2013
2012


2014 一年を振り返ってみて

一番印象に残ったのが、近いというのもありますが
12月の銅版画家清原啓子の宇宙(八王子夢美術館)でした。
20点の試し刷りと一枚一枚に克明な製作ノート。
エッチングの深い黒にここまでこだわりがつまっていたのかと圧倒されました。

ポーランドのポスター展(むさ美美術館)

ヴァロットン展 (三菱一号館)の版画。

文化村で見たユトリロ。

府中市美術館の江戸絵画、ミレー展もよかった。

思い入れを感じる展示には、規模の大小を限らず心を動かされますね。


2014.12

銅版画家清原啓子の宇宙(八王子夢美術館)
2014年12月07日

八王子に生れの銅版画家清原啓子。

ぼくがこの人の作品をはじめてみたのもやはりこの美術館。
他のメインの企画展を目当てに見に行ったときにたまたま常設で展示されていた。
書きこまれた細部もさることながら、黒い面の深さに心臓つかまれた。
銅板画の手法的に、まずエッチングで線を描いて面を黒くする時はアクアチントって、
いっぺんに水彩画のように黒くできる手法でやれるんですが、この黒はもっとちがった深みがあるんです。
線を書くエッチングで線と線の間にまた線を腐食して面にするってことなのですね。
これはたいへん手間のいる作業。
ということは頭ではわかっていたのですが、
今日見てきてどれだけのことをこの人がしていたかがわかりました。
試し刷りの展示が20枚。製作ノートがひとつひとつにつけられています。

全体になにかが足りない。
強さが出てきたが、バランスが欠けた。
黒の深みを。
つながりから細部へ。
明日は朝からストーブのそばで腐食液をあたため。
終了午後3時。

みたいな。

そして細部に渡って4分5分3分5分というように腐食の時間が書かれている。
それが全部のパーツにです。
作品には下絵の鉛筆がも添えられていました。
これがまたすごい。
銅板画を作る時に細かく書いたんじゃなくて、鉛筆の段階から書いてあったんですなぁ。
そして生前の本棚にはニーチェ全集、「心理学と錬金術」ユングなどがびっしり。
その思考と人生を濃縮したディープな世界。
向こう側をのぞいてしまったら帰ってこられなくなるんじゃないか、と思うような。
没後30年近くなって今回作品集が出版されたことを記念して行われた今回の企画展です。
31歳。生きてたらまだ還暦前なんですよね。
今、どんな作品を描いていたのか見てみたかったです。

ここまで書いていつものダジャレも出てないことに気がついた。
それだけインパクト強かったというわけですね。

http://www.yumebi.com/


2014.11

ジブリの立体建造物展(小金井江戸東京建物園)
2014年11月13日

アルプスの少女ハイジのジオラマ。
山の上のハイジやおんじに目がいくけれど、下の方ではちゃんと汽車が走っている。
そして汽車は、駅のところでちゃんと止まる。
ところが止まった汽車がそのまま動かない。
動かないと思ったら、また動きだした。
これ、ちゃんと駅でしばらく止まっているんですね。
その場で係りのおねえさんに聞いたみたら、
あとにくる汽車は、車両の数がちがうんですよ。
しばらく見ているとさっきは四両、今度は三両。
これはなかなか気がつかない。でも気がつくとなんかうれしい。
そういう遊びがいたるところにあります。
千と千尋の神隠しの油屋の巨大模型。
2mぐらいあるんじゃないかな。
裏に回ると継ぎ足し継ぎ足しして増築した感じで木材の長さが微妙に違っていたり。
窓から見える明かりがゆらめいて見えるんだけど、
光が揺れているだけじゃなくて中の影の動き方が誰かいる活動の気配を感じさせる。
ハウルの動く城のところの説明。
宮崎さんの描くものは、コストを考えなければ構造的に必ず作れます。
現実に作れるものだからどこか現実ばなれしながらリアリティがあるパン屋の近所、
パン屋の看板、パン屋の店先、パン屋の裏、といった具合に
パン屋の鉛筆デッサンだけで20枚近くが展示されてました。これは魔女の宅急便。
手を抜かない真剣な遊び。
そんなことを感じて、じわじわ感動が沸いてくる。
そんな展覧会でありました。
耳をすませば、紅の豚、ナウシカ、ラピュタ、トトロ・・・
ひとつひとつの作品のコーナーでストップして時間がいくらあってもたりない。
今日のところはこのへんで。
ジブリはいいなぁ。

http://tatemonoen.jp/special/index.html


皇居東御苑の十月桜(?)と工芸館 青磁のいま展
2014年11月04日

大手門から東御苑ニノ丸庭園と散策。
紅葉はまだまだですが、桜とすすきです。
えと、11月だけど十月桜ですね。
平川門を出て工芸館へ。文化の日無料開放の日なのですな。
途中、近代美術館の前はチケット売り場ですでに25分待ちの行列してました。
菱田春草展最終日ですからまあ想定内ですが、それにしてもすごい。
ここは迷わず工芸館へ坂をのぼっていく。

青磁の今。ここで写真を撮ってつぶやく「青磁なう」
これで今日の仕事は終わった気になってるところがこまったもんだ。
いや、実際展示すばらしかったです。
第一部 宋代にもたらされた中国青磁。
これだけでもすごいんだけど、
第二部は青磁に魅せられて釉薬、焼き方を追求した日本の陶芸家たちの作品。
生きた蟹がはりついたような装飾を極めた初代宮川香山が?
形容するのが難しいほどのまるでカウリングのタマぐらいかざりけがないシンプルさ。
そしてほんのりと碧い。
板谷波山、河井寛次郎、個性あふれる作品を生みだした大家たち、
誰もが青磁に魅せられ挑戦したのですなぁ。
中でも清水卯一のシャープな稜線と黒いカンニュウ。しびれます。
貫入ってのはモノがヒビ入って割れてるんじゃないですよ。
釉薬って高温で焼くとガラスになるわけですよね。
それで表面がコーティングされるわけですけど、
焼けた時に粘土の方の縮み方とガラスになった釉薬の縮み方の違いが大きいと
ガラスが引っ張られてヒビが入った状態になるというわけですよ。
これ、なんとも言えない味わいなのです。
そして第三部は青磁のいま(青磁なう?)
伝統を研究しながら新しい青磁をつくろうとしている現代の作家さんを紹介するコーナー。
これがまたよかった。
二重三重のカンニュウ、
エッジを利かせてその部分の釉薬が薄くなるのを利用して他の色と青磁の青を対比する。
筆で何度も何度も(三十回とか)釉薬を塗り重ねる。
きれいな対照形にろくろでひいた鉢を非対照に。(これはシュウカイドウの葉がヒント)
それと、青磁というのは青いのだけじゃないんですよ。
同じ釉薬でもふつうに酸素がある状態で焼くと酸化して黄色っぽく焼ける。
青いのは、酸欠状態で焼いたやつなのですね。
酸素がないと炎が逆に酸素を奪ってしまうわけです。
それで青くなっちゃうんです。顔色青いぞ酸欠か?っていうじゃないですか。(違)
これを酸化焼成に対して還元焼成という。
でも、還元して焼いて最後だけ酸素吸わせるというのもあるわけです。

奥が深い。

http://www.momat.go.jp/CG/celadonnow/index.html

そんなわけであまり大きくない工芸館を出た時は日も傾いて、
お堀端を下ってまた近代美術館の前に来たら本日無料のコレクション展の方は
かなりゆったり見られるようになってましたというわけなのでした。


もっとユトリとユトリロを。
2014年11月02日

BUNKAMURA、夢見るフランス絵画印象派からエコールドパリ。
神泉からだと下り坂で楽チンなのです。
ルノアールはぽってりしたピンクの裸婦だけではなく、
アンディ似のイケメン肖像画も描いてるんだな。意外でした。
意外と云えばユトリロです。
ユトリロ?という線の風景画。描いているのは同じくパリの建物なんだけども
線がハッキリしてるというか、言われないとわからない感じ。
でも、いいんですな、このタッチ。制作年みたら30くらいのときに描いた計算なのか。

いかにもユトリロな晩年の作という作品の解説は妻にこういうふうに書くように言われたなんてことが書いてあるぞ。
ユトリロもつらいぜ、です。
ユトリロの、若い頃の、というサン・ピエトロ寺院のまる屋根を見上げる街角、的な絵を中心に、
3回ほど往復した上に、ギャラリーの方の展示がオークションで、
版画も長谷川潔や南ケイコなど、サイン入りのほんものが出ていて、目黒にはしごはこの次に。ちかれたビー。

http://www.bunkamura.co.jp/index.html


2014.10

竹久夢二、ロートレック、ミュシャ、ヴァロットン
2014年10月27日

横浜の方の高島屋に行きました。
世話になったおじさんの墓参りに関内までいったもので、それに合わせていけましたよ。
ロートレックは伊達男の闘牛士からムーランルージュの踊り子のもの、
そして迷宮美術館でクイズに出題されていた
この女の子がひとりで描かれているポスターは何のポスターでしょうか、
みたいなのまで知っているものはほとんど出ておりました。
大阪の新しい美術館の寄託。
佐伯祐三展もそうだったような。大阪コレクションすごいですね。
スタンランは黒猫シャノアール。
ミュシャは一番好きでじぶんの部屋にも飾っておるJOBのたばこのポスターのオリジナル。
同じポスターだけど大きいし、やはりよいなあ。
ヴァロットンの木版画も並んでいたのがめっちゃうれしかったです。
この白と黒ならでは表現できる表現、表情に再会したかったのであります。

写真スペースは夢二と絵草子屋でツーショットと、夢二デザイン着物展示。
着物のデザインがすっきりしていてそれでいて斬新という。版画的なものがありますなぁ。大正が終わって世の中の流れも庶民の生活もが緊迫して、夢二人気にも陰り。 そんな中あたらしい画風と題材などを探し病弱のからだをおして洋行。帰国後50歳で亡くなった。
夢二。 そのままでいいじゃないか、というのは今だから言えることなんだろうな。
今でも十分以上にかっこいいですよ夢二はん。

http://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/yumeji.html


ポーランドのポスター展(むさ美美術館)
2014年10月23日

これも説明会ちょっと早く家を出て寄ってくるシリーズ(?)
オペラや演劇、トゥーランドットやマクベスなど。
アメリカのホラー映画(スティーブン・キングのクリスティーンとか)もあったりするんですが、
かなりおさえた感じで一味ちがう。でも、逆に怖かったり。
なにげなく見ていて(ワルシャワ)の文字はズンとくるものがありますね。
ぜんぜん気がつかずに見ていて、係りの人に床にメッセージが書いてあるのを教えてもらいました。
グロテスク?それともユーモア?
とか、
きれいはきたない?とか ひとつひとつ教授の解説であったり問いかけであったり。
もういちど入り口にもどってたどってしまいました。
深い。
おだやかで洗練されているようなイメージに感じていたショパンが祖国ポーランドを思ってつむいだ旋律が革命。
そんなことにも思いをいたす展示でありました。
27日(月)まで、(ふだんは週末休みですがやっているようです)無料です。
自転車置き場は美大生にまじって。

http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/7996



ガス灯とガス灯の浮世絵。
2014年10月22日

小平にある高校の説明会に雨の中レインコートに
ゴム長靴のフル装備で自転車で行ったのでちょっと早く出てガスミュージアムへ。
閉まってる。お休みか!?と思ったら1時間早く出たからまだ開館時間前でした。
雨の中、待つ。

2階のメイン展示は三代目広重のガス灯が入っている浮世絵ですが、
半分以上の展示はガス灯器具などでごいす。
以前企画展があった小林清親は日本橋の雪の夜景のと馬車のやつの復刻だけ。
ですがタッチパネルのモニターでは解説つきでゆっくり見られます。
自転車で来るのはさすがにここらまでが北限です。
五日市街道まわるとここから平櫛田中美術館もまわれるんだけど、
雨だしちょうど展示替えなんですよね。

帰りはお昼時なのでラーメンの匂いの誘惑があちこちからしてくる新小金井街道なのでした。
(西武線をくぐれるようになって、ずいぶん行きやすくなりました)

http://www.gasmuseum.jp/gallery/



東京都美術館だけどウフィッツイ展素通りして、
2014年10月14日

版画展行ってやったぜえ。

http://www.hangakyoukai.com/

上野素通りして御徒町で降りようとしたら、御徒町も素通りして秋葉原まで行ってやったぜえ。

山手線で戻って、御徒町の大黒屋のぞいたら、
ウフィッッイ展のチケットが1600円→1400円で、期間が短いやつは1100円になってたぜぇ。
でも版画展が目的だから買わないぜえ。
アメ横に入ったところでは、ふつうのチケットを1100円で売ってるんだぜえ。
でも、さっきの大黒屋では、チューリッヒ展とかと合わせ技で2000円で売ってるんだぜえ。
アメ横ではウチノケバブ食べたら2秒で妊娠シチャウヨオーホントヨーって、
アベックを冷やかしている売り子のオニイサンいたぜえ。
ワイルドだのお。

結局版画展2時間以上がっつり堪能したので、
ウフッッフィどころか全国陶器市にもよる余裕はなかった、ワイルドじゃないこじろうでおました。


台風接近中の朝からミレー展
2014年10月06日

開館時間の10時前にはいったのですが、かなりの大粒になった雨の中、入り口前にすでに長い行列。
例年この時期にある府中市美術館開館記念の無料開放日ではあるものの、
いままでなかったこの長さ。人数を区切って入場。そしてストップ。おおっ入場制限。
長いかさは置いていかないといけないんだけど、傘たていっぱいとっくのとうがらし。
傘に番号をつけて預かってくれる。が、雨の勢い風の強さ。全員が長い傘だぞ。
それを手際よく番号をつけて、ポリバケツに仕分けていく。手際いいです。
そして学芸員の方自らやっている。帰りに傘捜す時に気がついたんだけど、
番号札色別になっててすぐわかるようになってた。
この手際のよさ、さすがです。頭下がります。
中に入ってもまた行列あるが、まずポスター配布のコーナーへ。
迷っているうちに行列二重に。結局入るまで一時間くらいですね。
府中市美術館て細いエレベーターで展示の二階に上がっていくこともあって、
いっぺんにたくさん入れない。それもあって中は意外ときつきつになってなかったです。
入り口付近に一枚と、肖像画のところにも数枚。
ミレーの最初の奥さん。ポーリーヌ・オノの肖像。
やっぱりかわいいです。てか、愛にあふれた「まなざし」で書いてるんだね。
手をモナリザに組んでるのもあるけど、
ミレーにとってモナリザよりオノリザだったんんだな。オノリサかよっ。
そのポーリーヌが若くして結核で亡くなった後、
再婚した奥さんが、食えないときもこどもたちを育てながら支えた。
いい奥さんもらったね、ミレーさん。企画展の副題になっている
「愛しきものたちへのまなざし」はそういう支えがあって生まれたものだろう。
ポスターにもなっている《子どもたちに食事を与える女(ついばみ)》
これはポスターの時はポーリーヌの肖像をメインにした方がつかみはオッケーじゃないのかな、とか
ちょっと思ったりもしたけど、ほんものはぜんぜんいいですよ。まるでいい。すごくいい。
やっぱりこれがポスターでよかったんだな。つばめのひなと母鳥を連想するような、
口をあける子供とスプーンでごはんをあげているお母さん。
乗り出すこどもの姿もだけど、お母さんのこしかけのうしろの脚の傾き具合、浮き具合が絶妙でした。
そして、種を撒く人、落穂拾い。
取入れが終わった後のいわゆる余った落穂を拾うおかみさんたちなわけだけど、
ほんとに暖かい目で見ているのが画面から感じられる。
まさしく「まなざし」です。
油彩の横には多くの銅版画作品。これも版画好きにはたまりませんでした。
暖かい視線に触れて、暖かいきもちで美術館を後にすると、
雨がより本格化。行列はさらに長く。

ゆっくり見たいから、やっぱり年間パス買って平日にくるべきか、と
思いながら日記書いてるこじろうさんでした。年間パス、2回見たらもととれちゃうし。


http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/millet.html


印象派のふるさとノルマンディー展損保ジャパン日本興亜美術館
2014年10月01日

無料観覧日に行ってきましたよ。
すごくきれいな風景画をたくさん見て、そして一番最後の方のゴッホのひまわりや
グランマ・モーゼスなど所蔵品コーナーに近いあたりにちょこっとはみ出した感じで飾ってあった、
デュフィーの「赤い彫刻のあるアトリエ」の前のソファーでまったりと。
それまですごくきれいに描いた絵を見てきただけに、デュフィがすごく新鮮。
ほhpに画像ある海の祭りいしても、波ーって感じでぐねぐね絵の具塗って海ーって感じで青く塗って、
ぜんぜんリアルじゃないでしょ。でも、なんかぐっとくるんですよね。
で、青が鮮やかだけに黒がすごく生きてるというか。
いやいや、絵はおもしろいです。

http://www.sjnk-museum.org/program/current/2139.html

新宿西口に出たので交通局でバスカードの残りがちょっとずつあったのを清算してもらったんですが、
場所がわからなくて高層ビル街で迷ったあげくにJTBの前でパンフを直してるお姉さんに聞いたら、
西口広場の交番のとなりですとすごくわかりやすく教えていただきました。
JTBさすがわかりやすい対応ありがとうです。

2014.9

オルセー美術館展

入り口から少々いくとマネの笛を吹く少年がお出迎え。
二重三重の人でしたが、思ったよりもずっと大きな絵で、
ちょっと離れて見る感じでも大丈V。フェルメールの真珠の耳飾の少女がすごく小さかったなぁ。
この少年がポスターのマネ展が府中美術館の観客動員ナンバー1という話を聞きましたが、
その頃は地元でも美術館とか行ってなかったので今回が初見でした。
少年を過ぎると混雑もそれほでなくかなりじっくり見られました。出口前、ふたたびマネ。
今度は円熟期のマネの間です。一本だけのアスパラガスを書いた作品。
以前にアスパラガスの絵のお客に、いっぽんあの絵から落っこちてました、
みたいなコメントつきで描いたという説明があり、思わずにやりです。
イヤホンガイドも担当の東出くんが写っているモネの草上の昼食。
大きな大きな二枚の絵なんだけど、家賃を滞納していたら大家さんが怒って絵を持っていってしまい、
ぼろぼろになって分割するしかなくなった、という説明。
外にほっぽっといたんですね。実際にあの大きさを見たら、わかる気もするが。
でもそういう逸話や分かれていることが、今となってはひとつの物語に思えるのがふしぎです。
ドガのバレエの稽古風景、奥に見張っているのか、恐そうな男の人が座っていて男から顔が見える
(横顔や後ろ向き)踊り子は緊張した感じなんだけど、同じ向き、
(男から顔が見えない)踊り子で大きな口を開けてあくびしている子がいたりして、たいへんおもしろい。
全体の展示の仕方でたとえばセザンヌの静物画のとなりにすごく写実的な画風の静物画があったり、
モネとルノアールの人物画に並んでやはりほんもののような人物画が飾られていたり、
うまい、そっくり、ということではとなりの絵なんですよね。
でも、セザンヌはセザンヌでいい絵だなぁ、と引き付けられる。
絵の不思議といいますか。そして価値観と評価も。
印象派という言葉自体がもともと印象だけで何かいてあるかわからん、みたいな
あんまりいい意味で使われてない評からつけられたことばのようだし。
ちなみに、
サン・ラザール駅は離せばわかる、みたいにだんだん離れてみると形がわかってくるって見方ができる余裕がありました。
少年の前とずいぶんちがうなぁ。

10/20までなので、これから会期末はもっと混雑するかな。
ちょっと早めに行けてよかったです。

国立新美術館オルセー展hp
版画好きから見たフェリックス・ヴァロットン展
2014/08/2011:28

転がっていくボールを無心に追いかけていく少女と迫る影。
ボールもういっこあるけど転がっていくボールはほんとにボールなのか。
はげ親父ふたりの後姿とうすい笑いを浮かべる女性のスリーショットの貞淑なシュザンヌ。
なんでもないような風景が見ているうちに不安感を覚えたり、
宗教的なエピソードを独自の解釈でパロディしたり、
後ろ姿で横たわって首をひねってこちらを見る赤い絨毯に横たわる裸婦の目だけでこちらを見る表情とか。
絵画もとても魅力的だしたが、やはり版画好きには版画作家としてのヴァロットンに
こんな人がいたのかとびっくりでした。
似顔絵風の肖像画とか、大好きな消しゴム版画のナンシー関さんを思わせる。
それはざっくりデフォルメしながらどっかでひとひねりが入ってるところなのかもしれないです。
怠惰という木版画ですが、猫の右手でにゃんにゃんしているところがたまらんらんですわ。
楽器のシリーズ。ヴァイオリン、フルート、チェロ、あんまり細かくは彫っていないんだけど、何の楽器かすぐわかる。
コルネットってタモリさんがよく吹いていた小さいトランペットでしたっけ。
ほとんど黒で顔と手と丸ぐらいしか見えないんだけどほっぺたふくらましてぷーっとやってるとこが想像できちゃう。
あと、日曜美術館でも紹介していたベッドの背板ごしに振り上げたナイフを持った手が見えるヒチコック風の作品。
男の背中をつかむ女の手のたったいっぽんの線で力いっぱいつかんでいる筋肉の動きがわかるんですよね。
白と黒でこれだけ表現できるってすごいな。
所蔵の浮世絵も展示されていて大きな影響を受けていたという説明がありましたが、
画面のとらえかたが一番大きな影響なんだろうな。
風景でもモンブランの版画の文字が万年筆のロゴとそっくりでそちらもなにげに壷でした。
木版画のことばかり描いたけどドライポイントの銅版画も2点。
ニードルでひっかいただけで線書くんだけど、これもよかった。
陰影の出し方うまい。腐食してないのに真っ黒に画面を作ってるあたり、
木版に共通している特徴が出てますなぁ。

ぜんぜん知らなかった版画家としてのヴァロットン。
おもしろかったです。

hp
浜田知明「初年兵哀歌」萩原英雄「三十六富士」  2014年06月20日

先週吉祥寺の高校説明会に行った帰りに寄ったときに見ることができました。
版画好きにはとてもうれしいサプライズ。
油絵では府中市美術館所蔵で好きな絵のチャイルド洋食店
を描いた清水登之(しみずとし)さんの絵があって、思わず名前読めるぞ、とにやり。
企画展の方では鈴木健二氏(面白ゼミナールではないよ)の木版画もぐっときました。
常設の萩原英雄コーナーは今までほとんど抽象画だったのが
かなり富士山や風景画の作品が展示されていました。
浜田さんも萩原さんも日曜美術館でとりあげられていたので、探して下にリンクを貼っておきます。
すぐ近くに、最中のこざさがあります。いつも行列。
メンチカツも行列。
美術館は行列なしです。

吉祥寺美術館 われわれは〈リアル〉である 1920s −1950s 
プロレタリア美術運動からルポルタージュ絵画運動まで:記録された民衆と労働

2014年5月17日(土)−6月29日(日)

会期中の休館日:5月28日(水)、6月25日(水)

l 浜田知明
萩原英雄

平櫛田中彫刻美術館  2014年05月06日

連休最終日、といっても日曜日銅版画に行っただけというのもあれなので、
こぴっと自転車で府中から小平へ。
新小金井街道をどんどん行って、ラーメン屋を何軒も通り過ぎ、
JRをくぐり、西武線をくぐると、
新青梅街道沿いの東京ガスガスミューアムでガスがすがすがす。

企画は銅版画で見る東京なんだけど、浅草、吉原、日本橋、大丸、その他あの橋この橋。
錦絵や石版画の同じ場所の作品と並べた展示がなかなかおもしろかったです。
河鍋キョウサイは複製で残念でしたが、小林清親のンョシンテス橋新の光と影の描写にとても心ひかれました。
ちょっと展示を見ているうちに11時。
ガス燈の点火実演も見られました。

暗くした中ではじめはろうそく一本に火をつけて、
つづいて横浜にはじめて灯されたのと同じ方法で点火。
明るい。でもまだこれでも5wぐらい。
つづいて絹を芯にしてまわりをガラスで囲んだガスマント。
これは現在のランタンのようなもので、くらべるととても明るい。
でも、実は30w相当。いまが以下に明るいかがわかります。無駄に明るい。
明治の錦絵版画コレクションも検索できるので、モニターでいろいろ見ているうちに
かなり時間が。なかなかよかった。しかも無料。
しかし外に出ると霧雨が。
まあ、春雨じゃ濡れていこう、とちょっともどって玉川上水沿いに、平櫛田中彫刻美術館へ。

春の所蔵品展というかたちですが、hpに名前が出ている人はほんの一部で、
小林古径、奥村土牛、鏑木清方、速水御舟、柴田是真と所蔵品のラインナップがすごい。
単にお金で集めたんじゃない、デンチュウさんの人間力みたいなものなのでしょう。
百寿祝いの会に寄せられた宝珠の球子さんは球子っ、て感じで壷でした。
荒川豊三の色紙もなんともいい感じだし、やっぱり下村観山いいですね。
hpに出ている天心先生の句を書いた軸も、もう一枚、丹霞という作品がまたよかった。
全体的に小品でささっと書いたみたいな感じなんだけど、なんとも味のある。
むしろ本画よりも個人的には好きかもしれないです。

平櫛田中が小平に居を構えたのが98歳。
その後も製作をつづけて107歳で亡くなる前に注文して
次回作の構想を練っていた楠の原木がそのまま庭に置かれています。
この前向きさ。若々しい精神。見習いたいです。

小平市平櫛田中彫刻美術館 ガスミュージアムでがす。

山種美術館で醍醐を観る。  2014年04月30日

ストリートビューの小林古径と奥村土牛のときにも見ているし、
というか何度も見ているのですが、日曜美術館の特集に背中を押されて行ってきました。

日曜美術館を見ていて師匠のごとく慕っていた兄弟子、古径が亡くなってから、
それまでの土牛の絵が変わってきたという話があった。
古径の線に対してほとんど輪郭線を使わずに色と面でものの形を表現する。
古径と土牛展のときに小林古径の、ほんとうの線というのは
内がわを感じさせるものでなくてはならない、というような言葉があった。
それに対して土牛は面を使って輪郭線を書かなくても線を表現する。
まったく逆のようだけれど、アプローチの仕方がちがう表裏のような気がする。
真実は常にひとつ。でもたどるみちはいろいろある、みたいな。
いろいろ考えながら観ましたが、絵の前のソファに座ってていたらいつのまにか
なーんにも考えないでまったりしてました。
ソファの端っこがちょうど絵の前になってて、この場所いいですなぁ。
古径にも土牛にも共通するのは、とにかく観る、観察するということ。
観察して観察して、どこを描くか切り取るかを決める
全体を見て切り取っているから描かれていない部分が浮かんでくるような絵になる。
深いですなぁ。


山種美術館手前、ギャラリー青龍堂。
10時前に恵比寿駅に着いて、山種美術館の開館時間に着く計算。
目的は奥村土牛「醍醐」
坂をのぼる。
いつも行列のラーメンも準備の最中のようす。
こんなに早く来たのははじめてだ。
ギャラリー青龍堂のウインドウにさりげなく飾られている花の絵が目に留まる。
画材はクレパス。
クレパスでこんなふうに描けるんだなぁ、としばし立ち止まって見ている。
作者は杉山寧画伯。納得ですよ。
ウインドウ越しに美人画が。
ひきつけれるように中へ。
伊東深水。
中川一政、熊谷守一と好きな先生たちのなんとも味わい深い絵が。
加山又造作品がまたかっこいい。
陶芸の展示はルーシー・リー。
そしてさりげなくかけられた花の鉛筆スケッチ。奥村土牛。
スケッチもいいですねえ。土牛先生。
醍醐を見る前に思わぬ予習ができました。
いままで前を通って眺めるだけだったのですが、こじんまりしたとてもここちよい空間と対応。
入ってみてよかったです。


春の院展受賞作。hpで画像UPされました。  2014年04月08日
日曜日に見に行って、ちょうど福井爽人先生のギャラリートークで解説されていた作品。のかそけし星影(武部雅子さん)
実際見ると画像以上にひき付けられました。
いかにも日本画、という感じではないのに、それが郁夫賞というのが懐の深さを感じます。

福井先生のギャラリートーク、ユーモアたっぷりとても楽しかったです。
大学院で教えていたという村岡貴美男さん(藝大の先生)も来場していて、
若手ですが独特の世界観があってひきつけられました。これからもっと注目される人ではないでしょうか。

田渕俊夫、手塚雄二、後藤純男、松尾敏男と同人の先生方の絵ももちろんですが、
今まで知らなかった方の絵で印象に残るものが多く、会期ぎりぎりでしたが
きてよかったです。


歌麿とその時代展 雨の八王子夢美術館  2014年03月29日

八王子は雨が多い。冷たい雨、雨のステーション、ユーミンの歌でも初期のものほど雨の歌が多いでしょ。
そのユーミンの実家、荒井呉服店のとなりの八王子夢美術館で浮世絵を。
降るところもあるので折り畳み傘があると便利ですぐらいの予報だったので、
鞄にちいさいやつを入れて行ったら、駅からぱらぱらと。
さすが天気予報。
特別展示の歌麿の肉筆画の、着物の柄。幾何学模様とやわらかな線の対比。
直線とカーブ。黒の着ものと襦袢の赤。知らず知らずひきつけられます。
美人画もですが、役者絵も充実してました。写楽もいいけど、豊国がいい。
あまりにも似すぎていて役者からクレームがきたという写楽に対して、
似ていて、美しくという方向性の豊国。
ロートレックだったかがわたしはこんなじゃない、と受け取りを断られたとかいう話を思い出します。
これ、永遠のテーマですね。
市川団十郎、松本幸四郎、片岡仁左衛門、坂東八十助、おなじみの名前が並びます。
江戸時代なんですけどね。やはりどこか似ているような。
今につづく流れを感じますね。うわっ、中村時蔵が獅童さんそっくりです。
今回の展示はこの間日本橋三越の北斎展にコレクションを出されていた中右先生の監修。
三越でもギャラリートークで楽しいお話をうかがえたので、
たのしみにしていたのですが予定されていた初日が大雪で
前日に八王子のアーケードが雪でつぶれたというニュースが流れたほど。
それを見て流石に断念したのですが、受付で聞いたら先生も
もう神戸から来られていてあの雪の中を聴きに見えられた方も数名いたので
ギャラリートーク決行したということでした。いやいや、頭が下がります。
じっくり見て、外に出ると音を立てて雨が。
ユーミン予報は天気予報以上でした。

そして冷たい雨に打たれて街を彷徨ったのー♪

hp

江戸絵画の19世紀初日  2014年03月21日

ゆっくり散歩がてら墓参り。さすがに今日は人多かったです。
それからまたゆっくり歩いて学習センターで人物スケッチの展示が終わってたのでパネルを回収。
それから府中市美術館の開館三番乗りぐらいで、
江戸絵画の19世紀初日へと。

鈴木其一、北斎、国芳なども並ぶが、自分的には
小林清親「天王州下衣川」広重「亀戸梅屋敷」もいいですよー。 国芳の讃岐院眷属をして為朝を救う、の大きな鰐ざめのやつがパンフの表紙になってて、
あれが一番インパクトあったと思うんだけど後期展示なんですね。
全体的にほとんどが展示換えになるようです。
年間パス、後期まで見られるので、またゆっくりきたいと思います。
そして、またゆっくり歩いて府中市を東から西へ、仕事場へ。
新学期の用意など、いろいろやりつつ版画の下絵描いたり。
ほとんどお金も使わずですがけっこう自分なりには楽しめてる休日になりました。

hp


秘めたる情熱の写実画家。森本草介展  2014年02月13日

祝日の火曜日に日本橋三越へ。
実物をキャンバスに写し取ると書くと写実となるが、
でも、写真じゃない。写真には写らない、美しさがあるからー。
いやいや冗談じゃなく写真以上の美しさの表現ができるところがすごいです。
きれいだね、うまいね、写真みたい、だったら写真でいいんじゃないの?うまいっていうか、うますぎるよ、とか?
いやいやそうじゃない。つきつめて描いていくうちに
それ以外の部分が浮かび上がってくるような感じがするのです。
実物を写すのではなく、実を写す。
背景は茶系の単色のものが多かったですが
これがまたよくてバックまで細かく書き込んでないことで、
精緻に書き込まれた対象が浮かび上がってきます。
また、モデルさんがいい感じの女性で、
そういうモデルさんとの出合いっていうのも大事なんだな、と思いました。
女性、風景、静物の他、牡丹の絵が一点あって、花もいいんですよね、これが。

そしてとなりの本館のチョコレート特集を試食しながら美術コーナーへ。
三越劇場へ向かう壁に、やはり写実の野田弘志さんのコーナーができてました。
こちらはリンゴがおいしそうでした。
行かれた方はぜひそちらも。
17日(月)まで。

hp

「北斎展」  2014年01月29日

新宿まで出る用事があったので早出してメトロで日本橋三越まで足を延ばしました。
「北斎展」
初日ですがすごい混雑。
となりでコート、ジュエリーなどの壱万円即売会みたいなのをやっていたので
その影響もありそうです。(友の会は無料で見られる)
初日ということでコレクションを出されている浮世絵学会の中右先生の解説を聞きながら
30分ほど絵を見ながらまわるギャラリートークも
プロレス会場の客席の間を悪役レスラーが通って行くぐらいの混雑ぶりでした。(わかるかなぁ)
「赤富士」ともよばれる凱風快晴の同じ版木を使った青版。
夏の富士山なのに、湖に映った姿は雪を冠していて峰が反転して映っているとか。
何度も名前を変えた北斎ですが、
最初の師匠が亡くなったあとに、兄弟子から師匠の草履で春郎(北斎)がなぐられた、とか。
司馬江漢に私淑していた北斎が洋画風に陰影をつける研究をしたり、
銅版画風の作品を木版で作ろうとしていた作品があったり。
百物語はこわすぎて5話で終わってしまったということですが、
その5話が全部並んでいるところ。かなり先生の推し感伝わってきました。
2月3日までと会期が短い。その後はホキ美術館蔵森本草介展。
リトグラフの見本が飾ってあったけど、ちらしで見るのとぜんぜん違う。かなり大きいしいい感じですねー。いーなー、あれ。

プラハの春 ジョセフ・クーデルカ展  2014年01月22日

会期終了日に近代美術館へ。 

何といっても西側に匿名で配信された侵攻のシリーズが圧巻。
戦車に向かって本を振り上げる人、民衆。
腕時計を前にかざしてとるスタイルは他のシリーズでも見られました。
ジプシーを追ったシリーズもよかった。バイオリンやラッパの楽団。音が聞こえてくるようです。

チケット売り場から交通整理が出るほどの行列。
中も混んでました。
沢木耕太郎氏の講演もあったようだ。
聞きたかったなー。

hp

摺り実演。大田区郷土博物館川瀬巴水展 2014年01月12日

中期は見てるのですが、検索したら摺りの実演が本日10時から17時までやっているということで、
とるものもとりあえず行ってきましたよ。
16時着。受付で聞くと仕上げに入ってますよ、とのこと。
朝から全工程をやってたのですね。
はじめから見てられた方もいらっしゃったようです。スゴイ。
新参者のために使っている道具、紙、ボカシなどについても丁寧に説明しながら摺ってくださり、
たいへんありがたかったです。
質問も気軽にできる空気。

版画をかなり勉強しているっぽい方がかなりつっこんだ質問
ー今刷るかと思った版を置き直して他の版を摺りましたがどういう意味が?
摺り師の方ー特に意味はないです。笑
解説鑑定団にも御出演の渡辺版元ーこれを摺ると終わってしまうので。笑

雨も全部彫っているんですか、みたいな質問に
版に彫られている場合とそうでない場合もある、やってみましょう、と白い紙に実演。
白抜きされた月のバックに一枚はまっすぐな細い雨、と、もう一枚はもくもくとした雲。
しかし、完成図は晴れた夜空なんですよね。だいたい、月が出ていて雨ってないわけだし。
全部絵の具ののせかた、ブラシ、ばれんの動きとかで雨やもくもくを出していたんですな。いやあ、おもしろい。
年賀状などにいっぱいに刷ろうとするとずれてしまうので、
すこしでも余白を作るとそこに見当が作れるなど、実践的なワンポイントも。
あっという間に閉館時間で、急いでひとまわりして作品をみてきました。
前回じっくり見たのでまあよしとする。
後期もぜひ期待です。おっと、来たいです。
hp

ジュサブロー人形展  2014年01月01日

池袋で途中下車して元日からやっている池袋西武、辻村ジュサブロー展。
新八犬伝で実際に使われた人形、セットが展示されてました。
特に天井のコーナーの悪女たまずさの怨霊とサモシイ浪人あぼしさもじろう。
長ヨウシをくわえてたの、普通のツマヨウジ。昔から悪い方が好きだったみたいです。
会場のモニターで流れていた映像。
伏姫の死、飛び散る八つのボールの下りから、16年後犬塚志乃と犬飼現八の城の屋根での戦い。
そしてはじめて仲間であるこてがわかる。
夕焼けの空をきみは見ていた。ちいさな瞼に涙をためて。
ひとりぼっちじゃないんだまだ知らないだけなんだー♪歌までがっつり見てしまいました。
マスオさんが声していたんですね。
立見でも途中で立ち去ることのできないおもしろさ。こどもの頃に夢中でみたのもさもありなん。
つづきが見たかったけど、本日は、これまで。

1月5日まで。

hp



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