黒板相手に授業をしているわけではない。

相手が自分のうしろに立つと、反射的に
ダッ バシッ ウッ
と攻撃してしまうのがデューク東郷ことゴルゴ13。
先生でもあまり背中ばかりみせているのはよくないようである。
といっても、背中からシャツがはみ出ているからという意味ではない。
ハリー・ポッターにもそういう先生が出てきたけれど、
黒板にひたすら板書を続けて、自分が満足いくところまで書き終わったら、
「それでは写しなさい」というカタチだと、板書の間はつまらないし、
ノートに写している時はただ機械的にエンピツを動かしているだけ、という場合が多い。
それなら参考書を写しているのと同じである。
生徒に向かってではなくずうっと黒板に向かって説明していたりする。
いわゆる黒板とのマンツーマン個別指導状態。
まぁ、教え方というのはひとそれぞれ一長一短あってのことだから、
一概には言えないけれど、自分としては黒板の説明は
板書 説明 板書 ネタ 説明……みたいなかんじで
教えていくやりとりの中で少しずつ書いていって、
生徒もちょっとずつ書きながら
終わるとノートができあがっているというのがよいと思うのでありますよ。
おかず ご飯 おかず ご飯 みそしる ……みたいなかんじがバランスがいいのです。

おかず おかず おかず ご飯 ご飯 ご飯 みそしるだとちょっときついかもですよね。

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