2012年11月07日(国税調査官/第4部門統括官)---関東信越国税局内宇都宮税務署
業種
決算月
指摘事項
対象
建設
3
個人経費
法人税


調査員の発言で、ちょっと気になることがありました。さかんに「証拠。証拠。」と言います。確かに元帳などの帳簿書類は、証拠です。ただ、業界では「原始記録」という言い方をします。この原始記録には、帳簿書類の他に、メモや日記などの記録も含まれます。統括官から「他の役所から来たんだ。」と聞いて頷けた。

20世紀にも「困った。困った。」を連発する調査員がいました。問題がないということは、正しく申告しているということになるから喜ばしいことではないか。自分の成績を上げるために来たというのは、誤りを見つけたときの表情の変化からも見て取れる。

今回は、統括官から「未完成工事出金がないのは、おかしい。」と税務調査に行くように指示されたが、見事に当てが外れた。

しかし...

実地調査が終了してから、1ヶ月近くに渡って追加の資料を請求された。追加で請求がきた資料は、すべて実地調査のときに収集可能な資料ばかりです。実地調査は、何をしに来たのでしょう。その後、結論が出たのは、平成25年1月末です。しかも、調査の承認部門から「中間納付の還付の処理が違う」と指摘されるまで気づかなかった「税務調査に選定されなければ、throwしていた」との問いに、統括官は何も答えられない。結局、通常の税務調査は、自身の保身のために成績を上げることが目的です。

あまりに時間が掛かりすぎたので、調査員への信用がなくなり担当の統括官に更正を希望したが、「さらに詳しく調査しなければならない」と統括官が言うので、「先日の税務調査には何をしに来たのか」と問いに何も答えられない。口が裂けても「自分の保身のために成績を上げに来たとは言えない。

個人的な経費では、車輌に係る経費が代表的にかもしれない。

個人で購入したが、99%以上業務に使っているので整備費から燃料費まですべて会社で損金経理していたが、指摘されたのは整備代金だけ。自動車税はもちろんのこと、任意保険料や燃料費もノータッチです。数多い車輌の燃料費から抜き出すのは、面倒ですからね。会社で購入したが、1%も業務に使用していない車輌の整備代金から燃料費はもちろんのこと自動車税や任意保険料までノータッチ。どういうことでしょうか。

このことからも、手間が掛からず文句をつけれる箇所しか指摘しない。課税の公平さを維持するためでなく、自身に保身のために手っ取り早い目立つところに文句をつけて成績を上げることしか考えていないことは明らかです。

最後に、紋別税務署の問題でも明らかなように、証拠に残ることは決してやらない。とてもずるい立ち回り方をします。

自主的に修正申告を提出するのは、自分で間違いに気づき提出すべきものです。
税務調査で問題を指摘されたら、自分から修正申告を提出することはありません。
更正してもらいましょう。




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