八百屋さんで連立方程式を考える
3a+2b=21…@
a+2b=11…A
例えば上のような連立方程式は、
まず式@から式Aを引いて、
3a+2b=21…@
−) a+2b=11…A
2a =10 両辺を2でわって
a =5
これを式Aに代入して
5+2b=11
2b=11−5
2b=6
b=3
答え a=5、b=3
というようにして解いていくわけだが、これをa(りんご)b(バナナ)と
置き換えて考えてみると次のようになる。
上のパックがリンゴ3こバナナ2本で21円。(や、安い)
下のパックがリンゴ1こバナナ2本で11円。(これまた安い)
ではなぜ値段が違うかというと、上の方がリンゴが2こ多いからで
りんご2こで10円だからりんごは1こ5円、バナナは3円ということになる。(安いなあ)
3a+2b=21…@
2a+ b=13…A
のような場合だと下のAの式を2倍して
3a+2b=21
−)4a+2b=26 上の式から下の式を引くと
− a =−5
a = 5
これをAに代入して
2×5+b=13
10+b=13
b=13−10
b=3
答え a=5、b=3
というようにして解くわけでこれもリンゴバナナに置き換えてしまうと、
となってこれだと値段の比較はできないのだが、そこで
下のパックをもうひとつ買ってリンゴ4つ、バナナ2本で26円にしてみると
リンゴ1この違いで5円と答えが出るというわけである。
もちろん連立方程式では両方の式を何倍かしたり小数や分数の答えが出たりともっと複雑なパターンも出てくるのだが、要は片方の文字の係数をそろえて消すということでそれさえしっかり理解していれば後は計算のやり方を覚えてプラスマイナスさえまちがえなければOKである。
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