アスカが僕の首に手を回す。

ゆっくりと、もう一度キスから始めよう・・・


シンジの暖かさを感じる。
さっき動いたからかな、少し汗ばんでる。

唇が重なる・・・優しいキス・・・シンジがまた優しい普通のシンジに戻ったみたい。

荒々しく私を求めてくれるシンジも嬉しいけど、いつも私のことを気遣ってくれる優しい
シンジも大好き。

私の方からシンジに身体を密着させる。
シンジのあそこが柔らかく感じる。
太ももで触ってみる・・・やっぱり柔らかい。

なんか、変な感じ・・・いつも硬くなってるところしか知らないから。

首に回してた手を離して、シンジのモノに触れてみる。

なんか、くたくたって感じね・・・
そっと包むように握ってみる。
柔らかくって、暖かくって、さっきより一回り小さい。

「楽しい?それ触ってて」

「なんか・・・かわいい」

ぎゅっと強く握ってみる・・・あっ・今どくんて動いたよね?

あれっ、だんだん膨らんできた。
柔らかいままおっきくなってく。

面白いかもしんない・・・これ。


アスカが僕のモノを包むように握ってる。
一度萎えたモノがもう一度充血してくるのがわかる。

アスカが下になるように身体を重ねて、僕もアスカの股間に手を伸ばす。
茂みをかき分けて中心に指を伸ばすィ
すっかり濡れて、充血してるのがわかる。

さっきお風呂場でしたときから、ずっとこのままだったのかな?
一度達してしまうとすぐに萎えてしまう男のモノとはやっぱり違うのかな。

もうすっかり硬くなった僕のモノをアスカが握り直す。
僕もアスカの一番感じるところを指先で愛撫する。

「はぁっ・・・あん・・」

すぐにアスカがかわいい声をあげた。
その声を聞いて僕のモノがさらに膨れ上がるのを自覚する。


お互い一番感じるところに触れあってる。
二人を隔てる距離がない感じ・・・一番敏感な部分を刺激しあってる。
シンジが指を動かすと、すぐに声が出ちゃった。

まだ身体の芯が熱いままなの。
一度達したあと、すぐには冷めてくれない私の身体。
シンジの指の動きに、自分でもびっくりするぐらい敏感に反応しちゃう。

だめ、そんなに指を動かさないで・・・また声が出ちゃうから。

足を閉じて太ももでシンジの手を挟み付けて動きを止めようとする。
シンジが膝を太ももの間にこじ入れて、強引に私の足を開かせる。

抵抗できるほど力が入んない。
指を二本揃えて、大事なところ全体を撫でるように滑らせてる。

感じる・・・すごく。
身体が、自分の身体が自分のものでないみたいな気がする。

入り口に指がかかるたび、体の中から震えが来るほど、中に入れて欲しいと思う。
敏感な蕾に触れられるたび、体の中を快感が駆けめぐる。

このままそんな優しい愛撫を続けられても、満足できないわ。
ううん・・すぐにイッちゃうかもしれない、けど、欲しいのはそんなことじゃないの。

「だめ・・・すぐイッちゃいそう」

「いいよ、何度でも」

「・・・ちがうの」


アスカの顔を見る。
目尻に涙を浮かべてるのがわかる。

「ちがうって?」

「・・・・・・・」

アスカは答えない。
僕はもう一度指で愛撫を繰り返す。

「・・・やめて」

アスカが声を震わせながらはっきり拒絶する。

「どうしたの?・・・もういいの?」

「・・・ちがうの」

僕はあきらめて、アスカに触れていた手を離す。
アスカが悩ましげな顔で僕を見上げる。
その震える額に唇で触れて、囁くように聞いてみる。

「ダメなの?」

「・・・ちがうの」

「どうしたらいい?」

「・・・・我慢できないの」

「なに?」

アスカが唾を飲み込むのがわかる。
頬が上気して赤く染まってる。


シンジに触れられて、自分がもう我慢できなくなってることに気付いた。
なのにシンジはまた始めから愛撫しようとしてる。

そんなまわりくどいのはイヤ。
早く欲しいのに。

シンジは鈍感だから、私がもうイヤになったのかって聞いてくる。
そんなわけ無いじゃない。
けど、なんて言ったらいいの。
して欲しいなんて・・・やっぱり恥ずかしい。
けど、このまま外だけ指で触られててもすぐイキそう。
・・・そんなのイヤ。

早く・・・入れて欲しいのに。

シンジが間抜けな質問してくる、もうバカ、そうじゃないってば。

こんなに欲しがってる自分が恥ずかしくって、悲しくなってきた。
泣きだしちゃいそう。

「・・・・もう・・我慢できない・・・じらさないで」

それだけ言うと、もう我慢できなくなって、泣き出しちゃった。





Cパートに続く

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制作・著作 「よごれに」けんけんZ

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